錨を上げよ <三> 漂流篇

錨を上げよ <三> 漂流篇

721円 (税込)

3pt

厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。


一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹


●あらすじ
麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。
利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。
野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!

...続きを読む

錨を上げよ のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 錨を上げよ <一> 出航篇
    721円 (税込)
    著者初の自伝的小説! 『永遠の0』『海賊とよばれた男』を凌ぐ 怪物的傑作、とうとう文庫化! 一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。 ――百田尚樹 ●あらすじ 戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。 不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。 しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。 チンピラに誘われて組事務所を手伝うことになるのだが――。 激動の昭和を駆け抜ける、著者初の自伝的ピカレスクロマン。
  • 錨を上げよ <二> 座礁篇
    721円 (税込)
    百田尚樹の幻の処女作にして、最高傑作。 著者史上最も破天荒な主人公・作田又三が、 激動の昭和を駆け抜ける! 一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。 ――百田尚樹 ●あらすじ 高校を卒業して中堅スーパーに就職した又三だが、失恋を機にたった3カ月で退職。 一念発起して大学受験に見事合格するも直情的な性格が災いし、 過激派が集うサークルの先輩・沢子や、世間知らずのお嬢様・純果との恋は迷走。 「お前の生き方は、すべて女で決まるのか」?友人の言葉を背に、 恋多きトラブルメーカー・又三の流転の人生が加速する。
  • 錨を上げよ <三> 漂流篇
    721円 (税込)
    厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する! 天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。 一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。 ――百田尚樹 ●あらすじ 麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。 昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。 北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。 利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。 野生を剥き出しにした又三が北の荒海で暴れ回る!
  • 錨を上げよ <四> 抜錨篇
    721円 (税込)
    「人生は生きるに値するものだ」(本文より) 奇跡と感動の2400枚、堂々完結! 著者最初で最後の「自作小説のあとがき」も収録。 一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。 ――百田尚樹 ●あらすじ 北海道から大阪の実家に戻った又三は、ビリヤード場で知り合った保子と恋に落ち、電撃的に結婚。 さらに大学時代の親友・柿本に紹介された放送作家の仕事も軌道に乗り始める。 とうとう風来坊を卒業し、安住の地を手に入れたかに思えたその時「ある一夜の出来事」が彼を地獄に突き落とす。 又三は波乱万丈の人生に無事に“錨を下ろす”ことができるのか。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

錨を上げよ <三> 漂流篇 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月07日

    1.2巻に続きどんどん面白くなってく
    麻雀店員、ホスト、右翼団体の運送会社、パチンコ店員、レコード会社、ウニの密漁とポンポンその場の思いつきで転職して恋して失恋する
    全部のシーン面白い

    浮気は生理的欲求とかオスの本能とかじゃなく何か健全じゃない精神的欲求から生じてるようでならないとか

    他にも色々...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月05日

     野生をむき出しにした男が厳戒態勢の北方領土の密漁で暴れ回る、シリーズ第3弾。

     サブタイトルの「漂流編」にふさわしい、まさに人生の荒波の中に漂流している主人公のあがきが過激に展開されていました。

     このシリーズは初めはなかなかこの主人公に共感を持てなかったのですが、巻を追うごとにこの主人公に惹...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月10日

    形の定まらない男が歳を重ねて大人の年齢になる。それなりに矜持がある男の放浪ぶりは、枠をはみ出している分面白いけれど危なっかしい。
    知らない世界だけれど、あり得る世界を覗き込む。

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月14日

    4巻まで読んだけど、3巻はオモロかった。後は百田君にしてはイマイチで、眠たくなった箇所多数。イッキ読みとはいかんかったなあ。まあ、実質デヴュー作なんでやむなしかなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
    昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
    北方領土の海に跋扈する密漁船に乗った又三に迫る、ソ連の警備艇。
    利権を狙う地元ヤクザとのトラブルも勃発し――。
    野生を剥き出しにし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月11日

    想定と違ってた物語
    海の男の物語の感動巨編を期待てたら、昭和の時代を駆け抜けた男の物語。
    解説によれば、筆者本人の自伝的な小説ともあります。

    正直、出向篇、座礁篇は退屈..
    百田尚樹の作品でなければ、投げ出していた可能性高いです。
    しかし、漂流篇、抜錨篇はしっかり想いが伝わってきました。
    最後まで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月08日

    作田又三、またもやお騒がせ。
    彼にとっては、足の指がなくなろうが、ぼこぼこにされようが、貢いだ女に逃げられようが、仲間に裏切られようが、お金や資産がなくなろうが、彼にとっては大したことではないんだろう。命さえあれば、死ぬ勇気さえなければ、きっと彼は生にしがみつくだろう。
    私にとって、ほとんどの人間に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月14日

    本書のタイトルが本巻で出てくるが、とんでもない方面(密漁船の錨かよ?!)でのハチャメチャや、女性をこうも勝手な思い込みで取っ替え引っ替えしてくれる事に共感できなくなってきたが、とはいえまぁ漂流篇とあるので我慢して読んだ。

    白武久子に投げつけた「人間はどんなふうにも変われるよ。しかしどんなに過去を否...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月18日

    大学を中退してからの遍歴をたっぷりとページを割いて書かれている。
    まさにサブタイトル通り「漂流」という感じである。
    でもさすが飽きさせずに読ませてしまう力量は凄いと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2019年11月05日

    北方領土問題も絡ませながら密漁船のくだりは面白かったが,とにかく愛と体裁のいいことを言っているが女性蔑視のひどさに読んでいて嫌気がさしてきた.

    0

錨を上げよ <三> 漂流篇 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

百田尚樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す