貴志祐介のレビュー一覧

  • 黒い家

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    怖い。明日は我が身と、ただただ怖い。
    ねっとりとした闇、鼻にこびりつく臭い、大変読み応えがありました。

    平和に生きている人間にとって、身近にありふれているものが脅威に転じることほど怖いものはない。
    明日は我が身かもしれない……それくらいに日常に溶け込んでいるものが、段々と牙を剥いてこちらを見据えてくるのが本当に心臓を鷲掴みにされたかのような心地で読まされました。

    情景、人物像が容易に想像できて、読みやすく、とても怖い! 読んだのが子供のころでなくてよかった。

    映画を勧められた際に、まずは原作からと読みましたが……たぶん自分の想像を飛び出したら恐怖に耐えられないかなと言う気がします。

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    2026年02月06日
  • 天使の囀り

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    いつか読もうと思っていた作品をようやく読んだ。
    子供の頃は一日中でも本を読んでいられたのに、スマホを持つようになったくらいから集中力の低下が著しく、長時間の読書が難しくなっていたのだけれど、久しぶりに作品の世界に没頭するという経験をした気がする。本当に面白かった。エンタメ的な面白さもあり、生とは、死とは、幸福とは……と考えさせられる面もあり、良いものを読んだと思う。

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    2026年02月03日
  • 天使の囀り

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    非常にグロテスクなシーンが含まれるため、文章でもグロテスクなものが苦手な人は避けるべき。それを除けば素晴らしいミステリホラー。
    主人公北島早苗の彼氏である高梨のメールから話はスタートするが、このメールにしっかりと重要な情報が書かれており、物語が進むにつれてメールの伏線が回収されていく進行は読者を飽きさせない。専門性の高い情報もあるが、わかりやすく説明されており、すらすらと読み進めることができる。

    ここからは超個人的な感想。
    途中から『サナエちゃん、がんばって…!』とずっと応援してた。頑張り屋さんの早苗ちゃんがあまりにも不憫すぎて、幸せになってくれ~!とうちわを振ってました。過酷な環境に自ら身

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    2026年02月01日
  • さかさ星

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    中学2年の頃、陰陽師やら呪物に興味関心がありネットが無い時代のため本や雑誌で調べ物をしていた。安倍晴明や蘆屋道満などの人物に心奪われ、過去の日本に想いを馳せた。
    ホラーミステリーのようでキャラクター小説、そして呪物に関するHistoryが混ざり合って驚異的な面白さを生み出した貴志祐介さんの本作。長編でこの頁数をものともしないリーダビリティはさすが。中盤での物語の反転から最後の足掻きまでの流れは素晴らしく、映像を見ているようだった。
    呪物を念視し想像で事態を打開する加茂禮子が見所。亮太の頑張りも良い。

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    2026年02月01日
  • 秋雨物語

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    短編なのに充実感が凄い。
    短い文量の中に詰め込まれた濃密な世界観。ここでしか味わえない恐怖がたまりません。
    はっきりと解明されるものもあれば、そうでないものもある。日本のホラーの良さがそのままいきてます。
    個人的には最後のこっくりさんが好みです。一風変わったこっくりさんと、ラストで明かされる真実、一抹の救い。
    他の本も読みたいです。

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    2026年01月28日
  • クリムゾンの迷宮

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    臨場感がたまりません!
    ありえない設定に思えながら、現実を感じさせる描写の秀逸さ。先が分からない恐怖、追われる恐怖、味方も敵も分からない恐怖。
    読みながらゾクゾクさせられました。
    ラストはもっと知りたい!となりましたが、あの終わり方も著者ならではの腕。
    ハズレがない作家さんですね。

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    2026年01月28日
  • 天使の囀り

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    ミステリー寄りのホラー小説。
    久々に最高に面白いホラー小説を読んだ。
    現実ではありえないストーリーなのに、やけにリアリティーがあり終盤にいくにつれて背筋がぞくぞくした。

    ストーリーのしっかりしたホラー好きの方にお勧め。

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    2026年01月28日
  • 梅雨物語

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    どちらかといえばミステリー寄りではあるが、ホラーとミステリー両方の作品を書いてきた貴志祐介だからこそ書けるホラーミステリー三編作。
    どの中編も甲乙つけがたく、「皐月闇」では、後半一気にひっくり返したような作品の展開に読む手が止まらない。
    「ぼくとう怪譚」は時代小説のような雰囲気があり、少々現実から逸脱したホラー要素が作風にマッチしている。
    最後の「くさびら」は視点移動、叙述的要素を含んだ作品となっており、奇妙であって神秘的、そして切なく、最後を飾るにふさわしい作品。「生者と死者の別れは、生者が死者を忘れるのではなく、死者が生者を忘れることである」という一節がどことなく心に残る。

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    2026年01月27日
  • 新世界より(中)

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    面白い!
    上巻は、独特な世界観を想像するのに時間がかかり、何度も読み直しながらのスローペースでしたが、中巻はこの物語の世界にも慣れてきて、一気読み!
    久々に没入感の高い物語でした。
    下巻も楽しみ。

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    2026年01月26日
  • 秋雨物語

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    餓鬼の田が一番後引いて怖かった
    フーグのオチがとても好き
    白鳥の歌は蘊蓄は面白いけど話はそこまで好きじゃない
    こっくりさんもそこまで好みじゃないけど清涼感があって収録話の最後にあることで読み終えたときスッキリした
    執筆年度順らしいけど餓鬼の田が最後だと怖すぎるからて助かった笑

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    2026年01月25日
  • 黒い家

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    とにかく、黒い、グロい、怖い。
    手に汗握るホラー作品。
    シチュエーション描写がリアルすぎて、脳内では再生が容易なのも凄い。。。

    何年も前に、映画の予告としての黒い家をみたと思うのだが、そのインパクトもあってか、ずっと気になっていた作品。

    主人公は保険の調査員である若槻。しかも、扱うのが生命保険のため、扱う値段も高額でかつ、人の死に触れるという非日常が日常となる特異な業務を行っていた。そして、対応する客はヤクザまがいの詐欺師やヒステリックな人間ばかり。それだけでも十分な鬱要素だが。そんな奴らより危険で関わってはいけない人間、、それがサイコパス、、。奴らはその毒牙を隠して、巧みにこちら側へ侵入

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    2026年01月21日
  • さかさ星

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     2026年最初に「面白い!」と感じた本。さすがの貴志祐介、読み応えがあった。使われている言葉やモチーフでも、読書欲や知的好奇心のようなものが満たされた。1ページ目からクライマックスのような疾走感ある作品。
     あまりにも最初からが面白すぎて、途中で中弛みもしたが、途中でふとページ数を確認したときに「まだこんなにページが残っている」という感覚が良い。よくこの題材で、これだけのボリュームのものを書いてくれたものだ、という満足感があった。通常の作家なら同じような題材でも、この半分のページ数で終わっていそうなものである。
     ホラーミステリーの場合、犯人探しや死因究明の際に「不思議な力があるならなんでも

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    2026年01月21日
  • 青の炎

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    ページ数多いなぁと思っていたけど、中盤以降はペラペラと読み進めることが出来ました。あとに残るこの感情、読めてよかったです。

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    2026年01月19日
  • クリムゾンの迷宮

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    ネタバレ

    面白くて400ページくらいあるのに一気に読み終わってしまった。

    所々に不吉な感じが出てて続きが気になりどんどん読んでさまう。
    昔読んだバトルロワイアルをちょっと優しくした感じかなって思った。

    ただちょっと設定に無理があるかなと思った。
    いくら何でも日本から海外の移動は気付くだろう…
    蛇を集めるのも大変そうだし…
    それにあの金額は安すぎる。

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    2026年01月19日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    どの作品も面白かった。
    有栖川有栖も恩田陸もそれぞれのらしさを短い話の中に上手く盛り込んできている感じでした。
    その中でも個人的には櫛木理宇の『追われる男』が面白かった。なんか、日常でもある感じで『さっき駅で見かけた人がこんな所に?』みたいな感覚。
    他のシリーズも時間があれば読んでみたい!

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    2026年01月17日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    ある嵐の晩、資産家の男性が自宅で命を落とす。 死因は愛車のエンジンの不完全燃焼による一酸化炭素中毒。 容疑者として浮かんだ被害者の甥。彼の自白で事件は解決に向かうと思われたが、それは15年前の殺人事件に端を発する壮大な復讐劇の始まりだった。
    取り調べシーンではこうして冤罪が出来上がるのかとリアルに感じたし、法廷シーンは実際こんなにうまくはいかないのだろうけど、読んでいて痛快で法廷の行方が気になりどんどん読み進めました。貴志祐介さん、久しぶりだったけど、やはり素晴らしい‼️

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    2026年01月15日
  • 新世界より(下)

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    上中下巻まとめての感想。購入したのは3年くらい前で、その時は中巻の途中で挫折してしまっていたものの、ふと思い立って一から読み直して今日無事読破。前回挫折した後のページ、4日くらいで読み終わってしまって、こんな早く読めるなら読んでしまえばよかったのに。若干の後悔もありつつ、後半にかけての怒涛の展開は圧巻で、夢中でページをめくっていってしまう。気づけばそれくらいに引き込まれていた作品でした。

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    2026年01月14日
  • 天使の囀り

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    久々に、文句なく面白いと思える小説を読んだ。
    ホラー小説ではあるが、別に怖いシーンがたくさんあるわけではないし、心霊の類ではないので、
    ホラーが苦手な人でも読んでほしい一作だと思った。
    (ネタバレに注意して言うと、食欲が失せるような、気持ち悪いシーンはいくつかあります。)

    また、科学的にもリアリティがあって貴志祐介の凄さを実感した。

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    2026年01月12日
  • 新世界より(下)

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    上中下の3冊を3日連続で一気に読んだ。すごく凝った世界観で好き。
    (呪●廻戦の作者さん、この本読んでそうだなぁ)

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    2026年01月09日
  • クリムゾンの迷宮

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    この作品は1番好きです!

    この本は自分も冒険体験ができると思います

    未知の世界で目覚め 
    不安と恐怖が常につきまとう
    サバイバルゲームを強いられ 
    頭を使わないと死につながる

    何がどうなっているのか?
    運や仲間、チーム戦に
    どう進むべきがベストなのか

    かなり昔に、ロールプレイゲームの先駆けとしてアドベンチャーブックがありました。
    読んでいくと選択を迫られ、選んだページに進み
    選択を間違うと死んでゲームオーバーになるというモノ
    ドキドキワクワクしながら
    ハマった事を思い出しました。

    ぜひ冒険サバイバル好きの方に読んで欲しいです!



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    2026年01月09日