貴志祐介のレビュー一覧

  • 鍵のかかった部屋

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    シリーズ3作目で前作から引き続き4つの短編集。

    短編ゆえに「こんな密室トリック考えましてん」に留まっているのが残念です。
    前作が短編だったから今回は長編でもう少し歯ごたえが欲しかった。

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    2025年04月28日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    得体が知れない、薄気味悪い、正体不明、
    ぞわりと不快で不可解な残滓が漂よう物語集。

    アイソレーテッド・サークル 有栖川有栖
    お家さん 北沢陶
    窓から出すヮ 背筋
    追われる男 櫛木理宇
    猫のいる風景 貴志祐介
    車窓 恩田陸

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    2025年04月24日
  • 秋雨物語

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    短編4編。
    読んでいて作者らしい脅迫感・圧迫感が一番迫ってくる作品は「フーグ」。次いで「こっくりさん」。
    残る2作は風合いが少し異なり、読み終わってじんわり怖い。特に巻頭の「餓鬼の田」は22頁ほどと短いが、この傾向の作品も好み。

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    2025年04月22日
  • 罪人の選択

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    短編集
    SFが3作、ミステリが1作
    以下抜粋して雑感

    『夜の記憶』
    巻末解説を見てびっくり、初出はなんと1987年!!
    ISOLAでのデビューよりさらに9年も前の作品だそうです
    この本の出版日が古いわけではありません、文庫の初版は2022年11月です

    『呪文』
    文中で太字で記されている言葉がいくつかあるのですが、今ひとつその効果がわかりませんでした
    でも収録作では一番好きかな

    『赤い雨』
    藻類の研究所が破壊され、遺伝子操作された繁殖力抜群の真っ赤な藻が世界中にばらまかれて……というお話
    血糊藻(チノリモ)と青深泥(アオミドロ)を合わせた名前「チミドロ」というネーミングセンスが最高
    途中ま

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    2025年04月02日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    貴志祐介さんを目当てに手に取りましたが、流石の執筆陣、数時間で一気に読み切りました。短編で読みやすく、気軽に読み始められるかと思います。

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    2025年03月25日
  • 悪の教典(上)

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    ネタバレ

    # あらすじメモ
    英語教師・蓮実聖司(通称ハスミン)は、生徒や同僚から信頼される完璧な教師だが、実は冷酷なサイコパスだった。
    自身の利益を守るため、蓮実は自分にとって不都合な人間を巧妙に排除(辞めさせたり、殺害したり)していく。

    # 良かった点、感想
    - 一章の括り
    冒頭から怪しげな雰囲気はありつつも、正常に物語は進んでいったが、一章の最後のカラスを殺害したシーンで、一気に物語が転調する感じに、惹きつけられた。

    - ハスミンの行動原理
    上巻を読み終えた今の理解は以下。
     1. 若い女性とのイチャイチャが何よりも最優先
     2. 1以外は何にも感情が動かされない
     3. 2故に、1以外の全ての

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    2025年03月25日
  • もの語る一手

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    『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
    将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。

    強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
    『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終

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    2025年03月24日
  • 悪の教典(上)

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    アニメの方が好き。小説だと、セリフが多すぎてテンポが悪いかも
    蓮実の一人称視点が入るので、サイコパスな面が強調されるアニメに対してやや人間味のある印象を受けた

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    2025年03月19日
  • 悪の教典(下)

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    (備忘)映画版は見たことないのですが、伊藤英明がハスミンを演じていたことだけは知っていたので、伊藤英明=ハスミンの脳内変換をしながら本作読みました。結果、大分イカれてました。。サイコパス怖すぎです。あんなにいい人が実は。。なんてことが身の回りあって欲しくない、ただただそう思った作品でした。映画も見てみたいな。

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    2025年03月19日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    ホラーと思って読んだんですが、そんな感じではなかったです。勘違い。
    多重人格と幽体離脱がどんな風に絡まっていくのか興味を持ちながら読み進めました。面白く読めました。

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    2025年03月12日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

     吹雪の山荘で起こる主人公VSスズメバチの攻防を描いたサバイバルホラーでありながら「これは誰が仕組んだ計略なのか」というサスペンスの要素もあり、スズメバチを撃退する描写もスリリングかつ精緻に表現されていて面白かった反面作中の仕掛けは早い段階で気づいてしまい、その辺りはもっと丁寧に書いて欲しい気もした。

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    2025年03月10日
  • 十三番目の人格 ISOLA

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    1996年第3回日本ホラー小説大賞佳作

    貴志さんの作品の中で「青い炎」「黒い家」に次いで好きだった記憶ですが、未レビューだったので再読してみました
    多少は記憶に残ってましたが、阪神淡路大震災に影響されていることはすっかり失念していました

    幽体離脱の経験がある少女は12の人格を持つ
    大地震の後イソラと呼ばれる新たな人格が出現
    彼女を救おうと奮闘するエンパスの女性
    大震災の時亡くなった精神科医の女性の存在
    彼女と共に幽体離脱の研究をしていた研究者
    十三番目の人格は幽体離脱している時に震災にあい、戻る身体を無くしてしまった女性のものだった

    大地震という災害からくる精神への影響
    ホラー的だけど多

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    2025年03月08日
  • 秋雨物語

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     2022年に単行本として刊行されたホラー短篇集の文庫版。
     貴志祐介さんについては、最初に読んだ『黒い家』が抜群の傑作で、描写力等、すごく力のある作家だと思った。
     その後数冊読んできているが、やはり文章力は優れているものの、作品によっては、アイデアやオチの付け方などがイマイチだったりして、どうも全部いいとは言いがたい。
     本書もそんな感じで、あまり良くないと感じるものも多かった。まあ、本来の力量はあるので、これでも及第点なのかもしれない。

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    2025年03月07日
  • ダークゾーン 上

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    貴志作品にありがちな唐突な始まりで読み始めは戸惑うが、だんだんと世界観を理解すると楽しめる作品。
    上巻の目次ですでに8局目まであることが示唆されており、果たしてだれることなく描けるのか心配になりながらの読書であった。

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    2025年03月05日
  • 雀蜂

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    ネタバレ

    期待せずに読みましたが、蜂との戦いは文章で表現するのは難しいと思うけどよく表現されていて分かりやすく、そこそこ楽しめました。こんな状況になったら確かにめちゃくちゃ蜂って恐ろしいなと思いました。ラストのオチはちょっと私には分かりにくかったというか、スッキリしなかった感じでした。

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    2025年02月28日
  • 雀蜂

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    何となーく貴志祐介にしては珍しい短篇のような形の本。

    個人的には物足りない。他の著者だったらこんなもんか、もしくは最後の結末に感嘆する所なのだが貴志祐介に対するハードルや高感度が高すぎる故の物足りない感。

    結末は貴志祐介独特の気持ち悪さというか、粘り気を感じたがそれまで読むのがあまりに苦痛過ぎた。

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    2025年02月21日
  • 秋雨物語

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    どの話も後味が嫌な感じでまさにイヤミス?のような感じだった。
    特にフーグが面白かったような気がする。眠ってしまったら最後、別の場所に自分の意思とは関係なくテレポーテーションしてしまう。辛すぎる…しかも夢なわけではなく現実であるため移った先で野垂れ死ぬかもしれないという恐怖。こんな話そりゃあ他人からしたら信じられないよな。可哀想だなと思った。

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    2025年02月15日
  • 秋雨物語

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    面白かったけど、ちょっとだけ無難な感じはしました。でも全体的に感じられる不気味さがよかったです。

    特に白鳥の歌は好きな作風でした。素晴らしいオペラを歌う日系女性の隠された歌の秘密を探る。そんなあらすじですが、秘密が悍ましくて割と思いつきませんでした。男絡みの問題かなぁとか命を賭して系とかかなぁとか思ったけどどれも外れました。夜に軽く読むのにぴったりです。

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    2025年01月30日
  • 硝子のハンマー

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    ネタバレ

    Audibleにて。
    密室を舞台にした本格ミステリー小説。

    前半と後半で全く違う2部構成になっている。

    第1部は、防犯コンサルタントの探偵と女性弁護士コンビが密室殺人の謎を解いていく。
    防犯の勉強にもなり興味深い。
    密室トリックにあまり興味がないせいか、トリックを1つずつ潰していく過程が長く感じる。
    不正解のトリックはもう少しサラッと進んで欲しいと思ってしまう。

    第2部は、急に変わって倒叙形式になる。
    誰からも嫌われている傲慢な人間の心理描写の倒叙は大好きなんだけど、同情を誘うような心理の倒叙はあまり好きではない。

    あまり好きなタイプではなかったものの、先が気になり一気に読んでしまった

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    2025年01月24日
  • さかさ星

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    呪物一つひとつの由来や、悪の根源へと至る道筋の丁寧さに圧倒されました。点と点が数珠繋ぎになり、逃げ場のない真実が形作られていく過程は、まさに圧巻。物語の構築美を感じさせるほど理路整然としたホラーです。それだけに、幕引きがあまりにあっさりと訪れたことには驚きました。過程の密度が凄まじかった分、結末にもう少し「重み」があれば、完璧な一冊だったと感じます。

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    2026年03月26日