百田尚樹のレビュー一覧
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狂信的とは
高山の「狂信的」発言に異様さ、ないし違和感を抱くのだが、敢えてなのかどうなのか?
坂井三郎など名だたるパイロットも登場。戦況がどんどん悪くなる中、祖父の想いが重い。 -
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コロナ禍の現代日本をカエルの楽園に見立てた寓話。登場するキャラクターや物事が実在の何かを暗喩していて、こういうあからさまな風刺小説みたいなのは初めて読んだので面白く読んだ。
コロナに対する政府の対策は確かに後手後手に回っているけど、今後どうなるか予測もつかない事態、思い切って舵を切る覚悟も並大抵なことではないと思う…ので、全てを批判する気にはならないかなぁ。デイブレイクやマイクの見事な手のひら返しやとりあえず何でも反対しとけ!なガルディアンは滑稽の極みだった。でもまさにこれが現代日本の縮図なんだろうなぁという感想。
これを読んで、この作者がある種の人たちに蛇蝎の如く嫌われている理由がわかった( -
Posted by ブクログ
ネタバレ物理的な時間は同じでも充実した時間を多く持てば長生きしたのと同じになる。
便利なものとは時間を短縮できるもの。浮いた時間は娯楽に回った。
過去の時間とは、感動にある。歳を取ると感動が少なくなる=時間が短くなる。感動が多いほど、中く生きたことになる。
中国の「欄柯」という話しがもとになって浦島太郎ができた。高速で移動すると時間がとまる=ウラシマ効果。
夢中になると、体内時計が止まるのではないか。
時間を求めるのではなく、楽しい時間を求めている。
好きなことだけをして生きろ、は欺瞞に満ちている。それは不可能。仕事を好きになる。仕事を好きになると楽しい時間になる。辛い時間も楽しい思い出になる。
達 -
Posted by ブクログ
ネタバレ疑問が二点ほど…
新しい病気の流行において、パラレルワールドである理由があったのか?
終章において、敢えてハンドレッドを作者だと明かし、ソクラテスとロベルトをフェードアウトさせる意味があったのか?
普段自国で起きていることに関心の重きを置いており、近隣国の天災にしても何処か他人事のように考えていた。
しかし、本書を通して、別の国の情勢や現状を知ることは自国の防衛や発展に繋がることなのだと感じた。
また、今回のコロナウイルスの一件に関して、俯瞰で見ることが出来るのは良いなと思った。
寓話というより物語への感想になるが、最後のプロメテウスの一刀には壮快なものがあった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回、この本を手にしたのは、「人生思い通りにいかないなあ」「これから先のことを考えて生きていかなきゃなあ」と三十歳を過ぎて、やっと考えるようになったからです。
わたしは、どちらかというと、やらなければならないことを先延ばしにし、人生を無駄にしてきたことが多いです。
これを読むと、気持ちを新たにがんばろうという思いになります。
特に「時間をつぶす」という言葉は、英語で言うと「kill time」であり、無駄な時間を何となく過ごすということは、「時間を殺している」ことになるんだという話を読んで、はっとしました。
自分を振り返り、これからの人生のことを考え直したい、きっかけがほしいと思っている人にお