百田尚樹のレビュー一覧

  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    若い人ほど肝に銘じてほしい
     著者は、TwitterやYouTubeでの、その関西人特有の(?)揶揄を含めた政治的発言が気に入らないのだが、これは感心した。
     金ではなく、人生における時間があらゆる物事の基本になってゐるといふ説は明快で、説得された。身につまされる。また、共産主義についても、画期的な発見だが、運営する人間が完璧な人間でなければ無理だと正論を書いてゐて、単なる右翼ではないんだなと思った。
     しかし細かいところには、まやかしもある。たとへば第5章に、精神的なエネルギーをそそいだ創作物は、エネルギー保存の法則に則らないとある。だが、精神的なエネルギーは物理エネルギーではないから、こん

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    2023年04月28日
  • 雑談力 相手の心をつかみ、楽しませるネタと技術

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    へー、となる蘊蓄が面白かった。
    「雑談力」というタイトルだけど、テクニック的なことよりも(もちろんテクニックの話もるんだけど)、雑談のさんこうに、みたいな蘊蓄。

    テクニックのひとつとして出てきた、
    自慢話→ストーリー仕立てにしろ
    失敗話→おもしろい話として
    大阪の感性な気がする。

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    2023年04月27日
  • [新版]日本国紀<下>

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    Audible で聴了。左傾化した歴史や教科書が溢れる中、保守から見た視点は貴重。大変勉強になった。特に戦後、GHQが行ったWGIP(war guilty information program) やそれを受け継いだ、朝日新聞の捏造報道は、多くの国民がもっと知るべき。しかし、安倍元総理首相が行った桜を見る会を擁護するなど身贔屓の点(著者は招待された)は気になった。また、日本の底力は危機に応じて現れる、日本人庶民の優秀さや精神的な部分にあるという記述も見られ、HSの観点からみると至高神の存在を信じていない八百万の神(妖怪?)的な視点から見ているのかも知れないと感じた。総じて、純粋な日本を愛国する

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    2023年04月25日
  • 禁断の中国史

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    色々な史実、文献等、エビデンスに基づき記載されているので、ある程度信頼出来る情報。でも結構残忍な内容であったり、歴史小説家が避けてきた部分も赤裸々に記載されており、しんどく感じる方も多いかと。色々多面的に評価したり、過去は知識としてはしっかり知る必要あるので、客観的に読んでもらえたらなあ、、と思います。

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    2023年04月21日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    私たちは、金より地位、名誉より、「時間」が大切である事を分かりやすく語ってくれる一冊である。私は、セッカチだからよくわかる。是非、人糞製造機て終わらせないためにも一読を。

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    2023年04月06日
  • 禁断の中国史

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    中国人の歴史上の残虐的で気分が悪くなる話がたくさん出て来ました。人口が多い国なのでそのような事例の絶対数も多いとは思いますが、少なくとも日本人と比べるとそういう気質の人間が多いような気がします。

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    2023年03月20日
  • 禁断の中国史

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    若いときワイルドスワンを読んだので薄々わかっていたけれど、こんな風に力業でまとめてくれると改めて震撼とさせられる。よくぞこれだけまとめてくれたものです。以前てんそくに興味があって2、3冊読んだことがあるので今回認識を新たにした。確かワイルドスワンの著者の祖母がてんそくをしていたのだったなぁ。それと韓国のドラマ、特に時代劇で拷問や処刑シーンがやたらに残酷でいつも目を背けていたのだが中国の文化風習をまるごと取り入れた民族であるという説明で納得。

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    2023年03月19日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    前作に引き続きとても良い作品です。
    この中で言えば、ツーステップが嫌いだ。
    顔も嫌い。
    現在2023年3月。
    マスクの着用も無くなり、中国からの観光客も来れるようになる。
    円安ということもあり、日本中の至る所に海外からの観光客だらけ。
    コロナ禍で倒産した企業は数知れず。
    海外でも大型バンクの倒産もある。
    これから百田尚樹さんのバッドエンドに繋がらないことを心から願う。
    もう一度言うが、ツーステップが嫌いだ。

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    2023年03月18日
  • 人間の業(新潮新書)

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    変わらず時事ネタに百田尚樹節が面白さを増幅させてくれる。思わず笑ってしまったり、考えさせられる内容で飽きずに読めるから良い。もっとこの系統の本を出して欲しい。

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    2023年03月05日
  • 夢を売る男

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    ネタバレ

    敏腕編集者である主人公が働く出版社で、本を作りたいと頼みに来る客に対して、言葉巧みに言いくるめたり、嘘をついたりして騙してボロ儲けする物語だった。
    客の性格を話し方や原稿で判断し、それにあったセリフ(マニュアル)で騙しているのに驚いた。
    また、売れる本の条件、制作された本がどのようにして本屋に並ぶのか、印税のしくみなどについて知ることができた。
    実際に、そのような詐欺をしている出版社があるのかなと本気で思った。

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    2023年03月02日
  • [新版]日本国紀<下>

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    下巻は著者の思いと感情が表に出ているため、一歩引いて読んだ方が良いだろう。一方で、マスメディアや学者の言論に誤りや偏り、嘘があったことも気づかせてくれる。

    終盤は強烈な朝日新聞批判になっているが、これもまた一興。

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    2023年02月24日
  • [新版]日本国紀<上>

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    シンプルに読み物として面白い。

    江戸時代に多くのスペースが割かれ、また幕末だけで1つの章として独立させているところから、著者が江戸時代を非常に重視していることが伺える。

    著者の推測や主観がかなり入っているが、研究書ではないためこれはこれで良いだろうし、参考文献の多さからも決して思い付きで書いているわけではない。

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    2023年02月21日
  • 今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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    ネタバレ

    最近、韓国との日韓関係改善についてのニュースが多く報道されている事もあり、読みました。
    これまでの日韓併合の背景、韓国という国の歴史の浅さ、自分達で何かをやってきたのでは無く、強国へ擦り寄り支配される事で繋いできた国であるという歴史背景。儒教文化のための恨み意識など、嫌味たっぷりに百田節炸裂の一冊でした。

    〜ここからネタバレ〜
    日韓併合も中国の前国家であった清の属国であったが支配がきつく日本に併合を求めたのが始まりであり、大東亜共栄(全部のアジアが良くなるように!)という思想のもと日本が一緒にがんばろーねとインフラ整備や教育をしてあげたのが、日韓併合だった事。
    徴用工問題や慰安婦問題に関して

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    2023年02月21日
  • 大放言(新潮新書)

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    著者の作品はどれも魅力があり好きなんだけど、テレビでの発言やマスコミで取り上げられる印象とのギャップに、少しだけど本を手にするのを躊躇した時期があったけど、やっぱり面白い!全てが許容できるわけではないけど、どれも筋が通っていて痛快だ。「この人、叩かれることのストレスよりも、言いたいことを黙ったままにしておくストレスの方が大きいから」という奥様の言葉は最高。

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    2023年02月05日
  • 戦争と平和(新潮新書)

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    憲法9条、護憲派、改憲派についてわかりやすく書かれている。また日本のメディアの事など、小ネタも盛り込まれていて良い本だった。戦争のことをここまでわかりやすく書いた本は無いのでないか。

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    2023年02月04日
  • 戦争と平和(新潮新書)

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    目新しい事が書かれている訳ではなかったけど、とてもわかり易く書かれているので、いろんな方に読んでもらいたいなと思います。 日本人の中にも、いろんな考え方をする人がいるのは当たり前だし、それが健全な事だと思うけど、日本人なのに反日思想を持っている人が少なからずいる事が、本当に理解できない。

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    2023年02月01日
  • 橋下徹の研究

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    橋本徹と作者の仲が良かった頃の話から論争になってしまった話。橋本さんはテレビの頃から他の弁護士の逆張りをして、論争をしていたなぁと感じた。自分の都合が悪くなると、視点を変えてしまい答えを濁すのはTV時代から変わっていないのだなと思いました。

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    2023年01月29日
  • 「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史

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    主観的に捉えた「日本の」歴史という書き方が日本国紀の面白さなのだと思った。本書でも述べられているように、歴史に客観は存在せず必ず誰かの主観が入るもの。だからこそ、いろんな人のいろんな視点で歴史を記述することが大切なのだ。

    日本の歴史教科書が自虐史観を植え付けるものだとし、日本という国家を弱体化させる根本であるという意見は、弱者を助けることの大切さや戦争の愚かさなどを強く主張する人たちの反感をかっているように感じるが、
    理想は大事だけれど、自分の安全があった初めて他者に優しくなれることを考えると、まずは自衛をすることの大切さも忘れてはいけないと思った。
    その自衛の範囲が人それぞれ異なっていると

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    2023年01月18日
  • 「日本国紀」の天皇論

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    右翼的で偏った見方だという意見もある一方で、日本という国を大切にする気持ちを学べた。
    個人的には天皇に対しても、日本という国に対しても愛着は全くない人間だったけれど、百田さんの本を読んで、日本に住む一人の日本人として、国を守る意識は大切だと思うようになった。
    その日本という国は天皇の存在があるからこそ成り立っているという主張自体も納得させられるものだったし、確かに世界中見渡してもこれだけ古い歴史から一つの王朝で続いている国はないという事実もあることに気付かされた。

    百田さんの指摘する「自虐史観」に自分は浸っていたのだと初めて自覚した一方で、国という枠組みに縛られない多様性や相対主義という考え

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    2023年01月18日
  • 橋下徹の研究

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    ロシアによるウクライナ侵攻についての、橋下氏の発言の意図や、真の狙いを探る。
    果たして、主張の裏には何が潜んでいたのか…

    日本のインフラを揺るがす…
    かも知れない、上海電力の闇。

    巷の「橋下待望論」に“待った!”をかけられるか。

    私も感じていた、ある時期を境に、自説を変えて行った氏。

    一体、氏に何があったのやら。
    アレかな?
    これかな?

    今は、只、私の清き一票を返して欲しい。

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    2023年01月14日