百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いつもの彼」です。
このおっさんの本を読むとき必ず思うのは「極端だな」ですが、根本の考え方はすごく共感出来ます。
隣国をディスり、野党をディスり、メディアをディスり、無知な国民をディスっています。
何故そんなにもディスるのか。
答えは明確です。
著者は天皇を愛し、与党(自民党)を愛し、そして何より日本国を心底愛しているのです。
それ故に日本に住む我々日本人に「喝」を入れずにはいられないのです。
自分は右でも左でもありませんが、日本という国が好きですし、子供が3人いますが、彼らが大人になったときために、より良い日本であって欲しいと切に願っています。
海外生活が長かったということもあり、外側から日本を見た際に、これほど素晴らしい国は他にないと思ったのを覚えています。
そんな美しい日本を大切にしたいという気持ちが「極端に」伝わってくる一冊です。 -
Posted by ブクログ
私の感想として。
冒頭で百田尚樹は、現在の国会には歴史を深く理解している人物がいないのではないかと問題提起する。日本を良くしたいという言葉は繰り返される一方で、この三十年、日本は長い停滞から完全に抜け出せずにいる。その現実を前に、「何が誤っていたのか」「どうすればこの国の未来を照らすことができるのか」という問いが、本書全体を貫いているように感じられた。
本書の特徴は、単なる政策論にとどまらず、日本という国の成り立ちと精神性にまで踏み込んでいる点にある。百田氏が歴史上の人物や先人たちを語る場面には、不思議と読者自身の誇りを喚起する力がある。日本人は古来より、精神的価値や共同体意識を重んじ、先人の叡智を受け継ぎながら、皇室という存在を守り続けてきた。その積み重ねこそが、日本という国の輪郭を形作ってきたのだという認識が、随所に示されている。
とりわけ印象的なのは、「愛国」という言葉の捉え直しである。百田氏によれば、この語は千年以上の歴史を持ち、本来は自国の歴史や文化を尊び、大切に思う自然な感情を指すものだという。現代においてはしばしば誤解や先入観を伴って語られるこの言葉が、本書ではより根源的な意味に立ち返って提示されている点は示唆的であった。
また、現在の日本が直面している現実にも言及される。対外的には依然として豊かな国に見える一方で、実質GDPの伸びは鈍く、食料や資源の多くを海外に依存している構造的な課題を抱えている。かつての日本は幾多の災害や困難を乗り越え、そのたびに復興を遂げてきたが、現代においてはそうした国民的な結束や当事者意識が希薄になっているのではないか、という問題意識が提示されているように思われる。
そして個人的に強く心を打たれたのは、百田氏自身の在り方である。本書の執筆以前、氏は癌の告知を受けていたという。七十歳を目前にしたその現実は、決して軽いものではない。それにもかかわらず筆を執り続けた背景には、単なる責任感では言い尽くせない、内側から突き上げるような衝動があったのではないか。
その姿は、吉田松陰の辞世の句「かくすれば かくなるものと しりながら やむにやまれぬ 大和魂」
を想起させる。結果を理解しながらも、それでもなお行動せずにはいられない。その切実さが、百田氏の言葉に独特の重みを与えているように感じられた。
最終的に本書が読者へ突きつけるのは、極めて単純でありながら重い問いである。すなわち、この国の未来を形作るのは誰なのか、という問いだ。政治家を選ぶのは国民であり、その選択が国家の方向を決定づける。だからこそ私たちは、メディアや一時的な空気に流されるのではなく、自らの意思と責任において政治と向き合わなければならない。
本書は、単なる政治的主張の書ではない。
それは、日本という国をどのように捉え、これからをどう生きるのかを、静かに、しかし確かに問いかけてくる一冊である。 -
Posted by ブクログ
身分の差がある家の二人子供の辿った運命。
「刎頚の友」の契りを交わした二人は同じように学問の成績は抜群で、剣の腕も揃って御前試合に出るほどに優れている。
だが家柄といえば、下士の勘一と、中士の彦四郎。
家を継げず養子に出ることしか道の無い次男の彦四郎と、下士で貧しくはあるが長男の勘一、という生まれの違いが、二人の運命を大きく分ける。
勘一は藩主に認められ、ついに国家老になった。
いっぽう彦四郎は、出奔して、晩年に帰国し不遇のうちに死んだ。
勘一は二十年あまりの江戸詰めを終え帰国したが、彦四郎の死を知らなかった。
そして、刺客に襲われ、一命を助けられ、それをきっかけにして彦四郎の過去が次第に現れる。
彼は如何に生きて死んだか。
「刎頚の誓い」はどうなったのか。
わずかな運命のずれ、時間のずれが大きく生き方を変えていた。
しかしそれだけだったのか。
生き残った片割れの、友を失った悲憤と、恵まれなかった友の生涯を思いやりながらの爽やかな幕切れが、痛々しくも悲しい。
気負いの無い読みやすさで一気に読み切ることができた。 -
Posted by ブクログ
人生の成功者は時間を征服したもの。時間の征服者とは何かそれは充実した時を得たもの。
楽しい時間が人生の時間。
達成感は過去の記憶も塗り替える。
才能とは同じことを他人よりも短い時間でやれる能力。
天才は多作する。
人類の大きな敵は時間と重力。
使わないお金は石と同じ。
言葉と文字の発明により、知識の伝達と保存に成功し、時間の壁を打ち破った。
時間の無駄遣いは止める。時間は何物にも代え難いもの。
有限の時間を自ら捨てない。
成功を望むなら、今やるべきことを今やる。
今何の時間なのかを意識する。
著者は50歳手前で時間について意識が改まったような記載があり、同意。
知識は伝承できるが、意識は伝承できない。そのことで過ち(戦争など)を繰り返すのだろう。