貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先が気になるし、おもしろくないわけではないんだけど、結局誰にも感情移入できずに読み終わってしまった。
父親が冤罪で殺人犯となりつらい思いをした日高英之の、そのつらい思いの描写が少なかったせいかな。
千春もなんでそこまで協力するのかよく分からないし。
読んでいて応援する気持ちが不思議と湧かなかったんだよね。
たまたま検察が感情的な人だったからラッキーだったんじゃないのか…?
冤罪を生む取り調べはあるだろうと思うけど、検察官ってもっと冷静で頭がいい印象だから、どうにか切り抜けそうだけどな。
なんかモヤモヤっとした気持ちを残したまま終わってしまった。 -
Posted by ブクログ
防犯探偵・榎本シリーズの一冊で、2篇が収録されています。
榎本が犯人とされ、自身で濡れ衣を晴らそうとする「鏡の国の殺人」と、海中で無残に死んだ元ダイバーの謎を追い、ソナーで監視された“音の密室”に挑む「コロッサスの鉤爪」ですが、どちらもキャラクターの立ち方が際立っていて、気づけば最後まで一気に読まされていました。
密室トリックを水の中でやるという発想自体が面白く、読み始めからどこか息苦しいような緊張感があります。
論理で解いていくミステリとしての面白さはもちろんありますが、それ以上に、海の底という逃げ場のなさや、ほんのわずかなミスが命取りになる状況がじわじわと効いてきました。
読んでいるだけで -
Posted by ブクログ
ネタバレ※「天使の囀り」に出てくるキャラクターのネタバレ?を含みます。
「天使の囀り」がとても良かったので、面白そうなあらすじのデビュー作も読んでみた。
他者の心に寄り添う女神のような美人ヒロインは出来すぎだと思うが、本当に非常に心優しい人物なので嫌いにはなれない。人間の感情の機微の描写においては、貴志祐介は丁寧で誠実なので、かなり信頼できると思う。
千尋の多重人格の成り立ちや人格のキャラクター達は丁寧に作り込まれていて面白かったので、イソラの話はない方が好みだったかもと思った。そこからちょっとジャンル変わるっていうか、オカルト超常現象系になっちゃった。
人格達の名前の読み方と性別が一部ちょっと分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ男子高校生が主人公。
母と妹の家族を守りたい気持ちが伝わってくるからこそ、彼に犯罪者になってほしくないと祈りながら読み進める。
たまに出てくる学校での普通の高校生の会話にホッとする。
どうして、働かない・アル中・お金をむしり取る(元)父親に他の家族が我慢した生活を強いられて、弱者が犠牲にならなければいけないのか。
例えばいじめられた方やDV被害者が転校や引越しを余儀なくされたり、被害者側の精神的・金銭的負担が大きいことが納得いかない。
頼んだわけではないのに、警察に対して主人公のアリバイを偽証した友達。いい友達に恵まれてるのだから、これからもっと高校生活を楽しんでほしかった。犯罪を犯した