貴志祐介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『黒い家』同様、本作でも怖いもの見たさをくすぐられた。学術的な情報の緻密さや全体的な物語の構成に、ややメタ的だけれど、この人は一体どうやって小説を書き上げているのだろうと思いながら読んでしまった。本人も博識なのだろうが、とんでもない取材力だと思った。グロテスクに惹かれる趣味はないので、単純に不快に感じる部分は多かったけれど、こちら側の人間だと思っていたのに訳あって一気に敵になってしまうヒトコワ的なホラー展開には頁を捲る指が止まらなかった。また、学術的な知識や情報の余分さは気になったものの、これフラグっぽいなと思ったものは大体フラグという点では無駄の少ない効率的な構成だったけれど、肝心のフラグが
-
Posted by ブクログ
榎本シリーズ3作目。
今回も、密室を破りまくるのだけど、まずこれを先に言いたい。
青砥さん、1作目から比べると、知的はどこへ行った?という感じのズッコケキャラ寄りになってますよね?
榎本は確か、知的で自分には手の届かないようなタイプの女性が好きで、ちょっと青砥さんに惹かれてるような感じだったはずなのにな…?
とまぁ、そんなところも気になりつつ、今回も多少ドラマの映像も思い出しながら、短編のストーリーを堪能。
・佇む男
・鍵のかかった部屋
・歪んだ箱
・密室劇場
冗談みたいな劇団が出てくる話、今作にもありました。半分馬鹿馬鹿しいような、でもトリックはしっかりと「密室」なので、突飛な発想に唸りなが -
Posted by ブクログ
ドラマを先に見てしまっていたけれど、こちらはこちらでいいと言うか、こちらの方が設定されたキャラクターがわかりやすくて良いと言うか、つまりどちらも良い(結局)
探偵役は防犯コンサルタント、その相棒(?)に弁護士。なのに探偵役は裏の顔がある(しかも弁護士相手にあまり隠す気がないっぽい)感じが、エンタメ!という感じがして良かった。
設定に関わる防犯や介護ロボットに関する部分は結構な取材や調査をして詳しいのに、めっちゃエンタメ。
こう言うの好きです。
ちなみに文章だけだとどうにもイメージできない部分があって、その辺はドラマ見ておいて良かったかな…想像力が無さすぎる。
実はこれが初の貴志祐介でした。他の