貴志祐介のレビュー一覧

  • 天使の囀り

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    わたしのNo. 1貴志祐介作品は『新世界より』で、この『天使の囀り』を読んで改めて思った。貴志祐介さんの作品は、SFでもホラーでも、独特だ。貴志さんの作品の怖さは、いま生きている現実世界と作品世界は地続きで、現実に「ありそう」と思わせることのように思う。内容は確固たるフィクションなのに、緻密な設定で、実際に起こりそうと思わせる力がある。
    年末。終わらない仕事、なんとなく体調不良(気のせいと言い聞かせる)、まったく手をつけられない家事。ヘトヘトで心も体も弱っている時に、読むのではなかった!わたしも闇落ちしそう。

    主人公はホスピス医。ストーリーでも、その設定は十分に生かされているが、このラストシ

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    2025年12月30日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    ある青年が警察から殺人の自白を強要される。青年に同情するとともに、助けようとする弁護士とその協力者を応援したくなる…が、青年、弁護士それぞれに何やら思惑がありそうで…。やがて舞台は法廷での論争へ。
    分厚い本で、主に法廷での会話で成り立っているという構成であるものの、意外なほどにスラスラと読めるし興奮する。事件自体はシンプルで謎解きという楽しみはないが、このようなジャンルでもここまで楽しくなるという驚きを味わえる。

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    2025年12月29日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    旅行の飛行機で読もうと買ったホラーアンソロジー。
    飛行機では結局1話目しか読まなかったけど、それ以降少しずつ読み進めた。

    いろんなタイプの話が入ってて楽しかった。お得感。
    特に印象的だったのは北沢陶さんの「お家さん」と恩田陸さんの「車窓」

    お家さんは、大正時代に大阪の商家へ丁稚奉公する少年のお話。
    時代や言葉が相まってすごく雰囲気があったし、ラストも恐ろしくて好き…
    こういう作品もっと読んでみたい!

    車窓は、新幹線から見える看板のお話。
    少ないページなのにすごく引き込まれた。
    ラストはいろんな解釈ができそう。

    いろんな作家さんのお話読みたい欲でアンソロジー何冊か買っちゃったけど、読むペ

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    2025年12月29日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    心霊系ホラーと思いきやまさかの展開…。

    ギリギリ想像出来るレベルの恐怖演出が多々あり、
    蜘蛛を食べるシーンなんかは小説を顔から離しました…。
    気持ち悪くて凄い。

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    2025年12月26日
  • さかさ星

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    主人公と同じくインチキ女のトリックを見破ってやんよオラッ!!という意気込みで読みはじめ、200ページを越えたあたりで、あっこれミステリじゃなくて超常系ホラーか…スンッとなった。
    呪物ルームツアー長すぎるよお!
    ところが後半から展開が動きだし、おおそう来るか!と。ひとつひとつの話がやはり長いものの、俄然面白くなる。

    主人公が底辺YouTuber(でも実家は太い)という設定なので、割とスラング寄りの言葉も使われるのだが、上級国民というワードが出てきた時は笑っちゃった。まずいっすよ加茂さん!
    実況するとこ大好き。現代の若者ならではの発想で打開する展開がもっとほしかったな。
    エピローグはやや物足りず

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    2025年12月25日
  • エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く

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    自分の書きたいことを面白く、分かりやすく伝えることがエンタメ小説の極意。

    著者の長編ホラー小説『天使の囀り』がものすごくおもしろくて(これぞエンタメ!)手に取った1冊

    創作にまつわる手の内を包み隠さず、プロットの一部まで公開されていて(しかも天使の囀り)、小説指南本のなかでもかなり具体的な印象

    特に参考になったのが「どうすれば文章力は上達するのか?」というところ。

    好きな作家の文体を真似したり、模写したりというのはよく言われることだけれども、結局それだけだと劣化コピーになってしまう。

    著者が自ら効果的だったと語るのは、「自分が書いた文章を何度も推敲すること」。そうすれば自分の癖も見え

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    2025年12月23日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    読み入ってしまった!
    感情移入というか、、、
    トリックどうこうより、その経緯とか内容とかが前作の青の炎を彷彿させる。

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    2025年12月21日
  • 新世界より(上)

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    後半になるにつれ面白かった
    ピンチをどう切り抜けるのかハラハラドキドキした
    ちょっと大人向けなシーンがあって驚いた

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    2025年12月21日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    6人の作家さん。
    それぞれの6つの物語。
    終幕はあれは何だったのかという恐さの余韻もあったりとどの作品も楽しめた。

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    2025年12月17日
  • クリムゾンの迷宮

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    ネタバレ

    後半は血の気が引きながら読み進めました。
    バトルロワイヤル系は初めて読みましたが、これは読み終えるまで休憩できない…

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    2025年12月15日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    朝イチから読んで、読む手が止まらなかった。最近海外小説も積読いっぱいあって読んでたからか。海外小説は日本小説よりも読むペースは遅くなる。日本小説を読むとスラスラ読めるせいか、ただ単に面白いから読めるのか。うん、面白いからですね!まさか幽体離脱が出てくるとは。最初は確実に昔の人間の怨霊イソラが入り込んでるとしか思ってなかった。面白い。

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    2025年12月14日
  • 新世界より(下)

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    どこから、あのような発想が生まれたのか。。
    あり得ない世界だけど、夢中になって読みました。とても楽しい時間でした。

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    2025年12月12日
  • クリムゾンの迷宮

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    ぞくぞくした。
    結末に至るまでの不快感と光のない展開と、全てが終わってからの清涼感かつ後味に苦味が残る読後感が最高だった。
    バトル・ロワイヤル系でも少し珍しい展開ではあった。

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    2025年12月09日
  • 青の炎

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    「母親の元再婚相手を殺したい」
    男子高校生が葛藤しながらも綿密に殺害を計画する
    そんなはなし

    男子高校生側からみるとどうしても
    母親がもっとちゃんとしっかりしてよ!
    って気持ちと、女友達の距離感にモヤっとしてしまう。。

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    2025年12月08日
  • 秋雨物語

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    ホラーというより、“世にも奇妙な物語”を思わせる不思議な短編が4つ入った1冊。
    その中でも特に印象に残った2作。

    『フーグ』
    悪夢のあと、まるで夢そのもののような場所に突然移されてしまう作家・青山の体験が描かれる。本当に瞬間移動しているのか、精神のフーグという症状なのか、境界が分からなくなっていく感覚がじわじわ迫ってくる。残された原稿を通して、現実と非現実が静かに溶けあうような怖さが残る一編。

    『こっくりさん』
    子どもの頃に遊んだ“こっくりさん”の、闇に触れるようなアレンジ。死の選択を迫る儀式なのか、人生をやり直すための導きなのか、その曖昧さが心にひっかかる。ただ怖いだけではなく、人の弱さ

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    2025年12月07日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    怖かったらどうしようとドキドキしながら読んだのだけど、思いのほか怖くなく、面白く読めました。
    というのも、ISOLAのターゲットは主人公ではないことが明らかで、直接恐怖の矛先を向けられることがなかったからだと思います。

    主人公の由香里は、人の感情を読み取ることができる能力を持っている。
    そのために家族とは絶縁せざるを得なかったけれど、カウンセラーのようなことをやって生計を立てている。
    そして、阪神淡路大震災の被災者の声を聞くというボランティアをしていた時、多重人格障害の疑いのある女子高生・千尋と出会う。

    幼い時に事故で両親を失い、叔父夫婦の家で育てられた千尋は、それまで12人の人格を持って

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    2025年12月05日
  • 硝子のハンマー

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    昔観たドラマの原作ということで読んでみた作品。
    ドラマの方のストーリーは全く覚えていなかったので、新鮮な気持ちで読めました。
    色々な仮説と検証の中にはそれが答えかと納得してしまうものもあったりで読んでいて何回も騙されてしまいました(いい意味で)。
    最後の方でタイトルの意味が分かった時にはなるほどなと考えさせられました。
    続編を読むのも楽しみです。

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    2025年12月03日
  • 悪の教典(下)

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    生きてる人間に対して心霊的な恐怖を感じたのは初めて…めっちゃ怖
    上巻では怖い言っても心理的な方かぁって感じだったのにメインで潜在的な恐怖を感じさせてくる
    蓮見のサイコパスさが…
    でも蓮見と園田のアクションシーンはメディアで見たいな絶対少年ジャンプ

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    2025年11月27日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    綾崎隼さんが将棋のアンソロジーに寄稿してると聞いては読まないわけにはいかない!
    今回の綾崎さんの作品は、「僕らに嘘が一つだけ」の2人と同世代の朱莉さんが主人公。もう一度僕らに〜も読み返した上で、こちらも読み返したいな。

    一話目は青山さんのお話らしく、前向きな気持ちになる門出の話。
    葉真中さんは初読み。ただただ少年の手腕に鳥肌。
    弟子にしたかった少年を冤罪から救うという白井さんの話にはびっくり。そういう将棋との絡め方もあるのか。
    橋本さんも初読み。この一戦を勝てば夢が叶うという相手への対応って悩ましい。そこで手を抜かれて夢を叶えること、本気で相手してもらって破れること。
    芦沢さんは気になってい

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    2025年11月24日
  • クリムゾンの迷宮

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    続きが気になって一気に読めた。最後どうなるんだろう?と思いながら読んでたけど自分の理解力では最後どういう意味なのか理解できず……。ただ物語自体は面白くて、食料どうする?どこに向かう?なぜここにいる?捕まるのか?等気になることが多すぎてハラハラしながらページをめくるのが楽しかった

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    2025年11月24日