百田尚樹のレビュー一覧

  • 海賊とよばれた男(上)

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    第10回本屋大賞受賞ということで読んでみた
    嫌いじゃない、面白い
    いつも行ってるガソリンスタンドは出光だけど、こんな成り立ちだったんだね
    戦後の混乱期もそうだけど自分の知らない歴史を知るのは楽しい
    堺屋太一の解説も良かった(この組合せよ)
    現代史を題材にした小説だけあってフィクションも多分にあるだろうけど山崎豊子みたいに酷いものとは違う印象
    しかしあれだ、推進力を得るためには物事を単純化する必要があるんかね
    その裏では細かいあれこれが打ち捨てられてそうな気がするけど、それが昭和なのかな
    いやそれが百田か

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    2025年02月18日
  • 今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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    失笑の連続だった。
    うんざりするくらい理不尽で腹立たしくて、決して気持ちの良い読書とは言えない。

    未開で不衛生だった朝鮮に、木を植え、開墾し、畜産を推奨し、産業革命を起こし、職業や学を与え、鉄道を敷き、悲惨な身分制度や不適切な文化をなくした。
    日本のこうすれば良くなるよ!を押し付けている傲慢さと、自分の国として好き勝手に振る舞ったことはごめんなさいかもしれない。
    でもそのおかげで受けた恩恵の方が遥かに上回るように思える。

    ハングル語版もあるようだけど、証拠がないのに決めつけた史実を正しいこととして教え込まれた国民達には拒絶しかされないと思う。
    せめてこの本にある内容を、日本人以外が書いて発

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    2025年02月18日
  • 幸福な生活

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    実家の本棚にあった本。
    百田尚樹さんの本は、中学生の時に読んだ永遠の0以来。

    短編集なので、とても読みやすかった。
    ページをぺらっとめくったらオチが出てくるのも面白い。

    ちょっと下ネタ多すぎて笑っちゃったけど笑
    小学生とか読んでたらどうすんだーい。

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    2025年02月17日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    なんと、少し前に読んでいた作品の主人公、高橋是清が出てきた。大蔵大臣。総理大臣になったの?
    イランが、親日国と呼ばれているのは、海賊と石油の取引をしたからかな?
    出光佐三、出光興産をモデルにしているのね。
    また、時間を置いて読みたい作品。面白い!

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    2025年02月15日
  • 狂った世界(新潮新書)

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    頷けるつぶやきがたくさん。
    自身も身内と似た様なことを話していたニュースがちらほらあったので、共感の嵐です。
    関西人ならではの、突っ込まずにはいられないニュースが目に余ります。自分はSNSに書き込んだ経験はありませんが、知人と話す時えらそうに語り合いがちなので、悦に浸らないように気をつけたいところではあります。

    「保護団体もそんなに過密が許せないと言うのならイワシの心配をする前に、まず泳ぐことはおろか身動きひとつできない、正真正銘「密」の中央線や東西線で通うサラリーマンを、毎日の殺人ラッシュから救い出すべきでしょう。」

    「愛読書が個人情報に?」

    「自身は安全な場所にいて「クマがかわいそう

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    2025年02月15日
  • 海賊とよばれた男(上)

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    「出光興産」の創業者をモデルにしたお話

    終戦直後から始まり、上巻の後半では幼少期からの半生が物語に追いつくまでが描かれる

    詳細な感想は下巻でまとめて

    以下、公式のあらすじ
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    「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。

    「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。

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    2025年02月13日
  • 海賊とよばれた男(上)

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    こんな真っ直ぐな人がいたものかと感心。

    まだ日本では、その重要性が認識されていなかった石油で商売をするべく、鐡造が奮闘する。

    小細工無し、真っ直ぐで人格者の鐡造、その彼の元に集まった優秀な店員達が苦難を乗り越えて会社を大きくしていく。しかし、戦争によって大きく狂わされていく。

    どの本みても、第二次大戦時の日本ってのは愚かだね。

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    2025年02月08日
  • 幸福な生活

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    ー衝撃のラスト1行。あなたはページを開く勇気がありますか。ー
    各章のラスト1行が必ずページをめくった後に来る面白い構成。ラスト1〜2ページは、急激に物語が動き出し、ラスト1行でしっかり落ちる。そのラスト1行も、全くの突拍子もない出来事かと思いきや、平和に思えた前半部分に少しだけヒントが隠れてる。少しの違和感が最後に繋がる感覚は、さすがと思わざるを得なかった。
    少々、女性に対する描写が「???」と思う部分が無くもないが、それ以上にしっかりした起承転結に楽しませてもらいました。

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    2025年02月08日
  • 風の中のマリア

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    マリアはオオスズメバチのワーカー(働きバチ)。ハチの擬人化物語、、、みなしごハッチみたいだが、内容は生物学あるいは昆虫学と言えるほど、ハチの生態に詳しい。一方で、自分達の遺伝子を残すために年老いた女王バチを殺すワーカー、優れた戦士マリアの最後、物語としても感動的である。百田さん凄いな。

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    2025年02月05日
  • 大常識(新潮新書)

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    ニュースとか見ててモヤモヤする所をこうやってズバッと言ってくれる人が今後いつまでいてくれるんだろうか。
    キチンと物事の真髄まで分かって判断するのはかなり努力が必要だけど、そうでないと。
    匿名で簡単に自分だけの正義を振りかざす人たちに惑わされないようにしたいと、これを読んで強く思った。

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    2025年01月26日
  • プリズム

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    解離性同一性障害の主人公との恋愛模様。外見ではなく重要なのは中身だとモンスターを読んでからよむとより感じる

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    2025年01月26日
  • 幸福な生活

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    この人の本を読むのは初めてで、モタモタしているうちに右翼系政治家の人だーってイメージになってた。恐るべし。
    まぁ本人の政治的主張はさておき、ショートは苦手な方ではあるけど、これはけっこう良い方ではないか。面倒くさい説教臭さがないのも良いというか、勝手な妄想ではショートがニヤッとさせる小粋なネタって感じだけど、こちらはド直球というかけっこうひどい仕打ちが多いのも個人的には好きよ。ちょっとくらいはええ話もあるかと思ったけどね、そんな甘えは許さん、って感じも好感度アップ。やっぱ男はそうでなくちゃね。

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    2025年01月25日
  • 逃げる力

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    文字通り、ストレス溢れる現代社会において、頑張りすぎずに時には逃げることの必要性を説いた一冊。
    正直内容としてはそこまで尖った内容というよりも、言葉選ばずに言うとありがちな内容です。
    仕事や会社、SNSだったり自分の身を守るためには逃げなければいけない対象が身の回りに多い中、逃げる力がなければ心身が疲れてしまい、最悪逃げる選択肢すら考えられなくなるという警鐘を鳴らしています。
    最終章まではそこまで目新しい内容はなかったのですが、最後に、人生の軸を設けて人生の判断基準を設けることの重要性の内容がが今の私の胸を打ったので、ギリギリ星4つとしました。
    サラッと移動時間とかに読めるので、おすすめです。

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    2025年01月21日
  • 狂った世界(新潮新書)

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    スッカとしました。
    いろいろな考え方があるかもしれませんが、鵜呑みにするのではなく、歪みや本質を見抜く力も必要だと思いました。

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    2025年01月19日
  • 狂った世界(新潮新書)

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    難しいことは考えずにサラッと読める本。しかし、締めの「わたしは少し長生きしすぎたのかもしれません。」からは著者のやるせない想いがずしりと伝わってきました。

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    2025年01月19日
  • 鋼のメンタル(新潮新書)

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    ネタバレ

    はじめは人の悪口を言えなど怒られている感じがして、読むのに少し抵抗があった。しかし、文章を読むと芯が通っていて読後、強くなれたような気がする。ただ、本書にもある通り1日では生まれ変われないので行動したい。

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    2025年01月17日
  • プリズム

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    多重人格者との恋愛話

    以下、公式のあらすじ
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    いま目の前にいるのは、私が愛した“あなた”ですか?
    かつて誰も経験したことのない、切なくミステリアスな恋愛の極致!!

    世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと

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    2025年01月17日
  • 幸福な生活

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    短編どんでん返し集。

    短編で読みやすく、隙間時間でも読める。
    それでいて最後の1行で気持ちよく。

    個人的に好きなエピソードは「夜の訪問者」「再会」「雪女」「ビデオレター」ですかね。
    どれも「えっ」って終わる終わり方なのですが、これらは特に印象的です。

    どんでん返しはいいねー。

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    2025年01月15日
  • モンスター

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    結構好き、久しぶりに読む手が止まらなかった。とにかく読みやすいし長いのにあっという間だった。幼少期、特に小学生の男の子って残酷だよね。自分も言われた言葉に傷ついて泣いて帰った日があったから、余計に感情移入して辛かった。でも主人公がただの可哀想な子じゃなくて結構拗らせてるのも好きだし、いい感じに狂ってて行動が大胆で、読んでてドキドキした。整形の部分は勉強になる。数ミリのズレで人の自分の印象を変えられるの凄い、逆に考えたら私達が持つ人への印象はその数ミリ如きで決まるんだ。そう考えたら恐ろしいと同時にバカみたいに思えてくるな。お店構えてからの、復讐如きみたいなのを淡々とやっていく部分、スカッとするし

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    2025年01月14日
  • モンスター

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    ネタバレ

    おすすめされたので!
    勢いがすごい本だった バケモノ扱いされて、整形することにして、なりふり構わずお金稼いで、美しくなって180°見える世界がかわって ひとまず名医すぎて羨ましい あとは身長とスタイルいいのも羨ましい(そこ?)読み進めるにつれて、これどうやって終わるの…?と思いながら読んでましたが、こうやってね〜…最後の方に書いてたけど、醜いまま誰にも相手をされず工場で働き続けるより、初恋の人にまるで別人のような姿になったけど再会できて、こっちでよかった、て言えるのすごいわ 薄皮一枚、それがどれだけ世界を変えるかなんだよねえ これが出版されたときよりさらに美容整形は世の中に浸透していて、プチ整

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    2025年01月13日