百田尚樹のレビュー一覧
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上巻の感想に「最早ボクシングはマイナーなスポーツになってしまった」と書いたけれど、その昔、間違いなくボクシングが時代とともに呼吸をしてた時代があったよね。
ファイティング原田vsエデル・ジョフレ、沼田義明vs小林弘あるいはラウル・ロハス、大場政夫vsチャチャイ・チオノイ、輪島功一vs柳済斗など今も記憶に残る死闘の数々。
具志堅用高あたりを境に日本が豊かになるのと歩調を合わせ拳一本で世界を駆け上がるハングリーな闘いはTVのゴールデンタイムから遠ざかったけど、それでもボクシングの魅力が無くなった訳ではない。
さて下巻。そして、ここには上記の名勝負も斯くやと思わす熱い闘いがあった。
成長、挫折、更な -
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ネタバレ刎頸(ふんけい)の契り…互いのためなら命を捨てても惜しくないほど固い友情や信頼関係を結ぶ、
という意味らしい。
竹馬の友との友情ものは大好物。
でも彦四郎なぜそこまで勘一に尽くせたのか、その根拠となる胸熱ストーリーがほしかった。
序盤から上士による無礼射ちの話で感情を揺さぶられ、彦四郎に何があったのか気になり、百田尚樹の小説は話への引き込み方がほんとうまいなーと思う。
でも本作は、上覧試合の試合運びの描写が長かったり、本筋ではない肉付け部分が多めに感じて、意外と単調なところがあった。
そして単行本の「もう一つの結末」は、いい話だけどせっかくの男の友情で終わったところに水を刺された感じでもや -
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政治寓話が特別好きというわけではないが、嫌いではない。
古典政治寓話はベースの知識量がリクワイアされるとは思うので
敬遠されがちなのでは?と思わなくもないが、
表面の物語だけ読んでも、秀逸な作品が多い。
物語はともかく、個人的には
政治寓話の挿絵が好きで、書籍を購入する事が多い。
グランヴィル、ドーミエ、ドレ、テニエルなどの有名作家をはじめ
それはもうたくさんの画家が存在し、
マニアも多い界隈なので、特別展覧会なども、それなりに開催されることがある。
目録や画集も入手する機会があり
ありがたい。
超ウルトラ世界的有名タイトルも多い。
『イソップ物語』『動物農場』『ガリバー旅行記』『蠅の王』
蝿 -
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ネタバレ【第10回本屋大賞】
国岡商店、今の基準で言うとブラック企業。人と人の距離が近かった昭和を感じさせる社風。社交性のない私的には、適度な距離間のある現在が好きですが、人が人に魅了されて「この人のために」ということがあった時代が懐かしくもあり。
先の大戦の官僚の愚かさと、軍部の狂気に振り回されながらも、鐡造の国を思う情熱に泣けること数回。
政治に関わる軍人は、特に先の大戦の軍人は、もはや軍人の誇りなどなく、国を守るという本来の職務を放棄していると思わざるを得ない。
共産主義、資本主義、君主制など国の在り方はいろいろありますが、国家とはそもそも何か、ということを本を読みながら考えました。
後半。 -
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展開としてはご都合主義というか、
邪魔されて→何とかして→邪魔されての繰り返しでちょっとテンション下がった。
ホルムズ海峡への航海も、運任せで怖かった。それで困難くぐりぬけられたのは結果論で、根拠薄くないか?色々と…ともやることもあった。
でも結局、この本で国岡商店の人たちが貫く男気は、今の世の中になくて、それを持つ人がもっと増え、国や企業の上の方、一般人の中でも声を上げられるといいけど、そんなことはなくてどんどん苦しくなってるからこそ、眩しいほどに輝いていて胸が熱くなった。
この本で国岡商店の足を引っ張ろうとしていたような人たちとか、国岡商店にある倫理観や道徳のかけらもないような人たちで溢 -
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主人公であるアマガエルのソクラテスは、安息の地を求め仲間のアマガエルと一緒に旅をする中で、ナパージュというツチガエルの楽園に辿り着く。
そこでは、「三戒」と「謝りソング」の存在がナパージュを楽園たらしめている。
平和な日々が続く中、ある日南からウシガエルがナパージュに侵攻しているという噂が。
撃退するべきだという声も上がる一方で、「三戒」を守るべきだという声も上がり、ナパージュ内では真っ向から意見が対立し、やがて。。。
寓話的に綴られる本書は、読み進めるとすぐに日本を取り巻く国際情勢や安全保障のあり方を風刺的に描いた物語であることがわかります。
・ナパージュ(napaj→japan)