宇佐美まことのレビュー一覧
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プロローグ
“小さな奇跡が起きた”ね
ほんの小さな奇跡が…
これは、幻想か現実か!?
いや、その先にあったんだよ
ホントに小さな奇跡がね…
本章
『13月のカレンダー』★5
まことさん、みんみんさん、師匠、まきちゃん…
沢山のブク友さんたちのレビューにて手に取る
本当は、来月のXDay付近に読みたかったがフライングで読んでしまった
こういうお話しは大好物だ
挫折した主人公が、祖父母の実家である松山を訪ねることになるのだが
そこで初めて知る、祖母の生い立ちと苦悩、父の隠された葛藤、そして80年前の“ピカドン”という悪魔が巻き起こした惨劇を目の当たりにするのである
祖母の生い立ちを探 -
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Posted by ブクログ
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
この物語は古き時代が中心に進んでいきます。
いろいろなものに縛られた時代は、今からは想像を絶する世界だったことでしょう。
物語は壮大で、最後の最後に全てが繋がっていく様は、大きな感動を呼ぶものがありました。
今の世の中、どんどん縛れることが減っていき、多くの若者は、義務教育と消費税の支払いぐらいしか、縛られるものはないのではないかと思います。
何にも縛られることなく自由を謳歌した人たちが、やらなければいけないことに直面した時に、それをストレスと感じ、簡単に体調を崩したり、メンタル不調になっていく。
それでもAIの普及により、 -
Posted by ブクログ
児童虐待や性的虐待、不妊治療、貧困問題など、胸が苦しくなるテーマが次々と描かれ、読み進めるのが辛くなる場面も多かった。それでも最後まで読んで本当に良かったと思える一冊。
虐待やネグレクトを受ける5歳の壮大くんを助けたいと奔走する「こども家族支援センター」の志穂。不妊治療を続ける専業主婦の郁美。兄から性的虐待を受け、家を飛び出した17歳の那希沙。三人の女性を中心に物語は進んでいく。
単に「虐待はいけない」「貧困はつらい」と訴えるだけではなく、「血のつながりだけが家族なのか」「子どもは誰が育てるべきなのか」「人は過去を抱えながらも前を向いて生きていけるのか」と、さまざまなことを考えさせられた。 -
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前回読んで、すっかりファンになってしまった!こちらも良かったー!
主人公の侑平という青年が、もと祖父母の実家の愛媛を訪ねることから始まる。侑平の両親は離婚しており、正確には他人だが、子どもの頃良くしてもらっていたこともあり、祖父母が他界し空っぽの家を訪ねた。祖母の寿賀子は長い間闘病生活をしていた。祖父の日記を見つけ、その闘病生活の様子を知る。そこで祖母が「13月はあったのよ」と言っている日記の記述と、13月のカレンダーを発見する。祖母の、父の、そして自分のルーツを知るために、祖母の知り合いに話を聞いて回る。そこで祖母は広島出身であり、兄を原爆で亡くしていた。原爆の悲惨さ、戦争の恐ろしさをダイレ -
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初めての作家さん、話題になっていたので軽い気持ちで読み始めたが…内容に大分衝撃を受けた!心に残る一冊だったと思う。
持田アイ、須田富士子、都築益恵の3人は出会って20数年の友人である。3人とも80歳ほどになっており、その中でも益恵通称まあさんは認知症が進んでいた。そんな中、まあさんの夫の三千男が、アイ、富士子にあるお願い事をする。それは3人でまあさんの記憶を辿る旅をしてほしいということだった。まあさんは満州で生まれ、戦争を経験し、その後日本に渡っている。まあさんは満州でのことを一切誰にも話さなかったが、時折り「カヨちゃん」と口にするようになる。まあさんの記憶のつかえを取り除き、安らかな老後を迎 -
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一台のピアノ「ニーマイヤー」を繋ぐ感動の物語。
若手ピアニスト友澤伸多は、世界の注目を一身に集めていた矢先、ジストニアを患いピアノが弾けなくなる。
遡り、大正時代に平松伯爵の娘・随子は、才能ある若きピアニスト・グスタフ・アッカーにピアノを教えて貰っていた。
アッカーの為に随子の父は、グランドピアノを造らせていたが…。
ロンドンで造られた、この世に二つとない至高のグランドピアノは、誰が弾き継いでいったのか…
(第三楽章 谷底の牢獄〜悲しく辛い不幸な話だった)
(第四楽章 桜のお印〜随子の残酷な運命に心が痛い)
血塗られた物言わぬピアノは、紆余曲折の末に左手のピアニストとして生まれ変わろう -
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一台のピアノ、ニーマイヤーという「呪われたピアノ」と云われるピアノを巡る物語。
友澤伸多という新進気鋭の若手ピアニストはジストニアという病でピアノが弾けなくなります。
時は遡り、大正時代アッカ―という日本人の華族である16歳のヨリコを愛するピアニストもまた右手を車に轢かれてピアノを弾けなくなります。
二人のピアニストが弾いたニーマイヤーのピアノとは…。
私は実は読み始めは何の話かわからなかったのですが、主人公はピアノだったようです。
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私もピアノは五歳の誕生日に買ってもらい20年は弾いていました。
中学の時は物凄くよいピアノの先生に当たり、毎日下校してから四時間くら -
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戦後の闇市、浮浪児、パンパン‥‥
猥雑な東京の町で生き抜く女性達、そして子ども達。
戦争のために家や家族を失い、生きていくためにはどんなことでもやらなければ、今日食べるものさえ手に入れられない。
そんな中で男達を次々に殺して殺人鬼と呼ばれ、死刑となった北川フサ。彼女のことをもう一度掘り下げて記事にすることになったフリーライターの海老原。
海老原の視点と、当時北川フサと行動を共にしていたとされる靖男の視点で物語は進む。
フサはなぜ男達を殺したのか、様々な人が想像して話すけれど、結局本人の口からは何も語られないところがいいですよね。語られないのに、フサを知ろうとした者達は、沼に嵌るようにフサから抜 -
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ネタバレこれは読んで良かった!
まさに社会派ミステリー。
本の紹介でオジ様たちのことを描いているとか書かれていたので、まあ軽い気持ちで、銭湯に集まるオジ様たちね・・・
と思っていたら、そのうちの1人のアラ還の新聞記者が、事件を追ううちにどんどん闇が広がっていく。
自分の覚え書きのためにももっと感想書きたいけれど、明日早朝から横浜に向けて旅に出るのでもう寝ます。
皆さんが話題にされてる宇佐美さん、とんでもなく凄い!
とにかくこれはお薦めですね。
どんでん返しありで、度肝を抜かれます!
では続きを。
主人公の新聞記者の思いが事件を追ううちに変化していく。
知的障害の兄を持ち、記者としても上を -
Posted by ブクログ
大正から現代に及ぶ百年の時の流れを、ピアノと音楽を軸にして描いた壮大な人間ドラマです。様々な感情を呼び起こす上質の音楽を聴き終えたような余韻を生みます。
物言わぬ一台のグランドピアノが全てを知っている。愛と憎悪、生と死、光と影…、ピアノの白と黒の鍵盤が紡ぐ音楽のように、時代のうねりの中で人生の喪失と再生をつないでいくストーリー構成が、実に巧いなと感じました。
運命に翻弄される華族の女性、ピアニスト、そして見届ける調律師。人物造形も秀逸ですが、歴史的な背景と繊細な心理や葛藤の描写、さらに数奇な運命を見届けるグランドピアノの存在が重なり合い、切なさを助長します。
人は、絶望の中に見つ -
Posted by ブクログ
主人公の祖母は幼少期に広島から松山行きの船に乗る際、靴を船の下に落としてしまったため、兄が取りに行くが、それにより船は満員となってしまい、兄だけ翌日の船に乗ることになる。しかし、その日に広島に原爆が投下されることにより、兄だけ命を落としてしまう。
現在に戻り、その祖母が余命は翌年の始めまでしかないという時期に、夫からその年の13月までが載ったカレンダーをプレゼントされる。
実際には翌年の1月、カレンダー上では13月に祖母が見たもう一つの世界とは。。。
その世界と主人公にまつわる奇跡に関してはややできすぎな感じもしてしまったが、主人公は被爆について語りたがらない自分の父親(=先述の祖母の息子