貴志祐介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『テーマ小説の旨味が凝縮された至極の一冊』
将棋にまつわる8話のアンソロジー。総じて良かった。特に将棋の細かいルールがわからなくとも読めるのが良い。全体的に夢を諦めない姿勢と将来の不安に対する心の葛藤を描いた作品が多く、勝負師たちの手に汗握る緊迫感が伝わってくる。奨励会の描写は「ヒカルの碁」を思い出した。
●授かり物 青山美智子
親子の優しい物語、ブラマンが出てくるのは青山ファンに嬉しい
●マルチンゲールの罠 葉真中顕
賭け将棋師の物語、真剣勝負に手に汗握る
●誰も読めない 白井智之
本格ミステリー、アリバイ崩しのトリックと将棋の先読みを掛けた白井先生らしい作品
●なれなかった人 橋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「餓鬼の田」
青田の話を最初から全く信じようとせず、分析して、
それが正しいかのように勝手に理解して納得してる
美晴の態度が鼻についてしまい、話がどうとかいう
より意識がそっちにいってしまった。
確かに信じ難い話だけど、ひとの話はひとまず柔軟
な心持ちで最後まで聞いて欲しいわ。
「フーグ」
悔しい!!
状況も条件も揃ってたし、ちゃんと記述もされてたの
に…ただただ話を楽しんでしまった。
怖いというより、かわいそうだと思った。
苦しかっただろう…。
あ”〜 それにしても気づかなかったのが悔しい!
「白鳥の歌」
これは…なんとも…切ないというか…なんと言うか。
最後は少しショックだった。
黒人 -
Posted by ブクログ
ネタバレホラー全体そうかもしれませんが、凄く想像するとジワッと怖い、上手く文書にできませんが貴志さんを感じる4本でした
餓鬼の田
結構美晴性格的にはあまり、というかまぁでもこういう子いるよな、って思った。私なら!と盛り上がったその瞬間、すんっ、って感情がなってしまうのなんかちょっと面白いというか青田さんこれの繰り返しなんだろうなぁと
フーグ
怖い…まさかウォーターベッドがそんな事になるなんて。もし普通のベッドだったらそんな事になかったのだろうか、いやでも、結局マットの間に転送されてしまうのだろうか、とか
てか松浪の下心が。もう途中で手を引くべきだったのに結局最後まで…もちろんそうじゃなければ話にはなら -
Posted by ブクログ
ネタバレ貴志祐介さんの作品を読みたくて読んでみた。
「夜の記憶」は、デビュー前に書かれたというSF。
人間ではない生き物視点で進むパートと、ある人間によるパートが進んでいき…
完全に光がなく、音の周波を発信しその反射で地形や障害物の有無を把握する生き物の視点がとてもリアルで、天敵に狙われるシーンには思わず息を呑みました。
「呪文」は、銀河文化調査にて植民惑星「まほろば」を訪れる話。豚に似た神をひたすら”憎み呪う”という恐ろしい風習により、念力(サイコキネシス)が発生し、それによりまた別の惑星に災害が発生し、それをまた憎み…
無意識で憎み合うことで発生するという最悪の奇跡にゾッとした…
「罪人の選択」は