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Posted by ブクログ
周りから疎まれるほど醜い顔を持つ男性キャラクターはたくさんいるけど、それが女性で、しかも主人公に据えた物語はほとんどないんじゃないかな。
最近は転生ものが流行っているけど、実際はそんな簡単に人生をやり直すことなんてできない。実はすごい才能を持っていたりもしないし、前世の記憶だってない。みんな、生まれ持ったものや手が届く範囲の努力で、足掻き苦しんで生きていくしかない。その先が例え破滅だとしても。
作家である百田さん自身のことは少し苦手だけど、彼だからこそ人が抱える暗さや弱さ、闇をよく理解し、光を当てて炙り出し、物語として昇華できたように思う。
自分自身が思春期に抱えてた苦しみに寄り添ってもらえた気がして、あの頃の孤独が少し和らいだ気がする。
Posted by ブクログ
驚かされたのは、男性の作者でありながら 女性特有の生きづらさの解像度が極めて高かったところ。
学生時代の女子グループに存在する陰湿な容姿ヒエラルキーや陰口、男性から無遠慮に向けられる視線の不快感など、これを忠実に書けているのが凄いと思った。
特に「美人の性格が良いのは他者から優しく扱われて育った結果であり、不細工が屈折するのは酷い扱いを受け続けてきたからだ」という指摘は、的を得ていて面白かった。
かといって、読んでいてずっと苦しい訳でもなく、整形をし、誰もが見とれてしまうほどの美人になり、過去に酷い扱いをしてきた同級生や先生に復讐をする様は清々しく気持ちよかった。
この先どうなってしまうんだろうというドキドキもあり、面白い作品だった。
狂おしいほど好きだった人にまた会えることを願って、顔をまるっきり別人に変え、お店まで開いて、すごい執念ではあるが、それが彼女の稼ぐ理由、働く理由、生きる希望、生きる活力になっていたんだろうな〜 それはそれで幸せな気もする。
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小説・文芸
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