百田尚樹のレビュー一覧

  • プリズム

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    多重人格とは。反動形成やペルソナとは、など、心理学が学べる。本当の性格とはなにか。この本は悲恋の物語でひとつの肉体に宿るいくつもの人格の生成と消滅が描かれている。読後感、なんだか壮大でドラマチックだったな〜という感じ。

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    2025年11月18日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    百田尚樹さんの本として、まず読みやすい。
    分かりやすい言葉と具体例であり、文が理解しやすい。
    時間の意義もだが、小説を書いている私としては、"文学は人々に生きる勇気を与えるもの"という言葉が印象に残っている。

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    2025年11月13日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    これはフィクションでした。一度読んでいただけば良く理解できると思います。この物語で私が感じたことは、この国は何も独立できていないということです。国民一人一人が独立していない。流されて生かされているだけだということです。それが嫌なら今から勉強したほうがいいでしょう。しかし、それに気づいても既に警鐘を鳴らされた時ではもう手遅れなのかもしれません。

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    2025年11月13日
  • 大常識(新潮新書)

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    著者は怒っています。政治家、世間、犯罪者の権利、コロナへの対応、日本人の道徳観について常識が失われていることへの危機感に警鐘を鳴らしています。著者の主張のほとんどが理解できる、その通りだと思いましたが、憲法9条に対する主張には多少の違和感を覚えました。

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    2025年11月12日
  • 禁断の中国史

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    百田尚樹『禁断の中国史』幻冬舎文庫。

    参議院議員になってから、やや大人しくなった感のある百田尚樹が中国と中国人に誹謗中傷、罵詈雑言を浴びせた、言いたい放題、言ったが勝ちの大放言集。かなりのキワモノな読み物である。

    『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』といった傑作を執筆した百田尚樹もついに地の底に落ちてしまったようだ。

    中国人がモラルを著しく欠いた残酷な国民であることには同意するが、遣唐使や遣隋使の時代に中国人の専売特許である残虐性を受け入れなかった日本人が南京大虐殺を行う訳がないという飛躍した論理展開は余りにも乱暴である。

    中国四千年の歴史の中で繰り返される易姓革命のたびに起こる大虐殺、

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    2025年11月11日
  • 雑談力 ストーリーで人を楽しませる

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    気軽に読める、息抜きになる本。
    伝える内容、伝え方、相手の受け止め方などについては他でも読んだことが書かれている感じ。しかしこの人の書き方というか展開力はさすが小説家だけあって面白いと思う。
    そう言いながらも最も面白かったのは最終章(南京大虐殺、従軍慰安婦、靖国参拝)についての事実に基づく著者の見解。「雑談力」という題名から少しずれている。ここを書かせてくれれば「雑談力」を書いてもいいよ、という条件だったのではないか、と勘ぐってしまう。

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    2025年11月09日
  • 幸福な生活

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    ネタバレ

    これまで百田氏の作品は長編は幾つか読んだことはありました。で、今回は短編集。

    全部で19篇収録されています。

    帯にはデカデカと「衝撃のラスト1行」とありますが、確かに最後のオチの付け方が唸らせます。

    ・・・
    作中には、社内結婚後は女性は寿退社で主婦、女性を前に猥談を平気でする等、かつての昭和な背景が描かれ、それがためにやや古色を感じる部分もあります。

    ただ、そうした中に(こそ)女性側からのカウンターアタックかのようなツイストも効果的になるわけで、これらが本作のスパイスになったと言うこともできましょう。

    ・・・
    なお、私が気に入ったものと言えば、「残りもの」、「豹変」、「ブス談義」、「

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    2025年11月08日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    もしも私がナパージュの民であったなら、どんな行動ができただろうか。そう考えては暗い気持ちになる、寓話的な物語だった。
    ローラの一生は、総じて幸せなものだったのだろうと思う。信ずるものを信じ抜き、最後は信念を抱いたままに死んでいった。よそ者であるソクラテスから見ると、あるいは傍観者である読者から見ると、どんなにやるせなく悲劇的な最期だったとしても、井の中の蛙のままでいられたローラは幸せであっただろう。虚ろな読後感が残った。

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    2025年11月02日
  • 風の中のマリア

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    オオスズメバチ(マリア)が主役の変わった小説。
    蜂って危険で嫌な奴としか思ってなかったから、蜂の種類によって性質が全然違う事、オスの蜂は毒針がないことを知った。
    蜂の種類が違う同士で縄張り争いがある事も知らなかった!

    オオスズメバチが虫を狩るのは自分が食べるためではなく、子供達を食べさせるためで、そのためには獲物を肉団子にして運ぶそうで。他の種類の虫達は恋をするためだけに生まれて死んでいくが、働き蜂はメスだけど、恋をすることなく、ただ国の子供達を食べさせるためだけに戦って死んでいく。他の虫達から見たら、何のために生きてるの?って思われる変人ならぬ変虫扱いだ。

    この小説で好きなシーンは
    木の

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    2025年10月26日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    普段は気にしないけど確かに時間は平等だし貴重だという事を再認識させてくれる。一回だけの人生だし動けなくなった時にはもう遅い。後悔のないよう生きようと思いたくなる。

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    2025年10月26日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    中身は面白いんだけど、登場人物が多すぎて、誰が何を言っていたのか思い出せなくなって、分からなくなり、読むのを途中でやめちゃいました。

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    2025年10月10日
  • 大常識(新潮新書)

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    百田尚樹さんは少々過激な物言いをされるので、敵が多い印象ですが、そこまで間違ったことは言ってないと思います。独自の理論を展開されてる部分はありますが、面白おかしく問題提起してるので考えるきっかけにはなるかもです。

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    2025年10月02日
  • 幸福な生活

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    ビデオレターが一番面白かった。
    最初の方はこういう感じかと思って楽しめたが、途中から最後まで読む前に展開が分かってしまうものは多かった。

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    2025年09月27日
  • プリズム

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    ネタバレ

    結局のところ不倫なのだと思うとあまり感動できなかった。。一つの人格を愛する以前に自分の身辺を整理なさった方が、、、と。
    解離性同一障害についてはまあ、そういうこともあるだろうなと私は寛容に受け入れるだろう。しかし思い出を共有した人格と主人格が異なる場合虚しい気持ちになるかもしれない。友人として付き合うことは難しいだろう、まして恋人や配偶者などは愛した人格以外は他人なのだから許容できないこともあるだろう。

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    2025年09月26日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    既存政党の中で唯一まともそうなだけに、批判に終始することなく、日本のために、国民のために、しっかり頑張ってもらいたい。

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    2025年09月25日
  • 成功は時間が10割(新潮文庫)

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    ベストセラー作家・百田尚樹さんの『新・相対性理論』を文庫化したもの。改題は恐らくその方が売れると踏んだから?流行りの〇〇が9割(10割)系である。内容は「時間」についての考察で、それほど実用的な内容ではない。しかし時間に対する視点は、なるほどと思われるところもある。基本的には同じ話の繰り返しなのだが、それだけ時間は大切だ、というメッセージにもなっている。百田さん好き、あるいは時間に関して興味のある人は一度読んでみていいかもしれない。

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    2025年09月25日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    "多数派"の恐ろしさを体現した一冊だった。徹底された平和主義は度を越すと返って楽園を滅ぼすことになる。作者の楽園に対する意図も相まって他人事ではないという、背筋の凍る思いをした。
    考えることを放棄した若いカエルにならないように頑張らなきゃ…

    凶暴なダルマガエルの襲撃により国を追われた2匹のアマガエル、ソクラテスとロベルト。最終的に辿り着いたのはナパージュという、ツチガエルが治める国だった。その国は「三戒」という戒律と「誤りソング」という奇妙な歌によって守られていた。しかし、ある日突然ウシガエルの魔の手にかかり…
    この内容が他人事と思えない恐怖を覚える。最初は滑稽な話だと思

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    2025年09月13日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    宗像神社に祀られている三女神 遂に通産省に生産調整の早期撤廃を要求した 会社の定款を変更し 本書の主人公国岡鉄造が出光佐三氏であり、主要舞台の「国岡商店」が出光興産であるこは、作家も出版元も隠してはいない。 

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    2025年09月12日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    読み物としての軽さは自動車のようでもあるのに、世界情勢に合わせた中身の濃い本だった。

    小さな世界でも様々な考え方があって、何らかの武器を手に取るという行為自体が防衛にも攻撃にもなってしまうという2面性が丁寧にわかりやすく描かれてる作品で、現代を風刺していて面白かった。

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    2025年09月11日
  • モンスター

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    過去の屈辱を忘れられず愛に復讐に命も金も体も使い尽くす。女性を徹底的に見下すという意思がストーリーの裏側でしっかり根付いているので、もう少し面白くなれないままで残念


    全文はブログで
    www.akapannotes.com

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    2025年09月11日