貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画化された作品で、(上)を読み終えた後、ビデオも鑑賞しました。
怖い小説は嫌いです。
凄惨な物語なのに、何故か高評価です。
この作品の映画監督は、主人公のサイコパスキラー「蓮実聖司」ニックネーム「ハスミン」のファンになったという。巻末には、「彼こそがエロスとバイオレンス。蓮実聖司そのものが、エンターテイメントの本質であると確信する」とまで書いているのです。
貴志祐介さんの著書を初めて読みましたが、免疫がないため、脳ミソに直撃爆弾!散弾銃で頭部をぶっ放されたような衝撃を感じました。
一体「ハスミン」とは何者ぞ‼
生来のサイコパスなら、遺伝子は誰から受け継いだのかと考えました -
Posted by ブクログ
人によって恐怖心の大きさに差異あれど、恐怖の対象は大同小異のため非常に不快で悍ましいし、フィクションであると分かりつつも、医学、化学的に真相に近づいていくので説得力があり、幽霊やゾンビなどよりよっぽど怖くて、夢に出てきそう。
しかし、真実に近づいていく面白さと緊迫感で読む手が止まらず、後半は夢中で一気に読んでいたら深夜になり、風呂場が怖いのでレビューを書くことで現実逃避をしている。しばらく蜘蛛や、ムカデのような細長い虫も見たくない。
専門用語や医学的な説明が多いが、登場人物同士で交わされている会話として違和感がない且つ、無知な私にもなんとなく理屈が分かるように説明がなされるので、あまりストレ -
興奮しながら読むのは久しぶり
私も三池監督と同様に蓮実聖司が一日でも早く日の目を浴びることを渇望します。彼、蓮実聖司は私がかつて持ち合わせており、成長するにつれて世間というものを知ることにより捨てざるを得なかった厨二心を今一度呼び起こしてくれました。前述した言葉は断じてサイコパスであることをアピールする訳ではありません。数多の男子たちが学生時代教室に侵入してきたテロリストを華々しく撃退することを妄想するように、私も人混みの中で、今ここでナイフで人を刺したらどうなるだろうと思ったように、誰もがそういった幻想を抱くはずです。しかし、それを行動に起こさないのは刑務所行きであったり、世間からの非難などの圧倒的デメリットがあるからで
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Posted by ブクログ
ひとことで言えばサイコパスが淡々と人を殺していく物語なのだけど、殺人の動機は快楽ではなく営利目的であるというのが珍しい。目標達成のための障害となる物(人間)を排除するために殺人を行っているので殺人マニアというわけではない。それが故の無機質な狂気。
現実世界で起こった殺人事件の記事(Wikipediaなど)では、正確な時間の表記と共に事件当日の流れが記載されているものがある。本作でも同じように、終盤の大量殺人の場面は、「PM9:51」といったように時刻が表記される。
そうすることで、現場の時間を共有させられ、より一層恐怖を現実のものとして感じることができる。
※上下巻あわせての感想