貴志祐介のレビュー一覧

  • 兎は薄氷に駆ける

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    日本の警察は優秀だと思っている。
    トクリュウとか、複雑な事件も全容を丁寧に明らかにしてくれているし、粘り強く真犯人に迫った事件もあった。本書にある様な拷問に近い取り調べによる冤罪は昭和の彼方の話、と思いたいけど、障害者郵便制度悪用事件で無関係の逮捕者が出たのは2009年、20年も経っていないし、大川原加工機事件に至っては2020年、令和の話だ。

    魔女狩り、という言葉を想起してしまった。
    雪冤、などという言葉が死後になる事を切に願います。

    本の分厚さにびびって、後回しにしようと思ってたのに貸出予約がついたので着手。結果的に一気読み。

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    2026年06月03日
  • 新世界より(下)

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    まりあとまもるまで(泣)
    ずっと、バケネズミたちが可哀想だったから、真相がわかってスッキリ
    早季の先祖たちは本当に酷いことをしたよ
    ここからいい方向に変わっていけるのかな…やはりPKを持つ側の人間が規制/淘汰されるしかないのではないかと思う…でもバケネズミしかり科学の力で殺戮兵器を生むことができるなら結局同じ?
    どうすれば世界平和は実現されるのだろうか、、、

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    2026年06月03日
  • 新世界より(中)

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    瞬〜(泣)
    ボノボのように触れ合いが推奨される世界興味深い
    大人達の世界の作り方、失策すぎない?
    呪力の弱点が制御できないことだけなのが困るね
    物語の終わりが気になる

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    2026年06月03日
  • もの語る一手

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    青山美智子さん じんと心にきた。もし、シングルマザーで一人息子を育てていて、あんなこと言われてた泣いてしまう。頑張れー!息子!
    2話目 結局、どっちの方が実力あってどこから演技なの???

    将棋のルールも知らないけれど、やってみたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 新世界より(上)

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    やっと読み始めた
    面白い
    前半、自然豊かで温かい世界で伸び伸び生きる子供たちが、後半は立て続けのピンチのなかで命からがら生き延びる、怒涛の構成。
    呪力、私も使いたいな
    まだ謎だらけだから続きを読まねば!

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    2026年06月02日
  • 黒い家

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    保険会社と保険金詐欺を題材に扱ったホラーもの。ヒトコワ。
    語彙が豊富なせいかありありと光景が目に浮かんで、グロテスクな描写が余計に際立って感じた。
    若槻(主人公)の行動に対して時折「そうじゃない!早く通報しろ!」と言いたくなる気持ちもありつつ(とはいえ警察は割と怠慢な感じで描かれているが)終盤にかけて畳み掛けてくるような話運びが面白かった。

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    2026年05月26日
  • 罪人の選択

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    貴志祐介 二冊目 読み終わり
    この人はホラーだけじゃなくSFも面白いの書くんやね。
    今回のこの小説は短編集やったけどどれもおもしろかった。
    特によかったのは最後の【赤い雨】かな。

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    2026年05月26日
  • クリムゾンの迷宮

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    死を間近に感じながら何とか現状を打破しようとする登場人物たちの心情がリアルに感じられる作品。途中の違和感も最終的には解消されるし読みやすいと感じた。
    食料、環境、生き物、情報、あらゆるものが悩みの種でもあり生きるための手段でもある。それらをフル活用してゼロサム・ゲームを進めていく過程はドキドキする見応えのあるものでありスリル満点。心理戦も存分に楽しめる。理解しがたい突飛な行動も心の余裕がないことの表れだと思うと読みやすいかな。
    ラストの判然としない描写にモヤモヤしたが、想像を膨らませて補完しようと思う。

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    2026年05月24日
  • 青の炎

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    完全犯罪はあるのだろうか
    ほんの些細なことから、崩れていく

    何かが原因で一つ一つ紐解かれていく場面、
    ゾクゾクします!
    そこからバレるのでは?という想定が当たったとき、まさかの角度からもあり、思わず、主人公同様に「あっ!」と声が漏れてしまう

    そして、主人公の心理描写、これがまた良い
    高校生であるために、国語の授業の話、山月記、こころが出てくるのだが、それらの登場人物に自分の状況を照らし合わせているところがまたおもしろい

    最後も想定内だが、それも良かった

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    2026年05月18日
  • 黒い家

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    ネタバレ

    1900年代の実際にいたシリアルキラーたちを彷彿とさせる小説だった。
    実際にこういう人たちがいた。

    本当に歪んで、壊れすぎてて理解が追いつかない。
    幼少期の出来事って人格形成に直結してるんだ。

    結局、和也を殺したのは幸子なんだよね…?なんで小坂は初め、和也が死んでる姿を見た若槻のこと凝視してたの??どういうつもりだったの…。
    そして幸子はずっと何を考えてたの?2人とも今まで何を考えて生きてきたの…。ただ欲のまま動いてたの?どうしようもなく不幸な人たちだな…
    しかも名前が幸子って…皮肉すぎる。

    あとバウムテストのくだりも怖いし、なんでそんな人間が生まれるの…。悲しすぎる。

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    2026年05月16日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    蜂毒のアナフィラキシーを殺人に使うというアイデアは斬新。どうやって逃れるのだろうと読み進めると性格異常者が作家と入れ替わっていたことがわかる。途中にも引っかかるところがあったが、読み飛ばし、気がつかなかった。ネタバラシの場面では自分がまんまと騙されたことがわかり爽快。

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    2026年05月15日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    序盤で異常の原因が分かってしまったし、中盤辺りで物語り的にもネタバレが入るので敢えてこのような構造にしてるんだと感じた。中盤ネタバレ部分で原因について詳細に記述することで、後半の展開での生理的不快感をイメージさせ易い上手い手法だと思った。
    26年前の作品なのに古臭さは感じない。
    フロッピーくらいかな笑

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    2026年05月13日
  • さかさ星

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    ほとんど説明なのに
    ちゃんと怖い。
    後半までダレる事なく
    読み通せる。

    貴志祐介の作品は読み続けています。
    気にはなっていたけれど
    表紙やタイトルが意味不明すぎて
    手に取るのが遅れました。

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    2026年05月12日
  • 新世界より(中)

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    ネタバレ

    しゅーーーーん!!!!!
    惹き込まれてもうこの世界の住人になってしまっているから切なかった。
    情景が田舎の現代日本ベースで思い浮かぶから、倫理感だったり不気味さだったりの違和感がより妖しく感じられる。
    上より直接的な性描写が多くて苦手だったので、⭐︎4.1。だけどかなり楽しめた。

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    2026年05月09日
  • 新世界より(上)

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    ネタバレ

    1000年後の日本。
    豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。
    念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

    主人公・渡辺早季が12歳だったあの頃から23年の月日が経った場面で物語が始まります。
    そこでは、灰燼に帰した一連の事件を手記に認めているところで、回想シーンに入ります。
    事件の全貌が上巻で分かるわけではないので、少しもどかしさを感じながらも世界観の

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    2026年05月06日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    ☆4.5

    最初のメールの部分、生物学的な要素多くてめっちゃ眠かった。
    途中まであれ、あと1人出てこやんなぁって思ってたけど、
    p.404「早苗は、高梨がメールに書いてきた、彼の人となりを思い浮かべてみた。」で、
    あれ?ん?なんでこの人がメールに出てくるの?あ、ん?この人が?!ってびっくりして、うわぁーってなった!
    途中グロい感じはちょっとあったけど、それより線虫にやられた
    状態が手に取るように分かって没入感に浸ってた。
    最後、自分のために試験管1本残したのかと思ったわ
    愛した人の辿った心情とかを経験したい、的な感じで。
    自分の患者用やったのは、うーん…

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    2026年05月04日
  • 新世界より(下)

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    下巻は時間がポンと飛び、そしてラストは上巻の頭まで戻る、また飛ぶ。原稿用紙にして2000枚弱らしい超大作も、一気呵成に読めた。

    そこには著者の「SF入門篇」としての本書、という意図のコメントを、あとがきで読んで大いに納得でき、ひとつの謎が解けた気がした。

    確かにSFはとっつきにくいと思う人も多いだろう。専門用語や時代背景など、さまざまな事前知識があって楽しめるものもあり、どうしても知識の個々の濃淡で内容も左右される面が大きい。

    それを著者は、この作品で、ある部分はやさしく、ある部分ではSFとして成り立たせる工夫をやってのけている。
    分厚い文庫本で上、中、下巻と並んでいても、非常に読みやす

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    2026年05月02日
  • 新世界より(中)

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    中巻もテンポ良く、やはりファンタジー色も感じたものの、ところどころでしっかりSFだと思わせてくれるフックがたくさんあった。

    BLや百合などの性愛シーンは、多少の手垢じみた描写だなと思い既視感を覚えたものの、それが前提となっての別離は、悲しい。
    ネコダマシの出現、バケネズミの進化なども驚いたが、面白かったのは「業魔」の精神医学的分析と、朝比奈富子という、上巻ではミノシロモドキが担った役割、語り部的人物が現れて、物語に深さが増したことだった。

    ボノボ的、テロメア、女王のロボトミーなどもなかなか衝撃的だったが、一番は「5〜6万の核兵器」という表現。なるほど、と。

    ここまで来たら……「悪鬼」が現

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    2026年04月30日
  • さかさ星

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    ネタバレ

    冒頭、突然物語がはじまった感じがする。(作者の意図なのか。霊能者の存在を謎にするためか。)楽しくサクサク最後まで読めた。でも、推理小説かと思ってたけど違う。ジャンルは呪物小説なのかな、昨今、呪物界隈(?)がにぎわってるから予備知識があり自然と内容が入ってきたけど。

    ラスボスの存在を濁した感じにみえたから続編あるかね。亮太はでてこないだろうけど。活躍しなさそうだし。

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    2026年04月30日
  • 黒い家

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    保険業界について、(結構昔の日本の話なので今もそうかは置いといて)初めて知るような話がてんこ盛り。その上でしっかり怖い。ホラーってそういう事…
    あと何となく宮部みゆきの火車を思い出した。

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    2026年04月30日