百田尚樹のレビュー一覧

  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    寓話という形をとりながら、現実社会に深く切り込んでいくかのような一冊だった。争いを避けるための正しいはずのルールに縛られ、危険を直視できず正しいリスクテイクができなくなっていく様子には思い当たる節もあり、現実の社会で起きているニュースや議論に重なる部分が多い。現実を正しく見ているか、見る努力をしているか、という問いが残り、良くも悪くも未消化感が残る作品だった。

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    2025年11月17日
  • 風の中のマリア

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    百田尚樹さんの熱量が篭った作品でした。
    オオスズメバチのアリアという蜂が主人公なのですが、私たちよりも圧倒的に短い生涯を必死に生きる姿に儚さを感じます。なんだ蜂かと思うなかれです。

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    2025年11月13日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    その国はカエルの楽園だった。カエルたちは「三戒」と呼ばれる戒律を守り、「謝りソング」を歌い、朝と夜の2回物知りカエルが説教をする…。純粋にダーク童話としても優れた読み物だが。これほど分かりやすく現代日本を象徴した寓話も稀有。
    「カエルの楽園」(2015)百田尚樹
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年10月25日
  • [新版]日本国紀<上>

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    江戸時代より前の日本史は苦手。
    でも、スラスラ読めた。
    さすが百田氏。
    彼の私見も所々入っていて、さらに面白みが深まった。
    ☆5ではない理由は、やはり日本史にそこまで興味がないからだと思う。あれば5を付けたかも。

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    2025年10月24日
  • 錨を上げよ <一> 出航篇

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    作田又三に仮託された?百田尚樹の自伝的小説。
    高校卒業までを描く。百田尚樹のしゃべりや人柄をなんとなくわかって見ると、少し立体感が増す。
    また、向こう見ずで直上的、ふらふらしてるが妙に内省的な思考もする。
    女と会っては別れ、物語は進む。
    この点は昔テレビでラブアタックなる番組に出演してた経験や自身の経験も生きているのかも。
    とくにこれといった目玉や盛り上がりはないが、先が気になり手が止まらなかった一冊。

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    2025年10月23日
  • 大放言(新潮新書)

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    自分の考えを忖度なく、表に出す。しかも書籍というかたちで広く一般に公開することの勇気、胆力に感服する。自己肯定感が高く保たれていることで、他人の非難や外野のヤジを正面から受けて立てるのだろうか。終始スパッとした物言いがすがすがしく読後感も気持ち良い。

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    2025年10月21日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    はい!続編です!

    私たちが生まれて初めて経験した、不要不急な外出はやめてねって言われて外出を半強制的制限された『コロナ禍』のオハナシ。
    もちろん、カエルの世界のお話でございます。
     
    カエルさん達は動き回ることを制限され、虫を獲ることができず痩せさらばえていき、病で死ぬのか、飢えて死ぬのか、を迫られます。

    私は飲食店で働いているわけではないですが、
    当時はニュースでよく取り上げられてましたね。
    100%こうしたらというものはないかもですが、
    上に立つ人の強い信念、他責ではなく自責として進められるかが、面白可笑しく描かれていました。

    もちろん政治的思想や想いはこめられていますが
    ファンタジーとして普通に面白いですし、
    寓話としても愉しめて、最後にメタかい!って
    空き時間にちょっとよむには、いー感じの一冊です!

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    2025年10月19日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    現代社会がそのままカエルの世界に置き換わることで、気づかなかった言葉の滑稽さや愚かさが浮き彫りになり、テレビや新聞で議員や学者達が論じているのが難しくてもっともらしく聞こえていたのがいかに欺瞞だらけかというのがこの本を読んだらよくわかる。
    コロナは終息を迎えたけど、別の問題が次々と出てきてきてウシガエル達の経済侵略もどんどん進んでる。
    新しい総裁も決まったことだし、第3章のグッドエンディングのプロメテウスのように、リーダーとしてウシガエル達に忖度することなく毅然とした態度を貫いて日本を豊かで強い国に導いてほしいなと思う。

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    2025年10月12日
  • 風の中のマリア

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    まるで自分がハチの世界に入りこんだような臨場感を味わえる作品でした。
    専門的な細やかな知識をもとにした描写は、ハチの世界観をより深くイメージさせてくれます。
    虫の話。と嫌厭せずに読んでみて本当によかった!

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    2025年09月27日
  • 夢を売る男

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    小説家としての自虐的な文章もあって面白かった。最近のYouTubeスクールやら声優スクールやらに通用する話だと感じた。日本語が喋れるから声優になれるとか、YouTubeで収益化できるとかではないんだと若者たちに伝えるのにうってつけの一冊と思う。
    小説家に、声優に、YouTuberに、なることはできる。ただ、そのために少なくない金を支払っている人がごまんといるのだなと悲しくなる。
    現代の夢を買う若者たちにどうかやめよと伝えたくなった。

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    2025年09月25日
  • 夢を売る男

    匿名

    購入済み

    これは実在する内容なのかと驚き衝撃でした。
    小説家を夢見る人なら誰もが騙される内容だと思いました。自分は小説を読むのが好きで、心弾む小説に巡り合った時などは1日中舞い上がってしまうほど嬉しくなります。これからもそうゆう小説に何度も巡り合いたいので、小説人気がまた向上するのを願ってます。

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    2025年09月12日
  • 禁断の中国史

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    百田尚樹『禁断の中国史』は、中国4000年の歴史に横たわるタブーや衝撃的な事実を暴き出す“挑戦的な歴史読み物”です。残酷な刑罰、宦官の陰謀、纏足といった事例はもちろんですが、特に衝撃的だったのは食人が「仕方なく」ではなく、文化として成り立っていたという記述でした。生存のための一時的な行為ではなく、社会の中で一定の意味や価値を持って行われていたという事実は、現代の感覚からすると恐ろしく、同時に人間文化の多様性を考えさせられます。

    しかし著者の語り口は軽妙で、重くグロテスクな題材をスラスラと読ませてしまう不思議な力があります。中国史の裏側を覗くことで、国家の成り立ちや人間の営みを新たな角度から捉え直すきっかけになるはずです。中国史に興味がある人はもちろん、価値観を揺さぶられる読書体験をしたい人におすすめしたい一冊です。

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    2025年09月11日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    読みやすくてさくっと読んでしまったけど、いろいろ考えさせられました。

    自分の生きる国の歴史や政治について、実はあまり知らないのに、わかった気になっていたのではないか

    選挙のときは、なんとなく考えたつもりになっていただけで、メディアや周りの意見に流されてはいなかっただろうか

    歌って踊るツチガエルたちのように「今が悪くなければいいし未来もきっとなんとかなる」とこれからこの国で生きていく子どもたちに無責任な選択をしていなかっただろうか

    読後はそんな問いかけが胸に残りました…

    挿絵のカエルがかわいくて、百田さんが絵も上手なことに驚きました。

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    2025年09月03日
  • 禁断の中国史

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    ネタバレ

    日本史の本をいくつか読んでいて、どうも中国の事が気になったことと、百田さんの本を読んでみたいな、というなんとなくで読んでみた。

    とにかく恐ろしすぎる。読んでいて反吐が出るような話がゴロゴロでてくる。でも作者が軽妙な語り口で書いてくれたお陰で何とか全て読み終えた。
    中国人の感覚って何か変わってるよなーとか、三國志やキングダムを読んでいて、中国ってこんなに凄い人がたくさんいたんだ!なんて熱い国だ!と思うのに、私の知っている中国は何か違う、、、社会主義だからこうなっちゃったの、、??と思っていたが、、
    それに対して答えをくれた本といえる。

    そもそも命の重さが全然違う。命もただの道具の一つに過ぎないのだろう。
    まさにホモサピエンスの残酷な性質だけをどんどん研ぎ澄ませていったのが中国人なのかもしれない。
    簡単に何万人という大虐殺がおこる件は、もうお決まりの流れ。
    最後の国防動員法の話は怖かった。
    中国に対する嫌悪感が増す、片寄った内容ではあると思うが、こういった文化や歴史を知ることで、中国の一部を理解できたかとは思う。

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    2025年09月02日
  • 影法師

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    ★★★★☆ラスト20ページくらい?を読むまでは星3だった。歴史小説は知らない言葉がたくさん出てきて、物語に入り込むまでにやや時間がかかり、イメージがわきにくかった。彦四郎の生き方、自分にも十分な才能がありながらひたすら竹馬の友勘一のために尽くす。自分が悪になっても。なぜ?ただ、彦四郎が望んだ生き方だったのだろう。全てを投げ打ってでも成功させたかったのだろう。と思う。胸が熱くなった。

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    2025年08月30日
  • 影法師

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    今風に言えば「推しのために命を賭ける」か。
    江戸時代の価値観だからこそ、この結末になってしまうだろうなと考えさせられる作品。
    本当の意味での究極の推し活だよ。

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    2025年08月12日
  • 狂った世界(新潮新書)

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    本の内容としては世の中のおもしろニュースを集めたようなものでした。

    こう言った珍事件を見聞きした際に、自分ならどう感じどう行動するか、をちゃんと考えていきたいと思います。

    今の日本にはとんでもない事件を起こす類か、無害に黙ってスマホと睨めっこしている類か、そればかりになってしまいましたが、そんな人たちばかりでどうやって世の中が良くなっていくのか、ちょっと想像もつきません。

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    2025年07月23日
  • 影法師

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    武士の時代背景と共に様々な状況から築きあげられていく友情を追う。
    人間味のあるストーリー。
    真っすぐで優しい心を持つ著者じゃないと書けないわ!もう一度読みたい。

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    2025年07月22日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    コロナ禍の生活や政治・メディアの様子を思い出しました。
    作者があとがきでふれていた『現代社会をカエルの世界に置き換えることで、見えてくるものがあるのではないか』という言葉になるほどと思いました。
    カエルの楽園の2作を読むと、周りに流されることなく自分の力で情報を得て、考えていかなければならないという気持ちになります。

    そして、相変わらず読みやすい文章と可愛い挿し絵でした!

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    2025年07月15日
  • 夢を売る男

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    とても読みやすく、面白い作品。
    ある意味、詐欺師の理論ではあるものの、飲み屋での本音は出版に対する百田氏の本音なんだろうと思った。

    中盤、自身を登場させた自虐的な一言「ラーメン屋がカレー屋になって、たこ焼き屋になる」の部分は、自分でもそういう自覚あったんだなと、笑える箇所だった。

    ジョブスになると豪語していたフリーターの本の行方だけ気になる。

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    2025年07月06日