綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんかあっさりだよね的なレビューがチラホラありますが、なんたって今回の犯人はいつもの殺意満々ではない、行き当たりばったりな犯行でした。の割には島田も同情するほどやることが多すぎるアレ。犯人側で見るとあのバイトのガキふざけんなと思ったことでしょう笑
素人が考え付くような動機は全て躱していくのは流石。今回は人物表が無いのでミカエルてどんな奴だっけ?みたいにチョイチョイ読み返しました。
未来の仮面に頼る気持ちは、まさに藁にも縋る思いとう奴でしょう。追い込まれた人が怪しい宗教とかに入れ込むような心理状態であったと。その辺を汲み取ればまあまあ同情の範囲かな。あと鬼丸の彼はあの"鬼丸"と関係しているか知りたいだぜ…。
最後に言いたいことは、200万もったいねー! -
Posted by ブクログ
ネタバレ推理小説というと少し肩透かし、しかし館シリーズに愛着がある人は必読。まさにエピソードゼロ。
暗黒館の方々に愛着が湧いてしまい謎の寂しさが。
ここまできたらダリアの祝福を信じてしまっている自分(憑かれているのかも)
・ダブルどころかトリプルミスリード
・噴火やら原爆やらヒントは出ていたが深く考えなかった
・征順がやたら建築に詳しかった
・コナンが利吉を轢いたんだと思ってた
・一郎と慎太が熱い(ダブルミーニング)
・一巻の雑貨屋の店主の特徴は覚えていたので道理で!と震えた
・玄児(ホンモノ)キチガイ過ぎる
・ヴァンダインです。より震えた。妻の名前が出た時点でアレ?と思ったらもう遅い。やられました。
・中村青司はキチガイイメージだったのでこれは良い裏切り
・現代版暗黒館は惑いの檻が室内に入ったことでより怖すぎる
・二人で練習していたシューベルトのピアノソナタ20番第二楽章がこの雰囲気にぴったり。とはいえこの黒塗りの館で聴いたら絶対恐い。
・現代版惑いの檻は玄遙ではなく柳士郎だったり?
・鬼丸生きてたら嬉しい。清くんは…
・現代版暗黒館の医師は忠教(ホンモノ)かと。生きてたら現当主だろって? そこは色々秘密にしなくてはいけないルールですから征順さんのが好都合なんでしょう。知らんけど。 -
Posted by ブクログ
とても久しぶりの綾辻さんの作品!
名門•聖真女学園高校に転校した、主人公の冴子。
とてつもなく厳しい校則があり、破れば教鞭で叩かれたり、”独房”に監禁される…常に異様な空気が漂っている…
圧倒的存在感を城崎綾をはじめとした生徒達による、統一されたお嬢様口調は、気持ち悪くて読んでいて薄寒くなりました。
しかも、冴子の記憶は小学生の頃まではっきりとしておらず、過去の自分のことが全くわからないという、”信用できない語り手”状態。
夢では、かつて巻き込まれた”事件”の断片的なシーンが出てきたり、知らないうちに寝ながら雨の降る外を徘徊したり…
あらゆる不安でいっぱいにされた状態で、さっそく人が殺される。
そして殺人シーンが被害者側の視点で描かれているので、犯人が自分に迫り来る恐怖が凄い…
事件が起こることにより作中の人物達はみんな恐怖で混乱し、冴子を”魔女”であるとして窓から突き落とすシーンがありますが、意味わからなくなってる人達の集団ヒステリーは止められるわけがないので絶対に起きてほしくないなと思いました。
綾辻さんの作品はいつもですが、本作も色んな恐怖が詰め込まれていて、本格ミステリとしてはもちろん、読んでいる最中常に恐怖がつきまとっていて、退屈することが一切ありませんでした。