貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
1/3ほど読んだところで、突き動かされるように、秀一と同じ風を浴びて雨に打たれ134号線を踏み締めたくなって、湘南へ急行。
雨の朝、学生と共に藤沢から江ノ電に乗り込む。小糠雨の中、極楽寺の切通しを歩く。鎌倉を散策する。晴天の134号線をサーファ横目に歩き、鎌倉学園前駅で江ノ電に手を振る。車窓から鵠沼を眺め、ハートトゥハートや秀一の家の辺りがどこかを想像する。
山月記やこころなどの高校の教科書に載っていた作品と秀一の気持ちがリンクするところも憎い演出で郷愁に駆られた。
徹頭徹尾、秀一の気持ちが痛いほどよくわかる。人は殺してないけど、デジャヴくらいよくわかる。
自転車と人馬一体となったような感覚 -
Posted by ブクログ
怖かった〜!!!!!
読みながら「こっわ…」と小さい声で言ってしまう、途中で深いため息(深呼吸?)が何度も出てしまうくらいに、とても怖かった。
結局、人が1番怖い。
自分が主人公のような立場でなくてよかったと感情移入してしまうくらい、没頭できた。
筆者の語彙量が多いためか、表現の力が素晴らしい。
話の詳細も作り込まれていて、読み終わった後はまるで1本の映画を見終わった気分になった。
実際に映画でも見てみたいくらい。
ヒヤヒヤする展開が過ぎ去ったかと思えば、最後にまた大波が押し寄せる。
少し思想が強い部分と、もう一度読み返すには気力が必要なところを踏まえて星4にしようか迷ったが、久しぶりにこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ蓮実がやばい人物なのは間違いないが、それ以上にその他の教諭も含めるとおかしい人たちばかりが登場する。
こんな学校には行きたくないと心底読みながら思っていた。
平然と人殺しをする蓮実に恐怖を感じるとともに、モンペやミサンドリストが成敗されたときは少しスカッとした。
生徒を手玉に取り、自分以外の人物を駒のように操る手腕はさすがである。
子供時代の話もものすごい。
自分の自由を守るためには手段を厭わない。
たとえそれを脅かすのが両親であったとしても徹底的にやってのけるのはもう圧巻としか言いようがない。
性的な面でもひどいことを行っていてかなり引いた。
生徒に手を出すのは当たり前でジャージの講釈