貴志祐介のレビュー一覧
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ネタバレクズ親父から家族を守るために殺して、それを強請られたからかつての友人も殺して……最後には自分の犯行がバレると家族に迷惑がかかるからと自ら命を断ってしまった。だったら、どうしたらよかったんだよ?!としか言えない終わり方。
主人公:秀一が死ぬ前学校で紀子と言葉を交わすシーン。紀子は秀一への恋心から異変に気付いたり邪魔だとも思ったけど、柊一が殺人を犯したことを知っても嘘の証言をしてくれると言って泣いてくれたいい子だった。けれど、彼女が信じたから秀一が家族を守るために自殺に踏み切ったとも言える。
自殺する日、「お兄ちゃん、お昼には帰ってくるんだよね?」「ああ、昼飯はみんな一緒に食べよう」という妹との会 -
Posted by ブクログ
これが名作であることはずっと思ってて、
もちろん大筋のストーリーは覚えているのだが、
どうもラストが思い出せず。
だからって、初読から20年以上経って読み返して、なんかそんなでもなかったなーなんて感想になってしまうのが嫌で読み返せずにいたのですが、
もっと早く読み返しておけば良かった。
人としての感情が欠落しており、
欲しいものはひたすら保険金のみ。
子供も殺すし、夫も傷つけるし、自分を妨げるものはすべて排除する。
主人公が外堀からじわじわと追い詰められ、最後には直接対決が起こり、そして負の連鎖はこれで終わらない、というホラーの王道でありながら、本作が名作たりえるのは、
一般的にはサイコパス -
Posted by ブクログ
数年前に「新世界より」を読んで以来、久しぶりにホラー、ミステリーを読んだ。
新世界よりの時も思ったけれど、複数の出来事が複雑に絡み合っていて700ページあるのでそれなりに読解が大変。普段聞き慣れない呪物がいくつも登場し、その呪物に関する物語もあるので読中「えっとこの呪物はなんだっけ」となることが結構ある。しかし、だからといって面白くないというわけではない。むしろ没入して読んでしまった。活字だけで、これだけ緊張感、緊迫感が出せるのも貴志祐介のすごいところだなと思う。
映像化してもらいなと思いつつ、もし映像化されてもビビって見ないかもしれない笑
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Posted by ブクログ
読みやすい。直前に読んだのが飴村行で、同時進行で読んでいるのが三津田信三だから余計に圧倒的だ。
語り手はリストラされた会社員で、現在無職の中年男性。実際の主役はタイトルにある兎、つまり被告人であることは読み始めてすぐに分かる。今時の若者で、多少含みはあるもののなかなかの好印象、しかし終盤に入ると雲行きはどうもおかしくなり……
ところで貴志祐介は、会社員の悲哀を滲ませたちょっと情けない中年男性を描くのがやたらと上手い。『クリムゾンの迷宮』の藤木が正にそれ。思わず我が事のように感情移入させてしまう力がある。
また、悪役もやたらと魅力的に描き出す。今回は起訴した検事と取り調べにあたった刑事だが、キ