綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
起承転結の潔いほどの“承”の巻
次々現れるこれまでの館たちのモチーフにここまで館シリーズを読んできた醍醐味を味わっている
この館が建つ「大猿の跡」と呼ばれる湖について少々モヤモヤしていたので、今回の解説を読み非常に腑に落ちました。
エドガー・アラン・ポウ『モルグ街の殺人』と江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の話、どちらも最近読んでいるので記憶に新しく興味深かった。“開放的な日本家屋を〈密室〉にすることにいかに工夫を凝らしたか”
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第二部(承前)
間奏曲 三
第三部
第十二章 混沌の朝
第十三章 疑惑の扉
第十四章 無音の鍵盤
第十五章 無意味の意味
間奏曲 四
第十六章 宵闇の迷走
解説 第二回 -
Posted by ブクログ
あ、、これは、、、今までの館シリーズの集大成に入ろうのしているかのような物語の導入部分、、、
河南くんが暗黒館へ心が奪われていく没入感が、メタ的な発想として今まさに私がこの『暗黒館の殺人』に、綾辻行人の世界にぐにゃりと現実から離れて引き込まれていくかんじがする。
まだ引き返せる、、けど此処に来るまでにもう自分の心は決まっている、、もう読み始める・館を訪れる準備は出来出来ている、、、
十角塔の存在といい、江南くんのヨミの件といい、なんだこのオマージュ感は、、、
「あたしたちは蟹よ」
に言葉を失ってしまった
心が壊れてしまった母親たち;;
黒い壁板に埋め込まれた“からくり時計”だとぉ??意味深すぎる…!!
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前口上
第一部
第一章 蒼白の霧
第二章 誘いの囁き
第二部
第三章 墜落の影
第四章 空白の時間
第五章 緋の祝祭
間奏曲 一
第六章 異形の寸劇
第七章 惑いの檻
間奏曲 二
第八章 兆しの色
第九章 午後の無惨
第十章 迷宮の調べ
第十一章 闇の宴
解説 第一回 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎて、驚きすぎて言葉が出ない。怒涛の伏線回収。館シリーズをこれまで読みつづけたからこそできる最高の読書体験。
どこから書けばいいか、まず、時代が違っていた「河南」の叙述トリック。
正直コナンくんがコナンくんなのか、本来のイニシャルは「T.K」なのでは? 犯人の動機が「苦しんでいたから楽にしてあげた」ということは薄ら考えていたが、まさか状況が近似している、まさか主役級の彼が犯人だとは思わなかったので、完全に作者の策にハマってしまった。気付けなくて、とても悔しい。
そして玄児と孝明の入れ替わりトリック。
これには、いや、これにも驚かされた。
自分が浦登家の人間じゃないと知った時、本当の父親が柳士郎と知った時の彼の心情はどのようなものだったのだろうか。二人もこの家の被害者だよなあ。
次に、十八年前の鏡のトリック。
鏡が家にないという設定自体がおもしろいと感じていたので、これがトリックに使われていると知り、納得感があった。
私は記憶があったときから、鏡の存在は認識していたと思うので、知らずに生活するという発想が頭から抜け落ちていた。
最後に、中也=中村青司
もうねー、これは、いちばん驚きましたよ。
今まで館シリーズを読んでいたら誰だって驚きません?
読み進めていて、中也の本当の正体は誰という疑問は頭の中にずっと残ってたんですよね。
浦登家に纏わる人間なのかな?と予想していたが、それを超えてきた。私の中の中村青司は怖くて、無機質なイメージだと思っていたので、本作で登場する中也くんは人間らしいなと感じた。
暗黒館の殺人も『中村青司が引き寄せた物』だと思っていたが、その逆で、『暗黒館の殺人が諸悪の根源』だったのか。。
館シリーズファンは読むの必須と言われた意味が身に染みてわかる。
正直、一巻や二巻は長く世界観に入り込みきれず、挫折しそうになったが、最後まで読んで本当によかったと思う。これを機に他の館シリーズも読み返したいなと思った。
ダリアの儀式はまだ続いているのか、玄児たちは復活したのか、この屋敷にまつわる謎は残っている…