貴志祐介のレビュー一覧
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ネタバレどのお話も読んでいてじわじわと怖くなって来るお話だった。最後のコックリさんは呼んだことがあるような。いちばんゾワゾワしたのは転移のお話で、体が転移できないように無理やり対策したがために、部屋のウォーターベットの中に転移してしまうという結末があまりにも恐ろしい。溺死体を夢で予知していたのもあとから分かってゾッとした。
神の力に抗った罰ようだけれど、どこともしれない場所に転移するのなんて絶対に嫌だし、一体どうすれば良かったのだろうと深く考えた。
白鳥の歌、は、感染症が原因であの素晴らしい歌声を出せるという結末で、期待していたほど恐ろしくはなかった。ロスさん無事であれ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ貴志祐介さんの小説はどれもハズレがなく、心の底から楽しんで読むことができる。
SFはあまり読まないけれど、貴志さんに限っては別。
「夜の記憶」は、人間が異星人に滅ぼされた後に海洋生物となった話をえがいていたのか?
人間だった頃の描写と交互に話が転換していく。
呪文、は、私が一番好きな貴志さんの作品である新世界より、と通ずるところがあり、AIに支配された後の星間企業だったりなどの設定がリアリティ高くて面白かった。時間も距離も離れたふたつの星での住民同士の憎み合いで自滅する結末は切ないけれど、タミちゃんは生き残れるようでほっとした。が、マガツ虫の正体は結局なんだったのか?
表題である罪人の選択は、過去と今とを交差しつつ、罪人本人に焼酎か缶詰を選ばせる。
罪人は必ず間違った方を選ぶ、ゾクッとしたけれど面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレずっとドキドキしながら読んでいた。悪い夢見そうな感じ、寝るのが怖くなった。
結構前の本だけど、サイコパスは頭部外傷が影響しているって既に言われていたんだなと。(あとは生育環境だったり、それだけではないだろうけど)
本を通して常におどろおどろしいのに、どこか希望があった。それが恵さんの存在か、と後書きで納得した。あとは同僚も主人公に味方というか、邪険にせず、助けてくれる感じがあって救いだった。
最後もまた暗い戦いが始まりそうだったけど、隣には頼りになる仕事仲間がいるし、母親や彼女との仲も深まって、周りの人に支えられながら働いていくんだろうと希望を感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台は私たちの暮らす日本と同じはずだが、読み進めるうちにそこかしこで感じる違和感。主人公たちには当たり前の世界なので当然のように説明される生き物たちも、もちろん読んでる自分には得体の知れないもののため、うっすらとした不気味さに少しずつ包まれていく。
子ども特有の好奇心。それゆえに禁忌を犯して取り上げられた神の力を終盤に取り戻し、その圧倒的な強さでさあこれで家に帰れる!…とは思えず、えも言われぬ不安はずっと付きまとっている。
前半にしっかり舞台設定がされ、中盤からこの世界の歪さが浮き彫りになってくる。が、もちろんまだ序盤。だってまだ上中下の上!主人公たちの過酷な環境に感情移入して早くも疲労感がすごく、あと2冊も残っていると思うと先の見えない不安に眩暈がしそうだが、彼らの戦いをしっかり見届けたいと思う。 -
Posted by ブクログ
おすすめのミステリー小説としてyoutubeで紹介されていた本。
生命保険の会社員である主人公が被保険者の自宅に訪問の際事件に巻き込まれてからは一気読みだった。続きが気になる感が上手だなと思った。
途中主人公が色々な目に会うのになんで彼女の身の保全に意識が向かないんだろと思いつつ、案の定彼女監禁されてるし、と少しモヤモヤ感はあった。
最後はミステリーというよりもサスペンス映画みたいだった(笑)
時折心理描写で蜘蛛の話が出てくるがその心理描写と物語の照らし合わせるのがすごく上手だった。小説家ってそういう細かい所もしっかり考えて文章を作ってるので完成度が高い。映像では感じることのできない感動だと思う。
面白かった。