保険会社で査定業務を担当する男が、ある日古い家で子供の首つり死体を見つけてしまい、そこから常軌を逸した殺意に巻き込まれていく現代ホラー。
タイトルと想定から、呪怨やリングのような古典和製ホラーと勘違いしていたが、中身は超常現象ではなく執念深い狂人によって突然生活が脅かされる、リアル路線の恐怖を描いた作品だった。実際こんなやばい人が何年も野放しになることはさすがにないのでは?とも思うが、そんな疑問も気にならないくらい自然に、徐々に命の危機が身に迫って追い詰められていく展開はさすが貴志先生の面目躍如である。