百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書を読みながら強く思い浮かんだのは、「大学をやめたこと」でした。
医療系の大学に進んだのですが、授業や実習に興味がありませんでした。
イライラしながら大学に通い続ける中で、慢性的なめまいを発症し、不安障害となってしまいました。
2年次に、「大学をやめようと思う」と両親に打ち明けたところ、「ここまで続けてきたのにもったいない」「やめた後に特にやることもないんでしょ?」と言われ、やる気もなかったのに仕方なく大学に通い続けたことを今では後悔しています。
僕が守らなければならなかったのは、「自分自身の健康」でした。
そのために、逃げるべきでした。
世間体や学歴に傷がつくことなど考え -
Posted by ブクログ
雑談というよりは百田尚樹がなぜ面白いかを書いた本。
雑談系の本が多い中で、有名な作家である百田尚樹が書いた本ならまあ読む価値はあるだろうと思い読んだ。
この本を読んで印象に残っていること
でだし(スタート)が勝負---はじめに聞く気にさせるようなパワーワードを持って来れる人は面白い。文章を書く上でもこの力は大事だと力説している。
失敗談は最強---失敗した話は、成功した話と違い笑いになりやすく受け入れられる可能性が高い。これは私も実感がある。
オタク(専門家)であれ---聞く力も大事だが、何よりその道のプロフェッショナルは話す熱量が違う。確かに私もスラムダンクやドラゴンボールといった漫 -
Posted by ブクログ
少し右に寄りすぎてはいるが、感情的なコメントは除いた事実だけは日本国民とし知っておく必要がある。それを知るには良著だと思う。
北朝鮮は日本を射程におさめ、核ミサイルがいつでも打てる状態にある。中国は尖閣諸島を奪うと明言して領海侵犯を常態化し、軍事的恫喝を与えてきている。ロシアも韓国も日本は友好国ではなく、仮想敵国としている。そんな中、日本が唯一頼みの綱とするのは、日米安全保障条約であるが、もし、日本が他国から攻撃を受けた場合、アメリカ軍が助けてくれるかは分からない。条約に書かれているからといっても、最終判断はあくまでアメリカにあり、お願いしますと、頭を下げ続けるしか手はないのが実態だ。日本が -
Posted by ブクログ
言われてみればこれまで自分の国の憲法なのにちゃんと読んだことがなかった。
仕事柄、何人も文化的な生活を保障されると言う規定は目にしていたけれど、九条は見て見ぬふりだったな。
教養としての歴史問題で、百田さんは批判されているけれど、言っていることは至極まともなんではないだろうかと思う。
確かに、簡単ではないだろう。彼の国がよほど何かあって考え方が変わらなければ、もしくはアメリカのスタンスが変わらなければこの人の言う懸念は払拭されないのだろう。
でもやはり議論は必要なのだろう。抑止力、効果はあるのかどうかなのだが、少なくともそれについて考えている国民がいるという事実は、他の国からすれば重い -
Posted by ブクログ
私は理系のため日本国憲法には全く興味はありませんでした。しかし、こんな自分でも読後は憲法改正について今後どうなっていくかが気になります。前半は憲法について書かれていて面白かったが、後半は歴史ばかりで読み進めにくかった。
今の日本国憲法はGHQが短い期間で作成したアメリカに都合の良い憲法であり、日本の今後を思っての憲法ではないと思う。特に第9条に関しては武力行使を行わず、軍隊を持たない。これは相手が攻撃してきて初めて、攻撃が出来るということであるが、これでは遅いと思う。また、憲法のために災害での救助が遅れることがあり、もっと柔軟な憲法を定めるべきだと思う。しかし、憲法改正は非常に困難で、マスコ