綾辻行人のレビュー一覧

  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    館(旧館)の外と内、パラレルワールドのように交互に展開される鹿谷と江南のパート。これが後で大きな意味をなすとは!
    上巻から下巻と読み進むに従って自分なりに推理したものの、その一歩上をいく真相。怪しいと思ってたんだけどアリバイがね〜。そのアリバイ工作に使われたトリックはまさに時計館ならでは。
    お見事でした。

    特に第16章、これまでの小さな引っ掛かりが全て解明されていく展開に圧倒される。
    ただ、個人的には「沈黙の女神」の詩は余分だったかな〜。まあ、あれが綾辻的で館シリーズらしいといえばそうなんだけど。
    あと、10年前の大量死は特に事件性もない単なる連続死だったのね〜。

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    2026年05月15日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    ネタバレ

    続きが気になって一気読みしてしまった。
    恒一くんと見崎のその後が読めるのがまず嬉しい。
    他のクラスメイトや千曳さんの直接的な描写も見たかったがそれは本筋とずれてしまうか。

    幽霊ではなく…という種明かしは若干Anotherの上巻と被ってるなあなんて考えてしまったりもしたがしかし面白かった。

    最後の赤沢家のくだり、どういうこっちゃ?と思い察しが悪かったがそうか夜見北に入学する可能性が高いのか。

    じゃあ2001は想くんが絡んでくるというかなんなら主人公になってたりするのかな? 楽しみだ。

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    2026年05月14日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    旧版は25年以上前に既読。解決編ので傍点の嵐は、これぞ新本格!って思っちゃいました。こうでなくっちゃね。新館と旧館の関係が分かった後の大々的な検証作業が「どうだ!」って感じでいいですね。その大ネタはぼんやり覚えていたのだけど、この「時計館」が作られた理由や犯行の動機が美しく整っていて、この上下巻を締めくくるにふさわしいと感じました。日本推理作家協会賞受賞にふさわしい大作です。新装改訂版あとがきで本書の構想の経緯が読めて眼福の至り。

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    2026年05月12日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    ネタバレ

    旧版は25年以上前に既読。大ネタはぼんやりと覚えているけど、詳細はまったく覚えていない。館の造りがいかにもな感じで、この凝った作りの館がどのように機能して謎の解明につながるのか期待しながら読む。内側と外側に意図せず分かれてしまってという状況は、今村昌弘『兇人邸の殺人』を連想した。パラディノのトリックはうまくいくものなのかな?一瞬離れるんだよね?

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    2026年05月12日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    いわくつきの建築家の館で起こる陰鬱とした物語。
    十角館で驚かされたライト層の読者はふるい落とされそうな作品だった。
    いわれ通り本格ミステリーに舵を切った作品であり、エンタメとは程遠い。

    本作は終始息苦しい雰囲気で進行し、さすが綾辻さんの文章と思った次第。
    そしてトリックと犯人は予想がつきやすかったように思う。
    ただ細かい"癖"などを見逃していたので、論証では島田氏の腕が光ったと思う。

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    2026年05月06日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    ネタバレ

    あまりに面白すぎた。読みながら何度本を閉じ放心したかわからない。怒涛の回収劇にずっと頭抱えてた。綾辻先生が偏愛する理由も分かるわ、生命削り過ぎ。凄すぎる。

    この長さになると中弛み(大変失礼!)を心配しがちだが、館シリーズにおいてそんな不安は必要ないのでご安心を。空腹も眠気さえも忘れて没頭し、気づいたらフィナーレなので。

    十角館から順に読むことを強くお勧めする。

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    2026年05月04日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    『迷路館』に続き約30年ぶりの再読。大ネタだけは覚えてた。中村青司の館と不可能犯罪のコンボでまんまとやられる。まあ、それしかないよね。この納得感は『姑獲鳥の夏』を連想した。ラストの混沌と、その解決は逆に意表を突かれる。変化来たなって感じ。館シリーズの中では扱いが難しいけれど、裏表紙の内容紹介は絶妙に巧みな文章で書かれているね。解説がたくさんあって嬉しい。

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    2026年05月02日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    綾辻さんの問題作。
    最近何かと目にすることが多くなったので
    読んでみました。
    なんとなく噂は聞いてたし、グロいんだろうけどまぁ問題無いっしょと、軽い気持ちで手を出しました!
    グロいだけならテリファーみたいな感じで、全然余裕かなと思ってたんですけど…
    グロいだけじゃなく、読んでるだけなのにめちゃくちゃ痛いし◯ぬ程怖いしお手上げでした!

    双葉山に来たとある慈善サークルの8人を襲う、正体不明の◯人鬼…
    次々とサークルのメンバーが◯されていくのですが、そのシーンがまぁ恐ろしい。
    その手法が酷いんです。
    字を追っているだけなのに、綾辻さんの具体的過ぎる文章のせいで、残酷なシーンがクリアにイメージできて

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    2026年04月25日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    びっくりした。ただの本格ミステリではなかった。犯人が判明したあたりでは、あまり驚きもせず『十角館の殺人』『水車館の殺人』よりは単純だなという感想を書こうとしていたが、エピローグから徐々に違和感を覚え、わけがわからなくなり、最後の一ページまで到達した時には「さすが綾辻先生」と称えたくなった。やはり今回も上手く騙された。幸せとはミステリで騙されることだと私は思う。

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    2026年04月22日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    館シリーズ第6弾
    面白かったー( * ॑꒳ ॑*)

    ホテル火災で記憶喪失になった老人が持っていたのは、ある館で起きた事件についての手記だった。

    気づける伏線が多くあり、こりゃ真相分かっちゃったな。って思ってたら、予想を裏切る真実。

    伏線回収が美しい˙ᴥ˙

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    2026年04月08日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    謎が多すぎて、焦らされて、そして最後怒涛の事実判明が続く。十角館から一つずつ順序通りに読んできて良かったと思わせる、これまでのシリーズの集大成!

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    2026年04月07日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ・こちらは読書レビューではなく実写版のレビューです。
    ・以下しばらく配役についてのボヤキが続きます。
    ・ダルい場合はーーー内を飛ばしてください。


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    上巻のほうで脳内配役と実写版との乖離を熱くボヤキました……とはいえ……

    青木崇高、好演!!

    いやもう素晴らしい!
    良いっ!良いと思う。ピッタリだしバッチリ!!95、いや98%青木鹿谷で良いっ!
    (けど、やっぱり、イセヤがよかったんだよなぁ…)

    コナン君も奥智哉でいいかな。
    しいてグチるなら、
    私の中のコナン君は、あんなにピチピチで可愛い感じではないのよね。もっと芋っぽいというか暗めというか。だからサイコパスや

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    2026年06月30日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    実写化ドラマを鑑賞するため再読(2026/3/23)

    館シリーズは約二年前に三ヶ月ほどかけて一気読みしましたが、当時はあまりレビューを書いていなかったので全作が未レビュー。
    ゆえに、強烈なインパクトのあるシーンのみの印象でしかなく「どんなふうだったっけ?」と判然とせず。
    再読後「ああ、そうだったそうだった」膝を打ちました。

    やはり館シリーズは面白い!

    けど、すっかりネタバレしている状態なので初読時ほどの感動はなく、フレッシュな感想も書けないので、脳内配役だけ吐露しておきます。

    島田潔(鹿谷門実)
    →伊勢谷友介

    江南孝明
    →風間俊介

    もうね、
    絶対!圧倒的に伊勢谷友介なのよ!!
    何や

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    2026年04月04日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    ネタバレ

    新装改訂版だからなのか分かりませんが、とても読みやすかったです。
    時計塔でどんな殺人劇があるのかとドキドキしながら読み進めたら、まさかの時計を凶器とした物理攻撃で驚きました笑
    体がうまく動かない描写を見るところ、みんな無意識に何か吸わされてるのかな?
    そうでなければ、相手が刃物でない限り何かしらの方法で立ち向かえそうな気もしました(シミュレーションしても仕方ないのですが)
    みんな動きづらい服を着せられてるからかな、、1度で死なない方法だからこそ、殺意が生々しく感じられて怖いですね、、
    下巻を読むのがが楽しみです

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    2026年03月30日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    遂に読み終えた。
    こんなに長いミステリーを読む機会は、今後訪れないだろう。


    超面白かった。

    もしかすると
    「読み終えたぞ!」という達成感によるブーストが多少あるのかも知れないが、
    個人的には館シリーズの中で一番面白かったかもしれない。

    この長さでほとんど中弛みせずに楽しめるのは凄いことだと思う。

    シリーズの代表作といえば"十角館"なんだろうけど、
    何もかもが違う。
    これまで館シリーズを読んできた読書に対する、
    ご褒美のような超長編。

    私は前作から時間を空けて読んでしまったが、
    間髪入れずに読んでる人はより一層楽しめると思う。

    ファンタジー要素が入っている、と見

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    2026年03月30日
  • Another (下)

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    ネタバレ

    面白かった
    凄惨な展開に陰鬱な気分で読み進めていたけれど最後一応メインキャラクターは生き残ってホッとした 

    真相が明らかになる気持ち良さや最悪な状況から脱する事が出来た解放感安心感に加え苦しさと切なさが残る余韻が良い

    最後の最後まで実は『もう1人』は別の人物でした〜とかそういう最悪などんでん返しがあるのではとビクビクしていたがそんな事もなく一安心

    勅使河原が風見を殺したと告白したシーンは愕然とした 
    全体が暗い雰囲気の中まだ登場シーンは楽しさがある勅使河原だっただけに尚の事
    でも生きてて良かった風見

    それまで超然とした雰囲気の見崎だったけれど生い立ちや血縁者との関係性の話でグッと感情移

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    2026年03月29日
  • Another 2001(下)

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    こちらもかなりおもしろかった。ただ、天災があまりにも怒涛の天災すぎて、なんだなんだなにが起こるんだ!?と楽しくなってしまった。抜本的な解決はしないのもまた一興

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    2026年03月28日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    ネタバレ

    こ、こりゃおもろい。読む事に面白い設定に引き込まれ、これは伏線か、、?と思わされるし、超常現象と殺人というファンタジー的な怖さとリアリティのある怖さがどんどこ心拍数を上げてきて読み進めたくなる。
    被害者目線で殺されるシーンがあるのが良い!
    後半を読むのが楽しみすぎる。

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    2026年03月28日
  • Another (上)

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    ネタバレ

    見崎がモロ幽霊やないかと思いながら読んでいたので主人公がやたら鈍感だなあなんて考えていたけど違った 
    そういえばホラーミステリーでしたこれ

    自分の見えている世界を信じた主人公が正しかった

    全方位に対して理不尽な呪いだなあ 
    死者そんだけ出てるんなら学校の存続自体危うくないかって考えたけれど学校含む3年3組が存在し続けるような効力も呪いのうちに含まれているのかもしらん

    見崎にも主人公にもまだ引っかかる要素あるし続きが気になる 面白い

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    2026年03月27日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    どうせこういうトリックだろ
    を超えてくる。
    絶対に思いつかないようなトリックと
    文章のセンスが最高です。
    記憶をなくしてもう一度読みたい

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    2026年03月21日