貴志祐介のレビュー一覧

  • ダークゾーン 上

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    名前や設定を理解するまで大変だけど、すっごい面白い。寝ないとしんどい飛行機移動で読み耽ってしまった。(案の定その後しんどかった)

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    2021年11月30日
  • コロッサスの鉤爪

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    ネタバレ

    光の速さで読み始め、読み終えた事に寂しさを感じています。

    どちらも幻想的な空間での殺人で、どこか切なかったです。
    全体的に動機が辛いですね。
    『コロッサスの鉤爪』に関しては、やるせないとしか言いようがないです。
    復讐をしてもしなくても、犯人にとっては一生救われない結末のように感じました。

    榎本さんの本業を見れた事やら、珍しく青砥さんを頼ったあたりやらで、勝手に嬉しく感じました。
    青砥さんの扱いが可哀想に感じます…!
    推理系に疎い私からすると、寧ろ発想力があって羨ましいのに(笑)

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    2021年09月01日
  • ミステリークロック

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    ネタバレ

    やっぱりこのシリーズは面白いです…!
    トリックが難しすぎて、半ば無理矢理納得した気でいますけど(笑)
    犯行動機や現場はかなり殺伐としてますが、その合間に挟まれるシュールなギャグがまたいいです。

    ちょっとした違和感ですぐにトリックを分析出来る榎本さん…別に何かを「ぬーしゅ」しなくても、探偵業で稼げるのでは…?
    青砥さんは可愛らしいんですけど、弁護士としては本気で心配になります…ご愛嬌ですね!

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    2021年08月27日
  • ミステリークロック

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    ネタバレ

    防犯探偵シリーズ第四弾その1
    元は長編だった作品をあえて文庫二冊に分冊した作品。

    短編物と、中編物のお話が二つ収録されています。
    短編の方は榎本のみが登場し、問題提起から解決までがとても早い!
    榎本史上最速解決だった事件でした。

    そして中編。
    む、難しい…
    解決編で図形を用意してくれているのですが、理解する為に何度か読み返しつつ、図形と睨めっこしつつ読み進めた感じですね。
    知能犯vs頭脳明晰な探偵の図で、そもそもこんなややこしいトリックを考え付く貴志先生が凄い…

    総ページ数は少ないですが、内容的に読み応えたっぷりな一冊でした。

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    2021年07月12日
  • 鍵のかかった部屋

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    ネタバレ

    防犯探偵シリーズ第三弾

    青砥先生…どんどん可哀想なキャラになっているような…?
    でもそこが味であり、榎本と良いコンビでいられる所以なのかも知れないですね(笑)

    今作も色々な密室が用意されていましたが、密室だけではなくトリックそのものも奇想天外なものが多かったです。
    謎が解けるにつれ感心したりビックリしたりと一話一話楽しく読めました。

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    2021年07月12日
  • 狐火の家

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    ネタバレ

    防犯探偵シリーズ第二弾

    全体を通してほんのりホラー風の作品。
    貴志先生の得意な分野に少し傾きつつ、しっかり密室ミステリーが詰まっていて、読みごたえ抜群。

    いつもは弁護士の青砥先生視点で進んでいくところ、今作では榎本視点で進んでいく物語があり、榎本の人物像がかなり読み込めてくる構成になっているのも良いなぁ。




    特に印象に残ったのが2作目の黒い牙で、トリックの発想が凄く気持ち悪い(良い意味で)。
    殺人と言うタブーを犯すと言う事に意識がいっているからだろうけど、実行した犯人もある意味で凄いと感心してしまった。
    トリックと実行犯のある意味度胸?の二重の意味で印象的だった作品。

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    2021年07月02日
  • ダークゾーン(上)

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    ネタバレ

     将棋・ゼロサムゲーム・異次元設定に造詣の深い人はもっと楽しめるかな?
     恋人も駒になるのに駒として扱わないところは、序盤は素敵だと思って読んだが、後半は腹が立ってきた。
     下巻でどう決着がつくのか、決着がついたとき、どうなっていくのかを考えると、ワクワクする!
    あと、将棋がやりたくなる。チェスと囲碁もやりたい。

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    2021年06月17日
  • ダークゾーン(上)

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    ネタバレ

    将棋が全く分からず、キャラクターの数が多くて、頭に入りにくかったが、戦いはスリルがあって、読んでいて楽しかった。
    塚田の視点で読み進めたためか、最後まで読み進めると、塚田がかなり身勝手なことをしていることが分かるが、不思議と嫌な人物だとは思わなかった。

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    2021年06月12日
  • ダークゾーン(下)

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    ネタバレ

    現実に戻るため、塚田とその恋人の理紗は、多くの犠牲を払いながら局面を切り抜けようとするが……。
    ダーク・ゾーンとは、塚田の罪の意識と後悔が作り出した精神世界のようなものだった。このまま目覚めずに、塚田は理紗と共に戦い続けていた方が幸せなのかもしれない。

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    2021年06月05日
  • ダークゾーン(上)

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    異世界に招かれたプロ棋士の卵の青年が、軍艦島を舞台に、異形と化した恋人や知人を駒にしたゲームを繰り広げることを余儀なくされる。
    将棋の知識ありきでないと理解出来ない部分も多いが、充分面白い。

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    2021年06月05日
  • 狐火の家

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    防犯探偵シリーズ第2弾!
    このシリーズは、防犯ってだけあって、密室殺人ばっかり!
    今回は、4つの殺人事件、要は短編集。
    何か、4作を通して分かったのは、青砥純子さんが、蜘蛛が苦手っこと(^O^)
    重い感じのから、軽いというかコメディータッチのまで様々。
    一応、コメディーっぽいのは、「黒い牙」なんやけど、部屋中に、タランチュラだらけって、逆に怖いかも(ーー;)とか、
    そんな古い純日本家屋も密室になるんやと驚いたり(狐火の家)となかなか。
    榎本&青砥のコンビは、掛け合いも良いし、面白いけど、密室になる度に、非合法な密室を破ってる人を弁護士が呼ぶか?とは思うな。
    小説やしええかo(^_-)O

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    2021年05月22日
  • ダークゾーン(下)

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    ゲーム性があって、楽しい。
    他作品にも言えるが、設定が細かくて説明が少し長く、中弛みするが、その甲斐会って後半でのスピード感、リアルに脳内再生できて作品に浸れるのが好きなところ。

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    2021年05月16日
  • 狐火の家

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    ネタバレ

    長野県の田舎で起きた密室殺人を筆頭に4つの短編からなる密室専門のミステリー小説。どれもこれも本格的なトリックばかりであり、物理だけでは無く心理トリックなども駆使しながら密室を作り上げていると言うところが読者として飽きることが無く、読み進めることが出来た。最近出版されたばかりの2冊の短編集も時間を見つけて読んでいきたい。

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    2021年03月26日
  • ダークゾーン 下

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    ネタバレ

    素晴らしい!
    この設定で、これだけ爆走しまくって、現実のミステリとかいったり来たりの描き方とか、、、そういうの全部ちゃんとまとめた!素晴らしい!!天晴れ!!!
    夢落ちとか無理くりとかファンタジーとか、そういう有耶無耶じゃなくて、きちんとしっかり正しく面白く作られていることが尊敬して止まないです。
    読み物として「夢敗れそれでも足掻き身勝手に傲慢に言い訳ばかりのクズ男の、苦悩と葛藤と心の弱さを最低最悪に書き連ねた」っていう、とても良く書けている小説だと思いますが、塚田みたいなヤツはほんと嫌いでしたw

    どんだけの『とんでも虚構』を載せても、そこに確かなリアルがあってそれが自身の日常の延長線上にある

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    2021年03月24日
  • クリムゾンの迷宮

    購入済み

    引き込まれ突き放され

    まるで映画を観ているかのように映像が次から次へと頭に浮かび、ページをめくる手が止まらなくなった。小説の醍醐味を堪能できた。最後だけが個人的には肩透かしのように感じて残念だった。

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    2021年03月23日
  • 狐火の家

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    久々に読んだ榎本が主人公の推理小説
    昔読んだガラスのハンマーほどではなかった
    キャラ同士の関係性を楽しみながら読む感じ

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    2021年03月07日
  • コロッサスの鉤爪

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    鏡の方は説明されても頭の中で状況が描けず、単なる変わったトリックの発表会みたいになってしまった。話も面白くない。
    コロッサスは話が面白くトリックも比較的想像しやすい。できるかどうかというのは置いといて。
    ただどっちも短編のせいか解決後の余韻がほぼないのが残念。

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    2021年02月25日
  • ミステリークロック

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    防犯コンサルタント榎本シリーズ。単行本で1冊だった4編を加筆再編して文庫本2冊にしたようだ。単行本は未読。
    本作のメインは表題作の「ミステリークロック」。女流ミステリー作家の山荘に招かれた客たちが遭遇する殺人事件に榎本が立ち向かうという本格ミステリー。
    タイトルがタイトルだから時計絡みのトリックであることは想像がつく。ネタバレにもならないだろう。ただそのトリック自体はかなり難解。イラストを使っても分かりづらかった。でも話が面白いんだから困る。困らないけど。ここまで緻密なトリックになると映像化は難しいだろう(視聴者がわかりづらいから)。ドラマの劇場版になる可能性も想像したが、そもそも大野くんが無

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    2021年02月14日
  • ダークゾーン(下)

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    ネタバレ

    まず、人間将棋というゲームが話のベースになっていて、自分の趣味に合った。雰囲気は、暗さが目立ち、最終的に不思議な世界の謎はすっきりと現実的な解答ではなかったのが少し残念だったが、面白く読み進められた。【満足度75点】

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    2021年02月10日
  • ダークゾーン(上)

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    ネタバレ

    まず、人間将棋というゲームが話のベースになっていて、自分の趣味に合った。雰囲気は、暗さが目立ち、最終的に不思議な世界の謎はすっきりと現実的な解答ではなかったのが少し残念だったが、面白く読み進められた。【満足度75点】

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    2021年02月10日