貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリーホラーとも言うべき3作の短編集。
1作目は、悍ましい男への復讐話し、
耳なし芳一の様な話から夢の中で、
結局罪深き好みが地獄の扉を開ける。
2作目は蝶、新世界でも出て来たぼくとう蛾。
蝶と蛾が大嫌いなので、相当気持ち悪かった。
3作目は、キノコ。菌糸類に詳しい。
昆虫と菌糸類の専門的な知識を巧く利用し、
恐ろしい罠を作り出し、
結論が出るまで、読むものを不安にさせる。
3作目には、感動の要素もありながら、
悲しい物語。
貴志祐介は好きな作家なのですが、
毎度違う世界観が作り出され、
見たことのない異空間に連れて行かれる。
時間も空間もここにありそうでない、
別の場所で誰かの深い -
Posted by ブクログ
読み物としては面白く、続きが気になる。
合理的かどうか、自分の利益になるか、害になるか、それがすべての判断基準の男、ハスミン。
教師になった目的はなんなのか。
生徒を陵辱するため?
支配しやすいから?
しかし、それにしては問題が発生しやすい場所な気がする。
逆に言えば、問題が発生しやすいからこそ、それを隠れ蓑にもできるのか。
登場人物、特に教師の発言、特に蓮見と釣井は自分以外を見下しており、言葉の端々に動物蔑視の言葉を多用しており、それがすごく嫌い。
そしてリアル。
人間がつくりだした言葉の中には動物を蔑視する言葉がたくさんある。
模倣のために共に過ごした憂実の存在が、蓮見が共感性を得ら -
Posted by ブクログ
ネタバレ
積み本から選んでみた、従来の貴志さんの不気味に構築された恐怖譚だろうと思ったがちょっと期待外れだった。
一時、二重人格や多重人格の本や映画をよく見かけた。この本はその頃買ったのか、題名のせいか作者の貴志裕介さんの名前をみたからなのか、積んである理由は覚えていない。平成10年発行で12版になっている。人気があって重版になったのかもしれないので、読んでみた。
加茂由香里は人の強い感情がキャッチできるエンパスだった。特殊能力があるための悩みがあったが、能力を使って心に障害を抱えることになった人々を助けられないだろうか。
被災者を助けるボランティアを志して神戸に来た。
両親のない少女が、阪神大 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本格的な密室殺人事件で面白かった。第58回日本推理作家協会賞受賞作(2005年)
日曜日の昼下がり、株式上場を控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓は防弾ガラス、オフィスは厳重なセキュリティーを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の社長室の隣で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・
弁護士青砥純子と、防犯コンサルタント榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。
エレベーターで12階に行くには暗証番号でしか動かない。そこに介護サービス会社の社長室、副社長室、専務室、各秘書の待機室があった。社長室、副社長室、専務