百田尚樹のレビュー一覧

  • 狂った世界(新潮新書)

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    百田さんが発信しているメルマガの抜粋。
    探偵ナイトスクープの製作者ということもあり、世の中をミクロに見て、普段の生活では見過ごしてしまいそうな事象にスポットライトを当てて、深掘りして「斬る」というスタイル。
    こんなにも、常識的に有り得ない、ヘンテコリンな事件が起きていることに辟易とさせられる。大人たちの「事なかれ主義」「自分の欲望と邪心」が見え隠れする極端なルール制定や、不毛な教育などなど、良識が完全に崩壊している人もいるわけで、読んでいて目を白黒させるばかりである。
    1つ1つの事件に対して、百田さんのやや過激な意見も紹介されている。例えば、受験シーズンの犯罪厳罰化キャンペーンなど。こういった

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    2025年01月29日
  • 狂った世界(新潮新書)

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    ここで取り上げている事柄は、高低あるも確かに狂っていると断じてもおかしくない内容。不寛容で醜いエゴがこれでもかと露出している現状はとても憂慮する事態だ。まあ切り抜き集なので深い内容ではないが、読むにつれ気が重くなるなあ。

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    2025年01月16日
  • プリズム

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    解離性同一性障害の男性と恋に落ちるとこんな辛い思いをするんだなとしみじみ思った。
    実際に身近に多重人格の人はいないけど、すごく興味のある分野。
    記憶がない時間があるってどれほど怖いだろう。

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    2024年12月19日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    日本保守党の二枚看板、百田氏と有本氏の「対談」。
    たいだんつか、WEB番組の「あさ8」での収録を書籍化したもの。
    以前からネットで追いかけている人には既視感いっぱいだろうから、これは、保守党に興味を持ってみた人向けかな。

    内容はまあ、自民党と左の罵倒で、一部の人には新鮮で、一部の人は拍手喝采なのだろう。

    やっぱり言葉の悪さが目立つ気がした。
    特に、百田氏の、自分と近しい人は「知性」があり、そうでない人の人格を疑うような発言は、引っ掛かる。
    仲間内でわいわいやってる分にはいいのだろうが、それを「公党」の立場でやって、判らん奴は来んでええわ、というのは、確かに一部で「右のれいわ」と感じる人が出

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    2024年11月14日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カエル世界を日本の現在に置き換えて書かれている。
    いろいろと考えさせられるのは間違いない。
    しかし著者の思惑がどうかは、深読みしないで、自分自身である時はそうだよな、と思い、ある時はそんなことある?と思ったりすればいいと思う。

    主人公の二人のアマガエルは、ツチガエルの国ナパージュの中で、客観的立場でツチガエル世界の状況をあれこれと感じ、考え、共感したり、疑ったりする。
    主人公二人は意見を異にするが、読者が一方の意見・思想に偏らず、客観的視点で両者の考えに同時に寄り添って読むことができる筋立てになっているのはよかったと思う。

    もし主人公が問題の当事者であるナパージュのツチガエルの一方の側、つ

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    2024年11月11日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    ネタバレ

    コロナ禍をテーマにした続編。前作はまさに寓話で人にも勧めやすいですが、今作はかなり直接的なので小説としては難しい評価ですが、作者のメッセージは伝わってきます。

    私はハンドレッド好きです。イエストールのことは息子さんのYouTubeは見ますが、ちゃんと知らなかったのでXフォローしてみました。
    デイブレイク、ツーステップさんは、、、。
    チェリー広場のパーティーってあれですよね。あの時このパーティーのことばかり報道され、うんざりしてました。
    終章Ⅲ(グッドエンディング)は安倍さんが亡くなった今読むと泣きそうになりました。
    今後バッドエンドにならないことを願うばかりで、テレビやなんとなく耳に入る情報

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    2024年11月04日
  • 幸福な生活

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    19個のストーリーが入った短編集。最後のページをめくった時にオチの一行が現れるようになっているため、ページをめくるドキドキ感があって楽しい。全体的に、意味が分かるとゾッとするような少し怖めの話が多い。話によってはオチが想像できてしまうものもあるが、予想できない展開もたくさんあり短時間で驚きを得られるので、スキマ時間の暇つぶしにちょうど良い。私は特に「豹変」が一番面白かったと思う。

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    2024年10月24日
  • プリズム

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    多重人格というものを丁寧に扱った作品だった。多重人格の成り立ちの生々しさも表現している。ほぼ発症している人が幼い頃に親もしくは近しい人からの虐待を受け、虐待を受け入れないために別人格を発症するのが多いらしい。役割分担することにより、自分の痛みを柔らげる装置になる。お酒を飲むと人格が変わる人も一種のこれに近いと思った。
    主人公の女性は一つの人格に恋をした。最初は不快な出会いだか、会うたび人格が変わるだけでも興味は湧き、たまに完璧な男性が現れる。望むときには出てこないだけでなく、夫と上手く行かないことも恋を加速させていたのかも。人はいつでも恋をしておきたいものなのかもしれないと感じるし、自分もずっ

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    2024年10月06日
  • [新版]日本国紀<下>

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    百田さんがこの本で述べたかったことが下巻に集約されている。
    一番多くのページを割いている、戦後。

    WGIPという、プロレス団体のような悪のキャンペーンが今の腰抜けの日本を作り出したのか?

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    2024年10月03日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

    購入済み

    会話の文書化は難しい…。

    2024年9月読了。

    今の時点で自民党総裁選は決まっていない。が、こんな調子で「自民党が財務省の言いなり」が続けば、日本は滅びると強く感じた。
    石破さんは地方再生こそ力強いが、中央の財政はオンチだし、横須賀の二代目は「ペーパーが無いと碌な喋りも出来ない」と来ている…。
    ソレがトップ2なんて、情けない話だ。

    本書は、私自身がこの番組を見ていないので、その代わりにと思って読んだのだが、やはり《会話本》はどうしても『掘りが浅くなって』しまい、知りたい事の半分も情報を得られなかった。やはり活字媒体は、しっかりとしたデータや様々な人の意見も盛り込んで、一定の方向性を持って文書化しないと、ダラダラと喋

    #スカッとする #共感する #タメになる

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    2024年09月27日
  • [新版]日本国紀<上>

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    渾身の日本史。

    井沢元彦が何冊もかけて書いた日本史を、上巻では古代から江戸まででサラッと流す。
    下巻は明治維新から現代までなので、百田尚樹氏が書きたかったのは、下巻に集約されていると推察される。

    本書を読んで思うことは「日本って本当にいい国なんだな」ということ。学校でもっと歴史の事実を教えないと、日本の良さを国民が理解しないことになる。

    これは大問題。

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    2024年09月11日
  • 今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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    韓国に謝ろうという表題だが、実際は皮肉たっぷりに、今の韓国の発展があるのは日本のお陰なのに韓国はそれをすっかり忘れているどころか、音を仇で返すような言動を取り続けている、と韓国人を批判している。
    偏見たっぷりの語り口だが、韓国人の国民性や、日韓併合前の韓国文化については勉強になった。

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    2024年09月02日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    既成政党はつまらない権力争いや裏金集めばかりで信用ならず、エリート官僚たちは出世や金で自分のことばかりで公僕とは名ばかり。世のため人のために権力を使おうという気概のある人はいないのかといつも嘆いていた。そんな中、『日本保守党』を読み、その理念に心を打たれ、「こんな政党を待っていた」と強く思った。百田尚樹氏は知識が豊富で頭の回転も速く、そのベクトルも国民の多くが目指しているところと同じ方向を向いていると思えた。これからの日本保守党の動向に注目したい。

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    2024年09月02日
  • 放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 (Hanada新書 001)

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    日本のあちこちで起こっている数々の闇を暴いてくれている

    太陽光発電で儲かる人
    LGBT法によって儲かる人
    パーティ券でお咎め受けてない人
    など、国民の税金をなんだと思ってるんだ(怒)

    もっと日本国民は怒っていいよねと問題提起してくれてるのはありがたい。こういうのすごく腹立つし、いい加減にしてほしい。国民の財産を食い潰す議員たちには退場をして欲しいが、そういう輩を追い込むような真っ当な議員が少な過ぎるまたはメディアが動かないのは非常に残念。これらに立ち向かっている勇気ある団体や対応策について前向きな議論はどう進めているかをもう少し知りたいところだ。ほとんどのことが議論すらされてないのか、論点

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    2024年08月04日
  • 雑談力 ストーリーで人を楽しませる

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    雑学集的な、
    面白い話としては、シャチとサメ、蚕の弱さ、ボクシングチャンピオンなど
    へぇーとなる話が多かった◎

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    2024年08月01日
  • 禁断の中国史

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    今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。記録によれば、日本ではコロナ真っ最中の2年程前(2022.7)に読み終えた本です。

    衝撃的なタイトルで少し読むのも幅枯れるのですが、著者があの「海賊とよばれた男」を書いた百田氏なので読む決断をしたのを記憶しています。内容は忘れてしまっているので、レビューを書きながら思い起こしたく思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・歴史上「中国」という国はありません、そんな国が存在した歴史はどこにも

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    2024年07月28日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    ネタバレ

    現実をなぞった寓話なので、小説内でも何が正しい選択なのか分からないという結論ばかりでスッキリはしないため★★★。

    あとがきで作者自身が言っている通り、カエルの世界に置き換えるだけで自分が普段、いかに簡単に立場のある人の言葉に流されているかに気がつけた。そこがこの本の素晴らしい部分。

    コロナ時代が過去になった頃にまた読みたいと思う。その時は違う視点と違う感想を持てるといいなあ。

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    2024年06月30日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    百田尚樹は嫌いだった。彼は改憲論者だし、9条を変えて戦争のできる国にしようと考えている人だと思っていたから。今までずっと平和教育で9条の大切さを学んできた。
    この本を読んで意味のない「三戒」を死守しようとすることでは平和を守れないことは理解した。でも、私は9条を捨てる気にはなれない。自分もナパージュのカエルたちのように神話に洗脳されているのかもという思いは持った。

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    2024年06月27日
  • 日本保守党 日本を豊かに、強く。

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    昨年、結成された政党です。
    日本の伝統的価値観や文化などを大事にしていくことを基本理念として掲げています。
    今後に期待したいです。

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    2024年06月23日
  • 大常識(新潮新書)

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    ネタバレ

    まずまず。
    葉に衣を着せぬのは作者ならでは。
    思想が偏っているように思えるので、鵜呑みに出来ない。

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    2024年06月09日