百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中国の歴史に詳しいというか、やばい面に詳しいおっさんが、居酒屋で喋りまくってる感じの本。
研究者ではないし、あえて、浅く、かつ、特徴的に語っている。
小説家だし、表現のプロであって、研究のプロではない。それは前提にしよう。
たくさん読み込んでいるのだろうが、誰かが研究して来たことをまとめてくれているのである。
その上で。
C国好きな人にぜひ読んでほしい。
大半は、C国と距離を置きたい人たちは知っていることばかりなのだが、やなところで本質的なところをピックしてくださっているので。
吐きそう。
ここと戦争になって、負けたらこんな目に遭うんだということをちゃんと理解した上で、話し合うとか協 -
ネタバレ 購入済み
真実
最後に明かされる衝撃の事実。これがなければ何も知らなかった祖父を追う、という形は成り立たなかっただろうが、
あそこまで引っ張るというのは現実的ではないかも。あと、どうして宮部が心変わりしたのか、というのに説得力は
あまり無いように思った。 -
購入済み
狂信的とは
高山の「狂信的」発言に異様さ、ないし違和感を抱くのだが、敢えてなのかどうなのか?
坂井三郎など名だたるパイロットも登場。戦況がどんどん悪くなる中、祖父の想いが重い。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍の現代日本をカエルの楽園に見立てた寓話。登場するキャラクターや物事が実在の何かを暗喩していて、こういうあからさまな風刺小説みたいなのは初めて読んだので面白く読んだ。
コロナに対する政府の対策は確かに後手後手に回っているけど、今後どうなるか予測もつかない事態、思い切って舵を切る覚悟も並大抵なことではないと思う…ので、全てを批判する気にはならないかなぁ。デイブレイクやマイクの見事な手のひら返しやとりあえず何でも反対しとけ!なガルディアンは滑稽の極みだった。でもまさにこれが現代日本の縮図なんだろうなぁという感想。
これを読んで、この作者がある種の人たちに蛇蝎の如く嫌われている理由がわかった(