貴志祐介のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋

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    ネタバレ

    事件が4ストーリあるので、途中で飽きる事なく楽しめます!
    ただミステリーが解かれた時、その後が書かれてないので犯人はどうなってるんだよ!!!って気になってムズムズするので、その後が分からないと嫌な人にはムズムズすると思います。

    あまり賢くない私はトリックが頭で収集出来ず、途中難しいと感じました。ですが、最後は「こういうことだったのか」と分かるようになってるので途中分からなくても最後まで楽しめます。

    あと、この本が続編だと知らずに読んでました。
    まだ読まれてない方は『ガラスのハンマー』から読まれると良いと思います。

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    2025年07月17日
  • 秋雨物語

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    感想として、結末が気になり最後まで一気に読ませられました。印象に残った話は白鳥の歌。登場人物のバックグラウンドや舞台の描写にとてもワクワクしました。さすがの一言です。

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    2025年07月15日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    やっぱり貴志さんの作品は
    読むのが楽しいというか
    続きが気になってどんどん読めちゃう。
    ものすごく不利な状況からの
    後半にかけての展開が
    ドキドキ楽しめました。

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    2025年07月14日
  • 秋雨物語

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    「フーグ」がオチまで含めて一番面白かった。
    すぐに予想がつきそうなのに、見事に騙されました。
    コックリさんはオチは思っていた感じと違っていたけど、やめられない引力があった。
    貴志祐介先生なのでハードルが上がってしまっているけど、何も知らずに読んだら相当面白い短編集だと思う。

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    2025年07月13日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマに書いた作家さんのアンソロジー。
    それぞれ違ったタイプの世界観に入り込めてよかったです。貴志祐介さんの作品は謎解きみたいで好きでした。

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    2025年07月12日
  • 梅雨物語

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    貴志佑介先生の古い作品はまだ読めていないものもあるものの、新しめの作品は結構読めている。
    秋雨物語の時にも思ったが、長編ではなく、短編でも凄く厚みのある、世界観に没頭させる物語を見せてくれる。
    怖さだけでなくミステリ要素もあるため、展開が更に気になり飽きさせない構成。個人的にあらすじはどれもあまり最初惹かれていなかったのに、読み始めて仕舞えばあっという間だった。
    夏の夜長におすすめ!

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    2025年07月10日
  • 悪の教典(下)

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    もしも学校にサイコパスが紛れ込んだら。相変わらず読み手にグイグイページを捲らせる文章はさすが。読み手に考えさせる書き方と、映画のようにテンポよく切り替わるカメラワークがその真髄か。

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    2025年07月09日
  • 秋雨物語

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    ネタバレ

    ホラー短編4作品、どれも趣向が違っていて楽しめた。

    「餓鬼の田」
    怖いというより可哀想な話だった。餓鬼の飢えが癒えることはないのだ。

    「フーグ」
    寝ている間に自分の意思が通らない・制御できないという点で、実際に悪夢を見た時の感覚が想起され、その無限に膨らんでいく恐怖がとても良かった。監視カメラの映像を確認しているシーンは、その様子が頭に浮かんできてより不気味さが増した。部屋の隅にうずくまっているのって、たとえそれが生きている人間であっても妙に怖い。霊能者が「餓鬼の田」に出てくる人と同一人物に思えるので、その後も登場するかと少し期待してしまった。この霊能者目線の物語も読んでみたい。

    「白鳥

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    2025年07月09日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    俳句から昆虫やキノコの生態まで、三編とも貴志さんの博学な知識がホラーとがっちり絡んで怖さを盛り立てる。
    俳句の読み解きから犯罪が明らかになる「皐月闇」はその手法と個室の二人だけの心理戦が独特の緊張感を持ってスリリング。
    庭を埋め尽くすキノコの幻覚に怯える「くさびら」のラストのせつなさはたまらなかったな。
    お気に入りホラーは「ぼくとう奇譚」。昭和初期のノスタルジーと異界の遊郭という夢幻と周到な呪いが蕩け合って口を開けたエグい末路が忘れられない。
    巧みな伏線回収は各話絶品、溜飲下がる因果応報ホラーだった。

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    2025年07月07日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    厚い本の割にスラスラ読みました。
    ある目的のため、刺し違える覚悟で行われた裁判はエンターテイメントとして面白い。感想はイロイロありそうですが、新たな餌は撒かれた。次はどう展開するのだろう。

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    2025年07月06日
  • もの語る一手

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    将棋をテーマにしたアンソロジーです。
    地味な表紙に反して、作者陣は華やかです‼️
    ガッツリ将棋の作品もあれば、エッセンスとして取り入れているものもあり、作風もバラバラ。なかなか贅沢な1冊です。
    橋本長道「なれなかった人」
    綾崎隼「女の戦い」
    が好きです。好みの作品も別れそう…。

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    2025年07月06日
  • 悪の教典(上)

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    長らく積読にしていたけど、一念発起。徐々に明らかになる蓮実の正体と、少しずつ綻んでくる展開は早く次へって気持ちになる。各章の不穏な締め、「モリタート」が効果抜群。この学校ダメな大人しかおらんっ!

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    2025年07月05日
  • さかさ星

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    ネタバレ

    結論から言うと、噂に違わぬ面白さ(怖さ?)でした。第一章のこれでもか!と言わんばかりに次々と出てくる呪物。それにちらっとヒトコワもあり、最期は怒濤の勢いで読ませるすごさ。呪物のどんでん返し的な部分もあり、とにかく飽きさせず読めました。呪物と人の恨みコワッてなること請け合い。

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    2025年07月03日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    久しぶりに貴志祐介先生の作品を読んだ。
    今作では、13人の人格が入り込んだ多重人格者・森谷千尋と、相手の表情や言動から本心を読み取る能力を持つ賀茂由香里が登場する。一人だけ紛れ込んだ殺人鬼・磯良との対立は緊張感に満ち、恐ろしい展開にもかかわらず、ページをめくる手が止まらなかった。
    特に磯良の描写は凄まじく、いかに恐ろしい存在であるかがひしひしと伝わってくる。貴志先生の表現力の高さが光っていた。
    「実体がないだけに、彼女の感じた磯良の本質が、イメージとなって現れたのだ。それは、無数の手足を持ち、半ば獣と化したような、醜悪な女の姿だった。」
    「磯良は、無数の手足を蠢かしながら言った。にやにや笑って

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    2025年07月02日
  • 兎は薄氷に駆ける

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     オーディブルで聴きました。展開のリズムがいいのでスームーズに聴けます。取調べの描写も裁判の展開もとても素晴らしいと思います。最後の落ちはあまり褒められませんが、とてもいい作品だと思いました。

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    2025年07月01日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

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    2025年06月29日
  • 梅雨物語

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    ネタバレ

    3つの作品が収録され、いずれもホラー小説である。最初と最後のものは、冒頭に謎が提示されて、話が進みにつれて、その謎が明かされるという構成となっているが、それと同時に、実は恐ろしいことが潜んでいたことが判明していく。ホラーに加えてミステリー要素も含まれている。2つ目の話は、著者の過去作『クリムゾンの迷宮』、『ダークゾーン』を彷彿させる内容であった。

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    2025年06月28日
  • 悪の教典(下)

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    怒涛の展開だった下巻。ハスミンの発想がヤバすぎてついていけないが、何故かこの異常性にひきつけられる。インパクト大な小説。

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    2025年06月26日
  • 梅雨物語

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    貴志祐介が得意とする謎解き要素と、人怖ホラーを巧みに組み合わせた3作でした。

    「皐月闇」は前半と後半でこんなに変わるのか、というくらい状況が一変。ホラーでありながらミステリ的どんでん返しも楽しめます。
    「ぼくとう奇譚」、「くさびら」は現実世界に悪夢が侵食してくる、幻想文学のような趣の作品です。

    毎度のことながら、様々なジャンルに精通しているその博識さと、それでいてスッと入ってくる文章力には脱帽です。
    ちゃんと怖いホラー小説を読みたい方におすすめの1冊。

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    2025年06月28日
  • 罪人の選択

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    夜の記憶デビュー当時のものなの?!?!
    SF苦手ではあるけど貴志祐介のものは何故か読めちゃうんですよね…。
    でもやっぱり罪人の選択がいちばん面白かった。

    最後の赤い雨はずっとエヴァが頭から離れなくて困ってました笑

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    2025年06月23日