宇佐美まことのレビュー一覧

  • 超怖い物件

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    なんか怖いものが読みたいと漠然と思ってたまたま目についたこれを購入。
    最初はなんだ思ったほど怖くないじゃんとか思って読んでたけど、ろろるいの家が怖すぎて、移動中の真っ昼間の電車の中で読んでて良かったと思ったしなんならその夜悪夢を見た。
    ホラー舐めてかかってた。本当に怖い。

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    2026年08月21日
  • 月白

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    戦後の動乱期を舞台に、女性を物扱いする社会に対して憎しみを募らせ、複数の男性を殺害した女。同時期に戦争孤児として同じく社会の不条理に苛まれていた男子は、「憎しみ」という概念とそれが持つエネルギーをその女の中に見出し、殺人犯に対してタブーではあるが惹かれるものを感じるようになる。

    この2人のルポについて、当時のある記者は殺害の背景についての心理を憎しみという観点から浮かび上がらせようとした。しかし、それは殺人擁護ともとれてしまうことから、記事にはならなかった。
    翻って現代にまた別の記者が、当時の記者が残したメモを基に、当時の社会背景も加味しながら、なぜ女が殺人に手を染めたのか、明らかにしようと

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    2026年08月19日
  • 13月のカレンダー

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    『ここは地獄だ。昨日の朝まで人間らしい営みがあった街が、今では地獄に変わった。
    戦争だから?これは予測された光景なのだろうか。』


    1945年(昭和20年)8月6日の午前8時15分

    青く晴れわたる空。

    広島に原子爆弾が落とされる。

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    現代-
    大学で失態を犯し 逃げるように辞めた侑平。研究の道を諦め、その後 就いた仕事も辞めてしまう。 将来を見失い 悶々とした日々を過ごしていた。

    ある日、ずっと疎遠となっていた父親から
    「空き家になった祖父母の家を侑平に譲る」と突然の電話が…。

    真意の分からない自分勝手な提案に、イラつきながらも、松山にある空き家の様子を見に行

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    2026年08月18日
  • 月白

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    戦後80年という節目に刊行された作品。

    妻を事故で亡くし、息子と二人で暮らし始めたライターのもとへ、戦後、男性ばかり五人を殺害した死刑囚・北川フサを検証するルポの依頼が舞い込む。

    物語にはいくつもの謎が散りばめられ、読者を惹きつけていきます。しかし、この作品の核となるのは、北川フサは本当に冷酷な殺人鬼だったのかという問いでしょう。『月白』というタイトルが象徴するように、一度貼られた「凶悪犯」という色を、もう一度見つめ直そうとする物語なのだと感じました。

    私が子どもの頃は、推薦図書にも戦争を扱った作品が多く、漫画やテレビドラマでも戦中・戦後は身近な題材でした。しかし戦後80年を迎えた今、そ

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    2026年08月16日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    めっちゃお風呂に入りたい。湯船にゆったり浸かりたい。いつもはタイパ重視でシャワーなんだけど、現在夜中の2時なんだけど、でもでも今からお風呂洗ってお湯をはります!2年ぶりのお風呂かも(笑)

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    2026年08月13日
  • 白と黒のソナタ

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    物語としてはモヤモヤが残る部分は多いけれど、華族の男性、お家の繁栄の事しか頭に無い父親の傲慢さと醜悪さの描写には生々しくて衝撃を喰らった。

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    2026年08月12日
  • 月白

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    妻を亡くし、小学生の息子夏樹を一人で育てることになった誠は
    新聞社を辞め、フリーライターになった。
    その初めての大きな仕事として、戦後の女性殺人者 北川フサのルポの依頼を受ける。

    戦後の混乱期に5人の男性を殺して死刑となった女性、北川フサ。
    時代背景や言論統制などがあり、当時のメディアではフサいう女性は同情の余地もないような鬼畜扱いに終始しており、何がフサを殺人に駆り立てたのかにはフォーカスしていない。
    誠はもっと彼女自身を知るべく奔走し、やがて彼女と行動を共にしていた少年がいたことを知る。

    物語は現代と戦後の混乱期を行き来します。
    戦争で行き場を失った人々は上野駅の地下道で身を寄せ合って

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    2026年08月11日
  • 夜の声を聴く

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    ネタバレ

    たまたまちょっと前に『死に山』を読んでいたので、おぉお、となるところがあった。
    タイトルの「夜の声」をいろんな意味にとれるところがいい。大吾にはしあわせになってもらいたい。

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    2026年08月09日
  • 13月のカレンダー

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    研究者としての生活を手放し仕事からも離れた侑平は、亡くなった父方の祖父母の家を訪れることに。
    生前の祖父母のことを知り始めると、戦争と広島の原爆のことが浮かび上がってきた。
    自分のルーツと向き合ったことで立ち止まっていた足も動き始める。

    読んだのは8月。間もなく終戦の日。
    親が戦争体験者なのは私の世代くらいで最後なのかな。
    大陸からの引き揚げ時、もう一隻の方に乗っていたら私もこの世に生まれなかったようだ。

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    2026年08月09日
  • 月白

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    装丁に惹かれて、あらすじも知らないままページを開いたら、予想をはるかに超える衝撃の作品だった。
    戦後の連続殺人犯の女性と、彼女が連れていた浮浪児。その二人の壮絶な人生と、現代になってその事件がなぜ起きたのかを静かに紐解いていくヒューマンミステリー。

    戦後の過酷な時代を生きた二人は、憎しみを糧にしながら繋がっていた。その苦しみは言葉にするにはあまりに重くて、私自身も適切に表すことができない。
    ノンフィクションかと思うほど丁寧に作り込まれていて、読み終わったあともしばらく心が重く沈んだままになるほど余韻が強かった。
    もう一度読む自信はないです、、、でも重くて苦しいのに、ページをめくる手がどうして

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    2026年07月30日
  • 月白

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    戦後混乱期に5人の男を惨殺し、死刑となった北川フサ。
    そのフサのルポを書くため取材をするうちに、どんどんフサという人物に強い関心を持った海老原誠。
    海老原は、過去にフサと行動をともにし、今は仕事を引退し、余生を過ごす老人大垣靖男に話を聞こうとするが、大垣は口が重い。
    海老原と大垣の両面から話が展開される。
    容赦なく戦後の悲惨な状況が描かれている。
    海老原が亡き妻や、一緒に暮らす息子のことで、ウジウジ悩む姿にはイライラさせられたし、大垣の偏屈じじいの態度にもイライラさせられ、人物像に魅力がないのかと思いながらの読書だったが、これがラストへの伏線だったとは。
    簡単に語れないくらい重くて考えさせられ

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    2026年07月29日
  • 月白

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    重い題材でした
    最近は軽く読める本を好んで選んでいましたが、今回は読みながら深く感じさせられる感覚。読書の楽しさもずっしりと感じ取れた作品でした

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    2026年07月25日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    服部まゆみ「雛」目当てで読み始めたけど全部じっとりとした怖さのある良いホラーだった。
    「骨」はちゃんと死に行くための儀式的なものなのかな。
    「正月女」田舎の嫌な男女関係が見えて気持ち悪い。ホラー展開でよかった。
    「或はぐれ者の死」他人は薄情。ここまでならなきゃ見つけてもらえない者がいるのか。
    「雛」執着と人形のじっとりとした話。期待したよりも不気味で嬉しかった。

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    2026年07月22日
  • 白と黒のソナタ

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    話が現代から急に大正まで遡ったりしましたが、
    親に逆らわず、家柄で決めた相手と結婚して跡取りを産む生活は本当に苦しくて、読んでいて辛くなりました。
    それぞれの時代の苦難にピアノは寄り添い、紆余曲折を経て今の伸多にたどり着いたニーマイヤーと『リヒト』の楽譜。
    考え深い物語でした。

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    2026年07月17日
  • 白と黒のソナタ

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    一台の奇跡的なピアノを巡って、大正時代から現代へ。奇跡のピアノ「ニーマイヤー」を作った職人、作らせた中英大使の伯爵。作ってもらったピアニスト。
    現代に生きる若手ピアニストの友澤伸多は絶望と希望の中で「ニーマイヤー」に巡り会う。
    一時は「呪われたピアノ」と評されたそのピアノはただ美しい音色を奏でたかっただけであったろう。
    美しい伯爵令嬢はただその音色を聴きたかっただけであったろう。
    その願いが現代になってやっと叶えられたラストでした。

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    2026年07月16日
  • 白と黒のソナタ

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    ★★★★⒋5

    呪われたピアノと呼ばれた、一台のグランド
    ピアノ(ニーマイヤー)が、100年という
    時を超えて記憶を運ぶ壮大な物語。
    なぜピアノ(ニーマイヤー)は呪われた
    ピアノと呼ばれるようになったのか。

    大正から昭和、現代と、時代や場所を超えて
    ピアニストや調律師、ピアノ(ニーマイヤー)を
    愛した人達の記憶が、ピアノに刻まれ受け継がれ
    ていく。
    平松伯爵の娘、随子と、彼女のピアノ教師である
    アッカーとの秘めた恋。長女というだけで全ての
    夢を諦め、婿を取り実家を継いだ、四国の裕福な
    林業家の娘、須美。二人の女性の残酷な運命が、
    読んでいて本当に辛かった。

    現代編の、ジストニアという病気の

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    2026年07月15日
  • 誰かがジョーカーをひく

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    まず、本書の登録者数が少なくてびっくり!
    凄く面白いのに勿体ないよ。

    モラハラ夫から家出した45歳主婦が、キャバ嬢と3000万円の身代金を巡る争いに巻き込まれる逃走劇。

    最初はちょーイライラさせられた!主人公・沙代子が人の顔色ばかり窺うオドオドした態度で、焦れったくてたまらない。
    その自己主張の無さが事件を招いたのだと……。

    だけど彼女たちの地獄の逃走劇が、どこへ着地するのか全く予想がつかず、気になってしょうがない。
    物語は二転三転、三つ巴四つ巴の騙し合い、ラストは怒涛のサプライズの連続!あの人の豹変、真相を解く武器、黒幕の正体に、まんまとハメられた。

    結局ジョーカーって何だったのだろ

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    2026年07月09日
  • 白と黒のソナタ

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    面白かった。
    ニーマイヤーと刻印されたピアノと、そのピアノに関わった人達の壮大な物語。大正から現代にまで及ぶ時間を行き来するので、混乱することが多々あった。この筋なら更に面白く、読みやすくなったのでは、、と少し残念。

    ピアニストのアッカーと伯爵の娘、随子の時代が一番心躍った。

    位の高い人、お金持ちにこのピアノは受け継がれて行ったので、時代によって上流階級がどのような生活をしていたのかも、興味深く読んだ。正直、アホらしい世界やなぁーと思うこともあったけれど、こういう人達のおかげで芸術家が活動できてきたのだろう。

    「谷底の牢獄」の章で出てきた、長女の須美の、不満があろうと口に出さず、何を考え

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    2026年07月09日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    温泉すきすき人間として表紙買い
    挿絵がかわいくてすき

    ひさしぶりに湯船に浸かりたいな〜
    温泉にも行きたいな〜
    あ〜いじわるな本〜

    ↓すき↓
    「モモと夏の香り」
    「回復の泉」
    「無力」
    「バスボムがなくても」

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    2026年07月08日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    ネタバレ

    子供向けだけど大人でも十分楽しめる。
    字が大きいのも、老眼の身にはありがたい。
    自分も子供の頃は、こういった日常にヌルッと入ってくるようなのが怖かったよなぁ〜と思い出した。
    家族や友達が、あるとき別の何かに変わっていたら……とか。
    あまり怖がらせは行けないという配慮なのか、最後の2作品は怖くなく、むしろホロリとさせられる良いお話でした。

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    2026年07月08日