貴志祐介のレビュー一覧

  • 新世界より(下)

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    ネタバレ

    最後まで微妙に入りきれなかった…けど、完璧に作られた世界観の超大作だった。

    1000年後の世界と言っているのに衰退している文明、汚いものを押し込めた状態での理想世界。理想ってなんだろう。
    違和感はずっとあって、バケネズミの正体はきっとそうだろうなと思っていたところだったし、恋愛すらコントロールされているのもきつい。この違和感がわざと作られたものだもしたらあっぱれ。

    途中から呪術廻戦だな…ってなって気づいて笑った。芥見先生、読んでますよね。呪力を持つ人間と持たざる人間の対立構造…

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    2026年01月17日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    エンパスという能力者的な話はあまり好きではないが、これはそれなりに楽しく読めた。ホラー要素もちょいうすめ。

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    2026年01月17日
  • 天使の囀り

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    カタカナ読み?が多くてちょっと難しかったです、!
    でも、謎の病気の正体が解明されてくときの恐怖がすごく面白かったです!

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    2026年01月12日
  • さかさ星

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    大好きな作家さんのひとり。

    これだけの長編かつ固有名詞も多くて読みにくいはずなのにいつも徹夜しそうな勢いで一気に読ませる技術はつくづく天才的だなと感服する。

    ただ、どうしても新世界よりという大傑作をはじめ天使の囀りやグリムゾンの迷宮などの過去作品と比較してしまうので。それと比べると読後のインパクトは小さい。

    それでも十分楽しませてもらえる作品だった。

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    2026年01月12日
  • 新世界より(中)

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    世界の歪みが徐々に輪郭を帯びていく。
    中巻なので、展開は淡白。
    緊張感は抑えられており、読書体験というより映像作品を静かに見ている感覚に近い。

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    2026年01月11日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    ホラーとなっているが、貴志氏の作品はホラーも多いのでホラーと書いたほうが売れるのか?でも全くホラーではない。
    叔父の死に関わる犯人探し。まぁミステリーですね。

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    2026年01月11日
  • 新世界より(上)

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    ファンタジーとして人気のある作品なので手を出したのだけど、まったく入り込めず……なんでそんな人気作にランクインしてるの??と何度か読むのやめようと思いつつ感想見てると、最初の方は酷評されてたので、ここを通り過ぎるまで頑張ろう!と読みました。


    本当に感想の通り、途中からはスルスルと読めるようになりました

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    2026年01月10日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    怒りについての対比がおもしろい。
    赤の炎は突発的で温度が低い怒り。殺人で言えば衝動的。量刑も軽い。
    対して青の炎は内側でたぎる凄まじい怒り。計画的殺人がこれにあたる。殺人の計画を立てる過程で何度も正気に戻る瞬間はあるだろうが、それでも実行に向かえる確固たる意志。
    本主人公は、貴志祐介の他作品で描かれるようなサイコキラーではなく、ごく普通の感覚を持っている高校生のように見える。それでも殺人に漕ぎ出そうとする強い復讐心も際立っていたし、『山月記』の虎に準えて人殺しになってしまった自身への嘆きもひしひしと伝わってきてよかった。

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    2026年01月05日
  • さかさ星

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    天使の囀りはよかったなあ〜またこれも去年の年末年始に読んでたのかな?2025最後に読み切ったのはこちらになりました。
    他の感想にあるような呪物多すぎとか覚えられんとかはあんまり気にならないが、ホラーとミステリーをするのにそもそもそんなに出す必要があるのか…。
    激強霊能者も、YouTuberの設定もなんか肩透かし。
    おもしろかったし、短編集ばっかり見てるとやっぱりこんな長編で魅力的なのはひさびさで新鮮な体験だけど、変に若くて安いな〜なんて思ってしまった。

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    2026年01月02日
  • 新世界より(上)

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    13年振り二回目。
    序盤、こんなにもつまらなかった?と思いながら読み進める。
    世界観が世界観なだけに、その説明とディテールを理解するのに時間がかかるので仕方なし。
    終盤にかけ、しっかりと物語の世界へと没入していく。

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    2026年01月02日
  • 青の炎

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    『青の炎』主人公はまだ17歳だ。
    青い。青過ぎる。
    家族を守るために炎を燃やし続ける。
    感情に任せて暴走するのではなくて、むしろ冷静で、頭も切れる。その分、「これは本当に正しいのか?」と考えながら、一線を越えていく過程が生々しい。

    読んでいて、「まだ戻れたんじゃない?」と何度も思った。でも本人はもう引き返す気がなくて、淡々と準備を進めてしまう。その冷たさが痛いし、同時にすごく孤独だ。

    誰かを守るための選択だったはずなのに、最後に残るのは、一直線に走って行く若者の姿だけ。スカッともしないし、救いもない。

    読後は、熱くもない青い炎が胸の奥にずっと燃え続けた。

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    2025年12月26日
  • クリムゾンの迷宮

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    私事で恐縮ですが、仕事中、眠くなるとよく営業車を停めて昼寝をすることがあります。←
    わずか15分くらいですが、起きると自分が一瞬どこにいるかわからなくなるときがあるのです。
    目覚めて本書のようにバングルバングルだったらパニックになるでしょうきっと。

    バングルバングルを検索すると、たしかに表紙のような風景が見られます。火星?!と思うのも不思議ではありません。
    とにかく先が気になって一気に読み進めますが、途中で気がつきました。あ、読んだことあるやつだ…。
    はい、久しぶりに楽しめました。

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    2025年12月21日
  • 怪と幽 vol.010 2022年5月

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    特集タイトルに惹かれた過去号の怪と幽、勢いで2冊お迎えしたものの、前号の「あやしい家」ほどはまらなかった。。
    今号の特集は「呪術入門」だから、うわぁ呪術だね〜(ぼんやりし過ぎた表現しかできない 泣)ていう術とか、呪物とか、不穏な感じの内容ばかりかと想像してたんだけど、節目に玄関先に飾るやつ(お節分の柊とイワシの頭とか。うちにはそういう習慣はないから飾ったことはないけど)とか、ちょっとしたおまじない的な内容も紹介されていて、それが興味深かったです。あの飾りたちも呪物と呼ばれていることに驚いたのと、どれも初めて見るお品ばかりで、日本って狭いようで広いな〜って改めて感じました(私の実家の玄関先に掛け

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    2025年12月17日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    え?
    最後にえ?ってなった。
    え? 結局、三沢と夢子は不倫?
    ともやは夢子を殺そうと?
    何が本当で何が嘘かわからなかった。
    とりあえず蜂はこわい。

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    2025年12月16日
  • 悪の教典(下)

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    人物形成の説明として必要だったのか、途中まで過去回想がちょこちょこ入って来て鬱陶しいが、殺戮が始まってからは先が気になり一気に読む。

    ただ、いろいろ伏線と思わせる事を張っといて、回収しないで(?) やや尻切れトンボで終わる。
    ・躊躇した女の子→何故躊躇したんだ?
    ・カウンセラーの先生→結局何もない(笑)
    ・ボクシング経験のある退学した男子→あっけない、普通彼がなんらかのキー・パーソンと思うでしょ!?
    ・あの後書き的な小噺は一体何に??

    仮に精神的に問題があったとしても、これだけの殺戮をやったら無罪はありえんだろう。

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    2025年12月15日
  • 悪の教典(下)

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    必要なしとしたのかわかりませんが、全体的にカタルシスがなかったなという感じでした。
    ハスミンのイカれっぷりを楽しむものってことなら後半はイマイチ。 女子生徒を殺すのを躊躇ったことがその後特に何にもつながらずに終わったことや、
    無駄に関係性の進展をほのめかして何もなかったカウンセラーとのくだり、意味ありげだったのに大して意味もなかったカラスの描写など、消化不良要素がチラホラあったんじゃないかと思います。
    ただ最近でここまで先が気になって一気読みしたものはなかった。
    あとがきは普通に引きました。

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    2025年12月15日
  • 天使の囀り

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    長い。
    すごく怖い話だったけど、ネタが古い。
    4半世紀前の作品だからそれはそうだ。
    当時読んでたらすごい面白く感じてたと思う。

    個人的には、線虫に感染して快感を感じまくって死ねるならそれもいい派です。
    恍惚として死ねるって結構幸せじゃね?しかも最後の2週間ぐらいは、人生がめちゃめちゃ充実するし。個人的には結構アリ!

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    2025年12月13日
  • 悪の教典(上)

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    『黒い家』が今年読んだ中で一番おもしろかったんで、同じ作者で同系統の小説を探したことろ本作を推奨された。

    正直、上巻を読み終わった時点での評価は『黒い家』を10としたら6.5ぐらい。学校を舞台にしてるんで必然的に登場人物が多く全体像が掴みづらい。こういう小説ほど登場人物紹介図があって欲しいんだが、、新しい登場人物が出てくる度にイライラする…読み進める内に分かるだろう(?) 的な考えなのか。。今のところ物語の進行はかったるくワクワク感は薄い。無理に残酷、非情展開にしようとしてる?

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    2025年12月11日
  • さかさ星

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    貴志祐介の長編作品。細部まで設定を詰めることでリアリティを出すのはやはり上手い。
    特に冒頭の由緒ある大きな家に独特の薄気味悪さや静かな恐怖みたいなのがよく現れていて、惨劇が何を表すのだろうという興味も相まってどんどん読み進められた。
    惜しむらくは後半の展開で、どんでん返し系の作家さんじゃないとはいえ、もう少し展開に意外性や伏線回収感があると良かったなぁとは思ってしまう。

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    2025年12月11日
  • 新世界より(上)

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    読み始めは宮部みゆきの「ブレイブストーリー」を思い出したけど、性的な描写もあってちょっと大人向けの冒険譚

    今の人とは違う性的慣習や能力の描かれ方はSFっぽくて、記憶が消されるところはホラー感もある

    社会の成り立ちを解き明かすくだりはミステリーっぽくて、いろんな要素が詰まった物語だなと思った

    ラストは意外で、異なる種への敬意や、能力がある人と持たない人との共存の難しさを考えさせられる結末でした

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    2025年12月01日