貴志祐介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
呪術ミステリーというかホラーというか。
先が気になって一気に読んでしまったけど面白かった!古典とか色々な点で気になることを調べたりも出来て良かった。
めちゃくちゃ久しぶりに作者の本を読んだのだけど、初期は追い詰められる側の描写が本当に恐ろしくて…“クリムゾンの迷宮”とか“新世界より”とか、名作だと思う。
いつからか追い詰める側を描きはじめたなと思ってたけど、本書はまた違う視点?怖いは怖いんだけど、あの震えるような恐ろしさは、本書ではわたしには感じられなかったかも。人生経験が未熟なのかな、、
骨董はわりと好きなので、勉強になる点も多かったし、また読み返してみたいな。 -
Posted by ブクログ
あれも呪物〜これも呪物〜それも呪物〜
そんな呪物ミステリ〜。
▪️あらすじ▪️
由緒正しい福森家で、人が行ったと思えない殺人事件が起こる。どうもそれは福森家にある呪物が原因らしい。その呪物を探すため、霊能力者の加茂と、この家の分家の青年亮太が奮闘する。
しかし、福森家の屋敷は呪物だらけだった。
▪️感想▪️
呪物にまつわる歴史などが推理のかなめになっていて、歴史ものはそんなに好きではないのでイマイチでした。
文体などはさすが貴志先生だな!と思うのですが、まどろっこしい展開や、荒唐無稽な展開、いやそうはならんだろ?な展開が続いて個人的にはイマイチでした。
多分歴史画好きなおっさんとかには激ハ -
Posted by ブクログ
自分が最も好きな小説の著者の作品で、どんな感じなんだろうと思っていたが、思っていた感じとは違うかった。
もしもの世界系で、内容自体が生物学の領域で難しかったし、もし仮にそんなものが出てきたら怖いだろうなというのが浅いながらも一番最初に抱いた感想だった。
最近どんでん返し系を読みすぎてどんでん返しじゃなければ少しがっかりしてしまう自分がいることに気づいたが、小説にもいろんな楽しみ方、ジャンルがあって読書体験はさまざまだということを思い出させてくれた。
内容としては勉強になったというか知見が深まった気がしてとても面白かったが、貴志祐介の作品で自分の好きな人間の怖さ的なものではなかったので、評価とし -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ怖かった。
第4回日本ホラー小説大賞受賞の貴志祐介さんの傑作ホラー。
物語は、生命保険会社に勤める主人公の若槻が子どもの首吊り死体を発見することから始まります。自殺として保険金を払えという子どもの父親…しかし、若槻は殺人を疑います。
ジワジワと嫌な感じが続き、少しずつ緊迫感と焦燥感が増していってそれが決壊しそうなギリギリのところで、予想を裏切る更なる絶望の底に突き落とされる…という恐怖。
タイトルから家にまつわるホラーなのかなと思っていたのですが、心霊とかではなくヒトコワ系です。ミステリ的などんでん返しあり、サスペンスあり…と盛り沢山なホラーでした。
貴志さんの初期の作品はほとんど -
Posted by ブクログ
由緒ある屋敷で起こった惨劇を調べるため主人公が訪れるが、冒頭から謎めいた骨董品(呪物)が数え切れないほど登場するうえ、それぞれに曰く付きの来歴があり、それがことごとく血なまぐさい。これら全部の来歴をあたかも見てきたかのように語る霊能者はどう見ても胡散臭いが、読み進めるうちにどうやら本当に超常現象が起きていると気づくことになり、読者は完全に置き去りに…。
後半は、さらなる惨劇を防ぐために霊能者の指示のもと呪物で対抗しようとするが、果たして霊能者の言うことは本当に正しいのか、その呪物は本当に効果があるのか。そうこうするうちにいよいよ惨劇の続きが…。
続きが気になって読める一方、霊能者の能力が強す -
Posted by ブクログ
終戦の翌年、磯部は佐久間に殺されようとしていた。佐久間の出征中、その妻を寝取ったためだ。
磯部の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。どちらかを口にし、生き延びられれば罪は許されるというが……。(『罪人の選択』)
貴志祐介さんの短編集。四作収録で、表題作は日本が舞台のミステリですが他三作はSFです。
特に気に入ったのは『呪文』という話。星間企業が支配する世界で植民惑星の調査をする男を主人公とする物語で、調査中の惑星の住民の思想や民俗などが興味深い。
『赤い雨』も良かったです。正体不明の微生物「チミドロ」により浅く染められ蹂躙された世界の話。生物学などは詳しくないです