【感想・ネタバレ】子供は怖い夢を見るのレビュー

あらすじ

虐待の末に殺された妹を、不思議な力を持つ一族に救われた航。蘇った妹は失踪し、20年以上会えないままだった。しかしある日出会った「ガオ」という青年から、生き別れた妹が成長したと思われる女性を紹介され……。未知のウイルス、カルト宗教、いじめなど、現代の社会問題を思わせる時代背景の中で繰り広げられる家族の物語。ラスト5ぺージ、あなたはきっと涙する。第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞作『愚者の毒』の著者による初めての本格ホラー長編&ミステリ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

あーもうめちゃくちゃ面白かった!
やっぱ宇佐美まこと最高だわ。全然期待してなかったしうちの店でも配本1冊だったレベルなのにめちゃくちゃ面白かったよー。
そして毎回書いてるけどハッピーエンドで終わるんですよ宇佐美さんの作品は。今回もハッピーエンドでホント良かった!

0
2024年10月14日

Posted by ブクログ

家族関係、宗教、感染病、SFと幅広い分野を纏めあげている。
壮大な物語へ広がっていくのと同時に、街行く第三者は彼らに関心を示さない。他人への無関心を感じさせられた。だからこそ、主人公が葛藤する血の繋がりが一層際立つのかも?

0
2025年11月09日

Posted by ブクログ

ホラー小説とあるが、これはファンタジー小説だった。ハリーポッターやダレンシャンなどの小説が好きな人には向いてそう。
この著者の作品は初めて読んだが、非常に読みやすく楽しく読めた。
自分の周りにもひょっとしたら魔族がいるかもしれないなんて思ってしまうほどにストーリーにのめり込めました。

0
2025年04月12日

Posted by ブクログ

ストーリーテラーの宇佐美さんだからの期待と安心。
この作品も、母親と新興宗教に身を寄せたことが原因で酷いいじめに曝される少年期の航が出逢う不思議な力を持つ転校生とその一家、生まれた妹、謎めいた男ガオ…予想もつかない着地点に導いてくれる様々な縁の糸の交錯が七色の魅力。
コロナ禍を経験したからかタルバガン・ウイルスという未知のウイルスが猛威を振るう状況はとてもリアルで、そこに魔族という現実と遠くかけ離れた存在が絡んでも意外と自然に受け入れられたな。
まさかの驚きに興奮冷めやらぬまま、ラストで胸の奥がツンとなる。

0
2024年12月01日

ネタバレ 購入済み

子どもは怖い夢をみる

航の母が宗教団体のチラシを受け取ってしまってから不幸な人生となる…幼い子は抗いようが無い。子は親を選べないのだ。航は酷い虐めを受け違う母は無関心で見て見ぬふり。航は母を憎み嫌悪し自分から切り離す。最後まで母を母と認めず受け入れられない気持ちがよくわかった。しかし、自分の命がもう直ぐなくなると知った時、母が優しい母であったことを認めて受け入れた。最後はホッとしました。

#切ない #怖い #共感する

0
2024年11月08日

Posted by ブクログ

帯にホラーミステリって書かれてたけどそんなことなくて、無駄に身構えて読んでしまって勿体なかった。
良い方に裏切られた。面白かった。

0
2024年09月30日

「小説」ランキング