百田尚樹のレビュー一覧
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失笑の連続だった。
うんざりするくらい理不尽で腹立たしくて、決して気持ちの良い読書とは言えない。
未開で不衛生だった朝鮮に、木を植え、開墾し、畜産を推奨し、産業革命を起こし、職業や学を与え、鉄道を敷き、悲惨な身分制度や不適切な文化をなくした。
日本のこうすれば良くなるよ!を押し付けている傲慢さと、自分の国として好き勝手に振る舞ったことはごめんなさいかもしれない。
でもそのおかげで受けた恩恵の方が遥かに上回るように思える。
ハングル語版もあるようだけど、証拠がないのに決めつけた史実を正しいこととして教え込まれた国民達には拒絶しかされないと思う。
せめてこの本にある内容を、日本人以外が書いて発 -
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頷けるつぶやきがたくさん。
自身も身内と似た様なことを話していたニュースがちらほらあったので、共感の嵐です。
関西人ならではの、突っ込まずにはいられないニュースが目に余ります。自分はSNSに書き込んだ経験はありませんが、知人と話す時えらそうに語り合いがちなので、悦に浸らないように気をつけたいところではあります。
「保護団体もそんなに過密が許せないと言うのならイワシの心配をする前に、まず泳ぐことはおろか身動きひとつできない、正真正銘「密」の中央線や東西線で通うサラリーマンを、毎日の殺人ラッシュから救い出すべきでしょう。」
「愛読書が個人情報に?」
「自身は安全な場所にいて「クマがかわいそう -
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「出光興産」の創業者をモデルにしたお話
終戦直後から始まり、上巻の後半では幼少期からの半生が物語に追いつくまでが描かれる
詳細な感想は下巻でまとめて
以下、公式のあらすじ
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「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。
「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。 -
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文字通り、ストレス溢れる現代社会において、頑張りすぎずに時には逃げることの必要性を説いた一冊。
正直内容としてはそこまで尖った内容というよりも、言葉選ばずに言うとありがちな内容です。
仕事や会社、SNSだったり自分の身を守るためには逃げなければいけない対象が身の回りに多い中、逃げる力がなければ心身が疲れてしまい、最悪逃げる選択肢すら考えられなくなるという警鐘を鳴らしています。
最終章まではそこまで目新しい内容はなかったのですが、最後に、人生の軸を設けて人生の判断基準を設けることの重要性の内容がが今の私の胸を打ったので、ギリギリ星4つとしました。
サラッと移動時間とかに読めるので、おすすめです。 -
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多重人格者との恋愛話
以下、公式のあらすじ
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いま目の前にいるのは、私が愛した“あなた”ですか?
かつて誰も経験したことのない、切なくミステリアスな恋愛の極致!!
世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと -
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結構好き、久しぶりに読む手が止まらなかった。とにかく読みやすいし長いのにあっという間だった。幼少期、特に小学生の男の子って残酷だよね。自分も言われた言葉に傷ついて泣いて帰った日があったから、余計に感情移入して辛かった。でも主人公がただの可哀想な子じゃなくて結構拗らせてるのも好きだし、いい感じに狂ってて行動が大胆で、読んでてドキドキした。整形の部分は勉強になる。数ミリのズレで人の自分の印象を変えられるの凄い、逆に考えたら私達が持つ人への印象はその数ミリ如きで決まるんだ。そう考えたら恐ろしいと同時にバカみたいに思えてくるな。お店構えてからの、復讐如きみたいなのを淡々とやっていく部分、スカッとするし
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Posted by ブクログ
ネタバレおすすめされたので!
勢いがすごい本だった バケモノ扱いされて、整形することにして、なりふり構わずお金稼いで、美しくなって180°見える世界がかわって ひとまず名医すぎて羨ましい あとは身長とスタイルいいのも羨ましい(そこ?)読み進めるにつれて、これどうやって終わるの…?と思いながら読んでましたが、こうやってね〜…最後の方に書いてたけど、醜いまま誰にも相手をされず工場で働き続けるより、初恋の人にまるで別人のような姿になったけど再会できて、こっちでよかった、て言えるのすごいわ 薄皮一枚、それがどれだけ世界を変えるかなんだよねえ これが出版されたときよりさらに美容整形は世の中に浸透していて、プチ整