貴志祐介のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。
ラストのまとまりも良かった。
でも、想像を超える展開はなかった(そんな中でも本当に面白かった)。
ただ目次からサドンデスになる結末は事前に予測出来てしまった点は残念、そして主人公が勝つという内容もまあそりゃそうだよなとありきたりな展開ではあった。
先が読めた上で面白かったのは、ストーリー展開と将棋の知識が得られる点もあると思う。あとは男性視点(承認欲求が第一とされ、子供さえも邪魔になる可能性)を知れたこと。
男女の欲望の違いが節々によく現れていたと思う。
(決して大々的にそこに焦点当てているわけではないたころも貴志さんのうまさだと思う)
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Posted by ブクログ
ネタバレ探偵役が防犯コンサルタントでありながら泥棒でもある、という設定が面白かった。
特に印象に残ったのは、犯人目線で描かれる後半部分。犯行に至るまでの流れを追っていくうちに、犯人だと分かっているのに「どうかバレませんように……」と、いつの間にか感情移入してしまっていた。
トリックについては「実際にそんなにうまくいくものなのかな?」と思う部分もあったものの、仕組み自体はよく考えられていて面白かった。
ただ、個人的には最後に探偵役が犯人を追い詰め、真相を突きつける場面をじっくり楽しみたいタイプなので、そこが思ったよりあっさり終わってしまったのは少し残念。
犯人側の物語がしっかり描かれていたからこ -
Posted by ブクログ
超ド級の問題教師が続々登場。
「いったいなんで、これが教師をやっていられるのだろうか」、と周りを批判する蓮実お前が一番ヤバい。
ここまで行かずとも実際問題真面目に教師の過去を洗っている学校も多くないだろうな、と思う。
計画的かつ冷酷に人を排除できる蓮実だが、都合の悪い人物をすぐ葬ろうとするあたり割と自制心がなくて危うい。
このままエスカレートすると流石に隠しようがなくなるような気がするが下巻ではどうなるだろう。
人気者の蓮実とは対照的な、社会的弱者として反社会性を隠す釣井先生が個人的に好きだった。
サイコパスにも感情が無い訳じゃなくて、記憶に苛まれもするし鬱にもなるんだよな…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ死ぬほどネタバレしてるので気をつけてください。ていうか、もはやネタ解剖しちゃってます。あくまで感想の域は超えませんが。↓↓
本書を読んで強く印象に残ったのは、極限状態での人間の恐ろしさ以上に、「人間は『善か悪か』だけでは決して割り切れない」ということだった。
その象徴が「藍」だと思う。
終盤、藍がゲームの主催者側にいることが明らかになる。藤木からすれば明らかな裏切りだが、彼女自身が自由な意思でその立場を選んだわけではなく、状況的にゲームに関わらざるを得なかった側面もある。そう考えると、藍もまたゲームに囚われた一人だったのではないか。ただし、だからといって彼女を善人として見ることもできない -
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日常に潜むホラーを、虫の生態系に重ねた情景描写が、身体の芯からゾワっと感じ、貴志祐介の味が出ていて良かった。
保険会社に勤める主人公。保険を売るということは、「死」という事象に価値を提供しなければいけない。そんな立場の主人公ならでは目線で、「生」とは。「死」とは。という部分に触れられている。
そこには会社員としてのロジカルな思考と、人間としての本能的な思考とで、主人公の中に常に葛藤がある。
その葛藤の末に出した道理から外れている存在を、「サイコパス」や「人間の形をした化け物」といった表現で切り離そうとしている様子と、全てを受け入れようとする、心理学を学ぶ彼女という存在がその対比構造を分かりや -
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底辺YouTuberが旧家の災難(呪いのオンパレード)に巻き込まれるドタバタ劇。まず600P超と長い。登場する呪物アイテムの解説が丁寧すぎるほどあるのと、状況説明が変に丁寧だが、トータルの期間としては実は短い。
前半戦はとにかく状況把握と呪物の解説に耐える必要があり、後半戦は確かに実際の呪いや敵との対峙で読みやすく面白くなってくるので要注意。呪物は覚えようとしても無駄。ぶっちゃけお宝鑑定団見ている気分。
ストーカー気質の彼女の話や、呪物を分析する友達の話が意外に面白かったのにそこはあっけなく終わってしまい何の意味があったのかわからない。主人公の霊感が強まる背景もなかったため、感情移入もしに