貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3冊合本されたやつを読んだので、全体の感想としてここに書く。
とても、全部を通して1000ページ以上あったとは思えないほど、ページを捲る手が止まらなかった。
冒頭は、世界観を伝えるためか、やや難解で、時間がかかったものだが、その甲斐あってか、後半になるに連れ、世界観にのめり込む感覚がすごかった。
貴志祐介作品は、全体を通して緊迫感を読者に伝えるのがとてもうまいと思う。黒い家、悪の教典、クリムゾンの迷宮、そして本作、全てにおいて、実際に自分が追い詰められているような切迫した感じを味わえるのが、この作家の作品の魅力だと思う。
貴志祐介の切迫感を味わいたければ、いきなり長編はしんどいと思うので黒い -
Posted by ブクログ
いまさらのようですが、話題作です。例の事件とよく似ているというのでとても有名になったようですね。しかし、ここに登場する黒い家の住人たちというのはいったい何なんでしょう?こんな連中がほんとうにいるのか、という問いかけはもはや陳腐なのでしょうか?それに保険というのは、この物語を読むとよほど人間というものの善意に支えられているおめでたいもののように読めてしまうのですが、これもほんとうのところどうなのでしょうか?作者はもと生保会社に勤務した経験があるとのことで、ここに描写されているデータの数々も微に入り細を穿ったものが多く、うなってしまいます。うなっている間にこの物語の質量に押しつぶされてしまいそうに