百田尚樹のレビュー一覧
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3巻は東京暮らし、右翼団体との関わり、レコード屋での勤務、そして密猟のニュースに心動かされて北海道に向かうまで
詳しい感想は最終巻でまとめて
以下、公式の説明
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厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。
一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
北方 -
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2巻は就職から退職、同志社への入学、奔放な学生生活、父の死 出奔まで
詳しい感想は最終巻でまとめて
以下、公式の説明
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百田尚樹の幻の処女作にして、最高傑作。
著者史上最も破天荒な主人公・作田又三が、 激動の昭和を駆け抜ける!
一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
高校を卒業して中堅スーパーに就職した又三だが、失恋を機にたった3カ月で退職。
一念発起して大学受験に見事合格するも直情的な性格が災いし、
過激派が集うサークルの先輩・沢子や、世間知らずのお嬢様・純果との恋は迷走。
「お前の -
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著者が作家デビューする前に書いていた自伝的小説らしい
詳しい感想は最終巻でまとめて
1巻は幼少期から高校卒業まで
以下、公式の説明
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著者初の自伝的小説!
『永遠の0』『海賊とよばれた男』を凌ぐ 怪物的傑作、とうとう文庫化!
一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。
しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。
チンピラ -
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気の強い剛毅な男であったが 宗像神社は鐵造の郷里である宗像に総本社がある由緒ある神社で、幼い頃より深い尊崇の念を抱いていた。 世界は再び驚倒するであろう 往来は米国のジープが走り回り 馘首も無ければ定年も無い 軍隊に応召中 これで茶を点てるのも 甲賀は鐵造が点ててくれた茶を喫みながら 新たに店員となった旧海軍の無線技術者も全国を行脚した 背広の上に外套を羽織っている GHQに石油の輸出を請願したが 今日迄雌伏した店員達よ 父にせがんで購ってもらった 八橋は昔から原油が度々田畑や水田に流れ込んだという 新会社設立の準備と政府役人との折衝や交渉の為に 苦しい耐乏生活を余儀無くされていた国民にとって
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醜さにコンプレックスを抱く少女が美しくなることを夢みて美容整形にのめり込む話。現代社会においてSNSの敷衍が止まることを知らない。若い女性は自分よりも美しい女性を日々目の当たりにすることになり、自分の世間から見た美しさを昔よりも自覚しやすくなった。その中で多くの女性がただうつくしくなるだけのために美容整形をするものは多くないだろう。誰しも何かを手に入れるために。一人の男、名誉、承認欲求、ステイタスetc。主人公は他の女性と一線を画し美しくなることは磨くこと、作品だと考えていた。しかし、最終的には美帆ではなく和として愛されたいという欲望を止められなくなっている。これは、醜い昔の姿を英介にさらけ出
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ネタバレ大人向けの童話。
物語調ではあるが、世界における日本の情勢を描いている。
読後感はゾワゾワして後味は悪め。
でも日本の未来やメディアの存在について考えさせられ、読んでよかった。
・私の印象に残ったのはローラの言動。
国が大変なことになってるのに、お構い無しで遊ぶのに忙しいと言ったり、子供を生むことに対して、女ばかりが大変な思いをするのは不当だという。
大変な思いをするのは嫌だという部分には共感するものの、無関心さや根拠のないものに対する信頼など、今の自分にも重なる部分があり、ローラの最後にはゾッとするものがあった。
・カエルの弱肉強食の世界がリアルに描かれていた。カエルが食べられる描写などはな -
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百田さんが発信しているメルマガの抜粋。
探偵ナイトスクープの製作者ということもあり、世の中をミクロに見て、普段の生活では見過ごしてしまいそうな事象にスポットライトを当てて、深掘りして「斬る」というスタイル。
こんなにも、常識的に有り得ない、ヘンテコリンな事件が起きていることに辟易とさせられる。大人たちの「事なかれ主義」「自分の欲望と邪心」が見え隠れする極端なルール制定や、不毛な教育などなど、良識が完全に崩壊している人もいるわけで、読んでいて目を白黒させるばかりである。
1つ1つの事件に対して、百田さんのやや過激な意見も紹介されている。例えば、受験シーズンの犯罪厳罰化キャンペーンなど。こういった -
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日本保守党の二枚看板、百田氏と有本氏の「対談」。
たいだんつか、WEB番組の「あさ8」での収録を書籍化したもの。
以前からネットで追いかけている人には既視感いっぱいだろうから、これは、保守党に興味を持ってみた人向けかな。
内容はまあ、自民党と左の罵倒で、一部の人には新鮮で、一部の人は拍手喝采なのだろう。
やっぱり言葉の悪さが目立つ気がした。
特に、百田氏の、自分と近しい人は「知性」があり、そうでない人の人格を疑うような発言は、引っ掛かる。
仲間内でわいわいやってる分にはいいのだろうが、それを「公党」の立場でやって、判らん奴は来んでええわ、というのは、確かに一部で「右のれいわ」と感じる人が出 -
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ネタバレカエル世界を日本の現在に置き換えて書かれている。
いろいろと考えさせられるのは間違いない。
しかし著者の思惑がどうかは、深読みしないで、自分自身である時はそうだよな、と思い、ある時はそんなことある?と思ったりすればいいと思う。
主人公の二人のアマガエルは、ツチガエルの国ナパージュの中で、客観的立場でツチガエル世界の状況をあれこれと感じ、考え、共感したり、疑ったりする。
主人公二人は意見を異にするが、読者が一方の意見・思想に偏らず、客観的視点で両者の考えに同時に寄り添って読むことができる筋立てになっているのはよかったと思う。
もし主人公が問題の当事者であるナパージュのツチガエルの一方の側、つ -
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ネタバレコロナ禍をテーマにした続編。前作はまさに寓話で人にも勧めやすいですが、今作はかなり直接的なので小説としては難しい評価ですが、作者のメッセージは伝わってきます。
私はハンドレッド好きです。イエストールのことは息子さんのYouTubeは見ますが、ちゃんと知らなかったのでXフォローしてみました。
デイブレイク、ツーステップさんは、、、。
チェリー広場のパーティーってあれですよね。あの時このパーティーのことばかり報道され、うんざりしてました。
終章Ⅲ(グッドエンディング)は安倍さんが亡くなった今読むと泣きそうになりました。
今後バッドエンドにならないことを願うばかりで、テレビやなんとなく耳に入る情報 -
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多重人格というものを丁寧に扱った作品だった。多重人格の成り立ちの生々しさも表現している。ほぼ発症している人が幼い頃に親もしくは近しい人からの虐待を受け、虐待を受け入れないために別人格を発症するのが多いらしい。役割分担することにより、自分の痛みを柔らげる装置になる。お酒を飲むと人格が変わる人も一種のこれに近いと思った。
主人公の女性は一つの人格に恋をした。最初は不快な出会いだか、会うたび人格が変わるだけでも興味は湧き、たまに完璧な男性が現れる。望むときには出てこないだけでなく、夫と上手く行かないことも恋を加速させていたのかも。人はいつでも恋をしておきたいものなのかもしれないと感じるし、自分もずっ -
購入済み
会話の文書化は難しい…。
2024年9月読了。
今の時点で自民党総裁選は決まっていない。が、こんな調子で「自民党が財務省の言いなり」が続けば、日本は滅びると強く感じた。
石破さんは地方再生こそ力強いが、中央の財政はオンチだし、横須賀の二代目は「ペーパーが無いと碌な喋りも出来ない」と来ている…。
ソレがトップ2なんて、情けない話だ。
本書は、私自身がこの番組を見ていないので、その代わりにと思って読んだのだが、やはり《会話本》はどうしても『掘りが浅くなって』しまい、知りたい事の半分も情報を得られなかった。やはり活字媒体は、しっかりとしたデータや様々な人の意見も盛り込んで、一定の方向性を持って文書化しないと、ダラダラと喋