綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレそういうことかー!だから登場人物一覧みたいなのがなかったのか。
致し方ないとは言え、表札や招待状の宛名をあえて伏せたのはアンフェアな気がするな。
いっそのこと表札は無し、宛名は筆名にして鹿谷も知らない状態にしてほしかった。
謎解きのシーンは論理的で読んでいておもしろい。
ただあとがきの、本格ミステリは人間が描けてないと文句を言われるから顔が見えない小説を云々はどうなんだろうと思った。
本格ミステリでももう少しキャラのハッキリした作品を書く作家さんもいるし、今作だって顔を出さなくてもキャラの区別をつきやすくできたのではないだろうか。
(じゃあ書いてみろよと言われたら大いに困るのだけど…笑)
それに創立百周年の予定が2年押しって、「あー綾辻行人って大御所感出すタイプなんだな」と思ったり。
さて、双子館はいつ??
これまたよくわからないけど、長い年月かけるといいものが書けるものなんだろうか?
年月かければかける程、期待感が高まって完成させずらい気もするけどな。
と、あれこれ思うところはあっても、館シリーズ大好きなんだな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻!そして久しぶりな気がする、鹿谷が舞台に立つ形。これまではずっと安楽椅子探偵の感じがしていた。
読み進めていたら、以前暗黒館がどうのとか書いててちょっと読むのをストップした。順番通りに読んでたと思ってたけど、何か抜かしてしまったのか?
でもまあ、いいか、と読み続けることに。
同じ年齢、同じ誕生日の男性が集められて、仮面をかぶせられ、同じ服装をさせられる。
そして館の主人が首無し、指無し死体で見つかる。
普通に考えたら主人の犯行で、別人に成りすますみたいな目的だろうけど…
瞳子がキーパーソン、というかいっそ犯人だったり、今後のヒロインになりそうなキャラをしている。若くて薬剤師で柔術の使い手。
ところどころ出てくる、「やっぱりか…」みたいなヒントのようなものが全くわからないし、それがどこの説明に該当するのかもよくわからずモヤモヤしてしまう。鹿谷さん、賢すぎんよー。そしてその疑問をちゃんと言葉にしてくれー。
で、自分でも予想できるような入れ替わりはやっぱり安直すぎたようで、違った。
しかし、最大のトリックがまさかの登場人物全員同姓同名。影山逸史という同姓同名、且つ誕生日も近い人間がそんなにいるかぁ?
もはや影山一族じゃないか。昔の影山の祖みたいなのがなにかの計画を立てて一族を全国に散らばらせ、男子に同じ名前をつけるようにしたとかないとありえなさそう。
そして、なんか変だなと思った人物紹介なし、というのもちゃんとヒントだったんだなぁ。単に構成が違うだけかと思ってた。おもろい。
そしてこんな話を小説にすると大変そうだ、というメタネタまで出てくる。
でも今回はかなりの正統派探偵小説でおもしろかった。鹿谷大活躍だし。
でも、瞳子はなにか秘密がありそうな感じしてたけど結局なんにもなかったし、エピローグにすら出てこなかった。京極作品だったら続編にひょっこり出てきそうなくらいキャラが立ってたのに。
あとは、死者が少ないのも良い。死にまくるのは読んでてちょっとしんどさがある。 -
購入済み
なるほど
なぜこの作品を飛ばして時計館が実写化なのかと不思議に思っていたら、読んで納得、なるほどこれは難しい。
十角館もだいぶリスキーでしたけど、こちらはさらにという感じですね。叙述トリックありき。
あと事件現場の描写がショッキングなものが多いので、そのあたりも影響するのかな……?と思ったり。
ちなみに、知念実希人氏の「硝子の塔の殺人」を以前に読了していたため、トリックはなんとなく察し。
逆に向こうはよくあのトリック使ったなと。
最後の島田と鹿谷の会話で驚かせられて、ズルいなと思いつつも、楽しい気持ちで(作中の描写は気持ちのいいものではないのですが)読み終えられました。
桂子さんの胆力がすごい。