百田尚樹のレビュー一覧

  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    "多数派"の恐ろしさを体現した一冊だった。徹底された平和主義は度を越すと返って楽園を滅ぼすことになる。作者の楽園に対する意図も相まって他人事ではないという、背筋の凍る思いをした。
    考えることを放棄した若いカエルにならないように頑張らなきゃ…

    凶暴なダルマガエルの襲撃により国を追われた2匹のアマガエル、ソクラテスとロベルト。最終的に辿り着いたのはナパージュという、ツチガエルが治める国だった。その国は「三戒」という戒律と「誤りソング」という奇妙な歌によって守られていた。しかし、ある日突然ウシガエルの魔の手にかかり…
    この内容が他人事と思えない恐怖を覚える。最初は滑稽な話だと思

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    2025年09月13日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    宗像神社に祀られている三女神 遂に通産省に生産調整の早期撤廃を要求した 会社の定款を変更し 本書の主人公国岡鉄造が出光佐三氏であり、主要舞台の「国岡商店」が出光興産であるこは、作家も出版元も隠してはいない。 

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    2025年09月12日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    読み物としての軽さは児童書のようでもあるのに、世界情勢に合わせた中身の濃い本だった。

    小さな世界でも様々な考え方があって、何らかの武器を手に取るという行為自体が防衛にも攻撃にもなってしまうという2面性が丁寧にわかりやすく描かれてる作品で、現代を風刺していて面白かった。

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    2025年09月11日
  • モンスター

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    過去の屈辱を忘れられず愛に復讐に命も金も体も使い尽くす。女性を徹底的に見下すという意思がストーリーの裏側でしっかり根付いているので、もう少し面白くなれないままで残念


    全文はブログで
    www.akapannotes.com

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    2025年09月11日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    ネタバレ

    国岡商店は、外油と契約していない数少ない民族系の石油会社に。

    国岡商店のやったことがすごすぎる。
    イギリスがイランの原油は買うなと言っているのに、秘密裏に契約をかわし、タンカーを遣わしたり。
    “今やイラン国民にとって、「日章丸」は最大のニュースだった。一年にわたるイギリスの経済封鎖によって困窮生活を余儀なくされている国民は、今回の取り引きの成功を祈るような気持ちで見ていたのだ。”

    製油所の建設を、普通は3年かかるところを10ヶ月で成し遂げたり。
    上に立つ者の在り方で、こうも士気が上がるのかと。

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    2025年09月07日
  • 海賊とよばれた男(上)

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    ネタバレ

    サービスアパートの図書室で借りた。
    敗戦の夏、国岡鐡造は借金以外なにもかも失っていた――。20世紀の産業を興し、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か。
    出光興産創業者の出光佐三がモデル。
    2013年本屋大賞受賞。

    鐵造が興した国岡商店は「人間尊重」を大事にし、創業以来、馘首も就業規則も出勤簿も定年もない。戦後、仕事がない時でも誰ひとりとしてクビにはしなかった。
    「店員は家族」だと言って信頼していたからだ。
    “「ぼくは若か店員たちば家族と思うとる。皆、優秀やけど貧しくて上の学校さん進めんやった子供たちたい。彼らば親御さんから預かったとき

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    2025年09月07日
  • モンスター

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    整形を題材にした内容で読みやすかった。作者が男性だからなのか、美人像や主人公の言葉遣いにちょいちょい違和感はあったけど、ストーリーは面白かった。

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    2025年08月24日
  • 錨を上げよ <一> 出航篇

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    3.3

    誰の物語かも分からず読んだのですが、心情の描写が多くテンポは良くない。

    1960年〜70年位の時代描写は読んでいて面白かった。

    ここから主人公がどう進むかが楽しみです。

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    2025年08月22日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    お盆の夜に読むもんでもなかった。物語っていうより思想を読んでるみたいでつかれたよ、、でも決して思想つよみたいなかんじでうがった目で読んだつもりもない。

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    2025年08月14日
  • 風の中のマリア

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    自分に課された使命を全うすることが生物としての役割なのか。自分に置き換えてみると深く考えさせられました。蜂という世界に没入できる面白い作品でした。

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    2025年08月13日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

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    前作を忘れましたが、国や人を皮肉った内容だったというのは覚えています。今回はコロナ禍をカエルの世界に落とし込み『政治家は何してやがるんだ』『誰も信用ならねえな』といった強烈なアンチテーゼ。
    コロナ禍だった2020年、当時は見えない不安に押しつぶされそうになって、経済も止まってしまって、マスクが配られた時は『本当この国狂ってんなぁ』って思ったさ。今だからこそ思い出話みたいに語られるけど、忘れ去られることは決して無いでしょう。
    あとがきに著者の思いとして書き記されていましたが、この作品を世に出して本として出版し残したことにやはり意義があると私は感じました。3つの結末。ストーリーはファンタジー。読み

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    2025年08月01日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    やっぱり難しくて、ほとんどが流し読みでした。
    けど、今の時代にこんなリーダーがいてくれたと思う瞬間が何回もありました!

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    2025年07月29日
  • [新版]日本国紀<上>

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    改めて通史をさらいたいなと思って手に取りました。

    歴史はどこまでいっても主観性から逃れなれないということなのかな。多くを語る気は無いが、著者の自国の歴史をポジティブに捉え直すべきという思想がひしひしと伝わってくる。古き良き「美しき日本」云々か。否定する気もないが、全面的に肯定するほど子供でも無い。

    改鋳、といえば、日本史を受験科目にしていた身としては、世の中が混乱する悪いこと、という認識があったが経済政策においては一定の効果が得られたという。ならば山川の教科書すらも疑ってかかっていかなければならない。まあ、それこそ大学が存在している理由というか、本分である。

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    2025年07月21日
  • プリズム

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    恋愛サスペンスと云うか、もうちょっと甘酸っぱさと気持ち悪さが混
    百田先生は小説家として天才だと思うけど、政治には向かないな

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    2025年07月14日
  • 鋼のメンタル(新潮新書)

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    タメになるけど、だいたいごく普通のことを言っている。そう考えると、自分のメンタルは強い方なのか(笑)

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    2025年07月06日
  • 幸福な生活

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    物語の最後の一行を、楽しみに読んだ。
    最初の方のストーリーの方が面白くて、中盤から少し展開の面白みに欠けたけど、最後の幸福な生活が読み納めのストーリーで、一冊読み終えてよい読後感だなと感じた。

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    2025年06月25日
  • 幻庵 上

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    まるでドラゴンボールだ。

    時は幕末、きら星のごとく碁の天才情念が次々と現れる。
    こいつが最強とおもうとすぐにまた新たな才能がそいつをうちくだく。

    惜しむらくは家督襲名制のため、ほぼだいたいみんな似たような名前になってしまい誰が誰だか区別がつかない点。

    それとこれはドキュメンタリーかルポルタージュの書かれ方になっており小説というよりは歴史の教科書を読んでいるかのようである。ただ淡々と事実を地の文でつづられている。

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    2025年06月25日
  • 風の中のマリア

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    主人公はスズメバチのマリア。
    読者は自分が虫になったつもりで読まないとついていけない。
    しかし虫嫌いな僕にはやや辛い…

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    2025年06月24日
  • 幸福な生活

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    ネタバレ

    幸福な生活

    竹蔵雑記も700エントリーを迎えました。パチパチ。
    「永遠の0」や「風の中のマリア」で楽しませてもらった百田氏の短編集です。
    所謂、ショートショートに近い形態で、最後の一行のオチに向けてプロットや話が組み立てられています。竹蔵は昔ショートショートが好きで、「ショートショートランド」という隔月刊の雑誌を楽しみにしていたくらいです。それから30年位の年月が経ちましたが、最近はプロットとオチに趣向を凝らしたものがそんなに面白く無くなって来てしまいました。年なのか?成熟したのか?
    まあ、それはさておき、この短編集は思わずニヤリとしてしまう、ユーモアの効いた辛口のオチが用意されています。シ

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    2025年06月20日
  • 逃げる力

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    いつもの百田節満載である。
    確かに攻めるだけを強いられて来た世代からすると逃げるという言葉自体、許せないが、「逃げる力」を読んで逃げる勇気も必要であり、絶対逃げては行けない時もある、という事も理解出来た。

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    2025年06月15日