【感想・ネタバレ】錨を上げよ <三> 漂流篇のレビュー

あらすじ

厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。


一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹


●あらすじ
麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。
利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。
野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!

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Posted by ブクログ

1.2巻に続きどんどん面白くなってく
麻雀店員、ホスト、右翼団体の運送会社、パチンコ店員、レコード会社、ウニの密漁とポンポンその場の思いつきで転職して恋して失恋する
全部のシーン面白い

浮気は生理的欲求とかオスの本能とかじゃなく何か健全じゃない精神的欲求から生じてるようでならないとか

他にも色々お〜なるほど!となる文章がたくさんあって何枚も写真撮った

次の4で終わりなのさみしい

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2011年(第8回)。4位。
東京で職を転々とし、レコード屋で才覚を現し始める。その時バイトの女子大生と恋に落ちるのだが、女子大生は結局アメリカのフィアンセのもとに旅立つ。
失恋又三は根室へ。ウニの密漁を始める。このあたりはソ連との最前線。覚えさせられたな、北方領土の4つの島名。とうとう自分の船を持つようになり、うはうは儲け始める。ソ連や海保の取り締まりも激しくなり、ヤクザも絡み、船も仲間も失う。失言もあり惚れた女も去っていく。女に関してはそんなんだが、すっかり頼りがいのある感じに・・・・あほだけど。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

 野生をむき出しにした男が厳戒態勢の北方領土の密漁で暴れ回る、シリーズ第3弾。

 サブタイトルの「漂流編」にふさわしい、まさに人生の荒波の中に漂流している主人公のあがきが過激に展開されていました。

 このシリーズは初めはなかなかこの主人公に共感を持てなかったのですが、巻を追うごとにこの主人公に惹かれている自分がいました。

 決して自分の人生で味わえないような過激な生き様が描かれ、その生き様を追体験しているような感じがするからかもしれません。

 次巻が最終巻、錨を上げて人生という荒海を旅することができるようになるのか、自分も味わっていきたいと思います。

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

形の定まらない男が歳を重ねて大人の年齢になる。それなりに矜持がある男の放浪ぶりは、枠をはみ出している分面白いけれど危なっかしい。
知らない世界だけれど、あり得る世界を覗き込む。

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2019年12月10日

Posted by ブクログ

4巻まで読んだけど、3巻はオモロかった。後は百田君にしてはイマイチで、眠たくなった箇所多数。イッキ読みとはいかんかったなあ。まあ、実質デヴュー作なんでやむなしかなぁ。

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2019年11月14日

Posted by ブクログ

3巻は東京暮らし、右翼団体との関わり、レコード屋での勤務、そして密猟のニュースに心動かされて北海道に向かうまで

詳しい感想は最終巻でまとめて

以下、公式の説明
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厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。

一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹

●あらすじ
麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。
利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。
野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!
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2025年03月26日

Posted by ブクログ

麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。
利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。
野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

想定と違ってた物語
海の男の物語の感動巨編を期待てたら、昭和の時代を駆け抜けた男の物語。
解説によれば、筆者本人の自伝的な小説ともあります。

正直、出向篇、座礁篇は退屈..
百田尚樹の作品でなければ、投げ出していた可能性高いです。
しかし、漂流篇、抜錨篇はしっかり想いが伝わってきました。
最後まで読み切らないと、本作の良さは理解できないと思われます。
また、百田尚樹の想い・原点を節々に感じられるところも本作の特徴です。

■漂流篇
本編が一番面白かった。
ここから話が盛り上がります。
麻雀店員、右翼、パチンコ、と様々な職を転々とし、レコード店での仕事で、ついにまともになったと思いきや、やはり女性への想い届かずで北海道へ
北海道根室でのソ連の監視をかいくぐっての密漁
この無鉄砲さもすごいですが、ここはひとつの盛り上がりです。
人生そのもの、さらに、そこで恋に落ちた久子との関係、彼女の言葉も刺さります
北方領土問題、ヤクザとのもめごと絡めて、この展開はとてもよかった
ここから、本書の骨格がしっかり見えてきた感じ

抜錨篇に続く

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2021年12月11日

Posted by ブクログ

作田又三、またもやお騒がせ。
彼にとっては、足の指がなくなろうが、ぼこぼこにされようが、貢いだ女に逃げられようが、仲間に裏切られようが、お金や資産がなくなろうが、彼にとっては大したことではないんだろう。命さえあれば、死ぬ勇気さえなければ、きっと彼は生にしがみつくだろう。
私にとって、ほとんどの人間にとって信じられないような生き方の又三も何が一番大事なのかをたくさんの失敗を繰り返し一歩後退しながらでも動いている。第四巻には何が待ってるのか楽しみだ。

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2020年09月08日

Posted by ブクログ

本書のタイトルが本巻で出てくるが、とんでもない方面(密漁船の錨かよ?!)でのハチャメチャや、女性をこうも勝手な思い込みで取っ替え引っ替えしてくれる事に共感できなくなってきたが、とはいえまぁ漂流篇とあるので我慢して読んだ。

白武久子に投げつけた「人間はどんなふうにも変われるよ。しかしどんなに過去を否定しようと、後悔しようと、やったことを消すことはできへんのや」は、どんなブーメランになるんだろ?と思い巡らせながら最終巻を読もうと思った。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

大学を中退してからの遍歴をたっぷりとページを割いて書かれている。
まさにサブタイトル通り「漂流」という感じである。
でもさすが飽きさせずに読ませてしまう力量は凄いと思う。

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2019年11月18日

Posted by ブクログ

北方領土問題も絡ませながら密漁船のくだりは面白かったが,とにかく愛と体裁のいいことを言っているが女性蔑視のひどさに読んでいて嫌気がさしてきた.

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2019年11月05日

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