百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
百田尚樹が作家デビューする前に書いていた自伝的小説らしい
4巻は実家に帰ってダラダラしつつ散財し、ビリーヤード場で知り合った女性と結婚して放送作家になるが、破局を迎えて再びダメ人間のような生活をしている中で、タイに夜のお仕事用の女性の人材斡旋のために行く
以下、公式の説明
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「人生は生きるに値するものだ」(本文より)
奇跡と感動の2400枚、堂々完結!
著者最初で最後の「自作小説のあとがき」も収録。
一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
北海道から大阪の実家に戻った又三は、ビリヤード場で -
Posted by ブクログ
ネタバレThe世間の縮図といった作品。
かなり読みやすい文体でスルスル一気読みしました。
読者としてなら三戒を絶対的に崇拝する者の異常性を理解でき、冷静に判断ができるものの、実際の世の中ではそうもいかないのが難しいところ。
きっと私は「カエルの楽園」だったナパージュに想いを馳せて異常性に気付きはするもののその土地を離れられないでしょう。
宗教や占い類のものは度が過ぎると毒だということがよく分かりました。若者が引っかかりやすいのもまた…都合よく捉えすぎることで自身を破滅へと導く。もっと視野を広く持たなくては自分もいつかドツボにはまるのでしょうか。
ヤバい宗教にハマっている人にこの本を読んでもらって感 -
Posted by ブクログ
失笑の連続だった。
うんざりするくらい理不尽で腹立たしくて、決して気持ちの良い読書とは言えない。
未開で不衛生だった朝鮮に、木を植え、開墾し、畜産を推奨し、産業革命を起こし、職業や学を与え、鉄道を敷き、悲惨な身分制度や不適切な文化をなくした。
日本のこうすれば良くなるよ!を押し付けている傲慢さと、自分の国として好き勝手に振る舞ったことはごめんなさいかもしれない。
でもそのおかげで受けた恩恵の方が遥かに上回るように思える。
ハングル語版もあるようだけど、証拠がないのに決めつけた史実を正しいこととして教え込まれた国民達には拒絶しかされないと思う。
せめてこの本にある内容を、日本人以外が書いて発 -
Posted by ブクログ
頷けるつぶやきがたくさん。
自身も身内と似た様なことを話していたニュースがちらほらあったので、共感の嵐です。
関西人ならではの、突っ込まずにはいられないニュースが目に余ります。自分はSNSに書き込んだ経験はありませんが、知人と話す時えらそうに語り合いがちなので、悦に浸らないように気をつけたいところではあります。
「保護団体もそんなに過密が許せないと言うのならイワシの心配をする前に、まず泳ぐことはおろか身動きひとつできない、正真正銘「密」の中央線や東西線で通うサラリーマンを、毎日の殺人ラッシュから救い出すべきでしょう。」
「愛読書が個人情報に?」
「自身は安全な場所にいて「クマがかわいそう -
Posted by ブクログ
「出光興産」の創業者をモデルにしたお話
終戦直後から始まり、上巻の後半では幼少期からの半生が物語に追いつくまでが描かれる
詳細な感想は下巻でまとめて
以下、公式のあらすじ
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「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。
「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。