貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by 読むコレ
2012秋アニメとして、久しぶりのテレビ朝日系深夜アニメとして放送が開始された「新世界より」を読んでみることにした。文庫版は上中下の3冊になっている。単行本だと上下巻。今回読んだ文庫の上巻は482ページ。かなりの分量である。ちなみに2008年の日本SF大賞受賞作である。
舞台は1000年後の日本。神の力ともいえる「呪力」を手にした時代の人間の物語。序盤は世界観や設定の説明に費やされる感じがするので、その辺の学習を強いられている感じがする。人によっては挫折してしまうかもしれない。アニメ版1話は時系列をちょっといじって、雰囲気の演出に努めていたけど、あれでもまだ分かりにくいのは否めないだろう -
Posted by 読むコレ
「新世界より」の最終巻。時系列は一気に飛び、渡辺早季が26歳の時の出来事が綴られる。
最終巻ではこれまで人間に従っていたバケネズミが一気に反乱を起こす。同時に悪鬼も出現し、派手な戦火が描かれることになるのだけれども、本質的にはバトルシーンはおまけな気がする。
映像映えしそうなシーンは多いけれども、見どころは心理戦というか、それまでに綴られてきた物語を踏まえた上での心の揺れ動きこそが、愉しみどころであり、真実を知った時の何とも言えぬ想いをより深くするのだと思う。
とはいえ、貴志祐介氏の「クリムゾンの迷宮」を読んだ時にも思ったのだが、少しオチが弱い気がするのだ。特に詳細は省くが悪 -
Posted by ブクログ
最初読み始めは日記みたいなのを彼女にひたすら送ってるところで長くて正直そこで諦めそうになった。全体的にこここんな長く話す必要ある?みたいなとこ多かった気がする。例えば教授やっけなんか最後いい感じなる人が線虫のことをめちゃくちゃ詳しく説明してるとことかギリシャ神話のとことかもなんか関係してくるんかって思ったらあんまやしまあ推理とかしてるって考えたらその流れ的にあってもいいんかも知れへんけど専門用語が多すぎて全然頭に入ってこず読んでた。展開がなんか遅い気がしてずっとミステリーっていうか事件解決系のばっか読んでるからかわからんけど犯人を探すというよりも何がこの状況を起こしてるっていうのをひたすら早苗
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Posted by ブクログ
ネタバレ夏祭りに乗じて、バケネズミが戦争を仕掛けてくる。壊滅的な状況に陥った早希達は、最後の望みをかけて東京にある「サイコバスター(炭疽菌)」を探しに向かう。
東京の洞窟では様々な生物が生息している上に、追手の悪鬼もきていた。どうにかして悪鬼を倒し、人間は社会を取り戻すことができた、というオチ。
バケネズミ達が人間と同等の知能を持つにも関わらず外見がネズミなのは何かあるだろうなと思っていたが、しっかりと人間の醜さが現れているオチが用意されていた。
手記の形の記述によって、これから「何か」が起こる、という緊張感を読者に持たせるのが上手いなと思った。その緊張感の持たせ方が上手すぎて読んでいて怖かった。早く -
Posted by ブクログ
ネタバレ旧家を襲う悲劇と呪物の謎を追い掛けるお話。
呪物と呪物に纏わる話が多く語られるので、残酷な描写はありましたが、それほど怖いとは感じませんでした。
(殺人ミステリとホラーばかり読んでいるため感覚が麻痺しているのかもしれません)
前半は呪物の説明が大半を占めており、読み進めるのに少々時間がかかりました。呪物が多すぎる!
しかし後半に差し掛かると事態が様々に動き出し、緊張感が増していきました。
「寝ずの番」での主人公の決死の闘いぶりは好きです。
「あーもう!!」と半ばやけになりながらも、恐怖に立ち向かう主人公って良いですよね。
「寝ずの番」がまず想像すると怖いんですが、とにかくやる事が多い! -
Posted by ブクログ
ネタバレ土蜘蛛バケネズミ達を倒し、倫理委員会へ報告されそうになるところを早希達はどうにか逃げる。(実際は知られていたけど黙認されていた)
それから二年が経ち、14歳になった頃、瞬が業魔になってしまい、呪力の漏出が止まらなくなり、自分の力を抑え込むために消えてしまう。死んだ可能性が高い。
そして早希達の記憶修正が行われ、瞬の代わりに良という少年があてがわれるが、早希達はかすかに残る瞬の記憶を思い出していく。
覚の祖母であり倫理委員会の最高責任者である富子に、業魔について教わる。その後、守が家出して失踪する。守を探しに行く早希達。一度は見つけるも、覚と早希が町に戻っている間に消えてしまう。最後の望みをかけ