貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ中巻はさらに面白さが加速していた。
念動力や呪力が人に宿り、個人が核爆弾に相当する危険性を秘めていたら、その脅威は強力な管理体制が敷かれる世界に繋がるだろうか。上巻で突飛に感じた呪力が、こんなにもヒトの根幹や行動心理、社会性に絡めて展開されるとは思っていなかった。ラーマン・クロギウス症候群と橋本•アッペルバウム症候群が呪力の異個体として明かされる場面は、ページを捲る手が止まらず本当に面白かった。序盤から感じていた不穏さの裏に壮大な陰謀が隠されており、徐々にその片鱗が明らかになっていく過程が緻密で類を見ない作品だと思う。下巻でここからどのように展開し収束するのか楽しみで堪らない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きはないんですか!?
ここからじゃないのー!?笑
冤罪についてのストーリーなので裁判とか難しいかなって思ったけど、会話文が多かったので割とスラスラ読めた。
というか英之は結局叔父殺してるのね、、
検察側と警察がそれはそれは腹立つ感じに描かれてて、起訴取り下げになった時はやった!って思った!
でもその後の記者会見でまさかそこまで話しちゃうの!?って思ったし、彼女も弁護士も皆んな知ってて共謀してたってなって衝撃的だったー!
というか謙介巻き込まれた感じが可哀想すぎる、、
リストラ理由もそうだけど、つくづく損な役回りだなぁって思った。
これ以上振り回されない為にも手を引いた方が良さそう笑