貴志祐介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1996年第3回日本ホラー小説大賞佳作
貴志さんの作品の中で「青い炎」「黒い家」に次いで好きだった記憶ですが、未レビューだったので再読してみました
多少は記憶に残ってましたが、阪神淡路大震災に影響されていることはすっかり失念していました
幽体離脱の経験がある少女は12の人格を持つ
大地震の後イソラと呼ばれる新たな人格が出現
彼女を救おうと奮闘するエンパスの女性
大震災の時亡くなった精神科医の女性の存在
彼女と共に幽体離脱の研究をしていた研究者
十三番目の人格は幽体離脱している時に震災にあい、戻る身体を無くしてしまった女性のものだった
大地震という災害からくる精神への影響
ホラー的だけど多 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
有栖川有栖「アイソレーテッド・サークル」
北沢陶「お家さん」
背筋「窓から出すヮ」
櫛木理宇「追われる男」
貴志祐介「猫のいる風景」
恩田陸「車窓」
角川ホラー文庫30周年を記念したアンソロジーの第3弾。
「アイソレーテッド・サークル」霧に閉じ込められた学生たちの悲劇。神隠しの噂があり、地元の人さえ立ち入らない場所へ。
「お家さん」大阪の商家で新入りの長吉に聞こえる、恨めし気な声。店の者からは腫れ物に触るように扱われているお家さんが長吉を「ええ子」というのはなぜか。
「窓から出すヮ」筆が乗らず、怪談を集めるホラー作家。
「追われる男」昭和か。
「猫のいる風景」姉の自死の理由を探 -
Posted by ブクログ
下記の4つの短編からなる小説
わからないから怖い、ではなくわかるから怖いが特徴
すべてが明らかにされた後の方が怖さが込み上げてくる
【餓鬼の田】◯
あんま覚えてないけど餓鬼として前世の業を背負って生きるイケメンの話?
【フーグ】◎
最後の展開に本格ミステリーを読んでいるかのような満足感がある
【白鳥の歌】△
自分には合わない作品だった
【こっくりさん】◎
ロシアンルーレットこっくりさん
主人公を含めた小学生4人が未来に絶望し、始めるもの
誰かが犠牲になるが、残った人には未来を一変させるような天啓を与えられる
主人公を含む残った人のその後の人生が描かれるが、本当に幸せになることはできたのか?
-
Posted by ブクログ
鯨と煙の冒険(『百瀬、こっちを向いて』番外編/中田栄一)
一服広場の謎(『防犯探偵・榎本径』シリーズ番外編/貴志祐介)
皇帝の宿(『校閲ガール』番外編/宮木あや子)
街で立ち止まる時(『ススキノ探偵』シリーズ番外編/東直己)
同窓会(『君たちに明日はない』シリーズ番外編/垣根涼介)
心の距離なんて実際の距離にくらべれば、(『遠くでずっとそばにいる』番外編/狗飼恭子)
平和と希望と(『さよならドビュッシー』番外編/中山七里)
ゴロさんのテラス(『春を背負って』番外編/笹本稜平)
雁首仲間(『天地明察』番外編/冲方丁)
落としの玲子(『姫川玲子』シリーズ番外編/誉田哲也)
オレンジの水面(『北天の