貴志祐介のレビュー一覧

  • 新世界より(上)

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    最初は設定やらなんやらで読む手が進まなかった(1回挫折した)が読み進めていくとおもしろかった
    何を言っているのか理解できないところも多々あったけど読み進めてたら理解できるかな?
    とりあえず中巻も読んでみる

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    2026年04月09日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    クズ親父から家族を守るために殺して、それを強請られたからかつての友人も殺して……最後には自分の犯行がバレると家族に迷惑がかかるからと自ら命を断ってしまった。だったら、どうしたらよかったんだよ?!としか言えない終わり方。
    主人公:秀一が死ぬ前学校で紀子と言葉を交わすシーン。紀子は秀一への恋心から異変に気付いたり邪魔だとも思ったけど、柊一が殺人を犯したことを知っても嘘の証言をしてくれると言って泣いてくれたいい子だった。けれど、彼女が信じたから秀一が家族を守るために自殺に踏み切ったとも言える。
    自殺する日、「お兄ちゃん、お昼には帰ってくるんだよね?」「ああ、昼飯はみんな一緒に食べよう」という妹との会

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    2026年04月08日
  • 新世界より(下)

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    長い旅を終えた感覚です。(お疲れ様、私)

    とんでもない世界を魅せられました。
    切なく苦しい部分はありますが、人とは?未来とは?過去とは?

    ひたすらに、想像させられます。

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    2026年04月08日
  • さかさ星

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    それぞれの呪物にまつわるエピソードが良かった。
    ぐわーっとすべてがつながっていく爽快感もあり、読み応え抜群。
    賀茂禮子が有能すぎる件。

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    2026年04月07日
  • 新世界より(下)

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    上中巻が丸ごと伏線なのかと感じてしまうボリュームとおもしろさ。
    世界観の作り込みが凄く、読み進めるうちに気づけば世界に浸れる内容となっている。
    この作者の作品は何冊か読んでるが、毎回心臓がバクバクするほどの怖さと追い込まれる気持ちが堪らない。
    愧死機構が働かなかったから、早季も最後まで人間として見ることができなかったんだなぁと。何とも言えない気持ちに。

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    2026年04月05日
  • 黒い家

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    ずっとしんどい。主人公に感情移入すると睡眠不足でしんどい。
    操る側と操られる側、これで成り立つ過去と人間構造。居場所を確保するために擬態するもの、そのあまりの無力さに利用されるもの。
    性善説と性悪説を問い、信じるものとの乖離もみせる本書の読み応えは抜群だ。

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    2026年04月01日
  • さかさ星

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    ネタバレ

    もうなんでもありやん、みたいなツッコミはままあったけど、ページを捲る手が止まらないくらいには緊張感があっておもしろかった。
    因習とか呪い系の読み物にありがちな、言い回しが難しいところはちょっと読みにくかった。
    賀茂さんのビジュアルが独特なのは何か意味があるのかな?
    亮太がかなり頑張ったなあ。
    終わり方はかなりモヤモヤする…。

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    2026年04月01日
  • 黒い家

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    これが名作であることはずっと思ってて、
    もちろん大筋のストーリーは覚えているのだが、
    どうもラストが思い出せず。
    だからって、初読から20年以上経って読み返して、なんかそんなでもなかったなーなんて感想になってしまうのが嫌で読み返せずにいたのですが、
    もっと早く読み返しておけば良かった。

    人としての感情が欠落しており、
    欲しいものはひたすら保険金のみ。
    子供も殺すし、夫も傷つけるし、自分を妨げるものはすべて排除する。
    主人公が外堀からじわじわと追い詰められ、最後には直接対決が起こり、そして負の連鎖はこれで終わらない、というホラーの王道でありながら、本作が名作たりえるのは、
    一般的にはサイコパス

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    2026年03月30日
  • 新世界より(下)

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    違和感が積み上がり、それが一つの構造として見えてくる過程は非常に面白い。
    ただ、その構造を説明する比重が増えるにつれて物語の推進力はやや弱まり、読んでいて少しダレを感じる場面もあった。
    面白さの質が「展開」から「説明」に移っていく印象。

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    2026年04月01日
  • 新世界より(下)

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    悪鬼の倒し方はなるほどとなった。
    思い返すと全編通してこの世界の人間の倫理観は現実世界に比べて歪んでいて、作者特有の気持ち悪さがよく出ていた。

    奇狼丸は大分かっこいいキャラ。

    主人公が守のこと嫌い過ぎるというか眼中にない感じが苦手。

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    2026年03月30日
  • 青の炎

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    「憎き男への憎悪」と「好きな子への愛情」は似ているのかなと思わせる一冊で、青春小説のような話です。
    家にいる憎き男から家族を守るために、完全犯罪を目指しますが、考え方から反抗手順までどれも詰めが甘い。
    「10代の少年が考える殺人」を見事に描いています。
    そんな青春の向け方もあるのかなと感じ、甘酸っぱいサスペンスでした。

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    2026年03月29日
  • 新世界より(中)

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    説明によってバケネズミの生態や思考が明らかになり、人間味が増していく。
    理解できる存在になるほど、単なる異形ではなくなり、その曖昧さがかえって不気味さを強めていた。

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    2026年04月01日
  • 新世界より(中)

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    ネタバレ

    後から考えるとそうでもないのに、瞬のくだりがえらい怖かった。夜中に読んだってのもあったのかもしれないけど、どんな恐ろしいことが起きるのだろうとビクビクしてた。あのときは精神的に下巻は無理かと本気で思ってたな。

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    2026年03月26日
  • さかさ星

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    数年前に「新世界より」を読んで以来、久しぶりにホラー、ミステリーを読んだ。

    新世界よりの時も思ったけれど、複数の出来事が複雑に絡み合っていて700ページあるのでそれなりに読解が大変。普段聞き慣れない呪物がいくつも登場し、その呪物に関する物語もあるので読中「えっとこの呪物はなんだっけ」となることが結構ある。しかし、だからといって面白くないというわけではない。むしろ没入して読んでしまった。活字だけで、これだけ緊張感、緊迫感が出せるのも貴志祐介のすごいところだなと思う。

    映像化してもらいなと思いつつ、もし映像化されてもビビって見ないかもしれない笑

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    2026年03月25日
  • 秋雨物語

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    梅雨物語より、怖いと思った。
    短編集として、1作ずつが秀逸。
    1作目の餓鬼の話しも周りを見るとゾッとする。
    2作目フーグは作家は異世界と現実の境界線を
    彷徨ったまま生きているのか?
    3作目は、究極の歌声への探究は悪魔との出会いになるのか?4作目は深いですね。
    どの様な状況で人は自ら死を選ぶ権利と言うか、
    生死の選択をしても良いのか?
    なかなか良い4つのショートでした。
    重く深みのある4作。

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    2026年03月25日
  • 狐火の家

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    ネタのクセがすごいんじゃ

    密室事件ばかりを扱った連作短篇集
    前作よりもネタに寄ったサイコでコメディなミステリーに仕上がってる。

    蜘蛛の話、発言が完全に生物観察の鬼のそれと同じなのよ。
    やってる事が容易に想像できてしまって、読んでてちょっと笑った。

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    2026年03月25日
  • 新世界より(下)

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    最後は怒涛の展開の連続でついつい一気読みしてしまいました。

    悪鬼に対しての逃避行は一喜一憂の展開で手に汗握りました。

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    2026年03月25日
  • 悪の教典(上)

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    ネタバレ

    気持ちのよい話ではないけれど、惹き込まれる。蓮実の手によって次々と起こる死や事件。映画の宣伝から学校内で教師が殺戮をする話を想像していましたが、上巻ではひたすらに蓮実の暗躍が描かれます。蓮実への感情は嫌悪以外の何者でもなく、好意的に見れるところがなくて、笑えてしまうほど。蓮実によって生徒たちは殺されるのか、校長の演説により生徒の心はどう変わるのか、蓮実が辿る未来はどうなるのか。今後、更に被害者は増え、気分も悪くなるシーンが多々ありそうですが、結末はすごく気になる。続けて下巻を読みます。

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    2026年03月23日
  • 悪の教典(下)

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    ネタバレ

    今まで読んだ中で、一番胸くそ悪い作品。蓮実が罰せられることを望みながら、夢中になった結果がこれか。読まなければよかったとは思わない。読めてよかったとは思うけれど、強烈な後味の悪さが残ります。解説で映画の監督により「更なるダークヒーローの活躍を書いた続編を望む」といったようなことが書かれていましたが、私はもうお腹いっぱい。蓮実は死刑になるべきだと、思いました。まだ心臓がむやむやしている。すごい作品です。

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    2026年03月23日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    読みやすい。直前に読んだのが飴村行で、同時進行で読んでいるのが三津田信三だから余計に圧倒的だ。
    語り手はリストラされた会社員で、現在無職の中年男性。実際の主役はタイトルにある兎、つまり被告人であることは読み始めてすぐに分かる。今時の若者で、多少含みはあるもののなかなかの好印象、しかし終盤に入ると雲行きはどうもおかしくなり……

    ところで貴志祐介は、会社員の悲哀を滲ませたちょっと情けない中年男性を描くのがやたらと上手い。『クリムゾンの迷宮』の藤木が正にそれ。思わず我が事のように感情移入させてしまう力がある。
    また、悪役もやたらと魅力的に描き出す。今回は起訴した検事と取り調べにあたった刑事だが、キ

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    2026年03月22日