百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「日本国紀」著者の百田尚樹氏とジャーナリストで当該著書の編集者である有本香氏の対談。
「日本国紀」に込められた秘話や作成過程、両者の慰安婦問題、隣国に偏重した教科書問題、憲法第9条改正などについてこれでもかというくらい、ストレートに疑問を投げかけ、自説を述べられている。
正直、2人の話も100%本当なのかは分からないので、
100%信じるわけにはいかないが、
メディアというのは本当に怖いなぁと思った。
第二次世界大戦前後にコロッと考え方が入れ替わったとき、それまで正しいとされていたことが誤っていたと知らされたとき、民衆はどんな気持ちだったのだろう。
朝日新聞がそんなにも左派寄りだとは知らな -
Posted by ブクログ
最初のうちは、「おいおいネタにしては、このフリで本一冊通すのは厳しいだろ」と思っていたのですが、読みすすめるにつれ、たしかに日本の支配下時代に大切なこと(相手のことを思いやるとか、感謝の気持とか、)を日本が教えきれなかったから、こんな事になってしまったのかなと思うようになり、「確かにある意味日本が謝らないといけななぁ」という筆者の気持ちが少しわかるようになりました。
しかしながら、巻末のReferenceをみるにグローバルで客観的であろう書物が1/6くらいで、残りが所謂嫌韓本に近いような書物だったので、本書で示されている各種のエビエンスが本当に正しいんだろうか?と疑問を持った。のでマイナス1。 -
Posted by ブクログ
本屋大賞2011年版4位。文庫4分冊の超大作。作者を彷彿させる主人公の小学生から30歳までの半世紀を綴った自伝的小説。作者は自分より5歳年上で、同志社在学中にラブアタックに出場したときをリアルタイムで見てた人。ダメアタッカー大会とかでも何回か出場してるのみた記憶がある。変わった名前だし、永遠のゼロで評判になったときもすぐわかった。この本で作者の凄まじい生きざまが紹介されてるようであり、自分も大阪に住んでて大学入学まではとてもよく似た環境で生活してきたのでとても興味深かった。まあ、性格的には自分は真逆で、主人公の直情型の怒りや思い込みのパワーが自分にはなかったので、これほど過激な生き方にはならな
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Posted by ブクログ
野生をむき出しにした男が厳戒態勢の北方領土の密漁で暴れ回る、シリーズ第3弾。
サブタイトルの「漂流編」にふさわしい、まさに人生の荒波の中に漂流している主人公のあがきが過激に展開されていました。
このシリーズは初めはなかなかこの主人公に共感を持てなかったのですが、巻を追うごとにこの主人公に惹かれている自分がいました。
決して自分の人生で味わえないような過激な生き様が描かれ、その生き様を追体験しているような感じがするからかもしれません。
次巻が最終巻、錨を上げて人生という荒海を旅することができるようになるのか、自分も味わっていきたいと思います。