宇佐美まことのレビュー一覧

  • 謎は花に埋もれて

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    50歳を過ぎて結婚した警察官と花屋のご夫婦の周りで起こる、偶然と必然が重なり合った事件が6篇。
    短編なので、読みやすかった。

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    2026年03月22日
  • 月白

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    ネタバレ

    (良)【戦後、戦争孤児、女性の連続殺人鬼】時代が残酷すぎる。戦後、生きるのもままならない残酷な日常で溢れた。戦後の女連続殺人鬼北川フサについて主人公のライターが記事を書くために取材を進めていき、フサに一時期連れられていた戦争孤児の少年大垣靖男にたどり着く。ヤスが憎きアゴセンに再会したところで予感がはたらきドクンと心臓がなりました。戦後の東京の様子について少し知ることができた。女性(少女)が体を売る、空腹に耐えかねて窃盗する、過去の話のようで、今も世界は変わっていないのではないか。

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    2026年03月13日
  • 月白

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    作者は実家に戦争を経験したんだろうか。臨場感あふれる描写で読んでいるのが辛かった。でも知っておかないといけないことだと思う。戦後を生き抜くために彼女にとって『憎しみ』は必要不可欠な感情だったんだろう。

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    2026年02月18日
  • 羊は安らかに草を食み

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    ネタバレ

    満州の戦争体験を追想しながら結局は人殺しをする覚悟を決めた老婆×2が死ぬんだから何したっていいじゃないって開き直る話。帯と表紙に惹かれて当時(令和3年くらい)に購入したらしいけど読破するまでにだいぶ時間がかかってしまった。頑張って読んだけど、どうして私はこれを読もうと思ったのか、自分の老後が不安だからか、帯の文言に惹かれたからか、いまの私には想像がつかない。思い出せもしない。”認知症”というワードにひかれたのか。もうそれを患っていた人はいなくなってしまった。

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    2026年02月13日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    児童向けだか澤村伊智が読みたくて。
    どのお話もおもしろかったけど、「えんまさん」と「靴と自転車」が特に好きだった。

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    2026年02月13日
  • 13月のカレンダー

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    評価が高い本でしたので読んでみたのですが、なんだかモヤッとする話でした。終わり方もここで終わるの?という感じで、、、
    読み込みが足りないのかな。

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    2026年01月24日
  • 13月のカレンダー

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    2026/01/11日曜

    13月のカレンダー
    宇佐美まことさん

    広島の原爆のお話

    孫が、13月のカレンダーを見て、
    ルーツを探る

    今度、初めて広島に行く。
    その前に読めて良かったと思う。

    何気ない日常の積み重ねが平和なのだ。

    八月六日、
    コップ一杯の水を窓辺にお供えしたいです。

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    2026年01月11日
  • 13月のカレンダー

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    自分の過去をしらべて自分と向き合ってゆくストーリー
    13月のカレンダーという謎を追ってゆくが、なぜ13月のカレンダーを送られた人がそれほど喜んだのかはこちらに分かりづらかった。
    それが主題ではないのはわかるけど、調べてゆくきっかけなのだからもう少し読み手がなるほど!と思うストーリーが欲しかった。

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    2026年01月11日
  • 月の光の届く距離

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    ネタバレ

    未成年の予期せぬ妊娠、狼狽えて逃げる彼氏、怒る両親。夢であれと願うほど思い詰められた主人公がゲストハウスを営なむ人たちと出会い、手を差しのべられたことによって、自分がどうしたいかだけでなく、赤ちゃんのことまで考えられるほと成長していく姿に感動。
    ただ出てくる登場人物みんな重い過去を持ちすぎて、読むのがつらい場面もあった。

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    2025年12月17日
  • 13月のカレンダー

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    研究で魔が差してやってしまった不正行為で失意の日々を過ごす青年が、懐かしい祖父母方を訪問し、亡き祖母の歩んだ人生を辿るうちに、考え方に変化が。
    13月のカレンダーが起こした奇跡、家族愛、戦争の悲惨さ、友情と様々な要素があった。
    もちろん感動的な場面も一杯あったものの、ここがポイントなのかと思うところがいくつもあり、主題がどこなのか分かりにくかった。
    主題に沿って、もっと先まで続く物語をじっくり読みたかったと感じた。

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    2025年12月13日
  • るんびにの子供

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    宇佐美まことさんのデビュー作で、7つの短編集。
    怪談文学賞大賞を受賞した作品なのだそう。
    この賞の選考委員の岩井志麻子さんが解説を書かれていて、その中の一言に唸ってしまった。
    「黙り者の屁は臭い」
    初めて聞いたことわざだったけど、これがとにかく的を射ている。
    それぞれの物語の主人公は、どこにでもいそうな普通の人。物静かでホラーとは縁のなさそうな人が、実は…という方が確かに恐怖心が増すなと。
    背筋がヒューっと寒くなって、思わず後ろを振り返ってしまうような怖さがあった。

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    2025年12月05日
  • 13月のカレンダー

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     今さらながら差別について考えさせられました。差別とは、絶対あってはならないもの。そんなことは誰もが自分の中の常識にきっとあると思う。でも、最近だったらコロナの時どうでしたか?今ではコロナに罹った人を偏見の目で見ることはないと思いますが、令和2年の頃だったらどうだろう?令和元年だったら?きっと自分が罹ったとしたら人に言えなかったんじゃないでしょうか?
     それが原爆だとしたら。

     この物語は原爆の被爆者がいつまでも抱えている問題を浮き彫りにしています。そもそも差別って、差別される側は何も悪くないことがほとんどだと思います。例えば肌の色であったり、貧困であったり、差別されるべきではないのに差別さ

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    2025年12月05日
  • 羊は安らかに草を食み

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    ネタバレ

    戦争体験の生々しい描写が素晴らしかった。

    ラストのなぎさを守るために殺人まで犯そうとする描写が何となく微妙

    ネタバレ
    月影なぎさは「益恵」の子供。

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    2025年12月02日
  • 愚者の毒

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    古い時代設定と地方の方言など、読みにくさは否めない。1章から3章まで時代や場面が切り替わり、少しずつ繋がっていく感じが読み取れる。暗いテーマであり酷なシーンも多い。丁寧な描写で意外な展開もあるが、少々長いなと思った。

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    2025年11月14日
  • 13月のカレンダー

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    「原子爆弾が投下されて、十四万人もの命が失われた」という数字では到底表せない、一人一人の物語に想いを馳せる。
    それぞれに名前があり、それぞれが悲惨な最期を迎えた事実に胸が締め付けられる。
    私の祖母も被爆2日目に広島市内に姉妹を探しに行った“入市被爆者“だったけど、生きている間に原爆の話を聞くことはついぞなかった。

    被爆者への差別や無理解は凄まじく、人間の弱さ、醜さを思い知る術となる。

    テーマは重く、原爆の悲惨さを知ることのなかった人が読む分には良作なんだろうけど、13月にまつわるファンタジー要素や最後の奇跡的な部分が私にはちょっとはまらなかったのが残念。

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    2025年11月01日
  • 羊は安らかに草を食み

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    認知症を患った友と一緒に
    彼女がこれまで暮らした土地を訪れ、
    過去を紐解く老女三人の旅。

    自分自身も老いを意識し始めているため
    この先どう生きて行くか、ということを最近よく考える。
    この本を読んで
    何か明確な答えが出たわけじゃないけど、
    読んで良かったなと思える作品だった。

    そして
    戦争を扱った作品は出来るだけ避けてきたけれど…
    読むのがつらくてもやっぱり
    ここで語られたような悲惨な体験を知っておかねばと思った。
    知ることで一層、戦争がどれほど無意味で
    実質的な痛みと共に、心にも深い傷を負わせる行為であるかを改めて強く思った。

    ところでこの本を読むまで
    作者の宇佐美まことさんを男性だと思

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    2025年10月23日
  • 骨を弔う

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    ネタバレ

    個人的な感想。登場人物の好きな作家として頻繁に宇佐美まことの名前が出てくるのが我慢できなかった。出てくる度に物語に没入してた脳が現実に引き戻される。さらに終盤のオチは読んでられない。

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    2025年10月16日
  • ボニン浄土

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    1840年、五百石の弁才船が難破し、なんとかボニン島(小笠原諸島)に流れついた。そこで水主達が出会ったのは、アメリカ捕鯨船団の補給基地となった島で暮らす西洋人や彼らと共に移ってきた南海諸島の人達だった。そんな小笠原諸島の歴史を背景にしたミステリーです。
    厳格な音楽家一家に生まれ、チェロの才能を持った少年は、有る事件をきっかけにチェロの音が聞こえなくなる。一家からはみ出し者扱いの父親(娘婿・フリーカメラマン)は彼を連れて小笠原諸島に向かう。同じ船便には、祖父が残したオガサワラグワの木製品を手に、自らのルーツを探す中年男が乗っていた。
    色々、我が家に関係がある話です。
    わが家は江戸から大正時代にか

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    2025年10月13日
  • 謎は花に埋もれて

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    小さな花屋“フラワーショップ橘”を中心に花をテーマにゆる〜く繋がる6篇の連作ミステリ。

    水溜まりの上に倒れた遺体のそばにあった萎れたガーベラ「ガーベラの死」
    切り落とされた満開の花穂と上がり框の方を向いた靴「馬酔木の家」
    ある一点に収斂していく運命の行先「クレイジーキルト」
    遺体についた花粉と蜜蜂の働き「ミカン山の冒険」
    尻尾の曲がった猫と火事「弦楽死重奏」
    “家族写真”の真実と写真が繋いだ縁「家族写真」


    事件の謎解き的な作品が四つと、ちょっといい話的な作品が二つ。ミステリとしては短いながら上手くまとまっていて、ガーベラ、馬酔木、ミカンと謎解きの鍵として花が効果的に使われている。花屋の女

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    2025年09月23日
  • 角の生えた帽子

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    【2025年115冊目】
    女を犯して殺す――夢を見るのだ。夢だとわかっているのに、なぜか強い現実感を伴う。だが、夢で見たのと同様の事件が起こっていることがわかり、僕は困惑する。テレビに映っている犯人と思われる男の似顔絵は僕と瓜二つの顔をしていて――表題作を含む12編の短編集。

    短編集より長編の方が好きだったのですが、最近は短い時間で集中して読むことのできるので、短編集も好きになってきました。デビュー作である「るんびにの子供」も楽しんで読んだ記憶がありますが、今作も楽しんで読めました。なにせ、表題作からして、かなりセンセーショナルなあらすじだったので思わず手にしてしまいました。

    「赤い薊」「

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    2025年09月19日