貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
貴志祐介の我々は、みな孤独であるを読みました。
ちいさな探偵事務所を経営する茶畑は、クライアントの正木から自分の前世で自分を殺害した犯人を探してほしいという奇妙な依頼を受けます。
そこにサイコパスの暴力団組長の丹野やヒスパニック系のマフィアなどが絡んできて物語は暴力的な様相を呈してきます。
輪廻転生をからませた物語の真相はどこにあるのか、クトゥルフ的な結末になるのかな、と読んでいきました。
フレドリックブラウンの短編が引用されたところで、SFファンタジー的な結末なのかなと思っていたのですが、当たらずとも遠からずでした。
konnokは面白く読みましたが、天使の囀りのような比較的合理的な結 -
購入済み
しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。 -
ネタバレ 購入済み
ぞわぞわしまくりです
めちゃめちゃ怖くて先が気になって一気に読みました。読後の一番の感想は寄生虫無理!!ですね。ちょっと想像しただけでももう無理です。なんか頭蓋骨の内側がぞわぞわしちゃうような気持ちになります。あと蜘蛛もほんと無理!!。それと主人公の男運のなさが可哀想すぎでした。
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購入済み
ほんと嫌な怖さ
読みたいなと思いつつ今まで機会がなかったのですが、夏なので怖い話を読みたくなってトライしてみました。ああーそういう怖さなんだ、確かにめちゃめちゃ怖い!という感想です。人間のもつ怖さとか嫌なところ満載でした。あと保険屋さんの社員さんは大変だなあとしみじみ思いました。
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Posted by ブクログ
終わり方がすごく良かった。
特に罪が明るみに出るきっかけが、「ああこれか!!」と納得。
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とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか?
晨光学院町田高校の英語教師、ハスミンこと蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。
蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖 -
購入済み
何回読んでも面白い
10年ほど前に1度読んだことはあったものの、大人になって改めて読みなおしました。
結末を知っていてもイッキ読みしてしまうぐらいストーリーは面白いし、大人になってから読むと学生時代とは違う視点で読めて新鮮でした。再読でも面白いです。
ディストピアものが好きな人にはおすすめ。 -
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本当にオススメ
久しぶりでした。40代の大人が寝る間も惜しんでイッキ読みしました。何か面白い小説ないかなと色々ネットを通して探しているなんて人、僕もそうだけど、まだ読んでない人、絶対オススメだから読んでみてください!絶対ネ!
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100点
今まで読んだSF小説の中で最も世界観がよく出来ていて、リアルでスリル満点なストーリーでした。読んだ後の余韻が千年続きそうなくらいですね。言葉遣いも洗練されていて読み応え抜群。本当に読んで良かったと思います。