貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中巻もテンポ良く、やはりファンタジー色も感じたものの、ところどころでしっかりSFだと思わせてくれるフックがたくさんあった。
BLや百合などの性愛シーンは、多少の手垢じみた描写だなと思い既視感を覚えたものの、それが前提となっての別離は、悲しい。
ネコダマシの出現、バケネズミの進化なども驚いたが、面白かったのは「業魔」の精神医学的分析と、朝比奈富子という、上巻ではミノシロモドキが担った役割、語り部的人物が現れて、物語に深さが増したことだった。
ボノボ的、テロメア、女王のロボトミーなどもなかなか衝撃的だったが、一番は「5〜6万の核兵器」という表現。なるほど、と。
ここまで来たら……「悪鬼」が現 -
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1000年後の日本。念動力、サイコキネシスを操る子供たち、という厨二心をくすぐる握力の強いパワーワードに惹かれて。
想像していたSFというよりはファンタジーっぽい、と思いながらも、一人ひとり、同級生が消えて行くのがホラー感。途中のミノシロモドキを捕まえたあたりから、設定、背景が見え始めて面白くなってくる。
念動力の秘密もさることながら、動植物、特に動物の描写が多く、ミノシロ、そのモドキの奇怪な名称などは何かを暗示しているのか?とか、こんな動物いたんだ、なるほどなどと調べながら、先を妄想しながら。
とはいえまだ上巻。
ゆっくり中、下巻を読もうと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ後味の悪い話がほとんどであまり気分が良いわけではないにも関わらず、どの作品も強い印象を残す不思議な読後感です。昔話の教訓にも似たような部分があるからか、懐かしい感じもしました。
・皐月闇
中盤からの種明かしに、やはりという気持ちと哀しみが生まれました。人の執念は時として恐ろしいくらいの粘り強さをみせるものだということを体感する作品でした。
・ぼくとう奇譚
個人的に3作品の中で一番面白く感じました。人間の気持ち悪さと欲望を生々しく描かれていると思います。虫と照らし合わせたオチ含め、最後までどきどきしながら読み切りました。
・くさびら
最後にのせられたこともあり、3作品の中では比較的救いのある終わ -
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ネタバレ怒涛の展開にびっくりして途中読むのが苦しくなったが、続きが気になり一気に駆け抜けられた。
本当に狂気の殺戮だった。
生徒が虐殺される描写は耐えがたい苦痛だった。
ただ、この次どうなるんだろうとか最後はどうなるんだろうと思わせる内容にはとても惹かれた。
蓮実は本当に化物すぎる。
計画性もあるのかないのかよく分からず、行き当たりばったりな感じがした。
とにかく目の前に現れた障害を蹴散らすのが目的だからいつかはこうなってしまうのかなとも思った。
蓮実は結局逮捕されたが、死刑にはならなさそう。
もう別のゲームを始めているとのことなので、いかに死刑を免れるかを考えて行動しているのだろう。
そうい -
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ネタバレクズ親父から家族を守るために殺して、それを強請られたからかつての友人も殺して……最後には自分の犯行がバレると家族に迷惑がかかるからと自ら命を断ってしまった。だったら、どうしたらよかったんだよ?!としか言えない終わり方。
主人公:秀一が死ぬ前学校で紀子と言葉を交わすシーン。紀子は秀一への恋心から異変に気付いたり邪魔だとも思ったけど、柊一が殺人を犯したことを知っても嘘の証言をしてくれると言って泣いてくれたいい子だった。けれど、彼女が信じたから秀一が家族を守るために自殺に踏み切ったとも言える。
自殺する日、「お兄ちゃん、お昼には帰ってくるんだよね?」「ああ、昼飯はみんな一緒に食べよう」という妹との会