貴志祐介のレビュー一覧

  • 天使の囀り

    購入済み

    奇妙な読後感

    読み終わった後は何というか「あー…」という感じでした。
    この作者さんの作品を読み終わった後はいつも同じような感傷を感じます。
    結末がハッピーエンドか、バッドエンドなのか、微妙なラインをフラフラしている感じで、何とも言えない気分になります。その感じがとても癖になるのでこの方の本には病みつきにさせられます。

    内容ですが、主人公の恋人のメールから始まり、帰国した彼の様子がおかしくなっていく様を描きつつ、その原因について主人公が奔走していくというものです。さらに大雑把に説明してしまうならば、貴志祐介らしいホラーであったと思います。
    私は自分の知らない知識を読むことが好きなので、その部分でもとても楽しめました。逆に、本筋とは関係の無い文章や解説を好まない人には、やや退屈なシーンが多くなるでしょう。
    とにもかくにも、現代の小説らしく複雑な心情描写や情景描写は少なく、スラスラと読み進める事が出来るので、人間がおかしくなっていく様をちょっとした息抜きにでも少しずつ読んで見るのも、また一興です。

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    2013年12月31日
  • ダークゾーン(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貴志 祐介氏の小説の特性と自分は考えているが、作品世界がどんなジャンルにもキッチリ当てはまらない混然さが、一つの魅力となっている。SF的でありながらファンタジーっぽくて、ホラーかと思えばミステリ的に収束して…と様々な既刊の作品において、これは正統派〇〇だ!と呼べる作品は見当たらない気がするのだ。

    今作もいきなりの不条理設定から始まって、物語は加速していく。ゲーム小説?ファンタジー?と思いきや、将棋をベースにした戦略性の氏独特の創造性に、一気に持っていかれてしまう。

    舞台が軍艦島で、異形のキャラ達が繰り広げるバトルは読者の好みは分かれるところだろう、個人的にはこの先のオチに期待しつつ読み終えたが…


    それはないんじゃないの?貴志作品にハズレなしと思ってたけど、ちょっと期待ハードルが高すぎたのだろうか?ゲーム制は充分面白いんだけど締め方にはガッカリしてしまった。

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    2013年12月27日
  • 新世界より(下)

    Posted by 読むコレ

    電子書籍だったので、本の厚みは分からなかったけど、一日一冊しか読めなかったところを考えると、それなりに厚い本だったんでしょう。けど、その時間が過ぎるのはあっという間でした。
    自分は生来根気強いタイプではなく、長編を読み切る力に乏しい。なので、これまでの読書歴も、一冊ものか、どこで区切っても「まぁいいか」な連載物が主でした。
    そういう意味では、一ページ目から結末までの伏線をしっかり張った長編を読むことの良さを教えてくれた、意義深い作品に出合えたような気がします。
    とにかく、夢中で読んだ。面白かったです。
    敢えて言うなら、読み始めに煽られ、期待してしまった結末とはちょっと異なり、惜しい! という気持ちになってしまった感は否めませんが・・だからこそ、次の本を探す原動力にもなろうというものです。
    ありがとう!

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    2013年12月19日
  • 新世界より(上)

    Posted by 読むコレ

    前評判抜きで、貴志祐介という名前だけ信頼して読み始めました。
    まだ1/3の段階で評価するのもなんてすが、これは面白くなりそうてす!
    貴志祐介といえば、悪の教典よりはクリムゾンの迷宮が好きだった自分としては、あの何とも得体の知れない不安感を再び味わえるなんて感激の一言です。
    上巻の伏線ですでに、これからとんでもないことが起きることは既成事実ですし、楽しみで仕方がない!
    …でも今晩はここまで。明日大事な仕事なんで…

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    2013年12月19日
  • 新世界より(中)

    Posted by 読むコレ

    本を読んでいると、ふと自分がどこにいるのか、一瞬だけ分からなくなる時があります。今日、まさにそんな感じになりました。
    本に入り込むということは、そこに疑問や嘲りといった感情がまったく生じていない、つまり隙のない作品ということなんでしょう。なんて素晴らしい。
    と、冷静を装いつつ、脳は次のダイブに向けて突進中です。
    今日はもう遅いしやめようよ・・

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    2013年12月19日
  • 悪の教典(上)

    グロいですが…

    よく映画化したなぁ、と思うようなぶっとんだ主人公です。彼には彼なりの理論があるのですが、後味悪いっちゃわるいですね。
    物語としては一応結末を迎えていますが、その後が気になる作品でもあります。
    周りにもこんな人がいたら…とゾッとします笑

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    2013年11月15日
  • 雀蜂

    久しぶりの新作♪

    久しぶりの新作ということで、とても楽しみにしていました。
    今回の敵は人ではなくタイトルの通り雀蜂ですが、臨場感ある描写でサクサク読み進められました。
    ラストには、あー、そういうことか、というどんでん返しが待っています。
    個人的には貴志祐介は長編でこそ!という期待があるため、星4つにさせて頂きました。

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    2013年11月15日
  • ダークゾーン(上)

    Posted by ブクログ

     貴志祐介 著「ダークゾーン(上)」を読みました。

     プロ将棋棋士の塚田は、異形の戦士として異世界で繰り広げられるバトルに突然戦う羽目に陥る。将棋の駒のように、味方のモンスターを操って戦うという奇妙なルールの下で続く七番勝負。塚田は戦いに勝利し、もとの世界に戻ることができるのか。

     いきなり、異世界での戦いからスタートするという展開でしたが、さすが作者の得意とする所で、すぐにその世界観に入り込むことができました。

     また、将棋に似た戦いの奇妙なルールも読んでいる中ですんなり理解し、その地獄のような戦いの勝負に夢中になっている自分がいました。

     塚田の味方のモンスターはいずれも、塚田の知り合いで、敵方も徐々にその正体がわかってくるという展開で、この異世界で戦わざるをえなくなった理由が少しずつ読み取れ、下巻のクライマックスに向けて、盛り上がる感じでした。

     そこに隠されている秘密な何なのか、この勝負の行方はどうなるのか、果たして塚田はどんな運命をたどるのか、上巻を読み終わった今、下巻の結末が楽しみです。

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    2013年11月21日
  • 新世界より(中)

    購入済み

    止まらない

    所々に出てくる残虐なシーン、主人公の心の揺れ動く様など見どころ満載。
    読み進める手が止まりませんでした。
    これだけ風呂敷を広げまくってどうやってまとめるのか…下巻に期待

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    2013年10月22日
  • 新世界より(上)

    購入済み

    新鮮!

    普段ファンタジーはあまり読まないけれど、とても楽しめました!
    幼い主人公のまわりで起こる大小様々な事柄に心踊らされます。
    続きが楽しみ。

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    2013年10月22日
  • ダークゾーン(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋プロを目指す主人公が突然、ゲームの駒にされて訳も分からないまま、同じ境遇の同士と殺し合いを強いられる。

    後編は、前編に比べ「負けたら終わり」感が強まるせいか、より緊張感の高さを感じられた。

    また、対局の合間に「断章」という形で、現実世界で何が起こっていたか、他の人物とどのような関係だったのかが少しずつ明かされる。

    すべての戦いが終わった後の結末についてはやるせなさや虚しさが残る結末だった。(悪い意味ではなく)

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    2013年10月14日
  • ダークゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋プロを目指す主人公が訳も分からずゲームの駒にされ、同じ境遇のライバルと命を賭けたゲームを行う。

    主人公の設定上、将棋になぞらえた用語や戦術が出てくるが、ゲームそのものはウォー・シミュレーションゲームのようなもの。

    物語の展開上しょうがないのかもしれないけど、対戦相手も主人公と同じ境遇、将棋の実力も同じぐらいのはずなのに、主人公に比べ随分強いような…


    詳しい感想は下巻で。

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    2013年10月08日
  • ダークゾーン(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最終的に人間の愚かさ 汚さを描いた作品だと気付いた。
    塚田という男は最終的に植物人間状態で夢の中で
    愛する理沙と将棋を永遠に打ち続ける。

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    2013年09月27日
  • 悪の教典(上)

    購入済み

    久しぶりに読みたいと思いました

    実用書以外は普段立ち読みもしないのですが、同作品の映画を観て衝撃を受け、原作を読みたくなりました。
    映像から入ったので、どうしても映画の人物やシーンに重ね合わせてしまうのですが、伊藤英明他適役だったと思っています。
    上下一気に読んだので若干目が凝り固まってしまいました(^ ^)

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    2013年09月26日
  • ダークゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    将棋の知識がなくても十分スリルを味わえたが、あったらあったでもっと入り込んでもっと楽しめた気がしてならない。そう欲をかいてしまうほどおもしろかった。
    散りばめられた数々の謎が下巻でどう解消されるのか楽しみ。

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    2013年09月06日
  • ダークゾーン(上)

    Posted by ブクログ

    割とゲームっぽいというか、ファンタジーというか、その辺の設定と現実的なのが入り混じってるの好きな方だから良い。
    将棋とかの話の部分はわからないこともあるが。
    クリムゾンの迷宮に近い感じか。

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    2013年09月06日
  • 新世界より(3)

    Posted by ブクログ

    濃厚な百合シーンご馳走さまです。例えそれが争いのない世界のための行為(仕組まれたもの)だったとしても、それを知った後の真理亜の早季への思いが変わらなくて良かったと思います。別れの手紙を読むシーンがとても切なかったです。

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    2013年06月19日
  • 新世界より(上)

    Posted by 読むコレ

    2012秋アニメとして、久しぶりのテレビ朝日系深夜アニメとして放送が開始された「新世界より」を読んでみることにした。文庫版は上中下の3冊になっている。単行本だと上下巻。今回読んだ文庫の上巻は482ページ。かなりの分量である。ちなみに2008年の日本SF大賞受賞作である。

    舞台は1000年後の日本。神の力ともいえる「呪力」を手にした時代の人間の物語。序盤は世界観や設定の説明に費やされる感じがするので、その辺の学習を強いられている感じがする。人によっては挫折してしまうかもしれない。アニメ版1話は時系列をちょっといじって、雰囲気の演出に努めていたけど、あれでもまだ分かりにくいのは否めないだろう。

    とはいえ、200ページを超えた辺りくらいから急速に物語が動き出す。ここもある意味、説明パートとも言えるのだが、なかなか面白い話になっているので、読んでいて一気に引込まれていく。

    そして終盤の逃亡、戦闘、お色気パートなど、盛りだくさんの展開でページをめくる指が止まらない感じに。それでも上巻はまだ入り口にすぎないというのも分かるので、引き続き中巻を読み進めたい。

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    2013年04月08日
  • 新世界より(下)

    Posted by 読むコレ

    「新世界より」の最終巻。時系列は一気に飛び、渡辺早季が26歳の時の出来事が綴られる。

    最終巻ではこれまで人間に従っていたバケネズミが一気に反乱を起こす。同時に悪鬼も出現し、派手な戦火が描かれることになるのだけれども、本質的にはバトルシーンはおまけな気がする。

    映像映えしそうなシーンは多いけれども、見どころは心理戦というか、それまでに綴られてきた物語を踏まえた上での心の揺れ動きこそが、愉しみどころであり、真実を知った時の何とも言えぬ想いをより深くするのだと思う。

    とはいえ、貴志祐介氏の「クリムゾンの迷宮」を読んだ時にも思ったのだが、少しオチが弱い気がするのだ。特に詳細は省くが悪鬼との決着法など、ネタばらしを先にしてしまっているので、読んでいるとあっけなく感じてしまう。

    ただ、それも納得ではあるのだ。なにせこの作品は渡辺早季の手記という形式を取っている。記録として綴ったものなので、エンターテインメント作品ではないし、そもそも「作品」ですらないのだ。(誰かに感情移入しやすいようにも書かれていない)

    それどころか、この渡辺早季という人間は「信用できる語り手」なのかすら怪しく思えてくる。記述された出来事は本当にあったことなのか。この物語の世界こそが渡辺早季の想像により創造されたものなのではないか。

    最後の一行を読み終わって、そんなことを考えてしまうのだった。

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    2013年04月08日
  • 悪の教典(下)

    購入済み

    ホラーというより…?

    戦ったり逃げ惑ったりするシーンはバトルロワイヤルっぽかったような。
    ハスミンの鬼畜天才っぷりには脱帽!

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    2012年10月25日