百田尚樹のレビュー一覧

  • 風の中のマリア

    Posted by ブクログ

    虫は好きじゃないんだよ。
    特に蜂は昔顔を刺されてから、怖いんですよ…。

    なのに、次もしオオスズメバチ出会ってしまったら、格好良い!と思ってしまうだろう。
    その短い一生を懸命に生きたマリア達に献杯。

    0
    2025年05月28日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多重人格者である岩本広志と人妻で家庭教師の聡子の恋愛小説。
    幼き頃に父親と兄から壮絶な虐待を受けた結果、広志は卓也、純也、ヒロシ…といった様々な人格を生む。聡子はそのうちの卓也に恋をして不倫関係に至るが、最終的には治療が進み、全ての人格が統合されて表面的に彼らは消えてしまう。

    物語としてはなかなか面白いと思ったものの、やはり現実感というものが私にはないので社会小説としては受け入れ難い。本音と建前、自我とエス、人間って本来、多重人格じゃないかっていう問題提起や線引きについての議論みたいなパートが個人的に好き。

    0
    2025年05月19日
  • 幸福な生活

    Posted by ブクログ

    ほん怖みたいな夫婦の話。
    秘密がない夫婦なんていないのかもしれないし、そんなこと難しいかもしれないけど、秘密ごとあるのは嫌かもな

    0
    2025年05月09日
  • 百田尚樹の日本国憲法

    Posted by ブクログ

    8割程度読んで満足したので終了。

    筆者の右翼思考が強く反映されてはいるが、日本国憲法の成立過程や、公布以降一度も改憲されていないことの特殊性について知ることができた。

    防衛を考える上で現行の第9条では心許なく感じたものの、まだ知識に偏りがあるので、護憲派の意見も勉強しながら自分の考えを整理してみたい。

    0
    2025年04月23日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カエルの世界のディストピア。
    政治的だけではなく、人間ってこうなるよなあっていう感じもあった。表の綺麗な部分しかしらないカエルは幸せと勘違いしている。その幸せを裏で支えているワシの存在を知らずに。安定した幸せが続くと、平和ボケして傲慢になり自分達だけの力でこの平和が保たれているとワシを追い出す。
    最悪の最後を迎えてもなお気付かない信仰心の怖さも感じた。

    0
    2025年08月15日
  • モンスター

    Posted by ブクログ

    怖い。表情とか声、仕草も含めて外見なんだけど、やっぱり顔のパーツとか大きさとか整形でどうにかできる部分もある。

    0
    2025年04月11日
  • 風の中のマリア

    Posted by ブクログ

    ハチの話。

    何ともドラマティック。

    でも、ハチやしなぁと思うと、ちょっと冷めてしまう。

    物語としては面白い。

    0
    2025年04月06日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじを読んでもどんな内容なのかあまりわからない状態での読書。初めは病気なの?騙してるの?なんなの?って思いながら読んでいた。本気で恋してしまったら、本来ならこうすべきであろう行動よりも自分が望む方に持っていきたくなる女性の気持ちがリアルに感じた。広志には幸せになってもらいたい!卓也は本当に完璧な人格だ!

    0
    2025年04月05日
  • 狂った世界(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    普段、感じていることを上手に端的に、口語体で言語化してくれているという印象でした。そしてそれが何を意味するのかまでは、日常では思考しない分、答え合わせ的な所であるとおもいました。

    0
    2025年04月01日
  • 狂った世界(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    一昔前この作者の小説にハマった事があった

    相変わらず読み易い文章で市井の出来事について一言 って感じのエッセイ集 というかブログの時事ネタ集なのかな
    まあ一つの事件についてそんなに掘り下げなくて こんな変な事があったよ 世の中間違っとるよー てな感じ
    もうこの方のこの手の本は読まなくていいかな

    0
    2025年03月28日
  • 錨を上げよ <三> 漂流篇

    Posted by ブクログ

    3巻は東京暮らし、右翼団体との関わり、レコード屋での勤務、そして密猟のニュースに心動かされて北海道に向かうまで

    詳しい感想は最終巻でまとめて

    以下、公式の説明
    --------------------
    厳戒態勢の北方領土で、又三の密漁船が暗躍する!
    天下の風来坊・作田又三、24歳にしてソ連との国境の町・根室に立つ。

    一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
    ――百田尚樹

    ●あらすじ
    麻雀店員、見習いホスト、右翼団員、パチンコ店員、レコード店員……。
    昭和五十年代の東京を漂流するように仕事を転々とする又三は、ある日憑かれたように北海道根室の地に立つ。
    北方

    0
    2025年03月26日
  • 錨を上げよ <二> 座礁篇

    Posted by ブクログ

    2巻は就職から退職、同志社への入学、奔放な学生生活、父の死 出奔まで

    詳しい感想は最終巻でまとめて

    以下、公式の説明
    --------------------
    百田尚樹の幻の処女作にして、最高傑作。

    著者史上最も破天荒な主人公・作田又三が、 激動の昭和を駆け抜ける!

    一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
    ――百田尚樹

    ●あらすじ
    高校を卒業して中堅スーパーに就職した又三だが、失恋を機にたった3カ月で退職。
    一念発起して大学受験に見事合格するも直情的な性格が災いし、
    過激派が集うサークルの先輩・沢子や、世間知らずのお嬢様・純果との恋は迷走。
    「お前の

    0
    2025年03月25日
  • 錨を上げよ <一> 出航篇

    Posted by ブクログ

    著者が作家デビューする前に書いていた自伝的小説らしい
    詳しい感想は最終巻でまとめて

    1巻は幼少期から高校卒業まで

    以下、公式の説明
    --------------------
    著者初の自伝的小説!

    『永遠の0』『海賊とよばれた男』を凌ぐ 怪物的傑作、とうとう文庫化!

    一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
    ――百田尚樹

    ●あらすじ
    戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
    不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。
    しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。
    チンピラ

    0
    2025年03月24日
  • [新版]日本国紀<上>

    Posted by ブクログ

    情報量が多いため、気になった部分を忘れてしまった。
    付箋を貼りながら読むことをオススメする。

    鎖国状態が続き、海外情勢に疎く且つ平和ボケをしていた日本の有様がおもしろかった。
    このことをおもしろいと感じることの出来る、現在の日本平和に感謝したい。

    0
    2025年03月22日
  • 幻庵 上

    Posted by ブクログ

    囲碁に興味があるかかつ、司馬遼太郎のような歴史小説が好きな人は良いかもしれません。
    囲碁の小説は少なく個人的には楽しめましたが、登場人物が多い事、囲碁対局ページ数が多く変わり映えしないのが難点です。

    0
    2025年03月16日
  • 「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史

    Posted by ブクログ

    百田尚樹氏と有本香氏の「日本国紀」における対談形式の制作秘話という感じ。
    「日本国紀」の執筆のきっかけ、裏のテーマなどが語られている。
    教科書批判は確かに一理ある。他国の機嫌を窺う必要はないであろう。

    0
    2025年03月12日
  • 海賊とよばれた男(上)

    Posted by ブクログ

    気の強い剛毅な男であったが 宗像神社は鐵造の郷里である宗像に総本社がある由緒ある神社で、幼い頃より深い尊崇の念を抱いていた。 世界は再び驚倒するであろう 往来は米国のジープが走り回り 馘首も無ければ定年も無い 軍隊に応召中 これで茶を点てるのも 甲賀は鐵造が点ててくれた茶を喫みながら 新たに店員となった旧海軍の無線技術者も全国を行脚した 背広の上に外套を羽織っている GHQに石油の輸出を請願したが 今日迄雌伏した店員達よ 父にせがんで購ってもらった 八橋は昔から原油が度々田畑や水田に流れ込んだという 新会社設立の準備と政府役人との折衝や交渉の為に 苦しい耐乏生活を余儀無くされていた国民にとって

    0
    2025年04月02日
  • モンスター

    Posted by ブクログ

    醜さにコンプレックスを抱く少女が美しくなることを夢みて美容整形にのめり込む話。現代社会においてSNSの敷衍が止まることを知らない。若い女性は自分よりも美しい女性を日々目の当たりにすることになり、自分の世間から見た美しさを昔よりも自覚しやすくなった。その中で多くの女性がただうつくしくなるだけのために美容整形をするものは多くないだろう。誰しも何かを手に入れるために。一人の男、名誉、承認欲求、ステイタスetc。主人公は他の女性と一線を画し美しくなることは磨くこと、作品だと考えていた。しかし、最終的には美帆ではなく和として愛されたいという欲望を止められなくなっている。これは、醜い昔の姿を英介にさらけ出

    0
    2025年02月20日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大人向けの童話。
    物語調ではあるが、世界における日本の情勢を描いている。
    読後感はゾワゾワして後味は悪め。
    でも日本の未来やメディアの存在について考えさせられ、読んでよかった。
    ・私の印象に残ったのはローラの言動。
    国が大変なことになってるのに、お構い無しで遊ぶのに忙しいと言ったり、子供を生むことに対して、女ばかりが大変な思いをするのは不当だという。
    大変な思いをするのは嫌だという部分には共感するものの、無関心さや根拠のないものに対する信頼など、今の自分にも重なる部分があり、ローラの最後にはゾッとするものがあった。
    ・カエルの弱肉強食の世界がリアルに描かれていた。カエルが食べられる描写などはな

    0
    2025年02月20日
  • 海賊とよばれた男(上)

    Posted by ブクログ

    面白い。スラスラ読めていい感じ。国岡鐡造が会社を立ち上げ、仲間を集めながら奮闘する過程が描かれている。上巻は原爆が落とされたところで終了。

    0
    2025年02月11日