綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ忙しかったり人事と戦ってたりでなんやかんや1ヶ月くらいかかってようやく読み終えた。
実は、Twitterのフェミアンフェ学級会の中で重大なネタバレを喰らっていたので「なぜ首を斬られたのか」というのは知っていたのだが、それを差し引いても「あっ!」と驚く結末で大変おもしろかった。
叙述トリック極まれり。
ちなみにTwitterでは、「大御所作家なのに生理のことを何もわかってない。床に血がつくほど血が出るわけない。(これだから男は〜!!)」という主張があったのだが、少量の血でもわかってしまうほど真っ白の絨毯という記載があったし、人を殺したあと放心して床にへたり込んだとも書かれていた。どれくらいの -
購入済み
なるほど
なぜこの作品を飛ばして時計館が実写化なのかと不思議に思っていたら、読んで納得、なるほどこれは難しい。
十角館もだいぶリスキーでしたけど、こちらはさらにという感じですね。叙述トリックありき。
あと事件現場の描写がショッキングなものが多いので、そのあたりも影響するのかな……?と思ったり。
ちなみに、知念実希人氏の「硝子の塔の殺人」を以前に読了していたため、トリックはなんとなく察し。
逆に向こうはよくあのトリック使ったなと。
最後の島田と鹿谷の会話で驚かせられて、ズルいなと思いつつも、楽しい気持ちで(作中の描写は気持ちのいいものではないのですが)読み終えられました。
桂子さんの胆力がすごい。