百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず映画化もされるし、一般受けする内容の本だろうと思っていましたすいません。
主人公の少年が、フリーライターの姉の手伝いをする中で、自分の本当のおじいさんが零戦に乗って戦争に参加していたことを知ります。それを生き残っている戦争経験者の人々にインタビューしながら本当のおじいさんのルーツを探る内容なのですが、涙なしには読めません。
正直歳をとって涙腺が緩んでいるのかもしれませんが、戦争経験者の方たちの話の情景が頭に浮かび、いかに自分の愛する人たちを守る為に命を懸けたか、今の平和な世の中に生まれた我々には想像しがたいですが、今の平和な日本があるのは改めて国のため将来の国民の為にと命を捨てて戦ってくれ -
購入済み
百田尚樹が言いたかった事
高山隆二は明らかにあの新聞社の記者ですね。武田貴則に言わせたように戦中は一生懸命軍と国民を煽り戦後は手のひらを返して国民の日本国民としての誇りも愛国心も奪ったと言えばあの新聞社です。百田尚樹の書きたかった事の一つがこれでしょう。その通りだと思います。
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購入済み
いつか子供に読ませたい
戦争物は賛否両論が確かにあるかもしれない。
だけど、「賛」とか「否」とかでなくて、いろんな視点から知ることが大切なのだと思う。
私は30代なので、現代の小学校中学校の歴史の教科書の表記の仕方を知らないけれど、
自分の子供が歴史を勉強する世代になったとき、この漫画は読ませたい。
歴史の事実のほかに、現代では失われてしまったかもしれない「人間の心」というものについて、いろいろ考える機会にもなるかもしれない。
原作者、漫画の作者に感謝します。
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Posted by ブクログ
本が帯電しているのか、と思った。
頁を開くその指先から、
ビリビリと体中を駆け巡る、
何か電流のような刺激につい、ビックリしちゃって。
物語のどまんなかにて
風のごとく自由奔放に飛び回っているのが、
アホだけど
天才的なボクシングセンスを持ってる
鏑矢義平。(カブちゃん)
彼が、すべての生ぬるきものに
ガツンとくわせるアッパーカットが、
とにかく
もう、もう、最高に爽快っ!
そんな彼の一挙一動が、
周囲の人と読者に与える余波は、
決して小さくありません。
ボクシングの知識は全く無かったし、
たいして興味があったわけでもないけど、
自分の好きなものの事を語る人の熱い魂は強く伝わる。