貴志祐介のレビュー一覧
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ネタバレホラー作家で有名な著者が書くミステリー小説。物語の前半、介護サービス株式会社の社長が何者かに殺害された。ところが、殺人現場は密室であった。そのため、現場の近くの部屋にいた専務が逮捕されてしまう。専務は無罪と主張するも、確固たる証拠が確認されなかったことから、専務の疑いは晴れなかった。そこで、今回の事件を頼まれた榎本と青砥は、その事件を解決するために謎を解こうと努める。後半では、今回の事件の犯人の経歴と殺人の動機について語られる。父親の金銭的トラブルのせいで、闇金業者から追われる身になってしまう。そのため、自身の経歴を詐称してやり過ごした。そんな中、仕事の関係で、先ほどの介護会社に向かい、清掃
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々の貴志先生ってだけで満点なんですがww
ホラーでこそなかったけれども、ほぼほぼホラーな血生臭さでしんどいシーンもありつつ。。。随分深い難解なお話でした。
ただ、やっぱり 貴志先生だなーってのは、こんだけ重くて痛くてしんどくて。。。ってお話でも最終的には謎かけというかファンタジーというか、ミステリーというか?そういう「読み物としての楽しみ」にまとめ上げるところが本当に素晴らしい。
「え?何が言いたいの??」みたいなことはなくて、なるほどね〜って思わせられるその決着が素晴らしい。
あとがきのインタビューにあったように、雑誌連載の時にはそこまでまとまっていなかったってお話だから、単行本派で良かっ -
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ネタバレ短編集。
「夜の記憶」1987年
あまり面白くは無かったけど、デビュー前の作品としてはすごいなと思う。二つの視点で片方は深海魚というか、人間じゃない視点でやってるのがすごい。
「呪文」2009年
面白かった。マガツ信仰。諸悪根源神信仰というのが面白い。あまり知らなかった概念だけど、その思考はわかる。面白いな。
超能力は結局あったということか。オチとしても、もう人の手を離れた企業という神が面白いな。国家よりも企業の力のほうを上に置くのを「赤い雨」でもやってて面白い。
「罪人の選択」2012年
どこかで読んだ気がするけど違うかも。でもこの二者択一で迫るのまま見るよね。缶詰か酒か。感謝か怒りと -
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ネタバレ【夜の記憶】
かつて人間だった男が、意識だけを異型の魚類に移されて生活している。
人間だったときの妻との記憶、違う星に行ってしまった妻と海上をボートで疾走した記憶を思い出し、海中を全速力で飛翔する。
とても美しい。
一生会えなくても、人間の姿ではなくなっても、彼の心を満たすのはまだ若かった妻との記憶。
【呪文】
時間も空間も超えて、さらに無意識にお互いを攻撃し合って破滅した植民惑星の話。
ただの民衆の捻くれた信仰心が破滅に導いたのではなく、実際に意図的に(無意識だけど)攻撃されて悪いこと続きだった。
そのへんの設定がどう理解すればいいか難しい。
連れて帰ったタミちゃんは美少女になって長生き出 -
Posted by ブクログ
ネタバレ純子のアホ推理が可愛く思えてきた笑
【佇む男】
被害者が死んでいた現場状況にゾッとした。
密室トリックも予想がつかないもので、さらに非道なやり方で若干ヒトコワ。
【鍵のかかった部屋】
事件のことよりも、会田と美樹が仲直りできるのか、仲が戻ってほしいという思いでいっぱいだった。
無事信頼関係が戻ってホッとした。
一回犯罪者になってしまった会田が更生して、心の底から甥と姪を思う純粋な気持ちを持ち続けていたことに心が洗われた。
【歪んだ箱】
このシリーズでは初めて、最初から犯人は分かっている状態。
何も殺すまではしなくても、とは思うが、とんでもない欠陥住宅を作られた挙句、補償もないなんて犯人に