貴志祐介のレビュー一覧

  • 新世界より(上)

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    おもしろすぎる。
    バケネズミのコロニー、風船犬、女王の生態、
    次はなんだなんだと虜になる。

    ユートピアとディストピアは表裏一体ということ。ユートピアを作るには疑わしきは罰する、悪の芽は摘むが発動されるわけで。こういう理想的な美しく整った社会の裏に、残酷な管理社会がある的なストーリー大好きです。

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    2025年07月25日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    2日で読み切ってしまった。まるで逆転裁判みたいな裁判シーンはどこも夢中になる面白さだった。続きの話もいろいろ想像できそう。大好き。

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    2025年07月24日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    久しぶりの貴志祐介作品。
    やっぱりやっぱり面白い。
    中盤からは展開も早く、想像もしていなかった方向に話は進む。
    昔から興味があるある分野ではあったが、心理学は奥深くて面白そうだ。

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    2025年07月24日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まさに「戦慄」の如き作品の応酬。
    特にやはり注目は、北沢陶さん。大阪舟場を舞台にさせたら、右に出る人はいません。御本人も昔の人の言い回しや、当時の表現にこだわって書いているだけあって、時代小説のような雰囲気ですが、説明や描写表現は現代語を極力使っているので、どっちらけになることはありません。

    どれも短いながらも、天下一品でした。

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    2025年07月16日
  • 新世界より(中)

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    上巻はこの異常で不気味な世界に馴染む様に読み終えた。
    中巻は、もう、とても濃厚だった。
    元々早熟な子供達が少し成長して、恋愛感情も、その表現もとても濃く描かれている。
    異常な世界となっていった町の過去も、凄惨さが濃く描かれる。
    どこを読んでも…濃い。

    読んでいても、何だか泥の中へ引きずり込まれる様な感覚だ。
    爽快感はないし、疲れるし、私にはかなり異質な物語だけれど、続きは気になってしまう。

    納得のいく結末になるのか。
    下巻へ。

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    2025年07月16日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    表紙のサル、読み終わった後に気づいて怖すぎる!まじでキモいし、突起がある描写でこれ絶対破裂するって予感があった。こんなにゾワゾワした小説は久しぶり、最高。

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    2025年07月16日
  • 新世界より(上)

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    長女と次女が立て続けに、睡眠時間を削ってまで読み終えた本。そんなに面白いんや!
    ちょっと気になるアピールしてみたら、
    「チ。みたいな感じ」
    「約ネバ(約束のネバーランド)好きならハマる」

    ふーむ。体力が要りそうやね。
    読むなら少しでも早い方がいいかもしれない、と
    手にしてしまった。

    上巻の半分でもう満腹なんですけど、これが中・下巻と続くの⁉︎
    「ここからは鬱でしかないし。頑張れ〜」

    それからはもう止められなかった。
    上橋菜穂子さんぽいね。
    「獣の奏者寄りかな?でもこっちの方が容赦ない」

    …覚悟して読もう。
    あれもこれも問題山積みのままで、気になる事だらけ。
    いざ、中巻へ。

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    2025年07月13日
  • 鍵のかかった部屋

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    『密室は解かれました』
    が名台詞となっているドラマの原作にあたる本作。
    ‘密室’で起こる事件ばかりではあるが、「そんなトリックありか!?」なんて言ってしまいたいくらい、読者を困らせる(もちろん良い意味で)作品である。

    本作は、弁護士の青砥純子と、防犯スペシャリストの榎本珪の二人が密室で起こった数々の事件を解き明かすという作品。

    密室に特化した作品なだけあり、仕掛けは二重、三重、いやそれ以上に組み込まれている。
    そのトリックを防犯スペシャリストの榎本が解読していく訳だが、ヒントの見つけ方といい、謎の解き方といい、「寧ろ榎本が犯人なんじゃないか?」なんて思ってしまったほど、するすると解決してし

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    2025年07月08日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    賀茂由香里…恵子
    和田和子
    青木
    野村浩子
    館林
    高野弥生

    圭子
    池田聡子
    ペス
    芳美
    森谷依子
    正太郎
    彦六
    森谷竜郎
    石上
    マリア
    前園勝美
    横沢道子
    原映美
    大村茜
    結城
    ミー
    真部和彦
    田中

    森谷千尋
    暸子
    陶子

    幸生
    陽子
    殊理


    悠子

    範子
    磯良

    憧子

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    2025年07月08日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    時々 魔力的な魅力の作品を描く

    「新世界より」「クリムゾンの迷宮」と並ぶ 名作

    続きが気になり 寝ずに読み進めてしまう!

    今までのファンタジーやホラーの路線も面白いが
    今回 緻密に裁判についての描写があり 作者の新境地を見る

    俺たちの戦いはまだまだ続く という「ダークゾーン」のような終わり方も余韻がある

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    2025年07月07日
  • 新世界より(上)

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    これからの展開がとても気になる!
    序盤から謎が多くモヤモヤしながら読み進めていたが、中盤以降ハラハラドキドキの連続、息つく暇なく物語が進んでいく。それでいて謎は謎のまま。でも読みづらいことはなくどんどんとページをめくってしまう、そんな作品だった。
    これからどうなるのか、何が隠されているのか、一体この世界とは?、中下巻が楽しみです。

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    2025年07月06日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    こわすぎる。 
    鳥肌が立ちながら読みました。
    読んでから、肉は完全に火を通してないと食べちゃダメだ!と思った。
    とりあえずこわすぎる。
    そして面白すぎて一気読み。蜘蛛のやつときやばすぎ。想像したくなかったけど、そうさせてくる。蜘蛛を生で食べる。ヤバすぎる。
    とんでもない本。良い意味で。

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    2025年07月05日
  • 悪の教典(上)

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    ネタバレ

    ハスミンこと蓮実聖司は、親衛隊ができるほど人気の高校教師。

    生徒や先生の問題をうまく解決していので、普通に良い先生なのかと思っていたら、所々に「ん?」と思うような内容がでてくる。隣の家の犬にハンバーグを与えていたり(玉ねぎ抜きのハンバーグをあげたのかな?と思いました)、「殺すほどではない」という文章が突然出てきたり。

    下巻は学校での生徒惨殺シーンが続き、最後が読める展開だったりして少し評価下げたけど、サイコパスが考えていることは普通と違いすぎて、全体的にそれが面白い。
    現実の世界で起こったらもちろん最悪だけど、小説だからこそ、別次元の話を面白いと思えるのがいい。

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    2025年07月03日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    面白かった。
    一気読み(一気聴き)。
    15年前、父親が冤罪で獄中死。
    息子もまた、叔父を殺したと被疑者に。
    これは、冤罪なのか?計画なのか。

    刑事にあたかもお前が殺したんだろーと。
    このやり取りが胸糞でした。
    息子が一枚も二枚も上手でした。

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    2025年06月29日
  • 新世界より(上)

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    長くて読むのを迷っている方是非参考までに!!
    私の読書習慣のモチベーションとなった本であり、正直この本を超える衝撃作と出会うことは2度とないと諦めています。

    上中下巻全て主人公の少女が1000年後に向けて綴った手記で描かれています。「呪力」使いの少年、少女達が村の伝統的な習わしについて疑問を持ち、探っていく話から始まります。
    奇怪な生き物と戦いながら、各キャラの成長があり、青春sfミステリとしても楽しめます。
    子どもの頃誰しも思う「魔法」が使えたらどんな世界になるのか?という着想から、これ程までに重厚に構築しているのが本当に素晴らしい。
    アニメもあるので、読む前にアニメのpvやイントロを見て

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    2025年06月28日
  • 悪の教典(上)

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    人気高校教師・蓮実聖司の裏の顔を描いた、戦慄のサイコサスペンス。その思考が理解不能で面白い。どのような展開が待っているのか下巻に期待大。

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    2025年06月25日
  • クリムゾンの迷宮

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    ふと目が覚めたら見知らぬ土地にいたところから始まるバトルロワイヤル。テンポよくグイグイページをめくらせる文章力はさすが。

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    2025年06月24日
  • 梅雨物語

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     自殺した青年が遺した一冊の句集を読み解くにつれて恐ろしい真相が浮かび上がる『皐月闇』、不思議な遊郭で花魁達と遊ぶ幻想的な雰囲気から想像もつかないラストを迎える『ぼくとう奇譚』、色とりどりのキノコがもたらす幻覚が不気味な『くさびら』の3つの中編が収録されていて、どれも後ろから忍び寄る恐怖と貴志祐介先生の膨大な知識量、思いがけない結末が合わさってどれも先が気になるものばかりだった。

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    2025年06月21日
  • 天使の囀り

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    完全に好みだと思うがほんとーーーーーーーーに気持ち悪くてグロくてすきです!!!

    寄生虫×新興宗教 
    文字通り身の毛がよだつ変体ぶり
    貴志先生の想像力はとどまるところを知らないのか…ここまで偏執的にメディカルSFホラー???を作り上げたのが素晴らしすぎて、天晴れとしかいいようがない。
    気持ち悪すぎてずーーーっと顔を顰めながら読んでました。

    猿を見るのが怖いです。
    アフターコロナで読めたのは僥倖でした。
    未知の病原体に対する恐怖がとてもリアルに想起されて、こんなのどうやったら防げるんだろうとすごく真剣に考えてしまいました。

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    2025年06月13日
  • 天使の囀り

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    高梨光宏
    北島早苗
    蜷川武史教授
    森豊助手
    赤松靖助教授
    白井真紀
    上原康之
    ジロー
    土肥美智子医師
    松宮
    青柳謙吉
    福家満記者
    荻野信一
    川村紗織里
    松崎老人
    椎名由美
    美歌&絵瑠
    鍋島圭子
    黒木晶子
    若杉美登里
    畦上友樹
    庭永先生
    曾根教論
    脇医師
    仙波
    斉藤美奈代
    渡邊教授
    田尻教授
    依田健二教授
    藤沢
    田端瑞恵
    荏原京子
    吉原逸子
    墨田医師
    喜屋武雅弘九段
    滝沢優子
    浜口麻美

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    2025年06月10日