【感想・ネタバレ】極悪鳥になる夢を見るのレビュー

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Posted by ブクログ

作家・貴志祐介のエッセイ集。初っ端ちょっとしたホラーよりも恐ろしいリアルな恐怖譚から始まり、どんな怖いエッセイなんだろうとビビリつつ読み進めると他はそんなに怖くなかったです(笑)。海外に行った時の話や野球の話、10枚の絵画についての筆者なりの解釈や、『新世界より』の時のインタビューなど色んなジャンルを詰め合わせた一冊でした。

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2021年01月28日

Posted by ブクログ

貴志祐介の極悪鳥になる夢を見るを読みました。
konnokも気に入っているホラー小説作家貴志祐介のエッセー集でした。

ホラー小説を書いてあるだけあって、ものごとの見方が普通の人とは変わっていて面白く読みました。

とは言え、「人間が絶対に過ちを犯さないことを前提に作られているシステムと性善説に基づいて作られているシステムは必ず破綻する」という指摘についてはその通りだと思ったのでした。

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2017年04月25日

Posted by ブクログ

ホラー小説作家である貴志祐介によるエッセイ集。

著者の描くホラー小説は、超常現象や心霊といったものではなく人間の持つ狂気をテーマにしたものが多く、多くの現象が理論的な説明で根拠が示されている印象だが、
エッセイの中では自らを超合理主義者と説明しており、なるほどという感じだった。

『新世界より』の発想が生まれた経緯が、『地球の長い午後』や動物行動学者コンラート・ローレンツの「悪=種内攻撃」という切り口から生まれているという内容が印象的。

作者がホラーを書く理由として、希望や光を描くためには、絶望や深く暗い闇が必要と述べる。
またこの世に存在する悪の存在をしっかり認識するべきで、本の内容を通した思考実験や登場人物が置かれた状況を擬似体験し想像力を育てる事が読書をする一つの意味だと説明する。

娯楽を目的とした「エンターテイメント」作品にはミステリーやホラー、SFなど様々だが、作者の言うように1つの思考実験としての読書体験は重要だと感じた。

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2021年01月17日

Posted by ブクログ

ホラーSF作家、貴志祐介によるエッセイ集。
生まれ変わったら何になりたいか、早口言葉の創作など、こんなことを考えているのかという自由な発想が面白い。
個人的には「なぜ緑色の哺乳類はいないのか」というエッセイが興味深かった。
考えたことはなかったが、言われてみれば確かにという着眼点。
日々疑問を持って過ごしていたら生活は豊かになるだろうなと思わせてくれる。

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2019年11月10日

Posted by ブクログ

普通のエッセイ。
所々作者の主義主張が見られるので反感を覚える人もいるかもしれない。

とりあえずエッセイよりも新作を早く。

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2018年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が書きためたエッセイ集。章ごとにまったくテイストが違うので面白い。さすがホラー作家、目の付け所が違うなあと思うものや、日頃感じている軽い文章のものまで盛りだくさん。個人的には対談みたいなのが面白かったなあ。やっぱり作家さんって小さい頃から読書家なんですね。

エッセイも良いけど新作お待ちしてますー。

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2017年05月03日

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