百田尚樹のレビュー一覧

  • 海賊とよばれた男(上)

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    ホルムズ海峡閉鎖による、世界各国の原油、石油危機の今、日照丸事件を扱ったこの作品を手に取ってみた。事実を元にしたフィクションではあるが、敗戦後の日本の先人たちが如何に苦労をして戦後復興を成し遂げたか熱く紡がれている。石油と歴史の因果を感じながら読めました。

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    2026年04月03日
  • 偽善者たちへ(新潮新書)

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    「いつもの彼」です。
    このおっさんの本を読むとき必ず思うのは「極端だな」ですが、根本の考え方はすごく共感出来ます。
    隣国をディスり、野党をディスり、メディアをディスり、無知な国民をディスっています。
    何故そんなにもディスるのか。
    答えは明確です。
    著者は天皇を愛し、与党(自民党)を愛し、そして何より日本国を心底愛しているのです。
    それ故に日本に住む我々日本人に「喝」を入れずにはいられないのです。
    自分は右でも左でもありませんが、日本という国が好きですし、子供が3人いますが、彼らが大人になったときために、より良い日本であって欲しいと切に願っています。
    海外生活が長かったということもあり、外側から日本を見た際に、これほど素晴らしい国は他にないと思ったのを覚えています。
    そんな美しい日本を大切にしたいという気持ちが「極端に」伝わってくる一冊です。

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    2026年03月30日
  • 影法師

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    前半は、あまり盛り上がりがない感じだった。
    江戸時代の言葉遣いに馴染みなく、すっと入ってこない感じだったが、物語が後半に行くにつれて、面白くなった。
    緊迫する斬り合いのシーンとか、彦四郎の真実が分かっていくところが非常に面白く感じた

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    2026年03月24日
  • 日本保守党 日本を豊かに、強く。

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    私の感想として。

    冒頭で百田尚樹は、現在の国会には歴史を深く理解している人物がいないのではないかと問題提起する。日本を良くしたいという言葉は繰り返される一方で、この三十年、日本は長い停滞から完全に抜け出せずにいる。その現実を前に、「何が誤っていたのか」「どうすればこの国の未来を照らすことができるのか」という問いが、本書全体を貫いているように感じられた。

    本書の特徴は、単なる政策論にとどまらず、日本という国の成り立ちと精神性にまで踏み込んでいる点にある。百田氏が歴史上の人物や先人たちを語る場面には、不思議と読者自身の誇りを喚起する力がある。日本人は古来より、精神的価値や共同体意識を重んじ、先人の叡智を受け継ぎながら、皇室という存在を守り続けてきた。その積み重ねこそが、日本という国の輪郭を形作ってきたのだという認識が、随所に示されている。

    とりわけ印象的なのは、「愛国」という言葉の捉え直しである。百田氏によれば、この語は千年以上の歴史を持ち、本来は自国の歴史や文化を尊び、大切に思う自然な感情を指すものだという。現代においてはしばしば誤解や先入観を伴って語られるこの言葉が、本書ではより根源的な意味に立ち返って提示されている点は示唆的であった。

    また、現在の日本が直面している現実にも言及される。対外的には依然として豊かな国に見える一方で、実質GDPの伸びは鈍く、食料や資源の多くを海外に依存している構造的な課題を抱えている。かつての日本は幾多の災害や困難を乗り越え、そのたびに復興を遂げてきたが、現代においてはそうした国民的な結束や当事者意識が希薄になっているのではないか、という問題意識が提示されているように思われる。

    そして個人的に強く心を打たれたのは、百田氏自身の在り方である。本書の執筆以前、氏は癌の告知を受けていたという。七十歳を目前にしたその現実は、決して軽いものではない。それにもかかわらず筆を執り続けた背景には、単なる責任感では言い尽くせない、内側から突き上げるような衝動があったのではないか。

    その姿は、吉田松陰の辞世の句「かくすれば かくなるものと しりながら やむにやまれぬ 大和魂」
    を想起させる。結果を理解しながらも、それでもなお行動せずにはいられない。その切実さが、百田氏の言葉に独特の重みを与えているように感じられた。

    最終的に本書が読者へ突きつけるのは、極めて単純でありながら重い問いである。すなわち、この国の未来を形作るのは誰なのか、という問いだ。政治家を選ぶのは国民であり、その選択が国家の方向を決定づける。だからこそ私たちは、メディアや一時的な空気に流されるのではなく、自らの意思と責任において政治と向き合わなければならない。

    本書は、単なる政治的主張の書ではない。
    それは、日本という国をどのように捉え、これからをどう生きるのかを、静かに、しかし確かに問いかけてくる一冊である。

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    2026年03月16日
  • モンスター

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    読みやすく、1日で読み終わった。
    美しさとは、愛されるとは、を考えさせられた。

    いろいろ語っても、所詮、この世はルッキズムが幅をきかせているのは事実。若くても、年をとっても、美醜はその人の人生に光も影もおとす。

    英介は、和子のことを好きでも嫌いでもなかった。あれほど醜かった和子でも。それだけで良かったのになぁ、と思った。

    元の顔が醜いからモンスターなのではなく、美しさを求めるあまりモンスターになっていった女性の悲しい物語でした。

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    2026年03月13日
  • プリズム

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    多重人格という現象そのものは知っていたが、こうしてストーリーとして理解を深めるとすごく不思議な感じがした。特にエピローグでの広志は卓也のようで卓也でない、けれど卓也の記憶もある。聡子にとっては、どのような感情の整理をすればいいのか分からないだろうが、広志の告白に対しての答えがどのようなものか想像が膨らみます。

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    2026年03月09日
  • モンスター

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    自分がすごく容姿に恵まれてるとは思わないけど、容姿で悩まされることがほとんどなかったことは、恵まれていて当たり前のものではないのかなと感じた。

    最後、和子は幸せだったのか。

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    2026年03月07日
  • モンスター

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    主人公がどこまでも可哀想だった。

    容姿で分かりやすく得したり損したりする世の中なので、整形して綺麗になるのはいいことだと思う。

    だけど、同時に容姿は外側でしかないので、内面までは愛されないことを忘れてはいけないと改めて感じた。

    主人公が試すような行動ばかりした男性は冷たく、シェフや水商売のオーナーのように人間として向き合ってきた男性は優しい。

    この作品は美容外科の先生が言った「美しさで買える幸せは所詮限られたものだ」という言葉に尽きると思う。

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    2026年02月26日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    今となっては懐かしい、コロナ禍の日本の話です。

    「ナパージュという国はな
    動くのが遅くて、止まるのも遅いんだ」

    まさにナパージュ=日本。
    政治とメディアについて考えさせられる本です。この国がウシガエルに頼らず負けない生き方をしていけますように。

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    2026年02月25日
  • 幸福な生活

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    19の読み切り集。全ての話に最後の1行のオチがあり、「えっ?そういうこと?」「うわぁ、そういうことか!」となる面白さがあった。
    長い本を読むのが苦手な人や、寝る前に短い話を読み切りたい人におすすめ。
    ありそうでなさそう、いや、でも、あるかも?
    と思うような話がたくさん詰まった作品だった。

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    2026年02月21日
  • [新版]日本国紀<上>

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    日本保守党の旗手らしい建て付け。守備一貫して男系天皇の世界に類を見ない継続性を讃えている。万世一系の天皇の継続性の真実性を証明するのは、神話並みに困難だとは思うが。昔から日本史が好きだが古代から開国までが上巻、以降が下巻という構成は興味深い。下巻が楽しみ。

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    2026年02月16日
  • 影法師

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    身分の差がある家の二人子供の辿った運命。
    「刎頚の友」の契りを交わした二人は同じように学問の成績は抜群で、剣の腕も揃って御前試合に出るほどに優れている。

    だが家柄といえば、下士の勘一と、中士の彦四郎。
    家を継げず養子に出ることしか道の無い次男の彦四郎と、下士で貧しくはあるが長男の勘一、という生まれの違いが、二人の運命を大きく分ける。

    勘一は藩主に認められ、ついに国家老になった。
    いっぽう彦四郎は、出奔して、晩年に帰国し不遇のうちに死んだ。

    勘一は二十年あまりの江戸詰めを終え帰国したが、彦四郎の死を知らなかった。
    そして、刺客に襲われ、一命を助けられ、それをきっかけにして彦四郎の過去が次第に現れる。

    彼は如何に生きて死んだか。
    「刎頚の誓い」はどうなったのか。

    わずかな運命のずれ、時間のずれが大きく生き方を変えていた。
    しかしそれだけだったのか。

    生き残った片割れの、友を失った悲憤と、恵まれなかった友の生涯を思いやりながらの爽やかな幕切れが、痛々しくも悲しい。

    気負いの無い読みやすさで一気に読み切ることができた。

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    2026年02月12日
  • モンスター

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    なんて哀しい話。。。世の中、顔じゃないって言うけどそんなことはないよな。。容姿次第で人生は大きく変わる。ルッキズムという言葉が広がると同時に顔重視な風潮が、なんなら強まってる気がする

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    2026年02月11日
  • モンスター

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    百田尚樹、初めて読んでみたけど読みやすくてサクサク読めた。一つの目標を定めてそこに向かう女というのは強いんだなぁと思った

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    2026年02月06日
  • 禁断の中国史

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    日中関係が悪化している昨今、中国の知識を色々な意味で深めたいと思い、勇気を出して…?この本を手に取りました。
    恐ろしい。とにかく恐ろしい。
    予想通り…?百田氏がディスりまくっているのですが、恐ろしい内容を関西弁で面白おかしく笑える口調で伝えてくれているので、震えながらさくさく読み進めることができました。
    今までもこれからも分かり合えない理由がよく分かりました。とても勉強になりました。

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    2026年02月05日
  • モンスター

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    今でもフレーズを思い出せるくらい印象的な作品。
    当時中学生だった自分にとってはかなり衝撃的な内容だった

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    2026年02月04日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    人生の成功者は時間を征服したもの。時間の征服者とは何かそれは充実した時を得たもの。
    楽しい時間が人生の時間。
    達成感は過去の記憶も塗り替える。
    才能とは同じことを他人よりも短い時間でやれる能力。
    天才は多作する。
    人類の大きな敵は時間と重力。
    使わないお金は石と同じ。
    言葉と文字の発明により、知識の伝達と保存に成功し、時間の壁を打ち破った。
    時間の無駄遣いは止める。時間は何物にも代え難いもの。
    有限の時間を自ら捨てない。
    成功を望むなら、今やるべきことを今やる。

    今何の時間なのかを意識する。
    著者は50歳手前で時間について意識が改まったような記載があり、同意。
    知識は伝承できるが、意識は伝承できない。そのことで過ち(戦争など)を繰り返すのだろう。

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    2026年02月01日
  • 今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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    謝ると言いながらも、韓国を滅茶苦茶にディスっています。
    誇張した表現はあると思いますが、これが史実だとしたら、韓国政府の日本への態度や行動も理解できます。
    きっと韓国は色々と「バレたくない」のでしょう。
    著者の偏った日本愛と外国嫌い(特に韓国、中国)は行き過ぎだと感じることもありますが、個人的にはこのハゲたおっさんの思考は好きなので、これからも片目を閉じながらも読み続けると思います。

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    2026年01月31日
  • 海賊とよばれた男(上)

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    商売と言えば、利益を第一に追求するものであるが、主人公はそうでなく、消費者、ひいては国の為に商売を行っている。
    こんな人物が本当にいたなんて…。

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    2026年01月30日
  • 禁断の中国史

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    最近は動画などでも題材にされている謂れなど、実際に文章で読んでもかなりグロかったです。著者の方もかなり注意してくれていますが食事前は一旦読むの中断しちゃいました。むかしの話も多いので、どこまで真実なのかは自身でも考えながら受け止めたいです。

    日本は世界の国々と比べると争いの少ない国と自覚していましたが、大陸に生きる中国の人たちとは全く違う文化だということを改めて感じました。やっぱり過酷な歴史歩んでます。

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    2026年01月28日