貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!
お化けなどの超常現象をあまり信じていないので、ホラーは好みじゃないかと思っていたんですが、こういうサイコロジカルホラーというジャンルがあるんですね。
結局人間が一番怖い。かなり好みでした。
※ホラー全然読まない風ですが、同じ作者の「十三番目の人格ISOLA」は読んだことあるし、めちゃ面白かった記憶。貴志祐介作品と相性がいいのか…。
次第に真実が明らかになっていって、最後の犯人との対決では、もう本当にハラハラドキドキという言葉がぴったり。
なんですが、個人的に一番興味深かったのは心理学の助手の金石との会話。
犯罪者は遺伝によるものか?環境によるものか?
生物学のr戦略 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語は、守と真理亜が“2人で生きていく”という手紙を残して姿を消してから、十数年後から始まる。
早季と覚は大人になり、それぞれ役所で働いていた。表面上は平和な社会――だが、バケネズミたちの世界では、静かに反乱の兆しが広がっていた。
スクィーラは、これまで絶対的な支配者だった“女王”にロボトミー手術を施し、支配構造そのものを覆した。これに反対するオオスズメバチコロニーのキロウマルは、最初こそ人間の味方として戦うが、次第に戦いの中で信念を削られていく。
そして、バケネズミ同士の戦争は一気に拡大。圧倒的な力を持つはずのスズメバチコロニーは壊滅し、スクィーラたちはついに“人間への反逆”を始めた。
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Posted by ブクログ
著者の作品を読むのは数年ぶりでした。
一時期とてもハマって多くの作品を読んでいました。
その時のイメージはホラー作家だったのですが、最近は社会派小説も手掛けているのですね!
本作は読み応え抜群でとても良い作品でした。
本作は冤罪をテーマとしたゴリゴリの社会派小説でありながらも、ミステリー要素もしっかりある上に人間の恐ろしさについても描かれていました。
これまで冤罪をテーマにした作品を多く読んできましたが、何を読んでも悲しくなるし恐怖も感じます。
今の日本の司法では、いつ自分がこのような目にあってもおかしくないと思わされます。
ずっとその問題を指摘されているにもかかわらず、今も警察や検察の体制 -
Posted by ブクログ
噂に違わぬ面白さ!上中下3巻のボリュームに尻込みしてなかなか読めずにいましたが、読み始めたら最後まで止まりませんでした。読んでよかった。
まず、これだけ綿密な世界観をつくり上げたのがすごいですね。SF・ファンタジーとして設定の完成度が群を抜いていると感じましたし、恐怖や興奮を煽るのも非常に上手く、ページを捲る手が止まりませんでした。このあたりはさすが貴志祐介先生といった感じでしょうか。
物語としては、「人間とはなにか」という問いが一本の柱になっているのかなと感じました。超能力が使える主人公たち、一部の機能が欠如した結果排除された悪鬼や業魔、そして人間でありながら姿形を変えられ使役されるバケ