貴志祐介のレビュー一覧

  • さかさ星

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    呪物に囲まれた中で親族に残酷な事件が起きた。
    謎の多い霊能者と呪物を解析する中で、親族を根絶やしにしようとする意思を感じ取るが、誰が犯人で動機もわからないといったオカルトミステリー。
    呪物紹介は短いながらもバラエティに富んでいて、ストーリーも犯人探しと次の惨劇の防止の軸で二転三転し、オカルト好きな自分は楽しく読めた。

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    2026年03月03日
  • 天使の囀り

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    ファンタジーのような、現代社会のような、、何が原因なのかが気になって読み進めました。
    恋人を亡くした主人公が原因を見つけるべく、謎に挑む話。
    なぜ蝦川教授がブラジル線虫を広めていたのかなど、少し謎が残るが、実際に起きそうなバイオレンスサスペンスと言える。

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    2026年03月01日
  • 青の炎

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    犯人側の視点で進むのは珍しいけど、すんなり感情移入してしまって冷汗かいたり、詰めが甘かったと反省したり、なんだか自分が画策してる気になっていました。もちろん、完全犯罪なんてものはなく暴かれるんですけどそりゃそうなんですけど、ラストで少し高揚して、何とも言えない読後感も含めていい。

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    2026年02月28日
  • 黒い家

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    ネタバレ

    保険金の不正請求を題材にしたリアル路線ホラー。生保会社の業務猫写が泥臭く生々しくてリアルさを演出している。

    お話としての盛り上がりは後半のサイコモンスター化したヤツとの対決かと思うけど、前半の粘着質で単調なしつこさに気味悪さと不快感があって、単調な繰り返しに見える前半がむしろホラー。

    心の闇や外からは見えないので、理解できない言動をする人たちを心理学的にカテゴリ分けして安心感を得たくなりがちなのは分かる一方で、偏見や先入観にもつながる危険性があるなと感じた。

    包丁を持った狂人は単純に困るし怖い。

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    2026年02月28日
  • 悪の教典(上)

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    読み物としては面白く、続きが気になる。

    合理的かどうか、自分の利益になるか、害になるか、それがすべての判断基準の男、ハスミン。

    教師になった目的はなんなのか。
    生徒を陵辱するため?
    支配しやすいから?
    しかし、それにしては問題が発生しやすい場所な気がする。
    逆に言えば、問題が発生しやすいからこそ、それを隠れ蓑にもできるのか。

    登場人物、特に教師の発言、特に蓮見と釣井は自分以外を見下しており、言葉の端々に動物蔑視の言葉を多用しており、それがすごく嫌い。
    そしてリアル。
    人間がつくりだした言葉の中には動物を蔑視する言葉がたくさんある。
    模倣のために共に過ごした憂実の存在が、蓮見が共感性を得ら

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    2026年02月26日
  • 黒い家

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    最初は凄い読みずらいなと思ったけど、後半から人間の怖さというかサイコパスな部分に視点が当てられてて身近な事のように感じた。スリル感ある描写も死体の感じもリアルで面白かった

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    2026年02月26日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    1日で読破
    ノンストップの面白さがあった 最高!
    いわゆるミステリーのどんでん返しはなかったが
    犯人が主観の作品はあまり読んだことがなかった
    古畑任三郎以来かも笑

    曾根を殺すまでがピークかな
    いつどうやって実行に移すのかを考えながら読むのが楽しかった
    高校2年生でこのトリックは凄すぎる
    親友だった拓也は殺さないと思ってた
    上手く丸め込むのかなーと

    この作品、曾根と拓也以外、基本的に良い人ばかりなんだよね。故に、エンディング後のことを考えてしまうと‥遥香には幸せになって貰いたい

    ラスト、自殺という形で幕をひいたのは意外だった
    家族を守る為という信念から考えれば納得はできたけど
    通して読んで

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    2026年02月25日
  • 青の炎

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    人として決して許されない事をした。友達も裏切った。でも秀一がどうしても嫌いになれない。私は友子にいちばん憤りを感じる。何故母が子供に守ってもらおうとしてるんだよ。あなたが守らないと。って思う。

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    2026年02月24日
  • 新世界より(下)

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    同族を攻撃してはいけないという伏線が上手く回収されつつ、異なるものに対する考え方や、共生、共存といったことに対する問題提起になっていた。

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    2026年02月24日
  • 新世界より(上)

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    序盤は設定や出てくる生き物の説明が冗長でだれてしまう部分もあったが、異世界ものはある程度仕方ないかなと思う。
    途中からは面白くなっていった。

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    2026年02月23日
  • さかさ星

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    呪い系の究極のエンタメ本として、次の展開にはらはらしながら一気に読ませてもらった。日本古来の文化のおどろおどろしさも十二分に発揮されていて、この本だから味わえる熱量も良かったと思う。
    呪物一つ一つなエピソードがやや冗長な印象もあるので、人によっては飽きてしまうかも…私的はそんなところもコントロールが効かない呪いに包まれた世界の一部のような気がして、全体にマッチしているのではと思いながら読み進めた。一度読み出したら最後まで一気に読みたいタイプの本なので、時間を確保して読むのがおすすめ。

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    2026年02月23日
  • 天使の囀り

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    面白い。読み進めれば読み進めるほど面白くなっていく。最初は進まなかったけど、途中から止まらなくなった。途中でタネは分かったけど、そこからも全然面白い。布石の回収うますぎる。
    セミナー会場のシーンでは、本で初めて泣きそうになった。

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    2026年02月20日
  • 新世界より(上)

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    かなり昔に放送されてたアニメを観てたような…というおぼろげな記憶がきっかけになって手に取った一冊。
    この作者さんの作品はいくつか名前を聞いたことはあれど読むのは初めてで、とにかく理詰めで頭のいい人なんだろうな…って読み進めながら感じてました。あと、読者から来るであろうツッコミを先回りして潰しておく、みたいな文章やセリフが随所に見てとれてふふってなってしまう。見えない敵と戦うのは自分も日常生活でよくやっちゃうんだけど、それ削ったらもうちょいこの本薄くなったんじゃないかな…とか無粋なこと考えちゃってごめんなさい。

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    2026年02月19日
  • 新世界より(上)

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    難しい単語が多くて理解するのに時間がかかった
    後半は心拍数が上がる展開が多くてのめり込んだ
    中、下巻に期待したい!

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    2026年02月18日
  • 新世界より(下)

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    SFというか近未来ファンタジーというか グロテスクな近未来から退化した新世界冒険ファンタジーというようなものか。あんまり好きな世界じゃないね。

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    2026年03月14日
  • 青の炎

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    厨二病臭いとかは一旦置いて、初めて倒叙ミステリーを読んで掴まされた。

    家族を守る為に1人の男を殺した、高校生の主人公の論理に基づいた完璧な犯行。
    半分くらいから私自身、犯行が白日に晒されるのでは無いかと手に汗握り緊張状態で読み続けた。

    そんな犯人側の没入感を得られる読書体験が出来、完璧なタイトル回収をして終えている。
    人から貰った本はハズレが無い。

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    2026年02月15日
  • 天使の囀り

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    実際に存在する生き物から媒介する感染症によって次々と人が狂って行くお話。現実に起きそうなお話のためあっと合う間に引き込まれました。

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    2026年02月14日
  • 梅雨物語

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     ホラーよりミステリー色が強かったため、『秋雨物語』よりさらに読み進めやすかった。『ぼくとう奇譚』は想像すると気味が悪く、ホラー耐性が今よりない頃に読んでいたなら数日夢に出てきそう。『皐月闇』の読者にピンと来させるよう、徐々に真相に近づいてくる展開も堪らない。あれだけのことをしてもまた忘れ去られると思うと、痛快さより虚しさが勝ってしまうが。なんだかんだでずっと怖がりながらも著者既刊本をほとんど読めているので、『さかさ星』をスキップするかで迷っていたがトライしてみようか。

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    2026年02月13日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

     
    積み本から選んでみた、従来の貴志さんの不気味に構築された恐怖譚だろうと思ったがちょっと期待外れだった。
    一時、二重人格や多重人格の本や映画をよく見かけた。この本はその頃買ったのか、題名のせいか作者の貴志裕介さんの名前をみたからなのか、積んである理由は覚えていない。平成10年発行で12版になっている。人気があって重版になったのかもしれないので、読んでみた。

    加茂由香里は人の強い感情がキャッチできるエンパスだった。特殊能力があるための悩みがあったが、能力を使って心に障害を抱えることになった人々を助けられないだろうか。
    被災者を助けるボランティアを志して神戸に来た。

    両親のない少女が、阪神大

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    2026年02月12日
  • 硝子のハンマー

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    ネタバレ

    本格的な密室殺人事件で面白かった。第58回日本推理作家協会賞受賞作(2005年)
    日曜日の昼下がり、株式上場を控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓は防弾ガラス、オフィスは厳重なセキュリティーを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の社長室の隣で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・

    弁護士青砥純子と、防犯コンサルタント榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。


    エレベーターで12階に行くには暗証番号でしか動かない。そこに介護サービス会社の社長室、副社長室、専務室、各秘書の待機室があった。社長室、副社長室、専務

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    2026年02月12日