貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ怖くて密度が濃くて面白かった!
フーグだけなら星五つ。
黒い家と同じくらい怖かったかも。
備忘記録
◯餓鬼の田 モテそうなのに、付き合えそうで付き合えない運命を嘆く男性。最後、女性が「スンッ」となるのが笑えた。
◯フーグ めっちゃ怖い!!ゾッとした。これぞ貴志祐介と感心した。瞬間移動を止められない作家がウォーターベッドの中で溺死。拝み屋のおばばの言うことを聞いておけばよかったのにね。「運命に身を委ねれば万に一つでも助かるかも」が効いてる。
◯白鳥の歌 伝記を書くように頼まれた作家が、二人のオペラ歌手の悲劇を聞く。蘊蓄が多くて興味深かった。描写がうまくて、作中出てきた曲をまた聴きたくなって -
Posted by ブクログ
ネタバレ貴志祐介さんの作品って、なんとなく当たり外れが激しい気がしてたけど、これは好みだった。
後半一気読みだった。
なかなかゾワゾワさせてくる。
主人公やその大切な人は助かって、ちょっと距離のある関係者がたくさん亡くなるのは若干胸糞。
これ主人公、自分を責めたりしなかっただろうか。描写なかったけど。
黒い家の中の情景や臭気、湿度が漂ってくる感じの良書だった。
保険金、制度としては良いんだろうけどそらこんな風に人殺しの理由になることもあるよな。
いまだに穴はたくさんあるんだろうな。
私も大学時代の友人にやたらめったら入らされてそのままだけど、そもそもノルマのくせに「あなたのため」を装って保険入れさせて