貴志祐介のレビュー一覧

  • もの語る一手

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    将棋をテーマに書いた作家さんのアンソロジー。
    それぞれ違ったタイプの世界観に入り込めてよかったです。貴志祐介さんの作品は謎解きみたいで好きでした。

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    2025年07月12日
  • 梅雨物語

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    貴志佑介先生の古い作品はまだ読めていないものもあるものの、新しめの作品は結構読めている。
    秋雨物語の時にも思ったが、長編ではなく、短編でも凄く厚みのある、世界観に没頭させる物語を見せてくれる。
    怖さだけでなくミステリ要素もあるため、展開が更に気になり飽きさせない構成。個人的にあらすじはどれもあまり最初惹かれていなかったのに、読み始めて仕舞えばあっという間だった。
    夏の夜長におすすめ!

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    2025年07月10日
  • 悪の教典(下)

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    もしも学校にサイコパスが紛れ込んだら。相変わらず読み手にグイグイページを捲らせる文章はさすが。読み手に考えさせる書き方と、映画のようにテンポよく切り替わるカメラワークがその真髄か。

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    2025年07月09日
  • 秋雨物語

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    ネタバレ

    ホラー短編4作品、どれも趣向が違っていて楽しめた。

    「餓鬼の田」
    怖いというより可哀想な話だった。餓鬼の飢えが癒えることはないのだ。

    「フーグ」
    寝ている間に自分の意思が通らない・制御できないという点で、実際に悪夢を見た時の感覚が想起され、その無限に膨らんでいく恐怖がとても良かった。監視カメラの映像を確認しているシーンは、その様子が頭に浮かんできてより不気味さが増した。部屋の隅にうずくまっているのって、たとえそれが生きている人間であっても妙に怖い。霊能者が「餓鬼の田」に出てくる人と同一人物に思えるので、その後も登場するかと少し期待してしまった。この霊能者目線の物語も読んでみたい。

    「白鳥

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    2025年07月09日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    俳句から昆虫やキノコの生態まで、三編とも貴志さんの博学な知識がホラーとがっちり絡んで怖さを盛り立てる。
    俳句の読み解きから犯罪が明らかになる「皐月闇」はその手法と個室の二人だけの心理戦が独特の緊張感を持ってスリリング。
    庭を埋め尽くすキノコの幻覚に怯える「くさびら」のラストのせつなさはたまらなかったな。
    お気に入りホラーは「ぼくとう奇譚」。昭和初期のノスタルジーと異界の遊郭という夢幻と周到な呪いが蕩け合って口を開けたエグい末路が忘れられない。
    巧みな伏線回収は各話絶品、溜飲下がる因果応報ホラーだった。

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    2025年07月07日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    厚い本の割にスラスラ読みました。
    ある目的のため、刺し違える覚悟で行われた裁判はエンターテイメントとして面白い。感想はイロイロありそうですが、新たな餌は撒かれた。次はどう展開するのだろう。

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    2025年07月06日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマにしたアンソロジーです。
    地味な表紙に反して、作者陣は華やかです‼️
    ガッツリ将棋の作品もあれば、エッセンスとして取り入れているものもあり、作風もバラバラ。なかなか贅沢な1冊です。
    橋本長道「なれなかった人」
    綾崎隼「女の戦い」
    が好きです。好みの作品も別れそう…。

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    2025年07月06日
  • 悪の教典(上)

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    長らく積読にしていたけど、一念発起。徐々に明らかになる蓮実の正体と、少しずつ綻んでくる展開は早く次へって気持ちになる。各章の不穏な締め、「モリタート」が効果抜群。この学校ダメな大人しかおらんっ!

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    2025年07月05日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    久しぶりに貴志祐介先生の作品を読んだ。
    今作では、13人の人格が入り込んだ多重人格者・森谷千尋と、相手の表情や言動から本心を読み取る能力を持つ賀茂由香里が登場する。一人だけ紛れ込んだ殺人鬼・磯良との対立は緊張感に満ち、恐ろしい展開にもかかわらず、ページをめくる手が止まらなかった。
    特に磯良の描写は凄まじく、いかに恐ろしい存在であるかがひしひしと伝わってくる。貴志先生の表現力の高さが光っていた。
    「実体がないだけに、彼女の感じた磯良の本質が、イメージとなって現れたのだ。それは、無数の手足を持ち、半ば獣と化したような、醜悪な女の姿だった。」
    「磯良は、無数の手足を蠢かしながら言った。にやにや笑って

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    2025年07月02日
  • 兎は薄氷に駆ける

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     オーディブルで聴きました。展開のリズムがいいのでスームーズに聴けます。取調べの描写も裁判の展開もとても素晴らしいと思います。最後の落ちはあまり褒められませんが、とてもいい作品だと思いました。

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    2025年07月01日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

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    2025年06月29日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    3つの作品が収録され、いずれもホラー小説である。最初と最後のものは、冒頭に謎が提示されて、話が進みにつれて、その謎が明かされるという構成となっているが、それと同時に、実は恐ろしいことが潜んでいたことが判明していく。ホラーに加えてミステリー要素も含まれている。2つ目の話は、著者の過去作『クリムゾンの迷宮』、『ダークゾーン』を彷彿させる内容であった。

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    2025年06月28日
  • 悪の教典(下)

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    怒涛の展開だった下巻。ハスミンの発想がヤバすぎてついていけないが、何故かこの異常性にひきつけられる。インパクト大な小説。

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    2025年06月26日
  • 梅雨物語

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    貴志祐介が得意とする謎解き要素と、人怖ホラーを巧みに組み合わせた3作でした。

    「皐月闇」は前半と後半でこんなに変わるのか、というくらい状況が一変。ホラーでありながらミステリ的どんでん返しも楽しめます。
    「ぼくとう奇譚」、「くさびら」は現実世界に悪夢が侵食してくる、幻想文学のような趣の作品です。

    毎度のことながら、様々なジャンルに精通しているその博識さと、それでいてスッと入ってくる文章力には脱帽です。
    ちゃんと怖いホラー小説を読みたい方におすすめの1冊。

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    2025年06月28日
  • 罪人の選択

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    夜の記憶デビュー当時のものなの?!?!
    SF苦手ではあるけど貴志祐介のものは何故か読めちゃうんですよね…。
    でもやっぱり罪人の選択がいちばん面白かった。

    最後の赤い雨はずっとエヴァが頭から離れなくて困ってました笑

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    2025年06月23日
  • 秋雨物語

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    現実的な描写の中に超常現象が混ざり、どこまでが本当でどこまでが空想かあいまいなまま読者に不気味さを与えてくる。

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    2025年06月22日
  • 悪の教典(下)

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    人間の感性が欠落した教師が学校で大量殺人をする話。上巻では、教師の計算し尽くされた奇行に感服していた。登場人物が多いのにも関わらず、教師にスポットライトが当たり、終始整然と物語が進行していた。下巻には上巻の比ではない恐怖があった。特に「死体を隠したければ、死体の山を築くしかない」という言葉を見た時の感情は一生忘れないと思う。こんなに恐ろしい話であるのに、好奇心によってページ巡ってしまうのは、自分も教師に魅せられているのかなと思ってしまった。

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    2025年06月19日
  • 悪の教典(下)

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    メディア化にもなった話題作、下巻。
    プロット先行で肉付けしたのではと思われる中盤からの展開には、それまでの緻密な積み上げを破壊する衝撃があった。
    舞台装置感がやや強い場面は多かったが、純悪を描いた作品の中では、やはり出色の出来だと思った。

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    2025年06月18日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    将棋ほとんど知らないけど惹き込まれる。将棋に魅せられた人たち。子どもの成長。賭け将棋。子どもの頃は天才。それて世界は厳しい。かーくん。千代倉。なれなかった人。なれなかった人はやっぱりなれなかった人。天才は天才。おまえレベルの話はしてない。やめ時。女。

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    2025年06月13日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    兎が囲いの中に入れられると冤罪の冤の字になる。
    逮捕されて取り調べを受ける被疑者は薄氷の上を.警察や検察の手から逃れようとはしる。
    父が冤罪で捕まり、獄死したせいで人生を壊された日高英之が伯父殺しの罪で投獄される。
    取り調べを受けて自白する英之。その裁判の過程で色々な事実が判明する。伯父の罪は何だったのか?
    英之は何をしたいのか?
    弁護士の手伝いで事件調査をする垂水が感じた違和感の正体は?
    世間で騒がれる冤罪事件は、過去だけではなく現代でさえ実在する。
    今騒がれている冤罪事件を見ていても、無実の人間を陥れようとするずる賢い狐のような警察や検察がいるのが明らかにされるとやり切れない気持ちになる。

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    2025年06月13日