宇佐美まことのレビュー一覧

  • 月白

    Posted by ブクログ

    なかなかぐっとくる本でした^_^
    絵に描いたような家族かと思いきや、後半は、えっ、そーなん…とまさかのミステリーでした^_^
    やっぱりミステリーはやめられないです^_^

    0
    2026年02月08日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の侑平は、亡き祖父母の家で13月のカレンダーを見つけた事から、祖母寿賀子の壮絶な子供時代に遡っていく。
    親友の喜代や、亡くなった兄の親友義夫との出逢い。
    原爆投下の日、あの日に何が起きたのか。
    生き延びた人達は被爆者だという差別に合う。
    喜代の息子剛が白血病になってしまい、最後に『母さんも原爆の犠牲者なのになんで謝るんや』と言って最後まで被爆2世にはならないと抗っていた剛。
    戦争の話は何処か遠い昔話になりつつあるけど、本当にあった惨く怖しい出来事だったんだと、改めて感じました。

    最後にずっと寿賀子が言っていた奇跡に、思わず鳥肌がたってしまった。

    0
    2026年02月06日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    え~~~っっっ、こんな奇跡が待っていたなんて!!!読んでいる間、こんな奇跡が起こるなんて想像できませんでした。
    "13月のカレンダーが過去に、あの日、8月5日に戻してくれた"というだけではなく、さらに未来に続く、侑平自身に起こる奇跡だったなんて!!!なんて、なんて凄い奇跡なんだろう。
    読み終えた時、ちょうど寝る時間だったのですが、この奇跡の興奮の余韻で、なかなか寝付くことができませんでした(笑)。
    主人公の侑平が自身のルーツを知るため、祖母と原爆で亡くなった祖母の兄の友達2人に会うため、祖母の出身である広島に向かい、様々な話を聞くこととなります。作品の中で、原爆にあった2人

    0
    2026年02月05日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    SL 2026.2.1-2026.2.3
    作者は戦後の過酷な状況を描き出すのがうまい。
    親に死に別れた子どもたちの想像を絶する困難な日々。戦後の混乱期では他人の子どもにかまっていられる余裕など誰にもなかった。子どもでも容赦のない搾取に晒される。
    何もかも無くしたもの同士がほんのわずかな縁でまた肩寄せ合って命を繋ぎ、そしてひとりまた一人と無くしていく、その過程は胸が痛くて痛くて。
    生きるよすがが憎しみだけとなったことを、恵まれた現代のわたしたちに何が言える。
    読み応えのある作品だった。

    0
    2026年02月03日
  • 羊は安らかに草を食み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いっっちばん好きな本になった。
    この本を読んでいる間、薄い緑の柔らかい世界にいるみたいに心が穏やかで、益江の人生にお邪魔させてもらってる気分だった。読み終わりたくなかったな〜〜。読み終わってとりあえず宇佐美まことさんの作品を探し漁った。

    明日どころか1分後の命の無事の保証もない環境で生きて生き抜いてきた人にしか辿りつかない感情と感性が確かにあって、ただ生きていることに心から大きな価値を感じるんだろうなあ。

    自分の祖母も台湾で空襲に遭って弟を守りながら河川敷を転がったことがあるとか聞いていたから、益江を祖母に重ねながら読んだ。

    アイと富士子のバックグラウンドにも不倫だの詐欺だの子供への相

    0
    2026年02月02日
  • 羊は安らかに草を食み

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生とは。
    益恵の壮絶な戦争時代の体験は、目を背けたくなる場面だらけで、読んでる私も頭で思い浮かべては辛くなるばかりだった。そこから日本へ戻った益恵と佳代はもうあんな辛い体験をしなくていいんだと心を撫で下ろしたに違いないのに…読めば読むほど明らかになっていく辛い過去にページめくる手が止まらなくてすぐ読み終わってしまった。

    0
    2026年01月31日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    刊行は2026年に入っているが、これも戦後80年で戦争の爪痕を後世に残す取り組みのひとつと言える作品。文句なしの傑作であり、登場人物ひとりひとりの血肉が確りと描かれており、時代に翻弄されるしかなかった時代に、阿ることを拒み、方策は違えども抗って生きた人が確実に存在したことをまざまざと見せつけてくれる。宇佐美氏の著作の中でも非常に完成度の高い作品で、広く読まれることを願う。

    0
    2026年01月27日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    まことさん、ひま師匠のレビューで、絶対これは読むぞぉと思っていたところに、かなさん、ミユキさんのレビューで、高いけど買っちゃいました(^◇^;)
    良質のレビューが重なるとやっぱり買いたくなります。゚(゚´ω`゚)゚。


    この作品も、素晴らしい作品でした!
    買って良かった(*ˊᗜˋ*)♡
    来年の夏の読書感想文の課題図書にしても良いのではないでしょうか!?


    主人公の 侑平 29歳は、過去に大きな迷いを抱え、勤めていたバイオ企業を退職していた。

    両親は離婚していたのだが、疎遠になっていた父親から、父方の祖父母が亡くなった家を相続する話を持ちかけられ、 愛媛県松山市にある祖父母の家を訪ねる。

    0
    2026年01月25日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    ★5 敗戦直後の浮浪児、家族の事故で苦しむ現代人… 人間の生き様を力強い筆致で描くミステリ #月白

    ■あらすじ
    妻を亡くし、息子とふたりで暮らしているフリーライターの海老原、彼はかつての知り合いから戦争直後の女性殺人鬼についてルポルタージュ記事を書いてほしいと依頼を受ける。彼女は五人を殺害して死刑になっているらしい。

    取材を進めていくうち、事件の背景や彼女の関係者に関係者が浮き彫りになっていく。そして彼女のことを知っているらしき老人に出会うのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 力作、そして完成度高すぎ。そのまま映像化を希望します!

    いつもエモさ抜群の作品を提供してくれる宇佐美ま

    0
    2026年01月23日
  • 月白

    Posted by ブクログ

    1年前に事故で妻を亡くし、一人息子のために勤務先の新聞社を辞めフリーライターとなった海老原誠。その彼のもとに大きな仕事の依頼が入る。戦後すぐに起きた連続殺人事件。その犯人である北川フサ死刑囚についてのルポルタージュだ。初めのうちはあまり気乗りしない誠だったが、調べを進めるうちにある謎が判明し……。
    終戦直後の闇市と現在が交互に描かれていく。巻末に掲げられた参考文献を活かしたリアルな戦後が感じられた。本筋とは関係ないサブストーリーの充実ぶりも特筆ものだ。ちょっと瑕疵の見当たらない秀作だった。

    0
    2026年01月19日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひまわりめろんさんの本棚から

    入院中に予約順番がきたので読めず、再度予約した作品、やっと読むことができました

    会社を退職した主人公侑平は、両親の離婚で疎遠になっていた祖父母の住んでいた愛媛県松山市の空き家を訪ねることになります

    侑平が祖父母の家で気になったものは
    ➀祖父が日々を書き綴ったノート
    ②13月まであるカレンダー
    ③祖母に送られてきた年賀状
    過去にも未来にも向き合えない侑平が導きのような不思議なものを感じ、自分のルーツを探すことになります

    第三章からは義夫、喜代の視点から原爆の恐ろしい描写が続きます

    ほんの些細な違いが人の生死を分けたこと
    平常な日常が奪われ生活が一変したこと

    0
    2026年01月17日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    タイトルからは想像できない、家族の物語でした。そして、原爆にあってしまった方のその後の人生。やっばり戦争はしてはいけないと改めて思いました。
    侑平が松山で見つけた13月のカレンダー。そこから繰り広げられる家族への想い。とても心にしみました。

    0
    2026年01月13日
  • 羊は安らかに草を食み

    Posted by ブクログ

    洗心、重たかったけどいい話だった。
    後は死ぬだけ
    死が身近な世界

    おじいちゃんも認知症だった。発する言葉に意味を見出そうなんて思いもしなかった。おじいちゃんにも、つかえがあったのだろうか。いや、ないな。下ネタばかり話していたから。気まずかったんだぞ!あの頃の食卓!やってくれたな!じいちゃん!

    0
    2026年01月08日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて読む宇佐美まことさんの作品。多くのブク友さんが高評価なので間違えないと思って読みましたが、やはり心に残る読んでよかった作品でした。
    両親が離婚して、連絡を取ることも無くなってしまった父親から空き家となった祖父母の愛媛の家をやると言われ、その家を訪ねることとなる。そこには自分の知らなかった祖父母の過去の出来事、広島の惨劇、自分のルーツそれら全てが今に繋がっていることを知る。最後は奇跡の縁が侑平のこの先を明るい方向へ導く、ホッとするような終わり方だった。

    0
    2025年12月30日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    奇跡があってよかった。色々なところで知らぬ間に縁ができてたりするんだろうな。それが思わぬところで発覚する。そんないい巡り合わせが多くあるといいな。

    0
    2025年12月11日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    原爆被害の記憶和田しっかり今に位置づけるとともに骨太の再生の物語に仕上げた作品だ。読後感も素晴らしい。しっかりと自分と家族と戦争に向き合った主人公の格闘に○。

    0
    2025年11月29日
  • 羊は安らかに草を食み

    Posted by ブクログ

    俳句仲間の益恵、アイ、富士子が、認知症になり記憶をなくしていく益恵の生涯をたどる旅に出る
    益恵の旧友たちの語り
    満州からの引き揚げという壮絶な経験を表す益恵の俳句
    読むのが辛くなるくらい悲惨なのに、読み進める手が止まらない
    教科書を読むより、余程平和や戦争への意識が変わると思う
    ラストの「別れる辛さを思うより、この世で出会えたことを喜びましょう」が読み終えた読者の心に突き刺さる
    何度でも読み返したくなる本でした

    0
    2025年11月28日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    妄想の中でも「人の生き死にに関わることは」
    変えられなかったのに…

    生きていれば奇跡は起こるのかもしれない!
    今、生きている
    それは、奇跡の繋がりだった

    0
    2025年11月23日
  • 月の光の届く距離

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。
    1番の感想は人は環境も大事だけれども、自分がどうしたいのかで行動出来るか出来ないかで未来は変えられるって事です。
    主人公は4人?になるのかな。
    皆、自分が悪いわけではないのにどうにも出来ない状況に苦しみますがその先は自分で決めた道を進んでいる。
    繰り返し傷つけられてもまたそこからその先をどうするのか考えて自分の決めた道を進んでいく。
    こういうお話を読むと同じ状況でもその状況を不満に思い立ち止まっている人もいて、結局は自分次第なのかなと。
    内容は重たいですが、明日を、この先を決めるのは自分と思える気持ちが明るくなる作品でした。

    0
    2025年11月12日
  • 13月のカレンダー

    Posted by ブクログ

    修学旅行で広島に行き、リニューアル前の原爆資料館を訪れて、しばらく怖くて寝付けない夜が続いたことを思い出した。
    戦争や原爆についてはなんとなく知っていたけど、それが現実に自分の国で起こったことなんだと実感してのは、多分あれが初めてのことだったはず。
    語り部の方のお話を今でもしっかりと覚えている。

    主人公の侑平は祖父の家じまいを託されたことをきっかけに、祖母が広島出身であることを知る。自分のルーツを遡っていく中で、リアルな戦争体験を知ることに。
    これからどんどん難しくなっていくだろうけど、体験談を聞くことは大切なことだとつくづく思う。
    日本被団協団体理事の松浦さんの言葉「被爆者の語り部活動に匹

    0
    2025年11月04日