貴志祐介のレビュー一覧

  • クリムゾンの迷宮

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    ネタバレ

    イッキ読み。展開が気になり過ぎ。
    デスゲームものの源流と言われるだけある。
    道中の描写も良かったことに加え最後ちょっと哀愁があるのが印象深い。

    情報がいちばん必要だろとは最初にちょっと思った。

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    2026年06月14日
  • 新世界より(下)

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    ネタバレ

    率直に面白かったです。
    もっと早く読んでればよかったな。

    ホラー色もあって、謎も多くて次の展開はどうなるんだろうかと
    読み進めるペースが上がる。そんな作品。

    冒頭に早季の語りから始まるので、最終局面でも生き残るのは分かってるが、
    自分たちが生き残るためにあっさりと奇狼丸を犠牲にするのはモヤモヤする。
    奇狼丸が可哀想だとかの前に、バケネズミは利用するためだけのモノ
    という傲慢さが見えて嫌な感じだった。
    早季の葛藤もあまりなくて、さらっと“いい案でしょ”
    みたいな感じで扱うのもなんだかなという感じ。
    愧死機構を逆手に取った妙案かもしれないけれど、
    最後の最後でこの部分が引っ掛かって後味が悪い作品と思ってしまった。

    いっそのこと幼少期に居なくなった友人たちがバケネズミに変化していて、
    彼らと対面した時にも同じ扱いが出来てしまうぐらいまで振り切ってれば
    もう少し違った印象になったかも。


    早季の語りなので仕方ないけれど、
    真理亜と守サイドをもう少し丁寧に書いて欲しかったかな。

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    2026年06月12日
  • 新世界より(中)

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    ネタバレ

    上巻よりも読みやすかった。
    瞬が業魔になり亡くなったのも、守とまりあが居なくなってしまったのも悲しい
    テンポが良くてすぐに読み終わってしまった
    だいぶ町の秘密や歴史が明るみになってきた。
    相変わらずバケネズミは怪しさと、本当に味方なのかという疑惑を節々に感じる

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    2026年06月09日
  • 新世界より(中)

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    ネタバレ

    まさか早季と覚の2人だけになってしまうとは。瞬が業魔になって死んでしまったこともショック。呪力を得たことが、人間の恐ろしさや愚かさを表出さているように感じられる。面白かった!

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    2026年06月08日
  • 硝子のハンマー

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    ネタバレ

    読者を引き込むテンポの良さはある。ただ、物語の根幹をなすトリックの動機には疑問が残る。犯人が緻密な計画で隠し財産を盗むまでは良いが、その後の「口封じ」のための殺人は、不必要かつ不自然。わざわざ危険を冒し、極めて複雑な密室トリックを用いてまで社長を殺す必要性は薄く、「盗むだけで十分だったはずだ」という違和感が、作品全体のリアリティを損なっている。

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    2026年06月08日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    3.8
    全体を通してかなり不気味な作品だった。
    謎の全体像はなんとなく序中盤で察せられるけど、説得力を持たせるための情報量がものすごい。どれだけの取材や調べを通して書き上げたものなんだろう。
    ラストは貴志祐介らしくタダでは終わらせてくれない、後を引く結びだった。

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    2026年06月07日
  • 新世界より(上)

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    ネタバレ

    数年前アニメみたけど、途中で話の内容が入ってこなく挫折してしまったけど気になっていたため
    小説で読んでみたらアニメで見てた映像も相まってか当時よくわかってなかった内容もよくわかって
    物語により楽しめた(当時アニメを見てた時の私の集中力が無かっただけかもだけど…)
    ずっと不穏な空気が漂っていて、後半は息をつくもない状況に読んでいて人間側として、バケネズミが本当に味方なのかとか疑いながらドギマギしながらよんだ
    そして最後の不穏な終わり方、、、中編もたのしみ!

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    2026年06月06日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    安定の貴志祐介クオリティ。話の構成が並み居る作家の中でも群を抜いて上手いと思う。膨大な語彙力で投影される作者の世界観は恐ろしい程のリアリティだ。ただ、所々分からない言葉があってつっかえながらの読書になってしまったので、またたくさん経験を積んでから再読したい。
    短編書評 
    皐月闇  
    詩の解説形式で進んでいく本作。作田の解説が上手くてすっかり騙されてしまったが、その後の菜央の解説を聞くとそっちに納得してしまうのは全く不思議。作田がかつて経験した断片的な記憶、これ以上今回の件に触れてはいけないという予感、妙に納得しない菜央の様子。作中のそこらに布石されていた伏線が全て最後の結末に繋がっていき、物語として非常に面白かった。例え何度でも訪問し、自分で自分の罪を思い出すまで待ち続ける菜央の執念がビシビシ伝わってきた。文中に潜む巧みなギミック、緻密な設定から生まれるミスリード。貴志祐介らしさが前面に現れている良い短編だと思った。

    ぼくとう奇譚 
    三作品の中で一番ホラーテイストが強い今作。こういった呪いや怨恨の話を大正や昭和初期という時代に合わせると、余計怖さが増すのは何故だろうか。最後、おみつ以外を選んでおけば軽い罪で済んでいたのに、結局幼い子供を選んでしまうというところに主人公の救えなさ、罪深さが出ている。美都子も一応の助け舟を用意していたことを考えると、主人公の因果応報具合が余計際立つ。いや、他を選ばないと確信した上での、挑発的な呪いだったのかもしれない。その後、主人公が喰われたシーンで終わらず、一つの木に棲息する虫による妖だと種明かしされるのがまた良い。

    くさびら 
    一気に作品のトーンが変わって、今度の主題はきのこ。ホラーというよりかは、謎解きも兼ねた哀惜の漂う悲しい話という印象。恒川光太郎が好きな自分にとって、こういったハッピーエンドでははない、しかしバッドエンドでもない、悲哀、哀愁といった終わり方の話はドストライクゾーンだ。前作での黒い蝶は得体の知れない恐怖そのもだったが、今作のきのこは危険を知らせてくれる存在。意識や感情が霧散した状態になっても主人公を守り切ろうとする家族の愛。役目を終えて最後の挨拶をするシーンに、この家族の絆の深さを感じた。

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    2026年06月06日
  • 悪の教典(下)

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    ネタバレ

    緻密に進んでいたはずの話が急展開。
    あまりに理解不能な思考でした。

    事件後の流れも簡単に終わってしまって少しガッカリではあったこと、
    カラスの伏線はどうなるのかな?と思っていたがあまり触れなかったことなど、ミステリーとしては少し弱かったかな?
    急展開後は追い詰められる人の心情が細かく描かれていて面白かった。

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    2026年06月06日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    日本の警察は優秀だと思っている。
    トクリュウとか、複雑な事件も全容を丁寧に明らかにしてくれているし、粘り強く真犯人に迫った事件もあった。本書にある様な拷問に近い取り調べによる冤罪は昭和の彼方の話、と思いたいけど、障害者郵便制度悪用事件で無関係の逮捕者が出たのは2009年、20年も経っていないし、大川原加工機事件に至っては2020年、令和の話だ。

    魔女狩り、という言葉を想起してしまった。
    雪冤、などという言葉が死後になる事を切に願います。

    本の分厚さにびびって、後回しにしようと思ってたのに貸出予約がついたので着手。結果的に一気読み。

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    2026年06月03日
  • 新世界より(下)

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    まりあとまもるまで(泣)
    ずっと、バケネズミたちが可哀想だったから、真相がわかってスッキリ
    早季の先祖たちは本当に酷いことをしたよ
    ここからいい方向に変わっていけるのかな…やはりPKを持つ側の人間が規制/淘汰されるしかないのではないかと思う…でもバケネズミしかり科学の力で殺戮兵器を生むことができるなら結局同じ?
    どうすれば世界平和は実現されるのだろうか、、、

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    2026年06月03日
  • 新世界より(中)

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    瞬〜(泣)
    ボノボのように触れ合いが推奨される世界興味深い
    大人達の世界の作り方、失策すぎない?
    呪力の弱点が制御できないことだけなのが困るね
    物語の終わりが気になる

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    2026年06月03日
  • もの語る一手

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    青山美智子さん じんと心にきた。もし、シングルマザーで一人息子を育てていて、あんなこと言われてた泣いてしまう。頑張れー!息子!
    2話目 結局、どっちの方が実力あってどこから演技なの???

    将棋のルールも知らないけれど、やってみたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 新世界より(上)

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    やっと読み始めた
    面白い
    前半、自然豊かで温かい世界で伸び伸び生きる子供たちが、後半は立て続けのピンチのなかで命からがら生き延びる、怒涛の構成。
    呪力、私も使いたいな
    まだ謎だらけだから続きを読まねば!

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    2026年06月02日
  • 罪人の選択

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    貴志祐介 二冊目 読み終わり
    この人はホラーだけじゃなくSFも面白いの書くんやね。
    今回のこの小説は短編集やったけどどれもおもしろかった。
    特によかったのは最後の【赤い雨】かな。

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    2026年05月26日
  • クリムゾンの迷宮

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    死を間近に感じながら何とか現状を打破しようとする登場人物たちの心情がリアルに感じられる作品。途中の違和感も最終的には解消されるし読みやすいと感じた。
    食料、環境、生き物、情報、あらゆるものが悩みの種でもあり生きるための手段でもある。それらをフル活用してゼロサム・ゲームを進めていく過程はドキドキする見応えのあるものでありスリル満点。心理戦も存分に楽しめる。理解しがたい突飛な行動も心の余裕がないことの表れだと思うと読みやすいかな。
    ラストの判然としない描写にモヤモヤしたが、想像を膨らませて補完しようと思う。

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    2026年05月24日
  • 青の炎

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    完全犯罪はあるのだろうか
    ほんの些細なことから、崩れていく

    何かが原因で一つ一つ紐解かれていく場面、
    ゾクゾクします!
    そこからバレるのでは?という想定が当たったとき、まさかの角度からもあり、思わず、主人公同様に「あっ!」と声が漏れてしまう

    そして、主人公の心理描写、これがまた良い
    高校生であるために、国語の授業の話、山月記、こころが出てくるのだが、それらの登場人物に自分の状況を照らし合わせているところがまたおもしろい

    最後も想定内だが、それも良かった

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    2026年05月18日
  • 黒い家

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    ネタバレ


    1900年代の実際にいたシリアルキラーたちを彷彿とさせる小説だった。
    実際にこういう人たちがいた。

    吐き気するくらい怖かった。生まれながらにサイコパスと言われる人はいて、その人たちは恐怖心も痛みも罪悪感も全く感じず、若槻と関わって追い込まれたのが引き金になり、リミッターも解除されて最後はああいう結末になったんだろうと思った。火事場の馬鹿力。

    本当に歪んで、壊れすぎてて理解が追いつかない。
    幼少期の出来事って人格形成に直結してると再確認した。

    結局、和也を殺したのは幸子…?なぜ小坂は初め、和也が死んでる姿を見た若槻のこと凝視してたの??どういうつもりだったのか…。
    そして幸子はずっと何を考えてたの?2人とも今まで何を考えて生きてきたの…。ただ欲のまま動いてたの?どうしようもなく不幸な人たちだな…
    しかも名前が幸子って…皮肉すぎる。

    あとバウムテストのくだりも子供の頃の日記も不気味で怖かった。なんでそんな人間が生まれるのか…。悲しすぎる。

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    2026年09月24日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    蜂毒のアナフィラキシーを殺人に使うというアイデアは斬新。どうやって逃れるのだろうと読み進めると性格異常者が作家と入れ替わっていたことがわかる。途中にも引っかかるところがあったが、読み飛ばし、気がつかなかった。ネタバラシの場面では自分がまんまと騙されたことがわかり爽快。

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    2026年05月15日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    序盤で異常の原因が分かってしまったし、中盤辺りで物語り的にもネタバレが入るので敢えてこのような構造にしてるんだと感じた。中盤ネタバレ部分で原因について詳細に記述することで、後半の展開での生理的不快感をイメージさせ易い上手い手法だと思った。
    26年前の作品なのに古臭さは感じない。
    フロッピーくらいかな笑

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    2026年05月13日