貴志祐介のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    未知のものへの恐怖を存分に感じさせられた。
    『お家さん』長吉の前に現れる霊の痛々しい様、そして何より結末の後味の悪さが面白い。

    『猫のいる風景』
    語り手の悪趣味な復讐とシャブ漬けにされた猫が好き。

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    2025年09月25日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    読後すっきりする結末ではなかった・・。
    まず登場人物みんな頭がいいなぁという薄い感想が出てくる。ちょっとした違和感、他の人の言葉尻からよくもそんなに色々考えが及ぶものだ。
    そして冤罪が恐ろしい。自分だったら、やっていない事でも何度も強く決めつけてやったと言われたら「記憶にないけど、そんなに言うならそうかも」ってなってしまうかもしれない。そんな私が冤罪事件に巻き込まれたら黙秘一択しかないな・・。それも無理かな・・。

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    2025年09月25日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    北沢陶さん目当てで読みました。
    主人公は、家と関係ないのにあのような結末は気の毒だなと思いましたが、面白かったです。
    でも、やっぱり長編の方が魅力的かもしれません。

    全体的に、読んでいる最中は先が気になってドキドキするも、結末で「結局何なんだ」というのが多かったように感じます。それを楽しんで、ということなんでしょうけれど。

    「猫のいる風景」は、胸糞サイコで、猫ちゃんも絡んでくるし、好き嫌いが分かれそうです。
    が、私は賢い姪っ子が小気味よく追い詰めていくのが痛快でしたし、それ相応の報いを受けてスッキリしました。

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    2025年09月18日
  • 硝子のハンマー

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    ネタバレ

    鮮やかな名推理で解決!ではなく、ひとつひとつトリックを試してつぶしていくターンがわりと長くて、それでも主人公と探偵役のキャラが良くて面白く読んでいたのに、途中でいきなり誰なのか分からない人物の生い立ち話が始まって、探偵の話なのかと思ってたら犯人の話で、犯人に同情したところで普通に捕まって、しかもあんなに必死で手に入れた宝を探偵にネコババされてて、モヤモヤしたまま終わってしまった。スッキリしない……。

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    2025年09月05日
  • 梅雨物語

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    同じシリーズの秋雨物語の方が面白かった
    最初の物忘れの俳句の話がとにかく長かったけど、面白さでいえばそれが唯一
    他の短編は微妙

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    2025年09月04日
  • 黒い家

    購入済み

    完全ホラー

    まず読み終わった感想は、五十嵐貴久さんの「リカ」を思い出した。
    サイコパスな女性が確かに怖いと感じたけど、私的にはもう一捻りホラープラス何か欲しかったなぁという感じでした…
    ただ生命保険会社の裏側とかが分かって面白かった!
    保険金目当ての殺人や詐欺なんて、想像以上に現実にあるのかもしれないなと思ってしまった…
    そういう意味でもホラーだな!

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2025年08月31日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    多重人格に潜む恐ろしい人格の話。
    幽体離脱とかエンパスとか、予想してなかった切り口でこれはこれで面白かった。
    身体を持たず精神だけで人を殺せるって言うのが超人過ぎる気も…笑
    ラストはゾッとしました。

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    2025年08月31日
  • 兎は薄氷に駆ける

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    厚いけどすいすい読めた。面白かった。
    けれど、警察や検察ってこんなに無能なん??とも思ったけれども…

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    2025年08月23日
  • もの語る一手

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    読みにくい作品もあったけど。奨励会にいる人は、誕生日をめでたい日とは思わないや。「なれなかった人」がふむふむ。

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    2025年08月15日
  • 新世界より(中)

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    人からおすすめしてもらい約10年ぶりの再読。やたらと性行為に及ぶ小説、と当時記憶していたことを思い出して笑ってしまう。再読で感じたのは著者の影。女性心理の描写が男性視点であったり、15歳未満の女子が「あんちょこ」という言葉を使ったり。小説の世界観に没頭していても、著者の選んだ言葉によって時々引き戻される感覚が面白い。人間臭さというか、著者のシルエットを作中に感じられてよかった。

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    2025年08月10日
  • もの語る一手

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    将棋を知ってたらもっと楽しめたんだろうなあというところが多かった
    なんもしらないからおそらく3割くらいだろうなと悲しいけど
    将棋は兵法ということはわかった

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    2025年08月06日
  • 秋雨物語

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    【2025年92冊目】
    社員旅行の翌朝、欲を抱いた男女が散歩に高じた結果――「餓鬼の田」、謎の転移現象に悩まされているという作家が消えた――「フーグ」、絶唱の秘密を探す道楽家が知る真実――「白鳥の歌」、夢が叶うかもしくは死ぬか、ロシアンルーレット式――「こっくりさん」。4つの不可思議な短編集。

    ある種のネタバレかもしれませんが、貴志祐介さんの作品でかつ角川ホラー文庫ということから、まあ救いのある話たちではありません笑 そこまでの絶望でもないかもしれませんが、ハッピーエンドではないという感じでしょうか。

    「餓鬼の田」は気の毒に…って感じでしたね。「フーグ」は作中作もあって、展開がどうなるか読

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    2025年08月04日
  • ダークゾーン(下)

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    将棋のプロを目指していたはずの主人公が、何故か将棋を基本とした駒の取り合いゲーム“ダーク・ゾーン”で同じくプロを目指すライバルと戦う。
    途中で挟まれる断章で現実世界で起こった事が少しづつ分かり、物語全体のラストに繋がっていく。
    正直中盤以降はダレてしまったのと、ラストが拍子抜けなのが辛い(汗)

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    2025年07月17日
  • ダークゾーン(上)

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    唐突に何も分からない状態で始まるバトル。
    主人公は王将(キング)でその他の登場人物も歩兵、死の手、火蜥蜴、鬼土偶など異形の姿であるが、どうも精神?は人間であるっぽい。
    登場人物も読者も、全く何も分からないまま始まる殺し合い…
    一体何が起こっているのか?
    序盤はめっちゃ惹きつけられた所で下巻へ。

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    2025年07月17日
  • もの語る一手

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「授かり物」 青山美智子
    「マルチンゲールの罠」 葉真中顕
    「誰も読めない」 白井智之
    「なれなかった人」 橋本長道
    「王手馬取り」 貴志祐介
    「おまえレベルの話はしてない(大島)」 芦沢央
    「女の戰い」 綾崎隼
    「桂跳ね」 奥泉光

    テーマは「決断」。
    藤井聡太さんを見ていると、ホントに楽しそうだからつい応援したくなる。だけど、実際中の人たちからしてみたらそんなものじゃない、……というのが伝わってくるアンソロジー。

    「女の戰

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    2025年07月13日
  • ダークゾーン(下)

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    ネタバレ

    ・将棋もバトルもSFも好きなので、そもそも舞台設定からして刺さりまくりでした。
    ・もちろん将棋の要素がベースにありつつ、でもまったく異なる世界観もまざっていて、複雑だけどシンプル、でもやっぱり複雑みがあるという絶妙な面白さが演出されています。
    ・一番いいなと思ったのは、やっぱりラストで、主人公の塚田がしっかりと「悪いやつ」で、ちゃんと殺っちゃってて、それでいて相応の報復も受けているっていうところ。
    ・中途半端にいい話でもなく、予定調和でもなく、振り切ってくれたことが何より嬉しく、最高の読後感をくれました。

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    2025年07月09日
  • 悪の教典(下)

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    蓮実先生、急にブレーキ解除笑。この暴走はダメでしょ。でもこんな無茶がどこまで通用するのか少し応援したくなる。この本何を楽しむかって言ったら無茶苦茶な展開とハスミンの異常ぶりで、学ぶ事は何もない笑

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    2025年10月19日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    三沢と杉山の〈〉内の会話は、主人公の幻聴というか妄想というか、そういうふうに考えていいんでしょうかね?

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    2025年07月05日
  • 秋雨物語

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    失踪した作家・青山黎明が遺した原稿には、彼が長年悩まされた謎の転移現象の体験が記されていた。霊能者を招き、転移が起きないよう試みていた青山だが、さらなる悪夢に引きずり込まれていく……。(「フーグ」)


    貴志祐介さんのホラー短編集。全4編を収録。

    なんというか、業が深い話だなと言う感じ。実際前世が関わってくるのは『餓鬼の田』という話だけなのですが、他の話にも現世の不運というだけでは伝えられないような業や柵を感じる気がします。
    どの話もじっとりと重く、罪深い。

    個人的に好きだったのは『餓鬼の田』。
    『白鳥の歌』は、ぜひオーディオマニアの人に感想を聞いてみたい。

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    2025年07月03日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    基本短編買わないですが、好きな作家貴志祐介有栖川有栖櫛木理宇恩田陸が出てたので買ってしまいました。
    まあやっぱり短編なので物足りなく感じます。
    貴志祐介と櫛木理宇が良かったです。
    いい意味で、櫛木さんはなんでこんなに気持ち悪い文章をかけるんだろうかと思います笑

    まあまあ面白かったような…

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    2025年06月28日