百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人気作家の百田尚樹氏と、ジャーナリストの有本香氏が立ち上げた「日本保守党」。
そのご本人たちが、なぜ立ち上げたのか、やりたいことは何かを本にまとめた。
「日本保守党」を応援したい人だけでなく、そもそも「保守」と言ってる人は、何を大事にしたいのか、何を問題だと思っているのかを知るためにも幅広く読んでもらえると思う。
保守とは「謙虚」。
先人の積上げてきたもの、残してきたものを蔑ろにしない。変化は必要ではあるが、「俺が正義、俺が正しい、俺の感性に合わないものは間違っているので変えるべきである」とは考えない。
その上で、では日本とは何であるのか。日本人とは何であるのか。この世界の中で、どうありたいか。
そうしたことを考えるきっかけになるかな。この本で興味をもって、勉強すればいいのでは。
なんか、特定の政党の決起宣言としての本にふさわしくない感想かもしれないけども。
「保守党」自体にはいろいろ思うところはある。
今は投じられた一石に、いろんな思いがあちこちから絡まって、この先どうなっていくのかまだ見えない。
期待しているのは理念だけでなく、そこに、有本香氏が居られるから。
何をつなぎ留め、果たして、「政治」という魑魅魍魎の世界で、影響力を持てるのか。
あと、本の後半に各界からの推薦文みたいなのがあって、しかも量が多くてウザイな、とおもったんだが、案外と、べた褒めではなく、まあ頼まれたから書くけど、がんばってよ、みたいな人もいて、面白かったな。 -
Posted by ブクログ
私達が「長生きしたい」という時、無意識に「充実した時間」「喜びにあふれた時間」を過ごすという条件がついている。精神的、肉体的苦痛を伴う長生きは誰も望まない。
例えば、10年牢獄に閉じ込められ、何もできず、誰とも会わず無意味に過ごせば、その10年は時間として、なかったようなものといえる。これは、言い換えれば10年寿命が短くなったようなもの。
そうすると「充実した時間が少なければ寿命が短い」ということは「充実した時間が多ければ寿命が長い」といえる
物理的な時間が同じでも、充実した時間を多く持てば、それはその分だけ「長生き」したのと同じこと。⇒『新・相対性理論』
時間の大切さを軸に、お金や仕事、過去や現代社会、娯楽や芸術などにわたって話が展開し、面白かった。こういう考え方もあるなぁと思いながら読みすすめた。
時間は有限であり貴重なもの。当たり前だけど、大切なことと痛感した。
先人たちの「時間の浪費」を戒める言葉が耳に痛かったので、忘れないように。
「賢い人間は時間を無駄にすることに最もいらつく」(ダンテ)
「時間の浪費ほど大きな害はない」(ミケランジェロ)
「成功者のほとんどは他人が時間を浪費している間に前へ進む。私はこれを見てきた」(フォード)
「お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いである」(ナポレオン) -
Posted by ブクログ
嫌いな人は沢山いるが、百田氏もそのうちの一人。
わざと反感を買うように、むかつく言葉を意識的に使う姿勢が嫌い。
だが、自分の意見をはっきりと主張するので、考えていることは分かり易い。
面倒な争い事を避けるため、事なかれ主義で本心を言わない著名人が多い中、貴重な存在だ。
今の日本で「それは、おかしいだろ!」と文句を言っているらしいので読んでみた。
同意できないことも多いが、よくぞ言ってくれたという発言を聞くとスカッとしたりもする。
百田氏は敵と味方をはっきり区別していて、味方は擁護し敵は徹底して叩く。
例えば、安倍晋三の批判者は断じて許さず、反安倍と認識するや徹底して罵詈雑言で非難する。
安倍晋三は常に「国益のため」「国民のため」を最優先に考えていたと信じて疑わない。
政治家は「自己の利益」を優先するのでなく、「うそ」をなくして(故安倍総理のように)国民のために働いてもらいたい。とまで言う。
百田氏は安倍信者なので朝日新聞も敵視するのは分かるが、安倍晋三と交友の深かった橋下徹が嫌いなことは初めて知った。
「ウクライナは早期降伏せよ」と橋下徹が主張するのを耳にすると、争いは回避して平和が守れるかと平和ボケ呼ばわりしている。
自分の意に反すれば批判し攻撃するという似た者どおしが、お互いを「アホよばわり」している犬猿の仲だったようだ。
ちなみに私は橋下徹も嫌い。
本書では特に百田氏の以下の考えには反対。
・憲法の戦争放棄を口実に戦力を整えないのはダメ、敵を上回る軍事力を持ってこそ平和が守れる。
・原発を動かせ、あるものは動いていようが止まっていようが災害による危険度は変わらない。
コロナワクチンについては、有効性と安全性に疑問をぶつけ、さらに政治利用したことを批判している。
確かに旅行割引キャンペーンでは、ワクチン3回接種を条件にしてたからね。
百田氏は思い込み決めつけると、反対意見は排除する傾向があるので疑いを持たずに信用するのは危険。
だから、本書をきっかけに今年はコロナワクチンの有効性と安全性の検証データは調べてみようと思った。
当初の「ワクチンを打てば感染しない」から「ワクチンを打てば重症化が防げる」に変ったり、
ワクチン接種による厳しい副反応が「因果関係が不明」として片づけられたことは記憶に新しいから。
人間百田は嫌いだが、本書の百田氏の意見には8割ほどは賛同した。
例えば、
・自称女事件
「わたしは女性」と自称すれば、女性用浴場に入っても女性用トイレに入っても許されるのか。
1%程度の人に過剰な配慮をするあまり、50%の人に恐怖や不快感を与えている。
男女兼用トイレしかない場所では、わざわざ遠くの女性用トイレまで行く人が沢山いる。
・ルッキズム批判の違和感
運動神経のいい人と悪い人、勉強ができる人とそうでない人、容姿のいい人とそうでない人がいる。
美男美女コンテストを差別だと言って騒ぐ人がいるが、
一重を二重にする、太った体をやせた姿にする、というCMが頻繁に流れても、「一重瞼のデブは悪なのか」と騒がず放置している。
・救急車に道を譲らないドライバー
これは最近、道を歩いていてよく見かけるので気になっていた。
もっとも急いでいるのは救急車であって、お前が急ぐ理由などないだろと思う。
百田氏は、私の何倍もいろんなことに腹を立てているのだろうなあ。