宇佐美まことのレビュー一覧

  • ボニン浄土

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    面白かったー、これぞTHE宇佐美作品!
    小笠原諸島を舞台に語られる全く異なる3つのお話や様々なエピソードが最後に繋がる時のゾクゾク感。でもその繋がりに気付けるのは読者の特権です。
    小笠原諸島の歴史も学べて一石二鳥。
    なんとなく謎を残したりせずきちんと最後まで書いてくれるのも宇佐美作品のいいとこですよね。

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    2023年07月18日
  • 骨を弔う

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    作者が、自分の名前と同じ登場人物をストーリーの中に出してくるのは何故?
    ミステリーで、時々見かけるけれど、この本では、どんな意図があるのかと、最初不思議だった。
    最後で明るみになるが、私はすっかりしっかり騙された!
    全くの虚構の作者名なら、読者は、最後までアナグラムと気付かないけれど、作者名だと、あれ?って違和感で気付く人がいるかもな〜っていう、作者の遊び心なのかな?

    内容は同級生五人各々の過酷な人生が描かれているが、どこか救いがある話っていうか、読んでいて私自身が癒されていく感じがあった。それは、誰かのせいだとか誰かを恨むとかがなくて、不幸な出来事にあいながらも何とか必死でもがいている様子

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    2023年07月12日
  • 超怖い物件

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    全部怖い。
    どれがお気に入り!とは、ならないぐらい全ての作品が面白かった。
    こんな作家様も内容も全てが豪華な1冊。
    夜に読むと怖さ倍増ですね。

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    2023年06月23日
  • 逆転のバラッド

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    人生の折り返しに差し掛かった4人のおじさん達がそれぞれの想いを胸に大逆転をねらって奮闘していく様がとてもよかった。後半の謎解きは胸に沁みるものがありよくやったと讃えてあげたい気持ちになりました。

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    2023年06月04日
  • 愚者の毒

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    現在と過去のパートが交互にでてきて、徐々に過去に起きた事件の真実がわかってくるパターンの話。
    過去パートの話がとても興味深く、自分の父親と主人公の年齢が近かったこともあり,最近までこんなに大変な時代があったのかと。炭鉱の話は本当に驚きの連続でした。
    過去の出来事も4転5転もして,驚きの連続で,ほろっとさせられる部分もあり、最後は綺麗に収まり,いうことなしでした。
    このかたは、女性の一代記とミステリーを絡めた作品が本当に素晴らしいです。

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    2023年06月04日
  • 逆転のバラッド

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    何これ!めちゃくちゃ良かった‼︎
    風呂屋、骨董屋、元ヤクザ、新聞記者
    頼りになりそうなのは新聞記者だけで残り3人は初老?老人?
    元ヤクザの釜番のゴローが好きなキャラ♪
    事件探っていくうちに1人くらい死ぬなんてよくあるパターンだし…ゴロー死なないでね!とハラハラしながら気が抜けない。゚(゚´Д`゚)゚。

    1人の銀行員の転落死から事件が想像以上に広がっていく面白さ!
    ラストが痛快で王道のハッピーエンド‼︎

    施設にいるお兄ちゃんの絵葉書を章タイトルにしてるのもグッときた\(//∇//)


    何かストーリーは全然関係ないけど
    雲霧仁左衛門を思い出して読みたくなった笑


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    2023年05月26日
  • 逆転のバラッド

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    丸岡将磨という銀行員が松山市内の川で溺死体で発見されます。欄干から落ちた事故死とみなされますが、同じ銀行で働いていた恋人だったという友永礼美が、初老の男5人が集まるみなと湯にやってきて「あれは殺人であり、銀行と病院のあいだの不正融資を知って殺されたのだ」とみなと湯に集まっていた初老の男たち、新聞記者の宮武弘之らをたきつけます。

    弘之は事件を調べ出し、病院で医療過誤があったことを発見します。また、みなと湯の常連客の小松富夫は元暴力団の巽達郎と組んで氏家という悪徳金融ブローカーからみなと湯に融資されるはずだった一千万円を横取りしようとしますが、果たしてその辺のおじさん達のたくらみが上手くいくもの

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    2023年05月21日
  • 逆転のバラッド

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    ネタバレ

    鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。

    ○クザ相手にこうも簡単に事は進まんと思うがそこは小説。
    私欲のために病院や患者を食いものにする理事長は許せんが、びよ~んと飛ばして殺害して事件性無しは無い

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    2023年05月09日
  • 逆転のバラッド

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    ネタバレ

    好きな著者だったので。

    しみじみ。
    松山市西部の港町。
    町で一軒だけ残った銭湯の主人。
    全国紙の支局でくすぶる元新聞記者。
    父から嫌々引き継いだ骨董屋のあるじ。
    それに、銭湯で働く元暴力団員。

    銭湯への融資担当だった銀行員が、
    雨の日に川に流され死んだことから物語ははじまる。
    銭湯への融資が見送られる中、
    亡くなった銀行員の婚約者だった女性が銭湯を訪れ、
    地元の病院への融資を調べていたと告げる。
    小児難病で全国的に有名な病院に何があるのか。

    骨董屋のあるじが現金の運び屋になった時は、
    誰が誰にだまされているかわからないが、
    だまされている感が満載ではらはらした。
    確かにだまされてはいたの

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    2023年04月29日
  • ドラゴンズ・タン

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    違いますよ!

    最近みんみんがハマっている宇佐美まことさん
    なんかまた引っ張られた感じなのがなんとなく悔しいから、あえてみんみん未読の…ってことじゃないですからね!
    昨年末から読みたいリストに入っていたんですからね
    引っ張られたときは引っ張られたって言いますから!

    以上誰も必要としてない言い訳でした


    さて『ドラゴンズ・タン』です

    いいね!宇佐美まことさんいいね!

    話の筋としてはよくあるやつです
    よくあるやーつです

    大昔に引き裂かれた男女が転生を繰り返し時空を超えて再び出会う

    ほらね、どっかで聞いたことあるやつでしょ
    聞いたことあるやーつでしょ(なぜ毎回言い直すのか)

    でもそこに

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    2023年04月23日
  • 愚者の毒

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    面白かったです!
    貧しく地獄のような場所から逃げる為に父親を殺した少年と少女が過去を捨て、ひっそりと都会に紛れ
    何も望まず人生の共犯者となる。
    そんな二人がまるで過去からの亡霊が近づくかのように、じわじわと追い詰められていく。

    え?白夜行みたい?
    似てますね…途中で気づきましたd( ̄  ̄)
    白夜行はとても面白く読みましたが主人公に共感は
    できなかった。
    こちら共感しまくりで逃げのびろ!と息がキレそうでした。

    この作品は暗いし辛いしで読むのに二日かかってしまったんですが素晴らしい!

    ストーリー、構成、主人公達、関わる人々、ラストまでの展開、結末。
    全てがわたし好みの作品でした♪
    宇佐美まこ

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    2023年04月07日
  • 展望塔のラプンツェル

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    児童虐待がテーマになっているので、胸が痛んで読み進めることが辛くなるようなシーンもありましたが、最後は切なさの中にも希望を感じられる暖かな作品でした。
    映像化は難しいであろう、小説ならではの " 面白さ " がある作品です。

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    2023年03月19日
  • ドラゴンズ・タン

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    第1章~第5章それぞれが独立した物語かと思いきや始まりは漢の時代、中国。『竜舌』の怨念は時代と舞台を変え暗躍する。翠の玉石、鋭勍微、小指…不気味である。壮大で濃密、伏線回収も円滑だった。

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    2023年02月05日
  • 少女たちは夜歩く

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    宇佐美先生の作品は大好きです。
    この本は短編集ですが、すべての作品がある小さな町の城山を中心におきた出来事が繋がって話が進んでいき最後はなんとも哀しい気分にさせられる作品でした。

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    2023年02月01日
  • ドラゴンズ・タン

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    舞台は漢・唐・明時代の中国から昭和の上海、
    そして令和の日本へと、
    それぞれの時代の物語は現代に繋がっていて、
    連作短編集でありながら、
    受け継いで受け継がれて現代に到達する、
    悠久の時を越える壮大な物語でした。
    すっごく面白かった!
    古代の中国での出来事が、
    こんな風に進んで行くなんて、
    古の世界の中に飛び込んだように、
    どっぷりはまりました。
    ファンタジー系はあまり好きではないのですが、
    この作品はホントに面白かったです!
    進むにつれてはまって行きました。

    ***ネタばれ***
    翠の耳飾りが片方づつ受け継がれ、
    2000年の時を越え、
    現代の日本で再び揃った時、
    「あぁ、こう揃った」と、

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    2023年01月19日
  • 熟れた月

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    「世界は輪っかのように繋がっているのだ、一度も会ったことのない人と人も、実は深い関係があり、昔起こった些細な出来事が、今日の出来事を引き起こす、ということが。」
    秩序は巡るがメインテーマ。

    最後には、おまじないのような言葉は、ちゃんと伝えられるのだろうな、と、思いながら読んだけど、確かに巡り巡ったなぁ。

    私は、宇佐美まことさんの本は、読むべき時に手に取っている気がする。 
    これも、秩序は巡る、なのかなぁ。

    この本を読んで色んなことを言われた気がした。

    お金に翻弄される人達ばかり出て来るけれど、博(ken)は言う、お金はただの道具でその道具を使いこなせるかどうかで人生は決まる。と。
    人間

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    2023年01月16日
  • 展望塔のラプンツェル

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    ネタバレ

    つらくて何度も閉じようと思った。こんな本、なんで読んでるんだろーって。

    でも、ハレに会えて良かった。
    こんなに心に残る本ないし、ずっと考えさせられるんだろうな。

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    2023年01月15日
  • ドラゴンズ・タン

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    以前読んだ「螺旋プロジェクト」の1人作家版?中国の壮大な歴史からホットなウイルスまで、あまりに壮大なスケール…読み終わってグッタリ。核かなという予想も大きく外れ。荒唐無稽ではあるが「人の一生は一夜の夢に過ぎないかもしれないが、そのひとつひとつがあるからこそ悠久の歴史がつながる」にロマン感じる。「陰があれば必ず陽がある」「竜の舌ウイルス」「くだらない感情に左右されることがない人間の肉体を食い尽くす仮借のない機械」知念さんと同じウイルスの捉え方だ、へー。

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    2023年01月07日
  • 愚者の毒

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    読みたかった本。
    とてもよかった!

    第1章の最後に、え?!っという展開に!
    驚いた。

    筑豊廃坑集落での地獄のような暮らしは、悲惨で壮絶で読むだけで辛い。実際に大なり小なりあった話なんだろうなと、思った。

    「身の内に毒をお持ちなさい。中途半端な賢者にならないで。自分の考えに従って生きる愚者こそ、その毒を有用なものに転じることができるのです。まさに愚者の毒ですよ」と、達也は難波先生から聞く。
    達也がしたことがこの言葉によってだとしたら悲しいな。もっと別の解釈をして、二人には一切関わらないで生きていって欲しかったなぁ。

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    2023年01月06日
  • 展望塔のラプンツェル

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    宇佐美さんの本、毎回、気持ちが沈んでしまうような設定で、でも、ラストが明るいのでまた読みたくなります。
    今回のこの本は今までの中で一番、気持ち悪く、ところどころの描写、読めなかったです。
    最後また救いがあるので良かったのですがね。

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    2022年12月08日