貴志祐介のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    すんごくバラエティに富んだアンソロジー。目当ての貴志作品は動物ホラーミステリで良!他作品では明治モダンホラー「お家さん」が抜きん出ていた。

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    2026年01月26日
  • もの語る一手

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    八人の作家の手による将棋がテーマの作品を集めたアンソロジー。
    ホロリとくる話から胸糞が悪い話、ミステリ調のものから時代ものまでバラエティに富んだラインナップ。

    好きなのはジワリと温かい気持ちになる青山美智子さんの「授かり物」と、棋士になる夢を捨てきれなかった男を描いた橋本長道さんの「なれなかった人」。
    装画が伊奈めぐみさんというのも将棋アンソロジーにぴったりでした。

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    2026年01月24日
  • さかさ星

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    ネタバレ

    なんやこれーーーーー
    終盤めっちゃおもろかったのに、前提の設定が後出しなだけで序盤が全然入ってこなかったぞー

    冒頭に事件当日何があったのかだけ追記してほしい。
    あと霊能者がいろいろと勿体ぶって話すから「もうっ!」てなった。

    でも最後は臨場感のある手に汗握る展開を楽しめた。

    特に終盤の展開が右園死児と重なって、
    化け物の量で勝負のドタバタカオスパニックホラー
    というジャンルに分類分けすることにいたしました。

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    2026年01月23日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    酷い評価を見て逆に気になって読んだ。
    思ったよりは面白かった、雀蜂の恐怖は伝わったしヒトコワ要素もまあ怖かった。
    70歳のキチガイおじいちゃん頑張ってたわ。

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    2026年01月22日
  • 黒い家

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    めちゃくちゃ怖かった。
    第4回日本ホラー小説大賞受賞の貴志祐介さんの傑作ホラー。
    物語は、生命保険会社に勤める主人公の若槻が子どもの首吊り死体を発見することから始まります。自殺として保険金を払えという子どもの父親…しかし、若槻は殺人を疑います。
    ジワジワと嫌な感じが続き、少しずつ緊迫感と焦燥感が増していってそれが決壊しそうなギリギリのところで、予想を裏切る更なる絶望の底に突き落とされる…という恐怖。
    タイトルから家にまつわるホラーなのかなと思っていたのですが、心霊とかではなくヒトコワ系です。ミステリ的などんでん返しあり、サスペンスあり…と盛り沢山なホラーでした。
    貴志さんの初期の作品はほとんど

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    2026年01月22日
  • さかさ星

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    由緒ある屋敷で起こった惨劇を調べるため主人公が訪れるが、冒頭から謎めいた骨董品(呪物)が数え切れないほど登場するうえ、それぞれに曰く付きの来歴があり、それがことごとく血なまぐさい。これら全部の来歴をあたかも見てきたかのように語る霊能者はどう見ても胡散臭いが、読み進めるうちにどうやら本当に超常現象が起きていると気づくことになり、読者は完全に置き去りに…。
    後半は、さらなる惨劇を防ぐために霊能者の指示のもと呪物で対抗しようとするが、果たして霊能者の言うことは本当に正しいのか、その呪物は本当に効果があるのか。そうこうするうちにいよいよ惨劇の続きが…。

    続きが気になって読める一方、霊能者の能力が強す

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    2026年01月21日
  • 罪人の選択

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    終戦の翌年、磯部は佐久間に殺されようとしていた。佐久間の出征中、その妻を寝取ったためだ。
    磯部の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。どちらかを口にし、生き延びられれば罪は許されるというが……。(『罪人の選択』)


    貴志祐介さんの短編集。四作収録で、表題作は日本が舞台のミステリですが他三作はSFです。

    特に気に入ったのは『呪文』という話。星間企業が支配する世界で植民惑星の調査をする男を主人公とする物語で、調査中の惑星の住民の思想や民俗などが興味深い。

    『赤い雨』も良かったです。正体不明の微生物「チミドロ」により浅く染められ蹂躙された世界の話。生物学などは詳しくないです

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    2026年01月18日
  • 青の炎

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    倒叙ミステリーという分類らしい。始めの20ページほどは全くと言って良いほど進まなかった。本など文字を読むだけではないかと言われそうだが、頭の中に文字や言葉が入って来ないのだ。しかし、50ページ、100ページと読み進めるうちにドンドンと物語に入り込みページを捲る手が止まらなくなって行く。犯人である主人公の心情に引き込まれ、考えに共感していく。結構、重めの話です。

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    2026年01月18日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラーアンソロジー。色々な怖さがありました。不思議な雰囲気があるもの。だんだんと恐怖が迫ってくるもの。恥ずかしながら「ホラー言えば幽霊や殺人鬼もの」と思っていたけど、もっともっと幅広いジャンルでした。

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    2026年01月18日
  • 新世界より(下)

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    ネタバレ

    最後まで微妙に入りきれなかった…けど、完璧に作られた世界観の超大作だった。

    1000年後の世界と言っているのに衰退している文明、汚いものを押し込めた状態での理想世界。理想ってなんだろう。
    違和感はずっとあって、バケネズミの正体はきっとそうだろうなと思っていたところだったし、恋愛すらコントロールされているのもきつい。この違和感がわざと作られたものだもしたらあっぱれ。

    途中から呪術廻戦だな…ってなって気づいて笑った。芥見先生、読んでますよね。呪力を持つ人間と持たざる人間の対立構造…

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    2026年01月17日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    エンパスという能力者的な話はあまり好きではないが、これはそれなりに楽しく読めた。ホラー要素もちょいうすめ。

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    2026年01月17日
  • 天使の囀り

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    カタカナ読み?が多くてちょっと難しかったです、!
    でも、謎の病気の正体が解明されてくときの恐怖がすごく面白かったです!

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    2026年01月12日
  • さかさ星

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    大好きな作家さんのひとり。

    これだけの長編かつ固有名詞も多くて読みにくいはずなのにいつも徹夜しそうな勢いで一気に読ませる技術はつくづく天才的だなと感服する。

    ただ、どうしても新世界よりという大傑作をはじめ天使の囀りやグリムゾンの迷宮などの過去作品と比較してしまうので。それと比べると読後のインパクトは小さい。

    それでも十分楽しませてもらえる作品だった。

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    2026年01月12日
  • 新世界より(中)

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    世界の歪みが徐々に輪郭を帯びていく。
    中巻なので、展開は淡白。
    緊張感は抑えられており、読書体験というより映像作品を静かに見ている感覚に近い。

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    2026年01月11日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    ホラーとなっているが、貴志氏の作品はホラーも多いのでホラーと書いたほうが売れるのか?でも全くホラーではない。
    叔父の死に関わる犯人探し。まぁミステリーですね。

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    2026年01月11日
  • 新世界より(上)

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    ファンタジーとして人気のある作品なので手を出したのだけど、まったく入り込めず……なんでそんな人気作にランクインしてるの??と何度か読むのやめようと思いつつ感想見てると、最初の方は酷評されてたので、ここを通り過ぎるまで頑張ろう!と読みました。


    本当に感想の通り、途中からはスルスルと読めるようになりました

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    2026年01月10日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    怒りについての対比がおもしろい。
    赤の炎は突発的で温度が低い怒り。殺人で言えば衝動的。量刑も軽い。
    対して青の炎は内側でたぎる凄まじい怒り。計画的殺人がこれにあたる。殺人の計画を立てる過程で何度も正気に戻る瞬間はあるだろうが、それでも実行に向かえる確固たる意志。
    本主人公は、貴志祐介の他作品で描かれるようなサイコキラーではなく、ごく普通の感覚を持っている高校生のように見える。それでも殺人に漕ぎ出そうとする強い復讐心も際立っていたし、『山月記』の虎に準えて人殺しになってしまった自身への嘆きもひしひしと伝わってきてよかった。

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    2026年01月05日
  • さかさ星

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    天使の囀りはよかったなあ〜またこれも去年の年末年始に読んでたのかな?2025最後に読み切ったのはこちらになりました。
    他の感想にあるような呪物多すぎとか覚えられんとかはあんまり気にならないが、ホラーとミステリーをするのにそもそもそんなに出す必要があるのか…。
    激強霊能者も、YouTuberの設定もなんか肩透かし。
    おもしろかったし、短編集ばっかり見てるとやっぱりこんな長編で魅力的なのはひさびさで新鮮な体験だけど、変に若くて安いな〜なんて思ってしまった。

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    2026年01月02日
  • 新世界より(上)

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    13年振り二回目。
    序盤、こんなにもつまらなかった?と思いながら読み進める。
    世界観が世界観なだけに、その説明とディテールを理解するのに時間がかかるので仕方なし。
    終盤にかけ、しっかりと物語の世界へと没入していく。

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    2026年01月02日
  • 青の炎

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    『青の炎』主人公はまだ17歳だ。
    青い。青過ぎる。
    家族を守るために炎を燃やし続ける。
    感情に任せて暴走するのではなくて、むしろ冷静で、頭も切れる。その分、「これは本当に正しいのか?」と考えながら、一線を越えていく過程が生々しい。

    読んでいて、「まだ戻れたんじゃない?」と何度も思った。でも本人はもう引き返す気がなくて、淡々と準備を進めてしまう。その冷たさが痛いし、同時にすごく孤独だ。

    誰かを守るための選択だったはずなのに、最後に残るのは、一直線に走って行く若者の姿だけ。スカッともしないし、救いもない。

    読後は、熱くもない青い炎が胸の奥にずっと燃え続けた。

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    2025年12月26日