百田尚樹のレビュー一覧
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主観的に捉えた「日本の」歴史という書き方が日本国紀の面白さなのだと思った。本書でも述べられているように、歴史に客観は存在せず必ず誰かの主観が入るもの。だからこそ、いろんな人のいろんな視点で歴史を記述することが大切なのだ。
日本の歴史教科書が自虐史観を植え付けるものだとし、日本という国家を弱体化させる根本であるという意見は、弱者を助けることの大切さや戦争の愚かさなどを強く主張する人たちの反感をかっているように感じるが、
理想は大事だけれど、自分の安全があった初めて他者に優しくなれることを考えると、まずは自衛をすることの大切さも忘れてはいけないと思った。
その自衛の範囲が人それぞれ異なっていると -
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右翼的で偏った見方だという意見もある一方で、日本という国を大切にする気持ちを学べた。
個人的には天皇に対しても、日本という国に対しても愛着は全くない人間だったけれど、百田さんの本を読んで、日本に住む一人の日本人として、国を守る意識は大切だと思うようになった。
その日本という国は天皇の存在があるからこそ成り立っているという主張自体も納得させられるものだったし、確かに世界中見渡してもこれだけ古い歴史から一つの王朝で続いている国はないという事実もあることに気付かされた。
百田さんの指摘する「自虐史観」に自分は浸っていたのだと初めて自覚した一方で、国という枠組みに縛られない多様性や相対主義という考え -
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怒り
武田氏の強く明確な怒り。これを表現するために敢えて作られたキャラが高山なんだろうな。
この高山、コミック版では表情の変化に乏しいのもあり、共感性が欠如している人物かのような感じを受ける。 -
Posted by ブクログ
百田尚樹氏はよく叩かれるイメージを持っているが、彼の著書を読んでいると、よく勉強してよく工夫をしていると感じたり、共感をおぼえることが多いと感じたりする。故に彼の著作をほとんど拝読し、勉強させてもらっている。
一方、橋下徹氏については、『行列のできる法律相談所』以来、さまざまなメディアで語っている姿を見て、また府知事と市長を務められたことを知っていたので、彼の言葉にはなるほどと思うことが多かった。
この本を拝読後、橋下氏の言動を思い出すと、百田氏の語る通り、私のような無知な人間を煽っているかのように思えた。メディアに露出しているからと言って正しいのではなく、自ら勉強して正しさを判断しなければな -
Posted by ブクログ
ネタバレ橋下徹氏に限らず、有名人の実像とはこんなところなのかもしれない。
百田氏の筆も感情論を排して進む。橋下氏のTwitter発言やテレビ出演時の発言を丁寧に集め、「これの発言の流れはオカシイのでは」「ここは答えになっていない」など丁寧に丁寧に論証していく。
その中でちりばめられた、読者が感じることになる、橋下氏に対する違和感を最後の2章でくみ上げる。
橋下氏が精神的にかなり癖のある人物であること(第9章「元教諭の証言)、中国寄りの発言はハニートラップによるもの?(第10章「ある女性の告白」)の2章で推論が展開される。
百田氏も橋下氏が弁護士であり過去名誉棄損で損害賠償請求訴訟を何 -
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百田尚樹『地上最強の男』新潮文庫。
ボクシングのヘビー級チャンピオン26人の人生、その時代と社会を描いたスポーツノンフィクション。
ボクシングの始まりから、歴代のヘビー級チャンピオンの様々な生き様、闘い方や戦歴、エピソード、その時代の社会変化などが淡々とした調子で綴られる。
まるで教科書を読むかの如くで、読み物としては、手放しに面白いとは言えない。
ジョン・L・サリバン、ジョー・ルイス、ジャック・ジョンソン、ジャック・デンプシーなどは、名前だけは聞いたことのあるボクサーなのだが、ジョージ・フォアマン、モハメド・アリとなると微かながら試合を観た記憶がある。
格闘技とスポーツの違いは制約