百田尚樹のレビュー一覧

  • 風の中のマリア

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    ネタバレ

    オオスズメバチを擬人化し、主人公の働き蜂「マリア」の生涯を通じて蜂の世界を描いたユニークな小説である。この作品は、自然界の厳しさと美しさ、そして生き物たちの社会性を深く探求している。

    物語は、マリアという働き蜂の視点から展開され、彼女の日常や仲間たちとの関係が描かれる。

    物語の中で、マリアはさまざまな試練に直面する。特に、他の虫との交流や、群れの中での役割を果たすことが強調されている。彼女の成長や葛藤は、単なる虫の物語とは思えないほど感情豊かに描かれ、時には涙を誘う場面もある。自然の中で生きることの厳しさや、仲間との絆がどれほど大切であるかを教えてくれる。

    一方、擬人化されたハチたちの会

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    2024年12月06日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    政治資金パーティーや裏金問題など、ニュースで聞いたことはあるけど詳しく知らない問題が深掘りされていた。2人の対話形式だったが、文章量が多く詳細を知ることが出来てよかった。政治家は数千万を超える収入を申請せず受け取れる。少なくとも前までは出来てた。それを知って普段節約してる自分が馬鹿らしく思えてきた。だけど生きてくには節約しないとだからなー。辛い現実だけど今知って危機感を覚えられたのは良かった。

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    2024年12月01日
  • プリズム

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    多重人格者との恋愛について描かれていた。
    ちょっと切なかった。サスペンス要素はあまり感じられなくて恋愛小説って感じ。

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    2024年12月01日
  • プリズム

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    多重人格の男性との恋愛を描いた話、面白かった!
    ただ裏表紙に恋愛サスペンスとあったのでいつ殺人が起こるのかと思ってたけど、普通に恋愛小説でした。
    相手がミステリアスってところにサスペンスを感じたのかな。この作者の読書層が恋愛小説なんて興味なさそうだからかな…

    前半はこの人物が多重人格であることの証明と、多重人格とは?など状況の説明。あまりにも"説明だな"ってところがちょっと気になってしまったけど、自分は心理学とか好きなので内容はとても興味深かった。
    中盤〜後半が本筋で、主人公と彼の恋愛模様。同じ人間なのに違う人で戸惑ったり、いつでも会えるわけではなかったりして、急速にのめ

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    2024年11月18日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    時間の使い方が下手すぎると度々感じるため本書を購入しました。百田さんの文章から語られる時間についてのお話は興味深いものが多く楽しめました。
    成功している人は時間を征服している者だという言葉を踏まえ、今優先すべきものに取り組みたいです。

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    2024年10月31日
  • 逃げる力

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    逃げる力をポジティブに捉える感覚が今の自分に凄くマッチした。幸せの絶対的基準が人生の優先順位を整理してくれ、逃げる力や勇気になるのも腑に落ちた。自分は他人との比較で相対的な基準で幸せを自覚しがちなのも実感できた。孔雀と七面鳥の実例は逃げる相手や状況判断の参考として面白かった。

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    2024年10月30日
  • 風の中のマリア

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    ネタバレ

    こんなに分かりやすく、オオスズメバチ対様々な生き物の戦いを文字で味わえたことに興奮した。
    他の生物との対話の中で違いを感じ不思議に思ったり、自分の生き方に疑問を抱く。
    でもその度に、「戦うために生まれてきた戦士だ」と自分を言い聞かせる姿が、かっこよくもあり切なくもあった。

    オオスズメバチVSニホンミツバチの戦いは衝撃的で、思わずYoutubeで検索した。
    虫は決して得意じゃないから普段は見ないようにしてるけど、この本を読んだ後だと、かっこいい!!って思ったな。

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    2024年10月22日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    感想。
    「三戒」 = 平和主義ブランドを、漠然と「良いものだ」と考えていたワタシ自身が、まさに三戒を信じるツチガエル。 自分の手を汚して「平和」を守るつもりはなかったのだと、気付かされました。 
    憲法9条の改正について、多角的に考えさせられた内容でした。

    余談。
    装丁のカエルの絵が、絵本の「ふたりはいっしょ」の雰囲気に似ていて、ジャケ買いの一冊でした(笑)。 中の挿画は、著者の百田尚樹さんと最後のページにあり驚きました。 百田さん、多才ですね。

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    2024年10月10日
  • [新版]日本国紀<上>

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    とても面白かった。
    日本の歴史の少し角度を変えた見解で
    楽しく読むことができました。
    なかなか見解が面白く特に政策、歴史的な
    出来事の背景なと新しい日本の歴史を
    知ることが出来ました。
    良かったです。

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    2024年10月09日
  • 幸福な生活

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    短編集で、どんどん読みたくなっちゃう
    薄々、この話ってこういう結末かなぁと予想できちゃうんだけど、最後のページめくった先にある一言が楽しみでたまらない。良い意味で裏切られる。

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    2024年09月23日
  • 幸福な生活

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    衝撃のラスト一行、という言葉通り、ラストできちんと物語のオチをつけてくれる。予想できたものもあったが、感嘆するばかり。短いのですぐ読めるしおもしろいので、これから読書を始めようとする人にもおすすめしたい。

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    2024年09月20日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    虎ノ門のときも火曜日の百田さんの回が一番楽しみだった。LGBTや裏金問題など、この本を読むと日本の政治家が腐りきっていることがよくわかる。話は面白いが、読み進めるとあまりに酷すぎて憂鬱になる、、、

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    2024年09月16日
  • 幸福な生活

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    【どんでん返し好き集まれ!】短編集って大好き。一冊でいろんなお話が楽しめてまるで宝石箱みたい。しかしこの作品はとにかくハラハラさせられて、何が出てくるかわからないびっくり箱。最後に口がぽかんと開いてしまう様な話の詰め合わせかつ話もわかりやすい。厳しく言うとオチに想像ついてしまうものが多いけれど、それを含めても文才がありすぎるので飽きることなくドキドキさせられる。
    毎日に退屈を感じてる人におすすめな作品。

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    2024年09月11日
  • プリズム

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    精神科医の春日武彦の解説が秀逸。本職の精神科医にこれだけの賛辞を受けるだけの作品のリアリティはなかなかのもの。

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    2024年08月26日
  • 鋼のメンタル(新潮新書)

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    ネタバレ

    読みやすい
    戦争の内容とそれとの日本の比較が多い
    他人と比較せず自分の物差しをもつべき→他人の本が売れると頭にくるのは比較では?
    打たれ強さと厚顔無恥は似て非なるものだが、紙一重では?と思った
    心や性格は一瞬では変わらないのに納得→行動の継続(7つの習慣)、嫌われる勇気などに似てる内容がある

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    2024年08月11日
  • プリズム

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    乖離性同一性障害について障害名を聞いたことがあったが具体的な症状は知らなかった。すごくリアルに描かれていたと思う。

    人間誰しも大小違えど様々な性格の一面を持っていて、広志はそれぞれの性格がただまるで他人がたくさんいるように見えるだけなのではないかと思えた。
    本人の中にある1人の人格を愛してしまったが、最後は本人に統合されて消えてしまう。愛し合う2人の最後の別れは辛かった。
    ただ、それ以上に本人が数十年もの間自分の中に色々な人が現れて、自分自身を奪っていくという苦しみを考えるといたたまれた。

    アルツハイマーの人で、乖離性同一障害に近しき症状が一時的に現れるということを以前耳にしたことがある。

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    2024年08月04日
  • 幸福な生活

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    おすすめ度 ★★★★☆
    衝撃度 ★★★☆☆

    短編ストーリーで最後の一行を予想しながら読むのがおもしろかった。
    何話か、ん??っとオチが分からないものもあったけど基本的に読みやすくて大体がオチは幸せなものじゃなかった笑

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    2024年07月29日
  • 幸福な生活

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    短編でサクサク読めた!!
    最後の一行を読むのが楽しいし、ドキドキハラハラもできて楽しめる作品だった!

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    2024年07月18日
  • プリズム

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    モンスターの後、本書「プリズム」を読んだ。
    人は中身が大事。
    人は見かけで判断するな。
    この問いかけに、「モンスター」と「プリズム」が読者に問いかけてくる。
    この難解な題材に、整形と多重人格という設定も持ってくる著者にやはり天才作家と思ってしまう。
    美醜とは・・福永恒存の「私の幸福論」を読み返そうと思った。

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    2024年07月17日
  • 影法師

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    武士の友情
    武士の身分制度、同じ階級層同志でなければ出世も結婚も出来ないと言う、現代では考えられない。生まれながらの武士の階級(上士・中士・下士)は出世も、結婚も限られた階級内だけの世界で、才能・技能がなくとも長男は家督を継ぎ、親の役職を継ぐ、と言うのは、現代に残る政治家の世襲世界だ。但し次男以降は他家の婿に出されるのが通常で本書では下士の階級から異例の出世と上下の格差を超え、「命をかけて守った」二人の友情関係に涙する内容だ。文中にある下士の父が上士の無礼打ちにあった時、投げかけられた言葉「泣くな」の一言が貧しく苦しい人生を耐え抜いた結果、下士が階級を越えた国家老まで上り詰めた人生を築いたのだ

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    2024年07月14日