綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ新たに館シリーズが映像化されるという噂を聞いて再読。
映像映えしそうだな~と思いつつおそらくこれではないのだろう。
仮面をつけた主人と美少女が住む館水車館。
そこには主人の父である藤沼一成が描いたすべての作品が保管されていた。
この館が外部の者を受け入れるのは年に1度のみ。そして悲劇のあった日から1年後、その館に足を踏み入れたのは島田潔と他数名にまた悲劇が振り注ぐ、、、
もういかにもな設定がたまらないですね。
ベタベタすぎるけどそれをベタに見せない世界観が館シリーズのよいところ。
そしてやっぱりラスト。幻影群像に描かれた衝撃のシーン。いや昔も読んだはずなんですけどしびれるなぁ
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Posted by ブクログ
読み手の中に構築された世界を、どう破壊するのか
館シリーズは十角館しか読んだことがなく、でもその十角館の衝撃をまた味わいたいなと思い、順番ではないけど手にした本書は真相はネタバレになってしまうため書くことはできないが少なくとも私が好きな部類、ただこのような最終展開、結末はどうしても賛否両論にはなりやすい作品ではあると思う。
私が思うこの作品の良さはシリーズものであり、そして話の中に突然出てくる「不完全な人形たち」の要素。シリーズものが故「この作品も館の中にびっくりするようないことがあるのだろう。」、そして「占星術殺人事件」を彷彿とさせる「身体の一部を切り取られた人形たち」からは思わずこれから先の事件の展開や殺人手段などを思い描かざるを得ない。
読み手の中には今までの経験知からの読みがあり、そしてミステリー作品が故に、どこか読み手は「この展開知ってる」を「この作品の謎がわかった気がする」といったものとの親和性が高くなる。つまり読む中で作品に対して、作者に対して何か「多くを知っている読み手」になる優越感を感じやすい。
これは以前に書いた十角館のときには二つの場で起こっていることをある意味で「神の視点」から読んでいる読み手と評したように、人形館では経験知が故にまたアドバンテージを持っているように「錯覚」させる、そして真相に辿り着いたときにそれが一気に瓦解する。このカタルシスまでの構成や展開が見事であった。
人形館として、どこかアドバンテージを持ち優越感を持ち、作品世界の登場人物の動きや展開をある種「人形」のように操っていたような我々読み手、その実我々読み手は作者にとって「その読みも想定内」という「人形」だったのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
起承転結の潔いほどの“承”の巻
次々現れるこれまでの館たちのモチーフにここまで館シリーズを読んできた醍醐味を味わっている
この館が建つ「大猿の跡」と呼ばれる湖について少々モヤモヤしていたので、今回の解説を読み非常に腑に落ちました。
エドガー・アラン・ポウ『モルグ街の殺人』と江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の話、どちらも最近読んでいるので記憶に新しく興味深かった。“開放的な日本家屋を〈密室〉にすることにいかに工夫を凝らしたか”
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第二部(承前)
間奏曲 三
第三部
第十二章 混沌の朝
第十三章 疑惑の扉
第十四章 無音の鍵盤
第十五章 無意味の意味
間奏曲 四
第十六章 宵闇の迷走
解説 第二回