宇佐美まことのレビュー一覧
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まことさん、ひま師匠のレビューで、絶対これは読むぞぉと思っていたところに、かなさん、ミユキさんのレビューで、高いけど買っちゃいました(^◇^;)
良質のレビューが重なるとやっぱり買いたくなります。゚(゚´ω`゚)゚。
この作品も、素晴らしい作品でした!
買って良かった(*ˊᗜˋ*)♡
来年の夏の読書感想文の課題図書にしても良いのではないでしょうか!?
主人公の 侑平 29歳は、過去に大きな迷いを抱え、勤めていたバイオ企業を退職していた。
両親は離婚していたのだが、疎遠になっていた父親から、父方の祖父母が亡くなった家を相続する話を持ちかけられ、 愛媛県松山市にある祖父母の家を訪ねる。
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★5 敗戦直後の浮浪児、家族の事故で苦しむ現代人… 人間の生き様を力強い筆致で描くミステリ #月白
■あらすじ
妻を亡くし、息子とふたりで暮らしているフリーライターの海老原、彼はかつての知り合いから戦争直後の女性殺人鬼についてルポルタージュ記事を書いてほしいと依頼を受ける。彼女は五人を殺害して死刑になっているらしい。
取材を進めていくうち、事件の背景や彼女の関係者に関係者が浮き彫りになっていく。そして彼女のことを知っているらしき老人に出会うのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 力作、そして完成度高すぎ。そのまま映像化を希望します!
いつもエモさ抜群の作品を提供してくれる宇佐美ま -
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とても面白かったです。
1番の感想は人は環境も大事だけれども、自分がどうしたいのかで行動出来るか出来ないかで未来は変えられるって事です。
主人公は4人?になるのかな。
皆、自分が悪いわけではないのにどうにも出来ない状況に苦しみますがその先は自分で決めた道を進んでいる。
繰り返し傷つけられてもまたそこからその先をどうするのか考えて自分の決めた道を進んでいく。
こういうお話を読むと同じ状況でもその状況を不満に思い立ち止まっている人もいて、結局は自分次第なのかなと。
内容は重たいですが、明日を、この先を決めるのは自分と思える気持ちが明るくなる作品でした。 -
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修学旅行で広島に行き、リニューアル前の原爆資料館を訪れて、しばらく怖くて寝付けない夜が続いたことを思い出した。
戦争や原爆についてはなんとなく知っていたけど、それが現実に自分の国で起こったことなんだと実感してのは、多分あれが初めてのことだったはず。
語り部の方のお話を今でもしっかりと覚えている。
主人公の侑平は祖父の家じまいを託されたことをきっかけに、祖母が広島出身であることを知る。自分のルーツを遡っていく中で、リアルな戦争体験を知ることに。
これからどんどん難しくなっていくだろうけど、体験談を聞くことは大切なことだとつくづく思う。
日本被団協団体理事の松浦さんの言葉「被爆者の語り部活動に匹 -
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宇佐美まことさんは、本当に素晴らしいストーリーテラーだな、とつくづく思います。映画を一本観終わったようなそんな感覚にさせてくれます。
両親の離婚後、会わなくなった祖父母。仕事がうまくいかず退職したばかりの29歳の侑平は、今は亡き祖父母の家を処分する前に見ておこうと松山へ赴く。
その家で見たのは、祖父が祖母を看病していた時の日記と13月まであるカレンダー。自分のルーツを探っていくうちに、広島の原爆投下の日に導かれていく侑平。
8月6日にどんなことがあったのか、目を背けたくなるような描写が続きます。そして、それから何年も経っても被爆者は差別の目で見られていたこと。同じ日本人でありながら。家族であっ -
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ネタバレまぁさんと佳代ちゃんの壮絶な引き揚げ体験は、読んでいて胸が苦しくなった。自分の身内から聞いていた体験と重なり、それは引き揚げというより命がけの脱出であり、奇跡的な生還だったと思う。
年老いて認知症を患っているまぁさんが、心のつかえを取り除いてあげたいという夫の願いにより友人ふたりと過去をたどる旅に出る。大津、松山、佐世保から國先島へ…
まぁさんもアイちゃんも富士子さんもそれぞれ人生の終わりに安寧の境地にたどり着いたのかな。
結果オーライとはなったけど島谷には改心させてほしかったような気もする。
「別れる辛さを思うより、この世で出会えたことを喜びましょう」 -
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祖父が、祖母の寿命を少しでも伸ばしてあげたいという思いから作ってもらった、13月のカレンダー。それを見つけた孫の侑平は、長年不義理をしていた祖父母の過去を知ろうとします。事情を抱えた彼が、祖父母への思いと過去の自分に突き動かされて、行動します。
病床の祖母が会えて嬉しかったという二人の人物も体験した、8月6日。広島の原爆の瞬間とその後の有り様が詳しく書かれていました。その惨状は想像を絶するものでした。7歳と14歳の子どもが経験したことだと思うと、いたたまれませんでした。そして、ちょっとしたことが生死をわけたことに、怖さを感じました。
「ヒバクシャ」と言われ偏見を受けることに、隠れるのではな -
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本当に出会えてよかった小説でした。
内容が濃くて、読みごたえがありました。
認知症の妻(益恵)が住んだ土地を巡ってほしいと頼まれた、益恵の親友のアイと富士子。三人は滋賀県大津市、愛媛県松山市、長崎県國先島を訪れます。益恵が11歳の時、満州から引き揚げるときの出来事と交互に語られていました。
満州から引き揚げるまでのことは、本当にこんなことが起きていたのかというくらいのひどさでした。戦争が終わった後に、こんなにも過酷で残酷なことがあったことを、そしてそれを乗り越えて日本に戻ってきた11歳の女の子のことを読んで、簡単に言葉にすることはできないなと思いました。
読めば読むほど引き込まれました。