貴志祐介のレビュー一覧

  • 新世界より(上)

    Posted by 読むコレ

    2012秋アニメとして、久しぶりのテレビ朝日系深夜アニメとして放送が開始された「新世界より」を読んでみることにした。文庫版は上中下の3冊になっている。単行本だと上下巻。今回読んだ文庫の上巻は482ページ。かなりの分量である。ちなみに2008年の日本SF大賞受賞作である。

    舞台は1000年後の日本。神の力ともいえる「呪力」を手にした時代の人間の物語。序盤は世界観や設定の説明に費やされる感じがするので、その辺の学習を強いられている感じがする。人によっては挫折してしまうかもしれない。アニメ版1話は時系列をちょっといじって、雰囲気の演出に努めていたけど、あれでもまだ分かりにくいのは否めないだろう。

    とはいえ、200ページを超えた辺りくらいから急速に物語が動き出す。ここもある意味、説明パートとも言えるのだが、なかなか面白い話になっているので、読んでいて一気に引込まれていく。

    そして終盤の逃亡、戦闘、お色気パートなど、盛りだくさんの展開でページをめくる指が止まらない感じに。それでも上巻はまだ入り口にすぎないというのも分かるので、引き続き中巻を読み進めたい。

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    2013年04月08日
  • 悪の教典(下)

    購入済み

    ホラーというより…?

    戦ったり逃げ惑ったりするシーンはバトルロワイヤルっぽかったような。
    ハスミンの鬼畜天才っぷりには脱帽!

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    2012年10月25日
  • 新世界より(1)

    Posted by ブクログ

    ねぇねぇ、原作通りなの?

    割とシリアスでサクサク人物が居なくなるのは、なかなか良し。絵もかなり上手いし。
    問題はおっぱいはいるのかという事だが、よくわからず。しかし、高評価せざるを得ない。

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    2012年10月21日
  • 悪の教典(1)

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    原作未読。映画が結構気になっていたので、漫画を購入したわけですが、なかなか楽しめました。
    とある高校を舞台にした物語。問題児ばかりが集められたクラスの担任で、自分の理想通りの学校に変えようと暗躍する蓮実。ここまで読んでいる限りでは若干性格に問題はありそうだけど、敏腕な先生という印象ですね。
    しかし、これがこの先どんな展開になっていって、クラス全員殺害という展開に発展するのやら?生徒たちの問題も軒並み残っているし、一部の教師たちも問題あり。これは2巻が非常に楽しみですね!

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    2012年10月18日
  • 悪の教典(下)

    Posted by 読むコレ

    うーー、怖い。ミステリというよりサイコキラーのお話でした。下巻では大量殺人のシーンが長く、怖いの一言です。ハスミンは何でも知ってて何でもわかる頭のいい怖い人なだけで、私にはちょっと刺激が強すぎました。

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    2012年09月07日
  • 狐火の家

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    ネタバレ

    2011/10/1 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2023/5/8〜5/10

    約2年ぶりの貴志作品。
    密室殺人を扱った4つの短編。美貌の弁護士 青砥純子と本職が泥棒?の防犯コンサルタント 榎本径の名コンビが犯人の仕掛けたトリックに挑む。いわゆる、新本格系の作家さん達とは違ったトリックで面白かった。

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    2023年05月11日
  • 黒い家

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    おばさんが怖すぎる。。
    実際こんなおばさんに目をつけられたら、人生詰みですね。
    おばさんの戦闘力も高すぎるし!

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    2026年10月10日
  • 青の炎

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    ネタバレ

    読書習慣をつけようキャンペーン7冊目。

    主人公の秀一は、オタク気質なところがありながら、スポーツもできて頭も良く、ユーモアもある。普通にかなりモテるタイプだと思う。そんな17歳の少年が、愛する家族を守るために殺人を計画し、実行してしまう。
    -ゴリゴリネタバレなので、知りたくない人はここから読まないでください-

    特に印象に残ったのは、曽根を殺した後になって、実は癌だったと知るところ。殺さなくても待っていれば死んでいたかもしれないという皮肉が重い。

    作中で何度か登場する『山月記』の、人間が虎になっていく話も秀一の姿と重なった。そして大門のおじいちゃんの、怒りの炎をコントロールできない者は、いつかその炎に自分自身も飲み込まれてしまうという言葉。家族を守るために燃やした炎が、結果的に秀一自身の人生を飲み込んでしまった。

    一方、母親としては友子にも思うところがあった。彼女にも事情はあっただろうが、もっと早く曽根を子供たちから遠ざけるべきだったのではないか。本来、大人が解決すべき問題によって、子供がここまで追い詰められてしまったことが悲しい。

    ミステリーとして面白かったのは、刑事の事件解明がまさにパズルのようだったこと。現場検証や解剖などでピースを見つけ、それをクルクル回したり、場所を変えたりしながら、すべての辻褄が合うところにはめていく。

    解説を読んで、この作品が「倒叙推理小説」というジャンルだと知った。犯人も犯行も最初からわかっているからこそ、犯人の思考や心理を深く知ることができ、刑事がどうやって真相に迫るのかを楽しめる。推理小説にもこんなにいろいろな種類があることを学べたのは大きな収穫だった。

    また、『容疑者Xの献身』にも通じるが、自分の欲ではなく、愛する人のために罪を犯す物語に私は惹かれるのかもしれない。もちろん犯罪を肯定するわけではないが、その行動に至る動機を理解できることで、物語への納得感や満足度が高くなる気がする。

    今回の一冊で、ミステリーの楽しみ方がまた一つ広がった。犯人を当てるだけでなく、犯人の心理を知り、捜査の過程を追い、人間の行動の理由を考える。これからもいろいろなタイプの推理小説を読んで、自分がどんな謎や物語に惹かれるのかを探っていきたい。

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    2026年10月11日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    怖い話のアンソロジー。

    他人事のように淡々と語られているせいなのか
    じんわり忍び寄ってくるのが『追われる男』。
    想像すると、一番怖いのでは??
    考えたら、というので怖いのは『猫のいる風景』かと。
    もう一段階恐ろしい現実が待ち構えてました。
    人、といういみでは『お家さん』でしたが
    結構長い時間眺められた、という所が
    楽しみにできたし、溜飲下がった、のでしょうか?

    豊かに『怖い話』でした。

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    2026年10月03日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    多重人格者の一人が凶悪な性格でその人格が暴走するホラーとしてはよくあるが、十三番目のイソラがどのようにして現れたのかは一味違う恐怖を与えてくれた。もちろんハッピーエンドで終わることはなく、最後は絶望だけが残った。

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    2026年10月03日
  • ダークゾーン 上

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    貴志祐介が描く、将棋を模した異形同士のバトルエンターテイメント(?)。名作が多い貴志祐介の著作の中で、あまり話題に上がらない作品。ということで、ぼちぼちの期待度で手に取ってみることに。

    プロ棋士を目指す奨励会三段の塚田。気が付くと、彼は異形の「赤の軍勢」の王将(キング)となっていた。周囲には、同じく異形化した恋人、友人、知人等がおり、彼が命じるままに行動する"駒"となっていた。状況が分からないまま、「青の軍勢」との「七番勝負」を強いられる異形化した者たち。塚田は、将棋で培った戦術や駆け引きを駆使して、「青の軍勢」に立ち向かうが―――。

    軍艦島セットの異次元空間(=ダークゾーン)を舞台に、自分たちが"駒"となって実際に戦う"リアル将棋"のようなものを繰り広げながら、事の真相を明らかにしていくファンタジーミステリ。裏表紙には「衝撃のバトルエンターテイメント」と紹介されていたのだが、正直、戦闘や駆け引きの描写に特筆すべき面白さはない。ということで、期待できそうなのは、「なぜこのような事態となったか」の真相部分。(あーでも似たような感じで、『クリムゾンの迷宮』も特に驚かされる真相はなかったからなぁ・・・。)

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    2026年10月04日
  • 天使の囀り

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    ネタバレ

    長かった。不穏な感じが序盤にネチネチと続く。でも進展はゆっくり。線虫の説明も長く、ほぼ流し読みに…でも、クライマックスは比較的テンポ良く進み、なんとか読破。楽しかったけど、私には長すぎた。
    グロすぎると噂で聞いていたけれど、そこまではグロいとは感じなかった。

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    2026年10月02日
  • 新世界より(上)

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    ネタバレ

    最初はハリーポッター?と感じ学園ファンタジーのような印象で読む手は正直あまり進まなかった。
    しかし、ミノシロモドキとの遭遇から、一気に世界の見え方が変わった。

    呪力を持つ人間がなぜこの社会を作ったのか、過去にどんな国家や支配構造があったのかという歴史が、特に面白い。

    学校や不浄猫、悪鬼・業魔の存在にも「子どもたちを守るため」だけではない管理社会の匂いを感じ、誰が何を隠しているのかを考えながら読んだ。

    ファンタジーだと思っていた作品が、社会制度・歴史・生物・倫理を含んだSFへ変貌していく感覚が、非常に良かった。

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    2026年10月02日
  • 黒い家

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    ネタバレ

    おいおいポリスメン?

    天使の囀りといい。警察が動かなさ過ぎる。
    仮に菰田がサイコパスだとして、そのサイコパスが跳梁する世界な未来だというなら、蟻の防壁である警察が無力過ぎる。

    サイコパスというお話に関して。
    エレベーターのくだりは菰田をサイコパスたらしめてて良いんだけど。
    恵を捕まえるためにトイレに3時間。しかもボックスの中からどうやって恵を識別するのか、疑問が残る......。それも下見したのかな。恵の所在自体は手中にあっただろうから、服や靴を見るくらいならできるかも?
    にしてもパワープレイ過ぎる。
    目前の利益に食らいつく獣なのは分かりますが、それで警察や会社のような人の目掻い潜ったのか......。
    知性があって人情を持たないキャラとか最近では出てきてるし、ここでしか味わえない野性的なキャラもまた面白いんだけど。
    サイコパスにまつわる理論を語るには、その辺がチラついてちゃうから、少し理解しかねる。
    でもこれだけディテールが描写されて、ダレないのが貴志祐介さんの凄いとこなんだよなぁ

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    2026年09月24日
  • 黒い家

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    保険業界のディテールは興味深かった。ただ、ミステリー?な部分はあまり。犯人は最初から予想通りだった。犯人が人間離れしすぎていてファンタジーみたいだった。

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    2026年09月23日
  • 青の炎

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    重たく読むのに時間がかかってしまった。秀一を好きになれなかったのも読むのに時間がかかった原因だった。

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    2026年09月22日
  • もの語る一手

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    作家たちの将棋にまつわる短編集

    将棋の世界とは
    いつまでも夢を追えない世界
    一握りの天才がいる世界
    それでも夢を諦めきれない世界

    真剣師なんてのもいるのね
    棋士になりたいけど手軽になれるものではないからこそ
    夢となる

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    2026年09月21日
  • 罪人の選択

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    ネタバレ

    とりあえず一言、めっちゃむずい!
    「悪の教典」が面白すぎて貴志さんの本たくさん読もうって思い、文春文庫秋の100冊に入っていたので迷わず購入。

    「夜の記憶」がほんとうに難しかった。読み終わったけどイマイチ世界観掴みきれてない。ミステリーは好きだけどSFはあんまり好きじゃ無いな、、、って思ってしまった。理解が追いつかない私が全面的に悪いんだけど。

    他は比較的読みやすかったし、読んでいて楽しかった。「赤い雨」が1番好きかな。頼む救われろ救われろ!良い結末を!と心から願いながら読んだ。自分が生きている間に利益は得られないと分かっていても、それでも努力し続けたり自己犠牲の精神のある人たちに感動した。何世代先のことを考えながら生きていきたいし、自分の終末期に残された人たちのことを考えて善良な選択をとれるような心の綺麗な人間でありたいと思った。

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    2026年09月20日
  • 黒い家

    Posted by ブクログ

    性善説、性悪説とあるが、犯人はどちらだったのかと思う。
    ホラー小説かと思いきや、ミステリにもなっているので、途中中だるみはあったが、後半は一気読みでした。
    取り上げられているほどの怖さはなく、なぜか安心してしまいました。


    顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。第4回日本ホラー小説大賞受賞。

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    2026年09月20日
  • 秋雨物語

    Posted by ブクログ

    最近、毎日雨模様なのでピッタリのタイトルの作品をチョイス。
    正直どの作品もわかりやすい怖さの作品ではないので、個人的に理解するのに手間取った短編集。
    最初の一番短い「餓鬼の田」のある人物の前世の報いには、何となく自分もそうかもしれないと思ったりしました。
    残りの3編もジワっとくる怖さのある力作揃いのホラーミステリー集で、読んで損はしないと思う。

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    2026年09月18日