貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
長女と次女が立て続けに、睡眠時間を削ってまで読み終えた本。そんなに面白いんや!
ちょっと気になるアピールしてみたら、
「チ。みたいな感じ」
「約ネバ(約束のネバーランド)好きならハマる」
ふーむ。体力が要りそうやね。
読むなら少しでも早い方がいいかもしれない、と
手にしてしまった。
上巻の半分でもう満腹なんですけど、これが中・下巻と続くの⁉︎
「ここからは鬱でしかないし。頑張れ〜」
それからはもう止められなかった。
上橋菜穂子さんぽいね。
「獣の奏者寄りかな?でもこっちの方が容赦ない」
…覚悟して読もう。
あれもこれも問題山積みのままで、気になる事だらけ。
いざ、中巻へ。
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Posted by ブクログ
『密室は解かれました』
が名台詞となっているドラマの原作にあたる本作。
‘密室’で起こる事件ばかりではあるが、「そんなトリックありか!?」なんて言ってしまいたいくらい、読者を困らせる(もちろん良い意味で)作品である。
本作は、弁護士の青砥純子と、防犯スペシャリストの榎本珪の二人が密室で起こった数々の事件を解き明かすという作品。
密室に特化した作品なだけあり、仕掛けは二重、三重、いやそれ以上に組み込まれている。
そのトリックを防犯スペシャリストの榎本が解読していく訳だが、ヒントの見つけ方といい、謎の解き方といい、「寧ろ榎本が犯人なんじゃないか?」なんて思ってしまったほど、するすると解決してし -
Posted by ブクログ
ネタバレハスミンこと蓮実聖司は、親衛隊ができるほど人気の高校教師。
生徒や先生の問題をうまく解決していので、普通に良い先生なのかと思っていたら、所々に「ん?」と思うような内容がでてくる。隣の家の犬にハンバーグを与えていたり(玉ねぎ抜きのハンバーグをあげたのかな?と思いました)、「殺すほどではない」という文章が突然出てきたり。
下巻は学校での生徒惨殺シーンが続き、最後が読める展開だったりして少し評価下げたけど、サイコパスが考えていることは普通と違いすぎて、全体的にそれが面白い。
現実の世界で起こったらもちろん最悪だけど、小説だからこそ、別次元の話を面白いと思えるのがいい。
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Posted by ブクログ
長くて読むのを迷っている方是非参考までに!!
私の読書習慣のモチベーションとなった本であり、正直この本を超える衝撃作と出会うことは2度とないと諦めています。
上中下巻全て主人公の少女が1000年後に向けて綴った手記で描かれています。「呪力」使いの少年、少女達が村の伝統的な習わしについて疑問を持ち、探っていく話から始まります。
奇怪な生き物と戦いながら、各キャラの成長があり、青春sfミステリとしても楽しめます。
子どもの頃誰しも思う「魔法」が使えたらどんな世界になるのか?という着想から、これ程までに重厚に構築しているのが本当に素晴らしい。
アニメもあるので、読む前にアニメのpvやイントロを見て