百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
多重人格者との恋愛話
以下、公式のあらすじ
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いま目の前にいるのは、私が愛した“あなた”ですか?
かつて誰も経験したことのない、切なくミステリアスな恋愛の極致!!
世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑するが、屋敷の人間は皆その青年については口を硬く閉ざすのであった。次第に打ち解けていく青年と聡子。やがて、彼に隠された哀しい秘密を知った聡子はいつしか彼に惹かれはじめている自分に気づき、結ばれざる運命に翻弄される。変幻自在の作品を生み出す著者が書き下ろした、哀しくミステリアスな恋愛の極致。
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内容を詳しくは覚えていないけれども、昔に「24人のビリー・ミリガン」は読んだ事あるし
「39」(永井泰宇) でもその法的な取り扱いについてやってたので、ちょっとは多重人格についての知識はある
でもまぁ、作中でも語られているように、実際に多重人格というのは稀なのはわかる
この物語の主題としては、やはり多重人格の一人格との恋愛とはどうなるのか?だろうか
上位の役割を果たしている人格だとしても、結局は作り出された人格なわけで
その人格が本来の人格に統合されたとしたら、その人格はまったくなくなるのか?
別れていた人格が統合されると、その人格が持っていた記憶も元の人格が知る事になる
果たして、それは自分の記憶としてちゃんと認識できるのだろうか?
ただ、普通の人でも全ての記憶が鮮明なわけでもないし、自分で過去の記憶を改竄したりしているわけで
時間が経つ事で何等かの整合性が取れるようになるのかもしれない
あと、重箱の隅をつつくようなものだと知りつつ
医師の守秘義務について疑問が……
でもまぁ、フィクションですし、一応本人(?)の承認を得ているものもあるので、全てが駄目なわけではないけれど
でもまぁ気になると言えば気になる
それにしても、百田尚樹の印象が大きく変わったかな
今までの印象として
探偵ナイト・スクールは好きな番組なので、構成作家としては評価はするけど
何かとアレな発言はいかがなものかと思うし
著作としては「カエルの楽園」だけは読んでて、リアルな言行と同じで創作要素が皆無だなぁとか思ってた
でも、作家としてはこんな物語も書く人なのね
他の作品も読んでみてもいいかもと思った -
Posted by ブクログ
一時期、百田さんのYouTubeが面白くて、見ていました。その後、本書を書店で見つけて、購入しました。前半には、LGBT法についての批判が書かれていて、納得しました。そのほかの政策についても、保守系政党として、とんがりすぎず、練られている印象を受けました。ただ、百田さんは、結構口が悪いので、作らなくていい敵を作っているように感じます。最近は、詳しくは知らないけれど、去年の衆議院補選選挙で支援した飯山陽さんと仲間割れみたいになっているようです。せっかくいい政策を主張しているのに、もったいないと思いました。日本保守党の政策に興味がある人におすすめです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ新・相対性理論の改題 文庫版
時間をテーマにした話
江戸時代は
日が出てから
日没までの時間を
6等分して
その一つを1刻
としていて
..夏と冬では
1刻の長さは違う..日照時間が違うから
(今の時間だと
1刻は2時間 半刻が1時間)
夏と冬の1時間は
同じ長さではなかった..
1刻のこと..
良くわかっていなかった..
江戸時代と今では
時間の意味も違う...
人生80年として
最初の20年は子供
最後の20年は
体も頭も万全ではない
間の40年が活動出来て
そこから
眠っている時間
生活する為の
お金を稼ぐ時間や
体や環境のメンテナンス分を
引いた時間が
楽しみ やりたい事
充実した事に使える時間
この時間を
多く手に入れる
というのが
本当の 長生き
自分がその様に思っていたので
そういう事ではないか..
という風に解釈した
ウォール街の ヘティ・グリーンとか
井上靖の 時間に関する詩とか
知らない話も多く載っていて
面白かった
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Posted by ブクログ
多重人格の男性との恋愛を描いた話、面白かった!
ただ裏表紙に恋愛サスペンスとあったのでいつ殺人が起こるのかと思ってたけど、普通に恋愛小説でした。
相手がミステリアスってところにサスペンスを感じたのかな。この作者の読書層が恋愛小説なんて興味なさそうだからかな…
前半はこの人物が多重人格であることの証明と、多重人格とは?など状況の説明。あまりにも"説明だな"ってところがちょっと気になってしまったけど、自分は心理学とか好きなので内容はとても興味深かった。
中盤〜後半が本筋で、主人公と彼の恋愛模様。同じ人間なのに違う人で戸惑ったり、いつでも会えるわけではなかったりして、急速にのめり込んでいく感じが恋愛小説!って感じ
不倫である必要はなかった気はする。夫の存在感がなさすぎたし、説明要員だったのかな
最後を綺麗にまとめきらなかったところは切なさが残って好きだった。
恋愛小説を好きでよく読むけど、とても興味深いテーマだった
最初の方の説明が気になってしまったけど、星4.5くらい、私は好きだった〜 -
Posted by ブクログ
乖離性同一性障害について障害名を聞いたことがあったが具体的な症状は知らなかった。すごくリアルに描かれていたと思う。
人間誰しも大小違えど様々な性格の一面を持っていて、広志はそれぞれの性格がただまるで他人がたくさんいるように見えるだけなのではないかと思えた。
本人の中にある1人の人格を愛してしまったが、最後は本人に統合されて消えてしまう。愛し合う2人の最後の別れは辛かった。
ただ、それ以上に本人が数十年もの間自分の中に色々な人が現れて、自分自身を奪っていくという苦しみを考えるといたたまれた。
アルツハイマーの人で、乖離性同一障害に近しき症状が一時的に現れるということを以前耳にしたことがある。
そういった人に出会った時自分はどう関わればいいのか勉強になるような作品であった。