綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻!そして久しぶりな気がする、鹿谷が舞台に立つ形。これまではずっと安楽椅子探偵の感じがしていた。
読み進めていたら、以前暗黒館がどうのとか書いててちょっと読むのをストップした。順番通りに読んでたと思ってたけど、何か抜かしてしまったのか?
でもまあ、いいか、と読み続けることに。
同じ年齢、同じ誕生日の男性が集められて、仮面をかぶせられ、同じ服装をさせられる。
そして館の主人が首無し、指無し死体で見つかる。
普通に考えたら主人の犯行で、別人に成りすますみたいな目的だろうけど…
瞳子がキーパーソン、というかいっそ犯人だったり、今後のヒロインになりそうなキャラをしている。若くて薬剤師で柔術の -
Posted by ブクログ
ネタバレふと裏表紙を見ると「本文図版 小野不由美」ってなってて、聞いたことある名前だな、同性同名?と調べたら、綾辻行人が旦那だったのか!売れっ子小説家夫婦だと!すごいー。
というわけで久しぶりに読む館シリーズ。旅行の際の飛行機が長かったのでこれ幸いと一気に館シリーズを数冊読み終わった。が、一気に読んでしまったこともあり、全部メモは少なめ。
いきなりいけすかないおぼっちゃまが出てきたのでとりあえず死んでくれることを願う。
そして今回は館の管理人の手記として進む。
が、途中で江南にその管理人から手紙が来て、更に電話がかかってきて、事故で記憶喪失になり、手がかりがその手記だけ、となる。
となると、その人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ凄すぎる構成で書き上げられ、思わず感嘆してしまった一作。
十角館の殺人から、館シリーズを追って読んでいるが、途中から、十角館が一番好きかもしれないと思っていた。
といっても各作品はどれも読み応えがあり、面白く、密室殺人という館シリーズでありながらも、毎回違う構成で読者を飽きさせることなくミステリを描いている。
卓越した構成力があるのはすでに知っていたものの、今回は特に、第八章からエピローグにかけて事件を収束し書き上げたその構成が明かされた瞬間、一瞬ページを捲る手が止まり感嘆の吐息を零したことを記録しておく。(所謂ミステリのどんでん返しに感嘆したのではなく、構成に感嘆したと誤解ないよう)
また -
Posted by ブクログ
ネタバレ忙しかったり人事と戦ってたりでなんやかんや1ヶ月くらいかかってようやく読み終えた。
実は、Twitterのフェミアンフェ学級会の中で重大なネタバレを喰らっていたので「なぜ首を斬られたのか」というのは知っていたのだが、それを差し引いても「あっ!」と驚く結末で大変おもしろかった。
叙述トリック極まれり。
ちなみにTwitterでは、「大御所作家なのに生理のことを何もわかってない。床に血がつくほど血が出るわけない。(これだから男は〜!!)」という主張があったのだが、少量の血でもわかってしまうほど真っ白の絨毯という記載があったし、人を殺したあと放心して床にへたり込んだとも書かれていた。どれくらいの