貴志祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
凄惨すぎるぅぅー!!
グロいし後味が悪くて、とにかく最悪!
最悪なんだけど最高(笑) こういうのが良いんだよ!シンプルだが、非常にスリリングで引き込まれる設定。
超極限のデスゲーム。
人怖、グロ、緊張感などの全ての要素に釘付けになった。これは一気読みに限る!
極限状態になると、人間はここまで変わってしまうのか…そりゃ生きたいよなぁ。
サバイバル要素全開により、ゾクゾクの連発でページを捲る手が止まらない。狂気で怖すぎるんだけど、好みのジャンルということもあり、とにかく面白かったという率直な感想。
最初に読んだ「青の炎」に続き、刺さりまくりで貴志祐介の虜になってまう! -
Posted by ブクログ
ネタバレエンタメホラーがお得意な貴志先生の作品の中でもトップクラスに面白かった。
序盤の呪物バトルロイヤル説明と「お前あの◯◯を壊したんか!?」みたいな因習ホラーの定番をひたすら畳み掛けてくるのも、中盤の急な人狼的な疑心暗鬼も、終盤に主人公だけが呪物パズルタワーディフェンスホラーバトルを始めるのも全てが最高。こんなに要素が多い幕の内弁当みたいなホラー小説、許されていいんですか?
凝縮されたカオスな状況下で主人公が多少トンチキな行動(実況)を始めても、呆れるよりも絵面の面白さと必死さで乗り切って許してしまった。あまりにもエンタメパワーの強度が高い。
惜しむべきは梅雨物語や秋雨物語を先に読んでしまったために敵の正体をうっすら察してしまったことくらいでしょうか。これは一切下調べをしなかった自分が悪いです。
次作もあるらしいので早く読みたいな。 -
Posted by ブクログ
どちらかといえばミステリー寄りではあるが、ホラーとミステリー両方の作品を書いてきた貴志祐介だからこそ書けるホラーミステリー三編作。
どの中編も甲乙つけがたく、「皐月闇」では、後半一気にひっくり返したような作品の展開に読む手が止まらない。
「ぼくとう怪譚」は時代小説のような雰囲気があり、少々現実から逸脱したホラー要素が作風にマッチしている。
最後の「くさびら」は視点移動、叙述的要素を含んだ作品となっており、奇妙であって神秘的、そして切なく、最後を飾るにふさわしい作品。「生者と死者の別れは、生者が死者を忘れるのではなく、死者が生者を忘れることである」という一節がどことなく心に残る。 -
Posted by ブクログ
2026年最初に「面白い!」と感じた本。さすがの貴志祐介、読み応えがあった。使われている言葉やモチーフでも、読書欲や知的好奇心のようなものが満たされた。1ページ目からクライマックスのような疾走感ある作品。
あまりにも最初からが面白すぎて、途中で中弛みもしたが、途中でふとページ数を確認したときに「まだこんなにページが残っている」という感覚が良い。よくこの題材で、これだけのボリュームのものを書いてくれたものだ、という満足感があった。通常の作家なら同じような題材でも、この半分のページ数で終わっていそうなものである。
ホラーミステリーの場合、犯人探しや死因究明の際に「不思議な力があるならなんでもありじゃん」となって白けることが多い。こちらの作品でも漏れなく「そんな非現実的な…」ということはあるが、作品内である一定の守るべき法則のようなものはちゃんとあるので、ホラー要素が「なんでもありの魔法」ではなくなっている。
ところで私は個人的に貴志祐介の作品に出てくる主人公があまり好きではないのだが、今回の主人公も最初のうちはほんのり嫌いだった。貴志作品あるあるなのだが、序盤の動きがおばかすぎてちょっとストレスなのである。しかし、読み終わる頃には「まぁこいつも頑張ってたな」と思えるようになっていた。
大抵の作品では数個しか出てこないような「呪物」に焦点をあてていたのも面白かった。霊能者バトルならぬ、呪物バトルであった。霊能者自体のキャラクターも非常に魅力的で、前日譚や後日譚などのシリーズも読んでみたいと感じた。