貴志祐介のレビュー一覧

  • 罪人の選択

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    貴志祐介の気持ち悪SF好き。
    惑星マホロバのお話が特にお気に入り。
    カルト宗教感と奇病のコラボレーション!

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    2023年10月23日
  • 狐火の家

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    中学生の時ぶりに読んでみたが強烈なトリックが多くほとんど内容を覚えていたが非常に楽しんで読めた。 ぶっ飛んだ登場人物が割といてエンターテイメントとして面白かった。

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    2023年10月08日
  • 黒い家

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    ホラーの名作。保険会社に勤める男がサイコパスおばさんに徹底的にねらわれる。 

    大竹しのぶが怪演した映画版もおすすめ。貴志祐介未読の人はぜひ本書から。

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    2025年12月02日
  • 我々は、みな孤独である

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    ネタバレ

    久々の貴志先生ってだけで満点なんですがww
    ホラーでこそなかったけれども、ほぼほぼホラーな血生臭さでしんどいシーンもありつつ。。。随分深い難解なお話でした。
    ただ、やっぱり 貴志先生だなーってのは、こんだけ重くて痛くてしんどくて。。。ってお話でも最終的には謎かけというかファンタジーというか、ミステリーというか?そういう「読み物としての楽しみ」にまとめ上げるところが本当に素晴らしい。
    「え?何が言いたいの??」みたいなことはなくて、なるほどね〜って思わせられるその決着が素晴らしい。
    あとがきのインタビューにあったように、雑誌連載の時にはそこまでまとまっていなかったってお話だから、単行本派で良かっ

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    2023年09月25日
  • 罪人の選択

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    ネタバレ

    短編集。

    「夜の記憶」1987年
    あまり面白くは無かったけど、デビュー前の作品としてはすごいなと思う。二つの視点で片方は深海魚というか、人間じゃない視点でやってるのがすごい。

    「呪文」2009年
    面白かった。マガツ信仰。諸悪根源神信仰というのが面白い。あまり知らなかった概念だけど、その思考はわかる。面白いな。
    超能力は結局あったということか。オチとしても、もう人の手を離れた企業という神が面白いな。国家よりも企業の力のほうを上に置くのを「赤い雨」でもやってて面白い。

    「罪人の選択」2012年
    どこかで読んだ気がするけど違うかも。でもこの二者択一で迫るのまま見るよね。缶詰か酒か。感謝か怒りと

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    2023年08月31日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ネタバレ

    あっという間にするする読めて面白かった!
    多重人格者とのセッションで謎を読み解こうとするあたりはとても興味深く読んだ。心理テストの答えや描いた絵の不気味さを感じ取った瞬間が一番ゾーッとしたかもしれない。漢字に意味のある名前が付けられているのも得体が知れなくて良い。
    磯良の正体が弥生だとは想像もしなかった。
    千尋は今後、更に恐ろしいことをしでかすかもしれないが、千尋の身の上を考えると憎みきれない部分もある。人間の悪意や呪い、少数派を排除しようとする愚かさ、弱い者をいたぶる醜悪さ、これだけのものに触れてきた千尋がもう元には戻れないであろうラストは胸が痛む。
    "結局、どこでも、一番弱いもの

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    2023年08月16日
  • ミステリークロック

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    久々の防犯探偵シリーズ!
    凄いトリック!

    …やけど、凝りすぎて…
    分からん…
    じっ〜〜〜くり考えんと…

    当然、作者も意識して、図やら、時間割みたいな図を出してきてる…
    しかし…
    難しい…

    でも、密室系の集大成のような凝り方は凄い!
    凄さはわかるんやけど…
    凄さだけで、トリックが…
    電車とかで、途切れ途切れでは、こらしんどいな…
    青砥さんも同じ気持ちなんか、コメディ化してるやん。
    もう少し、2人の掛け合いも見たいな…

    さて!もう一回、休みにでも、じっくりと読むか(^◇^;)

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    2023年08月02日
  • 我々は、みな孤独である

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    貴志祐介さんのホラーも面白いですが、こちらも面白かったです。
    ミスメリやハードボイルド、スピリチュアル的な要素もあり、なかなか楽しめました。。

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    2023年07月16日
  • 天使の囀り

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    悍ましく美しく、気持ち悪い作品だった。これから読む人は、この本に出てくるあるワードを検索しないように注意です。サジェストでネタバレ喰らいます。

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    2025年06月21日
  • 罪人の選択

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    ネタバレ

    【夜の記憶】
    かつて人間だった男が、意識だけを異型の魚類に移されて生活している。
    人間だったときの妻との記憶、違う星に行ってしまった妻と海上をボートで疾走した記憶を思い出し、海中を全速力で飛翔する。
    とても美しい。
    一生会えなくても、人間の姿ではなくなっても、彼の心を満たすのはまだ若かった妻との記憶。

    【呪文】
    時間も空間も超えて、さらに無意識にお互いを攻撃し合って破滅した植民惑星の話。
    ただの民衆の捻くれた信仰心が破滅に導いたのではなく、実際に意図的に(無意識だけど)攻撃されて悪いこと続きだった。
    そのへんの設定がどう理解すればいいか難しい。
    連れて帰ったタミちゃんは美少女になって長生き出

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    2023年07月10日
  • 鍵のかかった部屋

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    ネタバレ

    純子のアホ推理が可愛く思えてきた笑

    【佇む男】
    被害者が死んでいた現場状況にゾッとした。
    密室トリックも予想がつかないもので、さらに非道なやり方で若干ヒトコワ。

    【鍵のかかった部屋】
    事件のことよりも、会田と美樹が仲直りできるのか、仲が戻ってほしいという思いでいっぱいだった。
    無事信頼関係が戻ってホッとした。
    一回犯罪者になってしまった会田が更生して、心の底から甥と姪を思う純粋な気持ちを持ち続けていたことに心が洗われた。

    【歪んだ箱】
    このシリーズでは初めて、最初から犯人は分かっている状態。
    何も殺すまではしなくても、とは思うが、とんでもない欠陥住宅を作られた挙句、補償もないなんて犯人に

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    2023年06月18日
  • エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く

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    SFもミステリーも書く貴志祐介の、売れる小説の書き方本である。
    全て、なるほどと納得できる。
    参考としてさまざまな作家に言及しているが、かつてよく読んだ筒井康隆や平井和正が登場して嬉しかった。
    自分で、小説を書くことはないが、とても参考になった。

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    2023年06月15日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    雀蜂と戦うだけでこんな長い文章が書けるなんて。

    欲を言えば、ミステリー部分がもっと長く欲しかった。

    冒頭の夢の内容など、読みすすめながらどういうこと?と思った部分が最後に伏線回収されてすっきり。

    犯人の男に実は蜂に刺されて死ぬ危険性がなかったのなら、喉に穴を開けて死ぬこともなかっただろうに。

    自分の人格を他人だと思いこんだが故に、目的とは正反対の「死」を迎えることになるとは、犯人は異常者で犯罪者ながら少し同情してしまった。

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    2023年06月07日
  • 我々は、みな孤独である

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    あまり期待せず読み始めましたが、
    途中引き込まれる感じは流石。

    終盤の宇宙観ようなものがメインテーマで
    それを言うためにあるようなものなので
    全体通した整合性は置いておいて
    楽しめばいいのかなと思いました。

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    2023年05月28日
  • 罪人の選択

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    ネタバレ

    4作品の短編集になっていて、短編集だから仕方ないけど、あまり興奮がなくわりと淡々としてた印象。その中でも呪文は先が気になりながら読み進められて、呪いの連鎖を連想させられるような終わり方が結構好きだった。夜の記憶が一番読みづらかったかな。赤い雨は途中まで良かったけど釈然としないオチ。罪人の選択は読みやすいけど可もなく不可もなくみたいな感じかな。

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    2023年05月04日
  • 鍵のかかった部屋

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    防犯探偵榎本径シリーズで全ての短編が密室を扱っている、密室好きにはたまらない作品。昔ドラマ化されていた時はまだこの作品に出会ってなかったので、いつかドラマも見たいと思った。

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    2023年04月24日
  • 鍵のかかった部屋

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    ネタバレ

    大野くんのドラマを思い出しながら読んだ。
    新世界よりとおなじ作家さんだったとは衝撃。
    短編集だったけどどれも面白かった。
    個人的には欠陥住宅の密室が一番好き!鍵がかかっていない密室は面白かった。
    にしてもこれ3作めなのに驚いた。遡って1冊目から読みたい!

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    2023年04月19日
  • ダークゾーン 上

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    現実とのリンクはいまいちだけど、ダークゾーンでの戦闘が面白い。何もわからない状況から徐々に明らかになっていくルールを駆使した戦略、心理戦は素晴らしい。 ただし将棋を全く知らないと少しつまらないかも。(穴熊とか言われてもなんのことかわからないだろうし) どうも好き嫌いのわかれる作品のようだが、個人的にはかなり楽しめた。 映画にしたらすごくわかりやすいと思うが、これを文章でも伝えることができる貴志祐介はすごいと思う。

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    2023年04月19日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    物語前半は不穏でゾクゾクしたが、後半にかけてB級感が出てきた。
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    賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

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    2023年04月19日
  • 狐火の家

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    前作硝子のハンマーが面白かったので、二作目にも期待して読んだ。ミステリ好きにはたまらない密室ものが様々なバリエーションで出てきて、そのトリックも奇抜でありながら現実にも実行可能ではないかと思わせる絶妙なラインで面白かった。

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    2023年04月15日