【感想・ネタバレ】[新版]日本国紀<上>のレビュー

あらすじ

大増量150ページ!! 著者こだわりの超大幅加筆により新しく生まれ変わった、令和完全版!


神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。聖徳太子、平清盛、北条時宗、徳川家康ら最重要人物を“一本の線"でつなぐことで国家の変遷を浮き彫りにすると同時に、大伴部博麻、荻原重秀など、重要な脇役にも焦点を当てる。当代一のストーリーテラーによる日本通史の決定版。(古代~江戸時代までを収録)


日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。<略>ヒストリーという言葉はストーリーと同じ語源とされています。つまり歴史とは「物語」です。本書は日本人の物語、いや私たち自身の壮大な物語なのです。(序にかえて、より)

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Posted by ブクログ

★4.5。
日本史を本当に簡潔にまとめた作品。
縄文から始まる日本の歩みにおいて、その道筋に特に大きく影響したイベントを中心に、一本の大きな物語として紡いでいます。
二分冊である文庫版の上巻は、明治維新まで。

膨大な資料に基づく事実確認と、作家らしい筆力によって、学校教科書とも他の歴史書とも趣の異なる一書に仕上がっています。

本書は、比較的中立的な立ち位置で、日本人目線から書かれている印象ですので、日本史を学習し始めた小中学生にとっても、つまらない教科書よりもよほどおススメです。面白いことは教育書にとっての一つの正義ですね。

また、ところどころに、これまで知らずにいた小ネタもあって、高校生以上が読んでも十分に楽しめます。

下巻も楽しみです。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

歴史がちんぷんかんぷんな私にとって教科書的に歴史を学ぶための本は、正直頭に入ってこず、、
歴史は苦手意識をもっていたのですが、歴史を知ってるのと知らないのとでは人生の楽しみ方ががらっと変わるのではと思い、覚悟を決めてこの本を手に取りました。めちゃ面白い。歴史ってこんなに面白いんだと思えたのは、初めて

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

日本の通史を簡単に面白く学べる一冊。上巻は古代〜黒船来航まで。
江戸時代に力を入れているんだろうと思いきや、古代史をかなり丁寧に分かりやすく解説していてとても意外だった。上下巻完結の通史でここまで丁寧に書かれているのは、筆者の豊富な知識と文章力の高さによるものだと思う。
歴史好きの人(特に戦国時代や幕末)にはかなり物足りなく感じるだろうが、初学者や教養を高めるために日本史を学びたい人には強くお勧めしたい。

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2024年12月27日

Posted by ブクログ

日本人として日本の歴史をもう一度再勉強したいと思って本屋さんに立ち寄った時に見かけて手に取った本。
著者が独特の思想の持ち主であるという事は後から聞いたが、とてもスラスラと読み進めることができて面白かった。

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

日本人として生まれた限りは、日本の歴史を学び直してみようと思ってとった本、
大変興味をそそられる内容でした。その中で
日本列島は、太古から多くの災害に見舞われてきたが、その都度力強く立ち直ってきた。
日本人の持つ独特の忍耐強さ、互いに助け合う心、過去を振り返らない強さ、諦めの良さなどの精神は、繰り返しやってくる災害に立ち向かってきたことで培われたのかもしれない。その意味では、わたしたちの性格は日本という風土が生んだものかもしれない。
これからおきるかもしれない南海トラフ大地震のことを思うと、ここが一番印象に残りました。

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

日本史の縄文時代から幕末までを390ページで一気に展開する。様々指摘される筆者の思想はどうあれ、引き込んで読ませる放送作家の筆致の巧みさには脱帽。外向性と内向性を繰り返して発展してきた歴史の流れが、我が国が誇るべきポイントを強調しつつ、コラムで少しだけサイドストーリーに脱線しつつ、それが全体理解のために良い補強剤となりつつ、ストーリーとして一気に把握できる形で書かれている。文章も平易で読みやすく、枝葉末節に陥らずに全体が掴める形になっている。下巻は明治維新から現代までを同じ長さで扱うため、もっと濃厚なストーリーが展開されると思うが、期待大。

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2024年04月05日

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 日本の学校で習った日本史の出来事の深堀りや日本の大きな転換点や日本史のあまり知られないところにも触れられていてとても面白い。
 特に、江戸時代の話しが面白かった。江戸時代は、学校では農業や文化が発展は五街道ができました。文化が発展しました。という事実を並べてつまらない時代と考えさせられますが、この本では江戸時代の和算を生み出した人物の凄さ、江戸時代の数学の人気さの教育の凄さを深ぼったり、本因坊算砂のような囲碁のゲーム集団が江戸にできたなどある人物を焦点にその人物の功績を挙げながら江戸時代の生活を説明していたのでとても興味深く、日本の素晴らしさを学べました。

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

応仁の乱意味なかった説、金閣銀閣は対比すべき対象とは限らない説、キリスト教宣教師への禅宗の僧からの鋭い質問、全部知らなかった。面白かった。和算と寺子屋の先進性。
現代的な視点で分かりやすく噛み砕いて説明してくれるので理解しやすく興味が深まりました。

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2023年07月27日

匿名

素晴らしい。

本当に読んで良かったです。
特に江戸時代以降。
よく調べてあるし、真実が分かる。
驚きが多いです。
日本人なのに日本の事を全く分かっていませんでした。
偏向報道が多い理由も、この本を読んで納得しました。
子供が大きくなったら絶対に読ませたいと思う内容です。
学校では教えてくれない。
近隣諸国から恨まれたり感謝されたり、その背景がよく分からなかった。
今回よく分かりました。
あと近隣諸国とアメリカから、日本がどれほどの事をされたのかも。
沢山の人に読んでほしい。学校に置いてほしい。

#泣ける #深い #タメになる

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2023年03月20日

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読みやすくわかりやすい日本の通史。日本を知ることは自分自身を知ることに繋がることを実感しました。本書を読んでからより深掘りして歴史を紐解きたくなるような思いにさせてくれたこと感謝しています。

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2023年03月05日

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日本の歴史を通して、過去の日本人の行動や思想で世界に誇れるような素晴らしいことがらを取り上げ、丁寧に解説してくれている。日本人であることに誇りと自信を持たせてくれる良書である。

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2023年01月04日

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これこそ、日本国民必読の書。仁徳天皇の大御心から犬のお伊勢参りまで。日本の、日本人が営んで来た生活、文化の歴史、誇りにして日本人は生きていかないと。

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2022年10月02日

Posted by ブクログ

江戸時代より前の日本史は苦手。
でも、スラスラ読めた。
さすが百田氏。
彼の私見も所々入っていて、さらに面白みが深まった。
☆5ではない理由は、やはり日本史にそこまで興味がないからだと思う。あれば5を付けたかも。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

とても面白かった。
日本の歴史の少し角度を変えた見解で
楽しく読むことができました。
なかなか見解が面白く特に政策、歴史的な
出来事の背景なと新しい日本の歴史を
知ることが出来ました。
良かったです。

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

友人が、おすすめ!と貸してくれた上下巻2冊
歴史のお勉強?と思いきや作者が百田尚樹氏だから読みやすい。

縄文時代 弥生時代から始まり神話の時代大和政権と続き「古事記」「日本書紀」「万葉集」の誕生、そして平安時代。
今大河ドラマ「光るきみへ」の主要人物、藤原氏の成り立ちから、なぜ武士の時代へ変換してゆくのか。

ところどころに「コラム」が有り百田氏目線の解説と意見が!
             下巻へ→

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

様々な本を読んでいる内、歴史についても改めて学びなおしたいなと思い本書を購入しました。本書では縄文時代~幕末まで通史が書かれており、歴史のおさらいをするのにはうってつけでした。個人的には徳川幕府の発足から徳川家の家系を追いながら読み進め、徳川幕府のその長さに改めて圧倒されました。

通史ゆえに1つ1つの出来事に関しては説明を省略されている部分もありますので、気になる人物や出来事があれば別途詳細を調べながら読み進めましょう。織田信長のくだりは結構あっさりしてました。

また、読んでいて難しい漢字やこれは何て読むんだっけかという単語が随所に散りばめられておりますので、こちらも調べながら読むことをおすすめします。

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2024年02月06日

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著者の多分に偏った意見が度々見られるが、それも含めて面白いと思った。愛国心を醸成されたい方は一度君されるといいと思います。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

「教科書でしばしば太字で記される出来事の裏には、名もなき人々の慟哭や嘆きがあります」という言葉が印象的でした。

事件や偉人に目が行くけれど、歴史を動かすのは名が残っていないたくさんの人です。

そして、今を生きる自分たちも“歴史の一部“なのだと思います。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

すごく右寄り!っていう口コミを事前に見てたので、そこはなるほどこの人はこういう意見なのね、というくらいで、程よく知識を得つつ、日本史の流れを面白く学べた。作者の見解を鵜呑みにするのはどうかと思うけど、歴史を見る目とか史実から想像することとか、色々学びは多かった!

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2023年07月25日

Posted by ブクログ

勉強になった、すごく面白い
歴史に興味あるけど知識が全然ないからわかりやすく書かれてる部分が多くてありがたかった

令和という元号に関して、約1300年間、元号の文言は一貫して漢籍(中国の古典書籍)から引用されてたが、21世紀になって初めての元号が和書(万葉集)から引用された
新しい時代の到来を象徴するできごとって書かれてて知らなかったから知れて良かった

貴族などの偉い人たちだけではなく平民の作品も沢山入った4500首万葉集
古事記、日本書紀を残してた人すごい!
わかりやすく簡潔にまとめてくれた百田尚樹もめちゃくちゃすごい!!

あと文武天皇701年に元号を大宝をしたのが元号の始まりらしい
今年から1322年前、、すご、、

下も読むの楽しみ

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

シンプルに読み物として面白い。

江戸時代に多くのスペースが割かれ、また幕末だけで1つの章として独立させているところから、著者が江戸時代を非常に重視していることが伺える。

著者の推測や主観がかなり入っているが、研究書ではないためこれはこれで良いだろうし、参考文献の多さからも決して思い付きで書いているわけではない。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

幕末〜大東亜戦争以外の日本史はあまり詳しくないので、ざっと読むことで基本的な知識が得られて面白かった。さすがに幕末に関してはオレも一家言あるんで全てには同意出来んけど(特に勝海舟に対する異常なまでの賛美)。

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2022年11月14日

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天皇を中心とした日本の成り立ち
万世一系に強いこだわりを感じた

なんとなく知っていたことを改めて知れて良い本だと思う
筆者独自の解釈には、きちんと書いてあったのでいいと思う

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2022年10月07日

Posted by ブクログ

おもしろかった。
いろんなことがあった歴史の
ひとつひとつがわかりやすく書いてありました。
歴史と人物など気になることが増え、
ゆかりの場所などを訪ねてみたい気持ちです。
このまま下巻も読みます。

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2022年07月10日

Posted by ブクログ

「日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。」
この一文で始まる。

小説家が書いている通史のため、ストーリーとして個々の出来事が繋がっており、すごく読みやすいです。上巻は縄文時代〜幕末、下巻は明治〜現代までが描かれています。

日本がどうやって国として出来、繁栄してきたのか?先人たちがどんな困難をどう乗り越えてきて今があるのか?自分たちの祖先はどんな人間性を持っていたのか?が分かり、とても面白かったです。

私はこの本を読んで、自分たちのルーツを知りたいという知的好奇心が満たされ、かつ日本人であることを誇りに思えました。日本のように成立して以来2,000年近く一つの国が続いた例は世界のどこにもありませんし、日本人はかつてから、誠実さ、善良さ、勤勉さを世界の人々に認められていたのです。


以下、メモ



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2025年12月03日

Posted by ブクログ

改めて通史をさらいたいなと思って手に取りました。

歴史はどこまでいっても主観性から逃れなれないということなのかな。多くを語る気は無いが、著者の自国の歴史をポジティブに捉え直すべきという思想がひしひしと伝わってくる。古き良き「美しき日本」云々か。否定する気もないが、全面的に肯定するほど子供でも無い。

改鋳、といえば、日本史を受験科目にしていた身としては、世の中が混乱する悪いこと、という認識があったが経済政策においては一定の効果が得られたという。ならば山川の教科書すらも疑ってかかっていかなければならない。まあ、それこそ大学が存在している理由というか、本分である。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

情報量が多いため、気になった部分を忘れてしまった。
付箋を貼りながら読むことをオススメする。

鎖国状態が続き、海外情勢に疎く且つ平和ボケをしていた日本の有様がおもしろかった。
このことをおもしろいと感じることの出来る、現在の日本平和に感謝したい。

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

渾身の日本史。

井沢元彦が何冊もかけて書いた日本史を、上巻では古代から江戸まででサラッと流す。
下巻は明治維新から現代までなので、百田尚樹氏が書きたかったのは、下巻に集約されていると推察される。

本書を読んで思うことは「日本って本当にいい国なんだな」ということ。学校でもっと歴史の事実を教えないと、日本の良さを国民が理解しないことになる。

これは大問題。

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2024年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

縄文時代から幕末までの教科書で教えない日本の歴史の真実
万世一系の天皇の存在とその天皇がどのように日本人に扱われていたか、そして世界に誇るべき日本人の特性を歴史の事実に基づき考察している。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

名の通り、日本史の通史である。
ところどころに日本すごいでしょ、的なコラムが鼻につく(著者からしてわかっていはいた)けれど、コンパクトにまとまっているので読みやすい。

当然、歴史書なので作者の好みや思想が反映されるが、それは歴史を読むにあたっては前提として理解しておく必要があるし、いろいろな通史を読んで自分の中の正統を作っていくのだ。
とは言え最初から日本書紀を原文で読むなんて不可能なので、入門としては良いのでは。

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2023年01月01日

Posted by ブクログ

通史なので細かい描写は少ないが、時折心に響くドラマがある。
中でもプーチン大統領が安倍首相に日露の友好を示す絵を送った話は、今となってはあり得ないことで、考えさせられた。

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2022年07月15日

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