【感想・ネタバレ】バカの国(新潮新書)のレビュー

あらすじ

バカが溢れている。何でもいちゃもんをつけて炎上させるクレーマー・バカ、SNSで自らの愚かさを世に知らしめる新手のバカ、常人には理解不能な真正のバカ。だが、笑ってばかりもいられない。血税を食い潰す役人、保身しか頭にない政治家、危機管理能力のない政府……バカは、いまやこの国の中枢まで侵食しつつあるのだ。ベストセラー作家がツッコミながらも警鐘を鳴らす、笑いと怒りの123篇!

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Posted by ブクログ

私はタイトルに「バカ」が付く本に強い愛着を持っています。
本書はすばらしいタイトルですね。
謹んで本書を「我がバカ本のリスト」に加えさせていただきます。
百田先生とは考え方が違っていても、そのお人柄のファンです。
百田先生も私も、「バカの国」の国民です。
それにしても、最近、「おい、おい、、百田先生、大丈夫か?」

我がバカ本のリスト:

ホルスト・ガイヤー『馬鹿について―人間-この愚かなるもの』(創元社、1958)
菅原通済『馬鹿と利巧』(明玄書房、1959)

大山倍達『空手バカ一代 闘魂 拳ひとすじの人生』(サンケイ ドラマ ブックス、1972)
葛西純一『中国のバカ―日本のバカ』(太陽社、1972)
山名正太郎『馬鹿の博物誌』(U books、住宅新報社、1976)
赤塚不二夫『赤塚不二夫の天才バカ本』(徳間書店、1977)
O.E.クラップ『英雄・悪漢・馬鹿:アメリカ的性格の変貌』(新泉社、1977)

呉智英『バカにつける薬』(双葉社、1988)

伊吹卓『「バカ」になれる人ほど「人の心」がわかる』(大和出版、1990)
松本修『全国アホ・バカ分布考: はるかなる言葉の旅路』(太田出版、1993)
清水修『アホバカOL生態図鑑: おじさんたちが知らない』(碩文社、1995)
酒井冬雪『バカゲット』(イーハトーヴフロンティア、1995)
ゲッツ板谷、坂本志保,、西原理恵子 (イラスト)『バカの瞬発力』(二見書房、1999)
田口ランディ『馬鹿な男ほど愛おしい』(晶文社、2000)

小谷野敦『バカのための読書術』(ちくま新書、2001)
立花隆『東大生はバカになったか』(文藝春秋、2001)
勝谷誠彦『バカとの闘い』(新潮社、2001)
勢古浩爾の『まれに見るバカ』(洋泉社、2002)
養老孟司『バカの壁』(新潮新書、2003)
和田秀樹『バカの人:その傾向と対策』(ぜんにちパブリッシング、2005)
天久聖一、タナカ カツキ『バカドリル (扶桑社サブカルPB)』(扶桑社、2006)
ジョン・テイラー・ガット 、高尾菜つこ(翻訳)『バカをつくる学校』(成甲書房、2006)
世拗亭黙公『バカ! 馬鹿!! 墓! 佐渡ごころの付く本』(文芸社、2008)
清野とおる『バカ男子』(イースト・プレス、2009)
中川淳一郎『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書、2009)
アントニオ猪木『馬鹿になれ』(角川文庫、2010)
勢古浩爾『ビジネス書大バカ事典』(三五館、2010)

アルボムッレ・スマナサーラ『バカの理由(わけ)役立つ初期仏教法話12』(サンガ、2011)
北海道二十一世紀総合研究所(編集)『バカな大将、敵より怖い 武井正直講演録』(北海道新聞社、2013)
竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』(河出書房新社、2013)
橋本治『バカになったか、日本人』(集英社、2014)
橘玲『バカが多いのには理由がある』(集英社、2014)
千田琢哉『バカなのにできるやつ、賢いのにできないやつ』(PHP研究所、2015)
円山嚆矢『早稲田出てもバカはバカ』(ぴあ、2015)
藤田紘一郎『女はバカ、男はもっとバカ』(三五館、2015)
谷本真由美『バカ格差』(ワニブックスPLUS新書、2018)
トーマス・エリクソン『世界にバカは4人いる』(フォレスト出版、2019)
高橋歩、山﨑拓巳『まず、バカになろう』(A-Works、2019)
安達裕哉『すぐ「決めつける」バカ、まず「受けとめる」知的な人』(日本実業出版社、2019)
百田尚樹『バカの国』(新潮新書、2020)
豊田有恒『東大出てもバカはバカ』(飛鳥新社、2020)
ダニエル・カーネマン、ダン・アリエリー他『「バカ」の研究』(亜紀書房、2020)
川田伸一郎、浅野文彦(イラスト)『標本バカ』(ブックマン社、2020)
大橋高広『バカはブラック企業に入りなさい』(徳間書店、2020)

バ林家木久扇『バカのすすめ』(ダイヤモンド社、2022)
橘玲『バカと無知』 (新潮新書、2022)
池田清彦『バカにつける薬はない』(角川新書、2022)
福永活也『バカと前向きに付き合う』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス)、2023)
和田秀樹『前頭葉バカ社会 自分がバカだと気づかない人たち』(アチーブメント出版、2023)
竹内薫『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』(河出文庫、2024)
池田親生『バカになる勇気』(きずな出版、2024)
nabeobaka(ナベオバカ)『人は見た目は1割:問い力が9割 バカ啓発シリーズ』(Independently published、2025)

お終い

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

・常識や世間の感覚を知らない無能政治家
・ただただ煽り立てる事しか知らないメディア
・平和ボケしてしまった国民
それでも忠実に救護活動する自衛隊、政治判断の遅れや間違いで救えたはずの亡くなってしまった生命
バカの国は救えるのか…

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2021年10月29日

購入済み

のめり込みましたっ

ほんっとに、コレを読むと
どんだけ我々市民は
バカ達に振り回されなきゃいけないのか‼️と
呆れたり、残念な感じがすごくしました。。

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2020年04月29日

Posted by ブクログ

この本は有料個人サイト「百田尚樹チャンネル」の中から「バカ」をテーマにしたコラムをまとめたものであり、延々とバカな人達のおかしな行動を明らかにしていきます。
読めば読むほどだんだん憂鬱になりました。しかしながら一つ一つのバカに言及した語り口には爽快感があり一気に読み終えることができた。しかしまあ下品で無様な人間のなんと多い事か。
こんなバカ、あんなバカの考察はそれほど深くはないがまじめかつ、冷やかにこき下ろしている。大阪の人らしいクスッと笑かすこき下ろし方が痛快。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

世の中には考えられない理由で犯罪を犯す人や、お役所仕事、おバカな人たちがたくさんいるのだなとこの国を憂いてしまう内容。様々なパターンのおバカが並んでいて、怖さすら感じてしまう。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

序章からめっちゃ怒ってはります。
3章ぐらいになってくると言い回しにも慣れてきて、
最後の一文の皮肉は毎回クスッとなります。
今の社会福祉とか公的扶助の矛盾点も勉強になります。
バカと言われないよう、
クレーマーやモンペにならんよう、
気をつけます。

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2021年12月16日

Posted by ブクログ

政治やメディアに疑問を持っている人におすすめ。

【概要】
●「百田尚樹チャンネル」の文章からまとめられたもの
●世の中で「変だな」と思っていること

【感想】
●みんな自分は正しいことを行っていると思っているはず。だが、これだけ多くのことが是正されない社会ってどうなのだろうと思う。もしかすると是正する必要はないのかもしれない。
●政府、野党、メディアの一部を否定している。一方で、正しいことをしている人達のことは肯定しており、ただ文句を言っているだけではないことがわかる。
●政治家やメディアの関係者に読んでもらいたい。

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2020年07月18日

Posted by ブクログ

百田尚樹さんの言い回しがうまく読みやすかったです。

最初から最後まで様々なツールで現れた情けない話に対して意見を述べています。

あとがきもなく最後まで全力疾走だったのでさすがだなと思いました。

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2020年06月13日

Posted by ブクログ

★4.0(3.13)2020年4月発行。百田さんの最新刊。有料個人サイトのメルマガの文章に加筆・修正した123篇。百田さんが憤るのもよくわかりますね。一体、日本はいつからこんな国になってしまったのだろうかと。いや、残念ながら昔からそういう所はあったのかなぁ。今のコロナ騒動もそうだが、こういうのにかこつけて呆れるようなことが色々と報道されますね。日本人の良識はどこにいったのか。いや、こういうのはごく一部であることを願いたいです。日本人は政治や税金の使い方に無頓着だからこうなってしまうのかなぁ。溜息です。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ


どの話も皮肉が上手すぎで拍手喝采

幸福な生活を読んだときも思ったけど、
特に毎回最後の一文にはしびれる

コロナが落ち着いたとしても、今後日本が有事になったときに果敢に決断して対応できるとはたしかに到底思えないなと思った。こういう優秀な人が政治家になればいいのに

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2020年05月03日

Posted by ブクログ

読み物として面白いのですが、これフィクションじゃないんだよな…と思うと日本の未来が心配になり泣きたくなります。そういう意味で読後感は良くなかったです。
ホント、どうしようもないバカ政治家達は即刻辞めて欲しい。

著者のコメントにはちょいちょい笑わせてもらいました。

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2020年04月29日

Posted by ブクログ

笑っていいのか分からないが、苦笑してしまうのもあり。

『永遠の0』を書いた人であることに驚き。私自身、『永遠の0』を読んだことはないので、どんな作品を書くのか気になった。

◆安全は与えられるものではなく、自らが作り出すもの。

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2024年01月24日

Posted by ブクログ

百田氏の著書は、いつも興味深く読ませてもらってるけど、今回のは腹立たしかったり、あきれ返ったり、もやもやしたり、情けなく思ったり、負の感情でいっぱいになった。「アホやなぁ」という愛情を含んだものではなく、本当に「バカ」な人が満載でした。

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2023年01月03日

Posted by ブクログ

百田尚樹氏の嘆かわしい位にバカが増えた我が日本国をぶった斬る一冊。改めて、この国にはこんなバカがいるのかと本当に国の未来が心配になる。まずはこんなバカにならないように(なるわけないレベルのバカばかり紹介されてます)自身の人間力を磨いていこう。クレーマーバカ、SNSバカ、血税を蝕む公務員(議員)バカ等々色々なバカがいますが、共通するのは自己中心主義。自分さえ良ければ、他人が迷惑をかけても良い、この意識に帰結されますね。政務活動費や公務員の不祥事でよくニュースで取り沙汰されてるが、あんな下らないことの追求してる時間にも貴重な税金を原資とした給料が払われていると思うとたまったもんではない。政務活動費のバックトラッキングの厳正化、不正への処罰の厳正化(発覚した時点で懲戒解職で良い)。過去何度も何度も同じ事を国の公務員としてニュースになって、その度改善しますと言っているが、全く変わっていない状況を見ると、公務員というものの自浄作用はないものとし、ルールを厳しくするほかない。色んなバカはいるが、1番は県議や一部のアホな公務員(税金を原資とする給料をもらっている方々)だな。こういうやつらはクビにして、民間で自分の甘さを思い知ると良いと思う。それにしても百田さんのぶった斬りは気持ちいいな。。これくらいの論客になりたい。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

色々世の中、過剰反応と、バカを報じるバカマスコミでだんだんひどくなっている。
昔なら騒がなかったことに過剰反応して、住みにくくなった。
財政難を招く、無駄遣い、親方日の丸の考えを改めなければ、崩壊する。

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2021年02月14日

Posted by ブクログ

憤りを感じる事例、作者はよくここまで集めたと思う。
当事者の弁はないので、そのまま憤りで良いかは正直わからない。
自分もきっと何かバカをやってきただろう。
大なり小なり人はバカをやると思う。
やった後の自分がどう成長するかだと思う。
繰り返す人はバカをやったと思っていないからだろう。
自分自身はそうあってはならないと自戒する。

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2020年11月17日

Posted by ブクログ

第1章のクレーマーの話が面白かった。だんだん似たような話ばかりになっていく印象。メルマガのまとめなので一つ一つは短く、読みやすかった。

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2020年08月18日

Posted by ブクログ

第3章までのおバカさんの話は、何の為に読んでいるのか・・・だんだん胸糞悪くなってきた。本書で云うところのおバカさんが、本書を読んで反省してくれるという可能性はほとんど無いので。

第4章以降は、まだ良かったけれど。

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2020年08月04日

Posted by ブクログ

自分firstって今に始まったことではないですが、単なる騒音と活気のある祭りのような喧騒に対してクレームをつける人がいることには驚きですし、買い物でも自分を神様と勘違いして、店員さんに横柄な態度に出る人。花火を指定外の場所であげる人。
なんというか少し考えれば分かることなのに我慢できないとか、想像力のない人が増えたのかなと感じてしまいました。それとも、もともとそういう人が一定数はいて、SNSで目立つ様になってきたのか。
そう考えると、メディアにも難ありの様な気もします。生活保護や政治家、役人のモラルなど話は膨らみますが、反面教師にしたいですね。
百田さんには、ほっこりと幸せになれる記事を今度は集めてもらいたいなと思います。あんなに感動させる小説が書けるんですから。

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2020年07月02日

Posted by ブクログ

帯を見て武漢肺炎についての内容に終始するかと思いきや、それについてはまえがきのみで、大部分はニュースなどを参照し、さまざまな「バカ」について書かれたものでした。
自分が無知なので色んな人がいるもんだなとただただ呆れるばかりでした。
各記事に対してのコメントにはユーモアがあり、くすりと笑えるものになっていますが、やはり時期が時期ですのでもっと武漢肺炎についての意見が聞きたかったです。
とは言え、武漢肺炎はまだまだ終息していませんので、今は国民が一致団結して一日でも早く事態が収束することを祈るばかりです。
そのさいには、本作の続編を期待しています。

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2020年04月29日

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