貴志祐介のレビュー一覧

  • ダークゾーン 上

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    プロ棋士を目指す塚田は、ある日突然、ダークゾーンと呼ばれる異次元空間にて赤い怪物と化した姿で目覚める。周りには怪物となった友人や恋人が「赤の軍勢」の駒として転生しており、塚田は王将として青の軍勢との7番勝負を命じられる。将棋のような対戦ルールのもと、異次元空間にて繰り広げられる「赤の軍勢」と「青の軍勢」の対戦(対局)を描いた物語。

    勝負の行方が気になるのでスラスラとは読めますが、登場人物が主に駒として扱われるため、話に感情移入しづらく読みにくさは感じました。 このまま続けて下巻を読みたいと思います。

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    2021年07月12日
  • 鍵のかかった部屋

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    防犯探偵シリーズ第3弾!

    青砥さん…何か始めとイメージ変わって来てる…
    美人の敏腕弁護士って感じやったのに、少しおとぼけ要素が入って来てるような…まぁ、可愛い感じで良しとしよう。
    密室殺人ばかりの4作品。
    小説の中でも、もう密室殺人事件なら、青砥弁護士(with 榎本さん)が定着してそう。
    2人の掛け合いも面白い!
    今回の短編集は、被害者、犯人の心情とかを描くより、密室殺人のトリックを解くのに特化したような話やな。
    まぁ、こんな防犯知識もないので、「う〜ん…そうなんや…(−_−;)」で終わってしまうんやけど…
    よう、こんなトリック思い付くなぁ…
    トリックとは、別に青砥さんの壊れ具合も!笑。

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    2021年07月10日
  • コロッサスの鉤爪

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    「鏡の国の殺人」はミステリークロックのような複雑トリック。表題作はダイビング話や海中生物話で楽しめたが、事件裏の人間模様、後日談ももっと読みたい気持ちにさせられた。

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    2021年05月27日
  • 狐火の家

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    主人公が弁護士のくせに迂闊すぎるのが違和感あった。
    でも雰囲気がホラーチックでおどろおどろしいのは気に入った。

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    2021年05月11日
  • ミステリークロック

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    「ゆるやか~」は前菜。表題作は種明かしまではガンガンページが進んだがトリック理解に時間が掛かり手が止まった。パイの層のような複雑難解緻密なトリックを堪能せよ!

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    2021年05月09日
  • コロッサスの鉤爪

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    面白かった。
    トリックは相変わらずトリッキーだったけど、コロッサスはちゃんとした人間の闇が描かれていて、物語としてとても好みだった。惜しむらくはもっと長ければ良かったなぁと。

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    2021年04月19日
  • ミステリークロック

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    トリックに全くついていけず。。。嫌な感じのおじいちゃん作家以下の脳みそですみません。

    2021.4.12
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    2021年04月13日
  • 鍵のかかった部屋

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    ドラマで見てたのでトリックは先にわかってた。
    逆にドラマ見てなかったら、イメージつかないトリックもあったかも。。。

    2021.4.11
    50

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    2021年04月11日
  • 鍵のかかった部屋

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    胡散臭い防犯コンサルタント榎本と弁護士青砥のコンビによる密室トリックシリーズ第三弾。
    短編集であるが、それぞれについては特に書かない。

    この本には4編収められているのだが、いずれの作品もいわゆる『密室』ものであり、
    ザックリ言ってしまえば、それらを榎本がスッキリと解決する物語である。
    時折挟まる、青砥の「わかった!」が全然的外れであるのも楽しむポイント。

    それにしても、まあよくもこんなトリックを犯人達は考えたなぁと思わざるを得ない。
    (実際は貴志裕介が考えたのだが)
    大体、ピッチングマシンで…なんて、考え付いても実行しなさそうな気がするのだが。
    何回も試して「いける」と思ったのなら別だが。

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    2021年03月14日
  • コロッサスの鉤爪

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    泥棒探偵榎本シリーズ。単行本を「ミステリークロック」と本作で2分冊にした文庫版。ミステリークロックとは違い、本作収録分は同じくらいの分量。
    鏡の国のアリスをモチーフにしたトリックと、海上に作られた「密室」。特に表題作の海上「密室」は面白い発想だ。最近の本格ミステリーはいかに自然な流れで密室は設定するかが大事で、本作もその流れの一つだろう。なかなか秀逸な設定だ。
    実はこの表題作では、純子の迷推理が若干報われる。それもニヤついてしまう。

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    2021年03月09日
  • コロッサスの鉤爪

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    んー、鏡の国のトリックが難しい(汗)
    二人のやりとりは面白いので、このシリーズのほかも読んでみたいな
    鏡の国のトリックみたいな難易度のばっかりだと、辛いかも〜

    海のほうは、細かいところすっ飛ばして、豪快なネタな感じがわかり易くて好ましいかな

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    2021年03月06日
  • 鍵のかかった部屋

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    ドラマ、鍵のかかった部屋の原作。
    読み直してみようと思ったら、うっかり第三弾→第二弾→第一弾の順で読んでしまっておりますが、ま、再読だからいっか。

    このシリーズは短編のほうがよかったんだよなー、と思ってこれを一番に手に取りました。ところで榎本ってほんとは……?ほんとにただの防犯アドバイザー??

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    2021年02月07日
  • 狐火の家

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    ドラマ、鍵のかかった部屋の原作シリーズ。
    これが第二弾の短編集。
    嵐のリーダー大野くんと戸田恵梨香ちゃんたちが本の中でイキイキ?動き回っており、大変面白く読みました。

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    2021年02月07日
  • 極悪鳥になる夢を見る

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    ホラー小説作家である貴志祐介によるエッセイ集。

    著者の描くホラー小説は、超常現象や心霊といったものではなく人間の持つ狂気をテーマにしたものが多く、多くの現象が理論的な説明で根拠が示されている印象だが、
    エッセイの中では自らを超合理主義者と説明しており、なるほどという感じだった。

    『新世界より』の発想が生まれた経緯が、『地球の長い午後』や動物行動学者コンラート・ローレンツの「悪=種内攻撃」という切り口から生まれているという内容が印象的。

    作者がホラーを書く理由として、希望や光を描くためには、絶望や深く暗い闇が必要と述べる。
    またこの世に存在する悪の存在をしっかり認識するべきで、本の内容を通

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    2021年01月17日
  • 鍵のかかった部屋

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    シリーズ続けて読んでいます。犯人が密室にするために色んなことを考え、たくさんの工夫をしているけど、そこまでして殺す必要があったのか?という印象もあります。
    とても難しい密室だったりするので、、
    コメディ色もある一冊ですね。

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    2021年01月14日
  • エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く

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    アイデア、プロット、キャラクター、文章作法、推敲、技巧、とひととおり全て網羅されています。小説作法を広く眺めながらも、要所を衝いて、端的に短くアドバイスをくれる体裁です。

    そこは、何作か小説を書いたことがある方ならばピンとくる中身だと感じられるでしょう。さらりと軽い解説文の中に、抑えるべきポイントを教える箇所が一文だけ輝いている感じなのが多いのですけども、それで十分察することができるような上手い解説ですし、逆に無駄なく理解も進むと思います。僕はまさにそうで、「そうか、これはこういうことだよな」と瞬時に考えが改まるところが多々ありました。

    しかし、僕はホラーもミステリーも最近は読まなくなりま

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    2021年03月31日
  • 鍵のかかった部屋

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    面白い、面白いんやけど、ちょいちょい間に挟まれる作者の「女で頭いいのと顔の良さ両立せん」みたいな思想が邪魔してくるw
    女性弁護士だって可愛いひとおるだろうよ…まあこういう表現に違和感持てるようになったということで常識のアップデートの確認とする

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    2020年12月31日
  • 狐火の家

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    ネタバレ

    「硝子のハンマー」が面白かったので、続編にあたる本作も続けざまに読み終えました。

    本作も前作同様に防犯探偵・榎本と弁護士の青砥のコンビが密室トリックに挑みます。

    前作との違いは本作が4つのストーリーからなる短編物ということ。

    「硝子のハンマー」という長編の後だからこそ、1話の短さが寂しさを感じる部分はあったが、短編にも関わらず、仮説を立てながら密室の謎を解明していく様はしっかりとしたリアリティを感じることが出来ました。

    2冊で計5つの密室の謎が解き明かされましたが、その全てが非常にリアルに感じられるのが、このシリーズの楽しさでもあり、恐ろしさでもあります。

    もしかしたら、同じことが出

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    2020年12月17日
  • ミステリークロック

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    ちょっと前にテレビで再放送を観たので、懐かしくて買ってみた。
    1作目は映像化されてたやつ。
    ミステリークロックは、なかなか難解。

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    2020年12月05日
  • 狐火の家

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    ネタバレ

    防犯探偵シリーズ第二弾は、短編集なのでテンポよく進んでいく。
    一つの話をもっと深く掘り下げて知りたいのだけど、まだもうちょっと読みたいというところで切り上げて次の密室トリックへ進んでしまうので、もどかしい。
    特に表題作は少しホラー要素もあり魅力的だった。

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    2020年11月20日