貴志祐介のレビュー一覧

  • 秋雨物語

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    怖い(^ ^; 何というか、ぞわぞわと来る怖さと、「わっ!!」て脅かされたびっくりとが、絶妙なバランスで混在している(^ ^; 人間の脳内の「狂気」のようなものが、読むものをじわじわと侵食してくる、これが「ぞわぞわ」。ウォーターベッドが「びっくり」で(^ ^;

    ちょっと気になったのは、本筋以外の描写が多くて、ややテンポ的に冗長な印象を受けなくもない。が、この「関係ない部分」が、キャラクターにリアリティを持たせている、とも言えるのかな(^ ^;

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    2025年03月18日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    前知識なく読み始め、ん?冤罪から無罪を証明する話かな?貴志さんにしては、珍しくありがちな題材だなって思いながら読み始めました。取り調べのシーンから弁護士とのやり取り展開は興味深く、ずんずん読み進んでしまいます。殺人罪に問われ有罪となり獄中で亡くなった父の冤罪を信じる英介本人が今、親子揃ってまさか、冤罪の憂き目に?。
    前半、被告人の日高英介を応援している自分が居ました。
    後半に向けてハラハラドキドキ、一気に読みたくなる作品です。

    以外ネタバレ
    ですが、、物語の中で唯一、当事者と関係のない立場である謙介の視点が入ることで疑問が湧きます。本当に英之はやってないのか?と、、、
    公判のシーンは固唾を飲

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    2025年03月16日
  • 天使の囀り

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    序盤は、天使の囀りと共に自身が強い不安やストレス、恐怖などを感じるものによって自殺に導かれていく人々(高梨 タナフォトビア→死に魅せられる)の存在に、オカルトめいたものを感じた。
    しかし徐々に、その原因は精神病や洗脳などのオカルトめいたものではなく脳内の快楽物質を巧みに操る線虫によるものだった。

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    2025年03月12日
  • 黒い家

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    保険金詐欺をテーマにしたサイコホラー。あまりの恐怖に心臓バクバクで目を細めて読んだりするも、15分読書のつもりが2時間読んでる熱中ぶり。生まれついたサイコパスはいるのかというテーマもあり、人怖やノワール好きにはたまらない作品。

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    2025年09月07日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    おもしれぇーーーーー
    偶然、目黒の寄生虫博物館に行った次の日に読み始めたから比較的話をスッと受け入れることができたのはラッキーだった..ウイルス(?)の恐怖と人間の欲、倫理に苦しめられる主人公に、無意識に自分だったらどんな行動をとるか考えさせられる。状況描写がかなりリアルで映画観てるみたいだった。

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    2025年02月09日
  • 悪の教典(下)

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    ネタバレ

    ハスミンがさらに暴れまくる。用意周到で行動コマンドに殺すっていう選択肢があるハスミンと子供なりに、高校生なりに抵抗して死んでいく生徒たち。最後の三池崇史の解説を読んだ後、意識が変わって2週目からはハスミンを応援することになるかも。

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    2025年01月27日
  • 新世界より(下)

    ネタバレ 購入済み

    凄く面白かった!途中でやめられず、最後まで夢中で読んでしまいました。苦手なところもありましたが、それを凌駕する面白さでした。
    バケネズミの正体だけは、夏季キャンプでミノシロモドキとの会話中にピンと来ましたが、他にも再読すると「このことを言ってたのか!」と思う箇所がたくさんありました。
    終盤では、スクィーラと奇狼丸の強い意志に圧倒されました。そして最後、早季がスクィーラに語りかける場面が切なかったです。

    #怖い #ドキドキハラハラ #深い

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    2025年01月16日
  • 悪の教典(下)

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    間延びした上巻とは打って変わり蓮実のサイコパスぶりがエンジン全開に。一夜の殺戮ショーが良い意味で醒めない悪夢のように長く、今までにないハラハラ感に文字通り一気読みしていた。生徒のキャラもしっかり立っていて学園モノも好きな身としては最高のエンタメ小説だった。

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    2025年01月11日
  • 天使の囀り

    ネタバレ 購入済み

    非常に良い

    物語の展開全てが良かった。虫が苦手な人はちょっと注意かもしれない、気持ち悪く感じてしまうかもしれないので。

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    2024年12月30日
  • 悪の教典(下)

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     映画化された作品で、(上)を読み終えた後、ビデオも鑑賞しました。

    怖い小説は嫌いです。

     凄惨な物語なのに、何故か高評価です。
     この作品の映画監督は、主人公のサイコパスキラー「蓮実聖司」ニックネーム「ハスミン」のファンになったという。巻末には、「彼こそがエロスとバイオレンス。蓮実聖司そのものが、エンターテイメントの本質であると確信する」とまで書いているのです。

     貴志祐介さんの著書を初めて読みましたが、免疫がないため、脳ミソに直撃爆弾!散弾銃で頭部をぶっ放されたような衝撃を感じました。
     一体「ハスミン」とは何者ぞ‼

     生来のサイコパスなら、遺伝子は誰から受け継いだのかと考えました

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    2024年12月27日
  • 天使の囀り

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    最高で最恐のグロホラー。内側から侵食してくる様な生理的に気持ちが悪い描写をこれでもかとぶつけてくる。要するに寄生虫に侵された人間がヤバい!という話なのだが、そいつらの捻じ曲がった善性をキッパリと否定してくれる主人公のカッコ良さが目立っていてとても良かった。とにもかくにも、寄生虫の設定が綿密で、惨状がありありと頭の中に浮かび上がるのが良い。悍ましいにもほどがある。
    …線虫バンザイ!

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    2024年12月24日
  • 悪の教典(下)

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    最後まで一気に読ませる怒涛の展開。

    人が死ぬ死ぬ…登場人物の殆どが死んでしまう。

    とにかく主人公の狂気、ただの狂気じゃなくて、人の感情が全くない感じがとにかく凄い。

    貴志祐介作品は三作目、ハマりそう。

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    2024年12月23日
  • 悪の教典(上)

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    想像を裏切る衝撃的な内容。

    善人だったはずの人が気づいたら悪人になってた。
    てか、登場人物全員まともなやついない。

    上巻だけで、この大混乱。いかにこの話に決着がつくのか。

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    2024年12月22日
  • 新世界より(上)

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    長いけど、のめり込んで読みました。全て読み切ってこの世界の秘密を知った時、かなりの衝撃を受けること間違い無し。悪意とか、業とか、どろどろに煮詰めてぶっ込んだ闇鍋のような作品です。
    1番怖いのって、化物でも幽霊でもなくて
    ″人″なんですよね。

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    2025年06月25日
  • ダークゾーン(上)

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    忘れた頃にまた読みたくなる1冊。
    緻密に計算された頭脳戦に只々驚かされる。
    引き込まれる設定で多彩な能力を駆使して行われる手に汗握るデスゲーム7本勝負。頭に思い浮かべさせる描写で引き込まれる作品。

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    2024年11月16日
  • 悪の教典(上)

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    猟奇的な事件の内容が大好物な私にはとても合っている作品で読む手が止まりませんでした。ぜひ主人公の裏の顔に着目して呼んで欲しい本です。

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    2024年10月17日
  • 天使の囀り

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    人によって恐怖心の大きさに差異あれど、恐怖の対象は大同小異のため非常に不快で悍ましいし、フィクションであると分かりつつも、医学、化学的に真相に近づいていくので説得力があり、幽霊やゾンビなどよりよっぽど怖くて、夢に出てきそう。
    しかし、真実に近づいていく面白さと緊迫感で読む手が止まらず、後半は夢中で一気に読んでいたら深夜になり、風呂場が怖いのでレビューを書くことで現実逃避をしている。しばらく蜘蛛や、ムカデのような細長い虫も見たくない。

    専門用語や医学的な説明が多いが、登場人物同士で交わされている会話として違和感がない且つ、無知な私にもなんとなく理屈が分かるように説明がなされるので、あまりストレ

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    2025年10月06日
  • 罪人の選択

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    夜の記憶 想像できずあたまスパーク
    呪文 いいね
    罪人の選択 言いたい事もいえないこんな世の中じゃ
    赤い雨 非常時に子作りするな避妊しろ、特殊性癖ダニ

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    2024年10月01日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    多重人格、幽体離脱、エンパスなどのスピリチュアルで非現実がテーマだったにも関わらず、化学や生物学で合理的な説明がきちんとされていて、納得感の中で話を読み進められた。
    千尋の人格のネーミングに関して、漢字の意味と人格の性格・性質が同期している点に非常にミステリー要素を感じられて楽しめた。
    オチも後味が悪く、貴志祐介を強く感じた。さすがだ…

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    2024年09月24日
  • 悪の教典(上)

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    映画を先に観てしまっていた為
    内容わかっちゃうしなーと後回しにしていた本
    記憶も薄れてきた所でようやく。

    さすが、貴志先生!
    映画では描ききれなかった部分がたくさんあり
    面白くて一気読み!

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    2024年09月21日