貴志祐介のレビュー一覧

  • 兎は薄氷に駆ける

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    嵐の夜に起きた資産家の一酸化炭素中毒死と、容疑者とされた甥への不当な調べ。警察の圧力によって無理やり調書にサインさせられた「強要された自白」から始まる事件は、15年前の不当捜査や世間の冷ややかな目、そして「不幸の連鎖」が複雑に絡み合う壮大なドラマの幕開けだった。

    取調室で「やっていない罪を認めてしまう」過程の恐ろしさや、長期間拘束された際、普段から抑圧に慣れている人ほど耐性があり、自由奔放な精神の持ち主ほど絶望したときに脆いという人間心理の考察には深く納得させられた。
    そして、法廷での英之と石川検事の遣り取り。一見攻め立てているはずの検事の方が、実は英之の緻密に組み立てた「台本」の上で踊らさ

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    2026年07月26日
  • 硝子のハンマー

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    密室トリックと企業犯罪が交錯する中、防犯コンサルタントが謎に挑むミステリーです。
    著者らしい論理的で精緻な構成が光っており、トリック解明の過程にはかなりの快感がありました。
    一方で、登場人物の内面や人間関係の描写はやや淡白で、物語全体の緻密さに比べて感情移入しづらい面も感じました。
    防犯コンサルタントという探偵役の設定は新鮮で、シリーズ化もされているとのことなので、続編も手に取ってみようと思います。
    理詰めのミステリーが好きな方には特におすすめの一冊です。

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    2026年07月22日
  • 黒い家

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    自分の身の回りでも起きてそうな恐怖。
    このホラーは幽霊的なやつではなく人間の怖さが詰まったホラー。
    人間、楽して手に入れられるお金があれば平気でこんなことできるのかな、、、と本当に怖くなります。
    最後まで犯人の狂気じみた執念がすごい。

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    2026年07月22日
  • クリムゾンの迷宮

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    いわゆるデスゲームものだが、細部までよく描写されていてリアリティがあった。
    文章としては少し説明くさいところもあった。
    結末はあっさりとしすぎている感もあり、藍側の描写や掘り下げも欲しかった。

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    2026年07月21日
  • 悪の教典(下)

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    上巻はなんとも気持ち悪い不穏さを感じていたが、下巻はもうそんなことなくただひたすらに狂気。
    でも読む手が止まらない。

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    2026年07月20日
  • 新世界より(下)

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    …合わないな、合わないな、と思いつつ、やっぱり最後まで読み通した、下巻!なんだかんだじっくり味わった。もう、バケネズミらやバケネコ?やら、何とかもどきやら、キモチワルイ動物は勘弁…!と思いながら。いや、それどころじゃない、最終巻は、悪鬼が登場し、いよいよ無残なジェノサイドの描写のオンパレード。こ、こういうところがぁ、ちょっと苦手なんだよ、、、と思いつつ読み通した!

    物語のたたみかた、しかけ、さすが構想30年。結構好きでした!風呂敷広げたが最後畳みきれなかったりしないかな?と危惧していたが、杞憂でした!それが読めただけでも読み通した甲斐があったよぉぉ。

    最後はやっぱり、差別問題だよね。そんな

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    2026年07月20日
  • 新世界より(上)

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    おすすめの大長編SFという情報として知った本書。文庫の上中下を読み通した今結論づけると、私にはやや合わなかったかな。ただ、設定はそそられるものはある。構想に30年?!かけたというのも納得のワールド。

    なにがあわなかったかというと、とにかくキモチワルイ架空の生き物がたくさん出てくるところと、主人公と仲間たちが、何かと不注意や謎の冒険心で危険に自ら突っ込んでいっては、危険に追い立てられるというワンパターンで物語が進むところ。もともとそういう、ゾワッとや、ハラハラ、がちょっと苦手で…。

    ドボルザークの新世界と、遠き山に日は落ちて…とノスタルジックな和の夕方を想起させる世界観と、第三次世界大戦でも

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    2026年07月20日
  • 黒い家

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    ネタバレ

    主人公は生命保険の社員で保険殺人を調査して行くうちに知人や恋人が事件に巻き込まれる。
    どこに居ても常に自分も誰かに拉致され殺されるかもしれないジリジリする恐怖があった。

    作者は生命保険の社員の経歴があり
    警察に恨みでもあるのか⁉︎事実なのか
    警察はこんなにも無能なのか‥と思ってしまった(^^;)

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    2026年07月18日
  • 黒い家

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    子供を殺して保険を取ろうとする話し

    子供の頃の絵から精神鑑定とかして人間は生まれながらに悪い人はいるのかを考えさせられる
    終始ドロドロ ヒリヒリ
    少し意外な人物が犯人

    始めは保険の説明でだるい

    サイコパス 小説で楽しかった

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    2026年07月16日
  • 新世界より(中)

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    3.4
    3ヶ月読書が止まってしまいました。これ途中で辞めちゃうんだよな。アニメの時もそう。しかもほぼ同じ所で中断してるから、中弛みしてるんだろうな。下は読むか迷うな。

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    2026年07月15日
  • さかさ星

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    貴志祐介ファンなので買ったが、やや後悔。「新世界より」や「クリムゾン」の時のキレはどこへ。序盤、呪物の説明多すぎるよ。もうお腹いっぱいになった。話の本筋と関係ない情報量が多すぎる。もっとコンパクトにできたよ。

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    2026年07月13日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    ネタバレ

    冤罪をテーマにしたクライムミステー。

    オチはわかっていたけど、それまでの法廷劇が面白かったので一気読みしました。
    読後感はまだこれからの戦いがあると思うと疲労感もありましたが、そこまで固執する気持ちが哀しいです。
    法廷劇は面白いものの、相手検事や刑事が愚かすぎてカタルシスが物足りないですし、ミステリーとしてもクライム小説としてもサプライズ的なものがないのが残念でした。

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    2026年07月04日
  • 悪の教典(下)

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    なんだろう。面白かったんだけど、期待していたのとはちょっと違った。
    蓮実の人の心を見透かして、いかように操る感じもなかったし、それこそすごいって蓮見に感心を抱くところもなかったんじゃないかな。
    物語の展開上どうしようもないのだろうけど、本当に小さなほつれからどんどん穴が大きくなるにしたがって、蓮実の繊細さは消えて、大雑把に、半ばやっつけに近くなって、途中からは単に猟銃をぶっ放して殺戮を繰り返すだけ。趣向も工夫もあったもんじゃない。非常に単調になってしまったのはとても残念でならない。
    上巻が素晴らしかっただけに、そのテイストは続けてほしかったなという素人の感想です。

    同時に、映画も観てみました

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    2026年07月03日
  • クリムゾンの迷宮

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    今のデスゲームブームよりもだいぶ前の99年発行デスゲームなのだけど、ゲームブックがアイテムだったりするので現在の流行の原形は感じられる。
    『蠅の王』をなんとなく思い起こさせるな。

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    2026年06月30日
  • さかさ星

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     ホラーが苦手な私でも読めるか心配だったが、概ね大丈夫だった。ラスト1行と床下を覗き込まれた時は自分の想像に震えが走ったが、それ以外は呪われすぎて怖くないという本末転倒な状態に。これでもかという程の呪物と呪物に纏わる怨念の応酬。賀茂禮子と月晨についてもどの話に出てきたかすら覚えておらず、どちらが味方かわからずにハラハラした。最恐の怨霊どこ行ってん?と思ったけど、どうやら今作は二部作の一作目らしいので、またこの鬱々とした長い話を読まなければいけないのかと思うとげんなり。

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    2026年06月29日
  • 狐火の家

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    シリーズもので読んでみました。全部で5作品あるので、2作品目に当たりますが、今回は短編集というような感じです。

    一つの大きな事件を解いていくというよりは、小さな事件をいろんな登場人物がいろんな視点で解いていくという面白い構成でした。特に最後の短編はくだらない感じが,力が抜けていてよかったです。ありがとうございました。

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    2026年06月26日
  • 黒い家

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    ネタバレ

    保険会社に勤める若槻は、顧客のクレーム対応で相手宅に訪問したところ、子どもの首つり死体の発見者になってしまう。保険金を巡った負傷・自殺・殺人といった人間の闇に直面するリアルホラー。
    人間の恐ろしい面を感じるとともに、正常性バイアスの怖ろしさも感じた。明らかにヤバい雰囲気を放つ黒い家の主たちと、仕事の延長で関わり続ける。犯人は逃走中で家も知られているのに引っ越しもしないなど。傍から見てると危機感薄すぎるだろうと思ってしまうけど、当人目線ではそう感じられないんだろうなと思った。

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    2026年06月20日
  • さかさ星

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    ホラー特有のひとつづつ因果を辿っていく感じがよくて一気に読んだ。どちらかという映像化したほうがばえる気がする

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    2026年06月20日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    途中までは謎解きでした。
    後半はホラーというより、SF?幽霊系?ってかんじ。怖くはない。

    ただ普通そうに生きてる人間も、執念深い、怨念深そうな人はいっぱいおるから、
    その陰の気だけで人殺しそうな不幸与えそうな人もおるやろなとは思う。

    念深そうな人とはこれからも付き合いを控えようと思う。笑

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    2026年06月19日
  • 梅雨物語

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    怖くはないけど、どの話も結末が気になった。
    ホラーというよりホラー要素もあるミステリーといった感じ。
    2話目は気持ち悪かった。

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    2026年06月19日