宇佐美まことのレビュー一覧

  • 月白

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    戦争が起きると、命の価値が軽くなる。
    特に子供の命が。
    戦争を肯定している人、国に、改めて読んでもらいたい内容。
    実際の戦争はもっともっと悲惨なものだろうけれど。
    「子供は近くにいる大人が守らなければならない」との言葉が、重かった。

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    2026年03月21日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子ども向けの児童文学とは侮れぬほど、ガチで怖い作品ばかり!!

    子どもだけじゃなく、かつて「夜の子どもたち」だった大人にも読んでほしい作品

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    2026年03月20日
  • 月白

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    読み応えのある素晴らしい一冊でした。昔と言ってもそんなに昔ではないと思います。今後、上野に行くと思い出す一冊になったと思います。いろいろと考えさせられましたが、とても必要なことだと思いました。

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    2026年03月15日
  • 13月のカレンダー

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      あの日人類史上最悪の爆弾が降ってきた…


    もし、過去に戻れたら――。
    決して起こるはずのない幻想を搔き消し、再出発の一歩を踏み出した侑平。
    そして、愚かな戦争の記憶と奇跡の物語は、新たな世代へと受け継がれてゆく。

    宇佐美さんの思いがたくさん詰まった一冊だった。

    原爆の悲惨さ、当時の情景、生き延びた人への差別
    主人公がたどる祖母の辛い過去を知る事が、自分の犯した罪に向き合い再生の道になる。

    13月のカレンダーが起こした奇跡に涙(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    久しぶりの宇佐美まこと作品は満足の一冊でした♡




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    2026年03月13日
  • 13月のカレンダー

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    小生、広島在住だが松山には親戚もありつい最近まで春秋には墓参りに行っていたので、本書の記述が非常に楽しめた.複雑な家庭環境下で育った上野侑平が祖父の松山の家を訪ね、祖母を介護した祖父の遺品の中から表題にもある「13月のカレンダー」を見つける.これをベースに様々な人との接触が物語を発展させる.山根研究室での侑平の行動は、論文執筆活動をしていた小生にも感じる所が多かった.「閃光」での被爆状況の描写は克明で読みながら涙が出てきた.祖父の住所録から服部義夫さんに会うことができたのも、人のつながりが結びつけたものと思っている.石丸奈穂美と山根先生を尋ねる場面は、先生の包容力を感じさせる素晴らしいものだっ

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    2026年03月13日
  • 月白

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    ワタシの初 宇佐美まこと は「羊は安らかに草を食み」で、それはそれは衝撃を受けたのですが、この「月白」も羊と同じ系統です。羊ファンならおススメです。

    「戦後の混乱期に5人の男を殺した殺人鬼 北川フサ」について書くフリーライターの話ですが、この物語の主人公は、東京大空襲で親を亡くした13歳の男の子 靖男 です。戦争孤児というのかな、親を亡くした子供が生きていく環境が悲惨すぎる。
    読み終えて、表紙を見ると青白い景色の中、ベンチに座る男性一人。

    しかし、お姉さんの千代ちゃんや洋パンの清子たちの話もすごい。ワタシは自分が女なのでよく分からないけれど、男っていうのは食うや食わず生きるか死ぬかの状況で

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    2026年03月10日
  • 月白

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    インテリアコーディネーターの妻を交通事故で亡くし、小学5年生の息子の夏樹を一人で育てるフリーライターの誠。そんな彼に雑誌『月刊クリスタル』編集部から、戦後の殺人鬼が起こした事件をもう一度掘り下げて検証してほしいとの依頼が入った。殺人鬼の名前は北川フサ。彼女は戦後の混乱期に5人の男を立て続けに殺し、死刑となった人物。取材を始めた誠は、フサが赤の他人である少年とともに行動していたことを知る。そして、その少年は今も生きていた。

    戦後の混乱期、東京の上野、新橋、有楽町などには多くの身寄りのない子供たちや大人たちがその日暮らしで必死に生きてきた。

    そのことを戦後に生まれた自分も含めて、どれくらい多く

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    2026年02月23日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    学級日誌よりこっちの方が面白いというか意味が分かる話だった。教訓も含めた怖さなので子ども向け。そして作家は活躍されている方ばかりなので本好きにはたまらない一冊。

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    2026年02月22日
  • 月白

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    もう、宇佐美まことさんはずっとこっち側でいいんじゃないでしょうか

    終戦直後の混乱期に5人の男を立て続けに殺害し死刑となった女性の半生を追うことで、同時に当時の東京の闇市の中で消えていった多くの命をも克明に描き出す本作はまたしても戦争の残酷さを突きつける傑作となっております!

    いやもう、宇佐美まことさんのホラー側のファンの人たちにはたいへん申し訳ないが、絶対こっちやわ
    傑作が続く続く
    もうホラーいいです(お前に権限ないわ)

    あ!でもホラーで培った表現力がこの戦後の時代の社会不安みたいなんを見事に表現してるのかもしれん
    そうか、ならたまにはホラー書いてもいいです(だから権限ないて)

    まぁ、

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    2026年02月21日
  • 月白

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    ネタバレ

    宇佐美まことさんの本は、羊は安らかに草を喰みを読んでから衝撃を受けて、今もなお自分にとって忘れられない1冊だが、この本もまた自分にとって大事な本となりました。

    戦争の時の描写が非常に生々しく、それら一つ一つも非常に重いのですが、千代の死に様、そしてアゴセンへの復讐の描写はもう胸が苦しくてたまりませんでした。
    東京大空襲があったという事実は勿論知っていましたが、正直その言葉だけを知っているに過ぎなかったと思い知らされました。上野駅が戦争孤児や家族を亡くした人たちの唯一の住処としてそんな風に使われていたなんて恥ずかしながら全く知らなかった。
    川に身投げする人もいた。という一文は教科書などで見ると

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    2026年02月21日
  • 逆転のバラッド

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    宇佐美まことさんの作品。

    紹介文で勝手に中高年のおっさん達が活躍する以前読んだ本を思い浮かべてしまっていた。
    たしかにこの作品の主要キャラもおっさん達だ。しかも、ずいぶんとしょぼくれている。
    もう潰れそうな風呂屋の親父、父親から譲り受けた開店休業の骨董屋の親父、地元に帰ってきた全国紙の新聞記者。
    彼らの元に「銀行員が橋から転落死した事故を調べてほしい」と相談が。

    ちょっと調べたらどんどんと出てくる闇の世界だった。
    政治家、病院理事長、詐欺集団、マネーロンダリングなどなど。
    田舎に似つかわしくない深い闇に、おっさん達は立ち向かえるのか!



    大きなテーマと、ラストにほんわかできるエピソード

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    2026年02月19日
  • 月白

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    戦後の混乱期に5人の男性を相次いで殺害し後に死刑となった北川フサ。
    数十年後、フリーライターの海老原誠がその生涯を追う。

    行間から伝わるのは深い憎しみだ。

    殺人を肯定する意図はない。
    だが、時代への怒りや、男たちへの憎悪が彼女をどれほど追い詰めたのかが痛切に伝わり肩入れしたくなった。

    戦争が人々の心を蝕む様子は想像できても、一線を平然と踏み越える男たちの姿には憤りが募る。

    読んでいる間ずっと「心の殺人」という言葉が頭から離れなかった。

    終戦直後の風景描写は圧巻。

    人間の業、孤独と哀しみ、愛情と憎しみを重層的に描いた力作。

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    2026年02月14日
  • 月白

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    面白かった〜。戦後すぐに起きた連続殺人と、妻のことで思い悩む男の人生が交錯する。

    全てを水に流すかぁ。。空襲で親を失くして生きなければいけなかった大垣の一生に比べると、私はなんて小さなことに振り回されているのだろうか

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    2026年02月10日
  • 月白

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    なかなかぐっとくる本でした^_^
    絵に描いたような家族かと思いきや、後半は、えっ、そーなん…とまさかのミステリーでした^_^
    やっぱりミステリーはやめられないです^_^

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    2026年02月08日
  • 13月のカレンダー

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    ネタバレ

    主人公の侑平は、亡き祖父母の家で13月のカレンダーを見つけた事から、祖母寿賀子の壮絶な子供時代に遡っていく。
    親友の喜代や、亡くなった兄の親友義夫との出逢い。
    原爆投下の日、あの日に何が起きたのか。
    生き延びた人達は被爆者だという差別に合う。
    喜代の息子剛が白血病になってしまい、最後に『母さんも原爆の犠牲者なのになんで謝るんや』と言って最後まで被爆2世にはならないと抗っていた剛。
    戦争の話は何処か遠い昔話になりつつあるけど、本当にあった惨く怖しい出来事だったんだと、改めて感じました。

    最後にずっと寿賀子が言っていた奇跡に、思わず鳥肌がたってしまった。

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    2026年02月06日
  • 13月のカレンダー

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    ネタバレ

    え~~~っっっ、こんな奇跡が待っていたなんて!!!読んでいる間、こんな奇跡が起こるなんて想像できませんでした。
    "13月のカレンダーが過去に、あの日、8月5日に戻してくれた"というだけではなく、さらに未来に続く、侑平自身に起こる奇跡だったなんて!!!なんて、なんて凄い奇跡なんだろう。
    読み終えた時、ちょうど寝る時間だったのですが、この奇跡の興奮の余韻で、なかなか寝付くことができませんでした(笑)。
    主人公の侑平が自身のルーツを知るため、祖母と原爆で亡くなった祖母の兄の友達2人に会うため、祖母の出身である広島に向かい、様々な話を聞くこととなります。作品の中で、原爆にあった2人

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    2026年02月05日
  • 月白

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    SL 2026.2.1-2026.2.3
    作者は戦後の過酷な状況を描き出すのがうまい。
    親に死に別れた子どもたちの想像を絶する困難な日々。戦後の混乱期では他人の子どもにかまっていられる余裕など誰にもなかった。子どもでも容赦のない搾取に晒される。
    何もかも無くしたもの同士がほんのわずかな縁でまた肩寄せ合って命を繋ぎ、そしてひとりまた一人と無くしていく、その過程は胸が痛くて痛くて。
    生きるよすがが憎しみだけとなったことを、恵まれた現代のわたしたちに何が言える。
    読み応えのある作品だった。

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    2026年02月03日
  • 羊は安らかに草を食み

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    ネタバレ

    いっっちばん好きな本になった。
    この本を読んでいる間、薄い緑の柔らかい世界にいるみたいに心が穏やかで、益江の人生にお邪魔させてもらってる気分だった。読み終わりたくなかったな〜〜。読み終わってとりあえず宇佐美まことさんの作品を探し漁った。

    明日どころか1分後の命の無事の保証もない環境で生きて生き抜いてきた人にしか辿りつかない感情と感性が確かにあって、ただ生きていることに心から大きな価値を感じるんだろうなあ。

    自分の祖母も台湾で空襲に遭って弟を守りながら河川敷を転がったことがあるとか聞いていたから、益江を祖母に重ねながら読んだ。

    アイと富士子のバックグラウンドにも不倫だの詐欺だの子供への相

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    2026年02月02日
  • 羊は安らかに草を食み

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    ネタバレ

    人生とは。
    益恵の壮絶な戦争時代の体験は、目を背けたくなる場面だらけで、読んでる私も頭で思い浮かべては辛くなるばかりだった。そこから日本へ戻った益恵と佳代はもうあんな辛い体験をしなくていいんだと心を撫で下ろしたに違いないのに…読めば読むほど明らかになっていく辛い過去にページめくる手が止まらなくてすぐ読み終わってしまった。

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    2026年01月31日
  • 月白

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    刊行は2026年に入っているが、これも戦後80年で戦争の爪痕を後世に残す取り組みのひとつと言える作品。文句なしの傑作であり、登場人物ひとりひとりの血肉が確りと描かれており、時代に翻弄されるしかなかった時代に、阿ることを拒み、方策は違えども抗って生きた人が確実に存在したことをまざまざと見せつけてくれる。宇佐美氏の著作の中でも非常に完成度の高い作品で、広く読まれることを願う。

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    2026年01月27日