綾辻行人のレビュー一覧

  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    あぁ、やられた。3度も騙された。
    2度目までは、悔しかったよ。でも3度は正直疲れた。お手上げって感じ。私の予想(とても推理とはいえない)が的中していても、面白い作品と評価できたのだよ。『時計館の殺人』を先に読んでいたのも良くなかった。あぁ、名作。

    0
    2025年09月12日
  • Another (上)

    Posted by ブクログ

    初の綾辻行人の作品はとても読みやすく、ゴシックな雰囲気が漂う作品でした。章題が暦になっており、読者が惨劇を目撃するクラスの一員だと錯覚するような作りになっている。上巻は、主人公が傍観者から奇しくもヒロインの鳴と同類となるところで区切りが着いた。

    0
    2025年09月11日
  • 暗黒館の殺人(四)

    Posted by ブクログ

    完走!面白いっ!大満足!微妙なニュアンスの違いですが、騙されたというよりはやられたぁ!って感じ。
    これほどの長編にも関わらず、飽きさせない著者の技量と根気に脱帽です。ここが始まりの館だったのか。

    0
    2025年09月10日
  • びっくり館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    確かに文体がいつもより子供向けな感じがしたり、少年少女向けな感じはあったけど、ちゃんと館シリーズだった。
    特に事件が起きてからは、いつの間にか夢中になって読んでしまったほど。
    (とにかく、あの暗黒館の後ならばなんだってスキップできるくらい気軽で楽しい作品に感じる 笑)

    これ教育上子供に読ませていいの!?っていう箇所もあったけど、自分が少女だった頃を思い出せば、刺激的なミステリーは大好きだったっけ。

    あおいが俊夫(の中の梨里香)に取り込まれてしまった終わり方がホラー感が残っていいね。

    0
    2025年09月06日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    館シリーズの4冊目。
    今までの館とは違い、閉鎖された環境ではなく日常生活の中に不穏な空気が感じられ、常にザワザワしながら進む展開。
    異色とかこれまでのシリーズとは違うと言われたりもしているが、結局間違いなく面白いんです。

    0
    2025年09月06日
  • 奇面館の殺人(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻!そして久しぶりな気がする、鹿谷が舞台に立つ形。これまではずっと安楽椅子探偵の感じがしていた。

    読み進めていたら、以前暗黒館がどうのとか書いててちょっと読むのをストップした。順番通りに読んでたと思ってたけど、何か抜かしてしまったのか?
    でもまあ、いいか、と読み続けることに。

    同じ年齢、同じ誕生日の男性が集められて、仮面をかぶせられ、同じ服装をさせられる。
    そして館の主人が首無し、指無し死体で見つかる。
    普通に考えたら主人の犯行で、別人に成りすますみたいな目的だろうけど…

    瞳子がキーパーソン、というかいっそ犯人だったり、今後のヒロインになりそうなキャラをしている。若くて薬剤師で柔術の

    0
    2025年09月04日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふと裏表紙を見ると「本文図版 小野不由美」ってなってて、聞いたことある名前だな、同性同名?と調べたら、綾辻行人が旦那だったのか!売れっ子小説家夫婦だと!すごいー。

    というわけで久しぶりに読む館シリーズ。旅行の際の飛行機が長かったのでこれ幸いと一気に館シリーズを数冊読み終わった。が、一気に読んでしまったこともあり、全部メモは少なめ。

    いきなりいけすかないおぼっちゃまが出てきたのでとりあえず死んでくれることを願う。
    そして今回は館の管理人の手記として進む。
    が、途中で江南にその管理人から手紙が来て、更に電話がかかってきて、事故で記憶喪失になり、手がかりがその手記だけ、となる。
    となると、その人

    0
    2025年09月04日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    奇妙奇天烈な地下の館、迷路館で繰り広げられる連続殺人。
    迷路館の不気味さと設定の面白さ、「そういうこと!?」という結末も含めて、ミステリーファンなら間違いなく満足できる1冊だと思います!

    めちゃくちゃ引き込まれて、京都からの帰りの新幹線で一気読みしてしまった!

    0
    2025年09月03日
  • 暗黒館の殺人(四)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    またまた驚かされました笑
    また1行にひっくり返されました〜!

    3巻までは状況に対する比喩的表現を捉えるのに苦労しましたが、4巻からの衝撃で3巻までの退屈さが消滅しました。
    しかしながら、コナン君の33年前の出来事を視点という形で夢で見てきたというのは…
    うーん…これまでの館シリーズとは違うラストですが、ファンタジーに向かってしまえば、なんでもアリになっちゃうので、この先の展開はまだ分かりませんが、ある意味禁じ手だよなぁと。

    0
    2025年09月02日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

    Posted by ブクログ

    館シリーズは『シリーズ』というだけあって順番があるようだ。十角館のみの私は、とんで本書を読み終えた。あぁ、なんてことをしていたんだ。他の本に浮気なんぞして(いくつも名作はあったが)。
    と、いうわけで、水車館を片手に感想を書いている次第である。

    0
    2025年08月31日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄すぎる構成で書き上げられ、思わず感嘆してしまった一作。
    十角館の殺人から、館シリーズを追って読んでいるが、途中から、十角館が一番好きかもしれないと思っていた。
    といっても各作品はどれも読み応えがあり、面白く、密室殺人という館シリーズでありながらも、毎回違う構成で読者を飽きさせることなくミステリを描いている。
    卓越した構成力があるのはすでに知っていたものの、今回は特に、第八章からエピローグにかけて事件を収束し書き上げたその構成が明かされた瞬間、一瞬ページを捲る手が止まり感嘆の吐息を零したことを記録しておく。(所謂ミステリのどんでん返しに感嘆したのではなく、構成に感嘆したと誤解ないよう)

    また

    0
    2025年08月29日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

    Posted by ブクログ

    やはりこのシリーズは好きだ。惹き込まれるような謎と爽快な伏線回収。しかもただのホラーミステリーだけに留まらず現象の‪”‬ある設定‪”‬によって切なさも感じることが出来る。続編のAnother2001も楽しみだ。

    0
    2025年08月25日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    怒涛の伏線回収…すごいなぁ。注意して読んでるつもりなんだけど…そしてまたまたスケールが大きい!「確かにそうだわ〜!」って思えば思うほどミステリって面白くて、そんな体験が沢山できる一冊だった。

    0
    2025年08月25日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どんでん返しがあって楽しめた。見事に騙されてしまい、終盤が気になって最後の方は一気に読んでしまった。

    真犯人だけじゃなく鹿谷の正体にも騙されてしまって、よくある叙述トリックだと分かっているのにミステリで思い込みはよくないと痛感させられた作品でした。

    0
    2025年08月24日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    (作中で)実際に起きた事件を元に鹿谷門実という作家がミステリー小説を書いた。
    作中作に登場する人物の中には作家が複数名いるが作家は皆、本名を名乗っており、作者の鹿谷門実はペンネーム。
    犯人は誰か?に加え、作者は誰か?
    最後の1ページまで見逃せない最高に面白い。

    0
    2025年08月23日
  • 奇面館の殺人(下)

    Posted by ブクログ

    久しぶりに鹿谷門実メインの回が来て嬉しかったです。
    設定・トリック含めて館シリーズの王道っぽさもあり存分に楽しめました。
    綾辻先生お得意のクローズドサークルのミステリーですが、(ちょっと残虐な描写はあるものの)おどろおどろしさはそこまでなく、私の中では割とポップに読めました。
    これで館シリーズ9作読破できたので、ラスト10作目を楽しみに待ちたいと思います!

    0
    2025年08月22日
  • 暗黒館の殺人(四)

    Posted by ブクログ

    読む前はあまりのボリュームに二の足を踏みましたが、館シリーズの中でも人気の作品と聞いて意を決してチャレンジしました。
    結果は、人気も納得の作品で、「読んで良かったな」という圧倒的満足感があります。
    館シリーズは怖めな作品も多く、夜中に読んで後悔することも多いのですが、この作品は(怖いは怖いのですが)他の作品と比べてヒリヒリ感が少しマイルドになっていて私にはちょうどよく、そう言った意味でもお気に入りの作品となりました。
    長さに躊躇することもあるかもしれませんが、館シリーズを読むなら是非読んでいただきたい一作です!!

    0
    2025年08月20日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

    Posted by ブクログ

    暗号の謎、過去の事件の謎、今の事件の謎...いくつもの謎が出てきます。部分部分謎解きできた箇所もありますが、全てを自分で解ききることはできず、ラストの種明かしは存分に楽しめました。
    どなたかも感想で書いてらっしゃいましたが、雰囲気が金田一少年の事件簿に近く、私からするとミステリーの中ではホラー要素強めなのであまり夜中に読みたくないのですが、一回ストーリーから離れてしまうと物語に戻って来られなくなる気がして結局いつも夜中に一気読みしてしまいます。。。
    個人的には、十角館、迷路館に次いで3番目に好きな作品でした。
    次の黒猫館も楽しみです!

    0
    2025年08月15日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

    Posted by ブクログ

    お見事でした!!!何がすごいと言えば、壮大な仕掛け。ネタバレなるのでこれ以上は控えます。強いて言うなら歪んだ愛情、ここまでやるっ?!って感じ。一撃の破壊力ではなく、論理的なトリックに脱帽。

    0
    2025年08月15日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    忙しかったり人事と戦ってたりでなんやかんや1ヶ月くらいかかってようやく読み終えた。

    実は、Twitterのフェミアンフェ学級会の中で重大なネタバレを喰らっていたので「なぜ首を斬られたのか」というのは知っていたのだが、それを差し引いても「あっ!」と驚く結末で大変おもしろかった。
    叙述トリック極まれり。

    ちなみにTwitterでは、「大御所作家なのに生理のことを何もわかってない。床に血がつくほど血が出るわけない。(これだから男は〜!!)」という主張があったのだが、少量の血でもわかってしまうほど真っ白の絨毯という記載があったし、人を殺したあと放心して床にへたり込んだとも書かれていた。どれくらいの

    0
    2025年08月14日