貴志祐介のレビュー一覧

  • 新世界より(中)

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    しゅーーーーん!!!!!
    惹き込まれてもうこの世界の住人になってしまっているから切なかった。
    情景が田舎の現代日本ベースで思い浮かぶから、倫理感だったり不気味さだったりの違和感がより妖しく感じられる。
    上より直接的な性描写が多くて苦手だったので、⭐︎4.1。だけどかなり楽しめた。

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    2026年05月09日
  • 新世界より(上)

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    1000年後の日本。
    豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。
    念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

    主人公・渡辺早季が12歳だったあの頃から23年の月日が経った場面で物語が始まります。
    そこでは、灰燼に帰した一連の事件を手記に認めているところで、回想シーンに入ります。
    事件の全貌が上巻で分かるわけではないので、少しもどかしさを感じながらも世界観の

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    2026年05月06日
  • 天使の囀り

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    ☆4.5

    最初のメールの部分、生物学的な要素多くてめっちゃ眠かった。
    途中まであれ、あと1人出てこやんなぁって思ってたけど、
    p.404「早苗は、高梨がメールに書いてきた、彼の人となりを思い浮かべてみた。」で、
    あれ?ん?なんでこの人がメールに出てくるの?あ、ん?この人が?!ってびっくりして、うわぁーってなった!
    途中グロい感じはちょっとあったけど、それより線虫にやられた
    状態が手に取るように分かって没入感に浸ってた。
    最後、自分のために試験管1本残したのかと思ったわ
    愛した人の辿った心情とかを経験したい、的な感じで。
    自分の患者用やったのは、うーん…

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    2026年05月04日
  • 新世界より(下)

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    下巻は時間がポンと飛び、そしてラストは上巻の頭まで戻る、また飛ぶ。原稿用紙にして2000枚弱らしい超大作も、一気呵成に読めた。

    そこには著者の「SF入門篇」としての本書、という意図のコメントを、あとがきで読んで大いに納得でき、ひとつの謎が解けた気がした。

    確かにSFはとっつきにくいと思う人も多いだろう。専門用語や時代背景など、さまざまな事前知識があって楽しめるものもあり、どうしても知識の個々の濃淡で内容も左右される面が大きい。

    それを著者は、この作品で、ある部分はやさしく、ある部分ではSFとして成り立たせる工夫をやってのけている。
    分厚い文庫本で上、中、下巻と並んでいても、非常に読みやす

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    2026年05月02日
  • 新世界より(中)

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    中巻もテンポ良く、やはりファンタジー色も感じたものの、ところどころでしっかりSFだと思わせてくれるフックがたくさんあった。

    BLや百合などの性愛シーンは、多少の手垢じみた描写だなと思い既視感を覚えたものの、それが前提となっての別離は、悲しい。
    ネコダマシの出現、バケネズミの進化なども驚いたが、面白かったのは「業魔」の精神医学的分析と、朝比奈富子という、上巻ではミノシロモドキが担った役割、語り部的人物が現れて、物語に深さが増したことだった。

    ボノボ的、テロメア、女王のロボトミーなどもなかなか衝撃的だったが、一番は「5〜6万の核兵器」という表現。なるほど、と。

    ここまで来たら……「悪鬼」が現

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    2026年04月30日
  • さかさ星

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    冒頭、突然物語がはじまった感じがする。(作者の意図なのか。霊能者の存在を謎にするためか。)楽しくサクサク最後まで読めた。でも、推理小説かと思ってたけど違う。ジャンルは呪物小説なのかな、昨今、呪物界隈(?)がにぎわってるから予備知識があり自然と内容が入ってきたけど。

    ラスボスの存在を濁した感じにみえたから続編あるかね。亮太はでてこないだろうけど。活躍しなさそうだし。

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    2026年04月30日
  • 黒い家

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    保険業界について、(結構昔の日本の話なので今もそうかは置いといて)初めて知るような話がてんこ盛り。その上でしっかり怖い。ホラーってそういう事…
    あと何となく宮部みゆきの火車を思い出した。

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    2026年04月30日
  • 硝子のハンマー

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     暗証番号付きのエレベーターに監視カメラ、防弾ガラスという厳重なセキュリティの中で起きた密室殺人、弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビによる捜査、類を見ないハウダニットなど本格ミステリーの面白さが凝縮されていた。

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    2026年04月29日
  • 新世界より(上)

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    1000年後の日本。念動力、サイコキネシスを操る子供たち、という厨二心をくすぐる握力の強いパワーワードに惹かれて。

    想像していたSFというよりはファンタジーっぽい、と思いながらも、一人ひとり、同級生が消えて行くのがホラー感。途中のミノシロモドキを捕まえたあたりから、設定、背景が見え始めて面白くなってくる。

    念動力の秘密もさることながら、動植物、特に動物の描写が多く、ミノシロ、そのモドキの奇怪な名称などは何かを暗示しているのか?とか、こんな動物いたんだ、なるほどなどと調べながら、先を妄想しながら。

    とはいえまだ上巻。
    ゆっくり中、下巻を読もうと思う。

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    2026年04月28日
  • 黒い家

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    驚きは無い。ただし、何ともいえない胸騒ぎは序盤から続き終盤の怖さは凄まじい。この怖さがかなりリアルで、話が進むごとにじわじわやってくるし徐々に大きく膨らんでいく。桁外れのサスペンスというのも納得の作品だった。グロい描写が何度も出てくるのでそこは注意。
    読者にここまでリアルに情景を想像させる文章力は本当に素晴らしいと思う。挿話との対比で異常さが際立っているのかな?主人公は作品全体を通して頭が良い印象をうけていたが所々理解しがたい行動をとるので何とももどかしく、それがまた怖さに拍車をかけているように感じる。

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    2026年04月26日
  • 狐火の家

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    昔ドラマでやっていた時に面白くて購入し、読んだか読んでないか覚えてなかったので、読んでみた。
    結果的に読んだ記憶はあったが、朧気だったので新たな気持ちで読めた。

    ドラマでは模型で説明が行われ、とても分かりやすかったのを覚えていたが、こちらはもちろんそんなのはなく、想像するしか無かったが、世の中には色んな密室ができるものだなと思った。

    蜘蛛の話はすごく衝撃だったので読んだのを思い出せた。
    私は蜘蛛は平気だが、目の前にいきなり出されたらさすがにびっくりすると陳腐な感想が出た。

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    2026年04月23日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    後味の悪い話がほとんどであまり気分が良いわけではないにも関わらず、どの作品も強い印象を残す不思議な読後感です。昔話の教訓にも似たような部分があるからか、懐かしい感じもしました。
    ・皐月闇
    中盤からの種明かしに、やはりという気持ちと哀しみが生まれました。人の執念は時として恐ろしいくらいの粘り強さをみせるものだということを体感する作品でした。
    ・ぼくとう奇譚
    個人的に3作品の中で一番面白く感じました。人間の気持ち悪さと欲望を生々しく描かれていると思います。虫と照らし合わせたオチ含め、最後までどきどきしながら読み切りました。
    ・くさびら
    最後にのせられたこともあり、3作品の中では比較的救いのある終わ

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    2026年04月22日
  • 天使の囀り

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    パニックホラー(ちょっとミステリー)
    とても面白かった。
    グロいと聞いて躊躇してたけど、新世界よりのほうがキツいかな?気分悪くなる系ではない。
    哀しい結末でした。
    猿の話からこう拡がるとは。

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    2026年04月20日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    面白かった。最近観た「九条の大罪」にも共通してる
    法とモラルの極限というかんじ。
    見届け人が必要だったんだな。

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    2026年04月19日
  • 悪の教典(下)

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    ネタバレ

    怒涛の展開にびっくりして途中読むのが苦しくなったが、続きが気になり一気に駆け抜けられた。

    本当に狂気の殺戮だった。

    生徒が虐殺される描写は耐えがたい苦痛だった。
    ただ、この次どうなるんだろうとか最後はどうなるんだろうと思わせる内容にはとても惹かれた。

    蓮実は本当に化物すぎる。
    計画性もあるのかないのかよく分からず、行き当たりばったりな感じがした。
    とにかく目の前に現れた障害を蹴散らすのが目的だからいつかはこうなってしまうのかなとも思った。

    蓮実は結局逮捕されたが、死刑にはならなさそう。
    もう別のゲームを始めているとのことなので、いかに死刑を免れるかを考えて行動しているのだろう。
    そうい

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    2026年04月18日
  • 黒い家

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    読む時に情景や音などを頭の中で想像しながらゆっくり読むので、この本はそれにマッチしすぎた。
    怖かったよ…

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    2026年04月18日
  • さかさ星

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    ネタバレ

    名家の屋敷で起きた一家惨殺事件。
    原因が先祖の悪行らしい。
    1/3程が呪物の説明で長すぎてうんざりしたけど、そこを過ぎたらじわじわと面白くなって行って結末が気になりラストまで一気に読んでしまった。
    行方の知れない呪いの人形や完全にとばっちりをくらった先輩のその後とか、何故その大事な事を家族に話さないんだろうなどなど気になる点はいくつかあったけど概ね楽しめた。
    最後がちょっと残念。
    もう一つ何か欲しかった。
    唐突に終わった感じ。

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    2026年04月18日
  • さかさ星

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    好きな雰囲気の話だった。面白い。いろんな呪物が盛りだくさんでそれらにまつわる話も読み応えあり。途中から、誰が味方なのか、信じていいのかと疑心暗鬼になってしまった。読み終えた後、恐怖がしばらく残ってお風呂やトイレが怖くて仕方なかった。

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    2026年04月12日
  • 黒い家

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    保険会社の闇からはじまり、妙に嫌な気持ち悪さがずっと続く感じだった。
    菰田の人間性や気味の悪さを心理学的視点から分析していく描写や、じわじわと近づいてくる怖さもあり読み応えがあった。

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    2026年04月12日
  • 黒い家

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    細かい描写が上手くて目に浮かぶようだった
    彼女が殺されなかったのだけがご都合主義感じたけど、全体的に良作

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    2026年04月11日